FAKY VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

FAKY『HappyEverAfter』

■背中に文字を書いたりとかもありましたね。

Lil あんなんします?普通。(笑)

■昔から少女漫画に出てきそうなシチュエーションですね。

Lil 楽曲を作る時にTakiに話を聞いたら、昔の日本のアニメとかを結構知っていたりして、すごいなと思ったんです。

Taki フランスにいた時に、お母さんが昔、日本語を勉強させるために自分が見ていたやつを見せてくれて。壁ドンもやって欲しかったわー。(笑)

全員 (笑)

Lil ずっと言っていたんですよこれ。誰もが憧れているような、でも日本人だったらこっぱずかしくて口にできないようなことも、Takiだとできるのはすごい特技というか特色だなと思って見ていましたね。

■みなさんすごく仲良さそうですけど、恋バナみたいな話とかって普段からされるんですか?

Lil 話はします。

Hana 話はするけど。

Lil 見せられるとね。(笑) 家族のイチャつきとかって見たら、そわっとするじゃないですか。その感覚でした。「そりゃあそうだよね、好きな人の前ではそうなるよね」みたいな気持ち。

■自分たちも彼氏の前では…?

Lil そうなるんでしょうね。(笑) でも見られたくないなって思いますよね。

Hina 見たい~!

Lil そりゃ、見たいでしょうね。

Akina 全員分見たい!

■じゃあ次のシーズンに出ていただいて。(笑)

Lil 私もほんともう出たくて。

Hina ええ?!

Lil だって2人出たら3人目もって思うじゃないですか。でも年齢制限あるって聞いてすごいヘコんでたんですよ…。だから「オオカミ」の大人バージョンとかやって欲しいです。(笑)

Akina おおかみさん?

Lil いいね!「オオカミさんには騙されたい」にしよう。オファーはいつでも待っています!

■前回出演したHinaさんはオオカミ側をやってみたいとか思いますか?

Hina ちょっとやってみたいかも!

Lil 辛そうじゃない?

Hina 辛そうだけど。全然違うんでしょうね、気持ちの持ちようが。だからちょっと気にはなります。

■2020年初めまでは国内外問わず、ライブ活動を精力的に行っていたみなさんですが、コロナの影響で有観客ライブを開催しにくい状態が続いています。そのあたりはどう捉えていますか?

Lil 去年の2月後半、3月くらいから全部のイベントが中止になって、5月に初のワンマンを計画していたんですけど、それも結構早い段階で延期の判断を下して。もう少し全体が沈んだ空気になるのかなっていう印象があったんですけど、それが私たちには全然なくて。「これができないなら、次は何ができるか」っていう話にすぐシフトチェンジできたんです。ライブができていない3月終わりくらいから8月くらいまでの期間も、自分たちの中で今までよりもっと真に迫って、本当にやらなくてはなにも起きないっていうことをとても考えるようになって。その後の配信ライブでは、今までだったら出てこないような意見であったり、今までだったらできないようなことにも挑戦するようになりました。

■そうだったんですね。

Lil ワンマンライブも今年の1月にオンラインでやったんですけど、それも確実にレベルアップしているなっていうのを自分たちで肌で感じられたというか。1月のライブで私が思ったのは、自分たちの満足度を上げる作業がすごく濃く濃密になったなって。観客のみなさんが目の前にいたら、みなさんのことを第一に考えて、みなさんをどう満足させるかっていうライブの作り方をしていたんですけど、無観客になると、自分たちが一番満足していないと、画面の向こうには絶対に届かないっていうことを身に染みて分かったので。自分たちがいかに満足して、100%自信を持ったものを届けられるかっていうのを考えられたっていうのはものすごく素晴らしい時間だったなと思います。これからオンラインライブはまだ続いていくと思うし、観客ありのものも段々増えていくとは思うんですけど、またどういう爆発力があるかなっていうのは今とても楽しみな段階ですね。

■みなさんはコロナの自粛期間中は何をされていたんですか?

Mikako 私は良くも悪くも変わっていなくて。自粛期間って一歩も外に出られなかったじゃないですか。でもいつ何が来てもいいように常に構えているっていうか、常にベストな状態を作っていたいタイプなので、自粛中も関係なしに自粛前と同じことをやっていました。その中で、おうちでできるなにか、植物を育てるとかには挑戦しましたけどね。

Akina 自粛期間中はファンのみなさんがSNSのDMとかで、「会えていないけど応援してるよ」みたいなメッセージをくれたりして。ファンのみなさんとの絆を強くできた気持ちがありました。このコロナの時間はもちろん辛い日もたくさんあったんですけど、全体的にはポジティブな時間にはできたかなって個人的には思います。

■会えないからこそっていうのもありますよね。Takiさんはいかがですか?

Taki 私は自分のスキルアップのために日本語の勉強を頑張りました。毎日日本語のテレビを見ながら、なにも分かんないけどずっと笑っていました。「みんな笑っているから、私も笑お~!」って気持ちなんですけど。(笑)

全員 (笑)

Hina 私はSNSとの向き合い方が自粛中ですごく変わった部分だと思っていて。やっぱりライブができないと、発信できる場所というか、表現できる場所が本当になくなっちゃったから、その状態が苦しくて。どうにかして止めないようにしないと自分がダメになっちゃいそうだなっていうのがあったので、YouTubeを自粛が始まった時に始めて、TikTokとか、インスタとか、どうやったら自分の発信を止めずにみんなに見てもらえるかなっていうのを自粛中はすごく考えました。

■まだ有観客ライブの開催は以前のようにはできないとはいえ、2021年、FAKYの展開としては前作のドラマの主題歌があったり、今回の“HappyEverAfter”だったりと、怒涛のリリースが続いていますが、今年に入ってからのスピード感ってどうですか?

Hina 自粛に入ってからペースを下げるどころか、上げるくらいでリリースが続いているのは本当にありがたいです。リリースするたびに新しいFAKYを見せられるのはすごくありがたいなと思います。

■ライブと制作のモードの切り替えがすごく上手くいっていますよね。では最後に読者にメッセージをお願いします。

Hina 今回の楽曲で今まで見たことないFAKYがお見せできると思うんですけど、まだまだたくさんみなさんにいいものを届けられるように頑張るので、楽しみに待っていて欲しいです。

Mikako この曲を自分が感じ取ったように聴いていただければ幸いです。

Akina 大切な家族だったり、親しい友達だったり、みんな一人はいると思いますので、その人を想ってこの曲を聴いてくれれば嬉しいので、たくさん聴いて欲しいです。

Taki FAKYはまだまだこれからです!待っていてください。ぎゅんぎゅん行きます!

Lil これからも勢いを止めずに、ここからまた更にいろんなFAKYを見せられたらなって思っています。引き続き会えない期間ではありますけど、会える日を楽しみにしていますので、これからもよろしくお願いします!

Interview & Text:村上麗奈

PROFILE
ルーツもスタイルも異なる個性的な5人がジャンルの垣根を超えた音楽とダンスを届ける次世代ガールズ・ユニオンFAKY。2016年に発売した『CANDY』はiTunes総合トップアルバムにおいて、アリアナ・グランデ、レディオヘッドに次ぐ3位を獲得。2017年に発表した『Surrender』は「Spotify」Viral Top 50チャートにて日米Top10入りを果たした。2019年にガールズ・パワーをテーマにダンスシングル3部作を発表。2020年、メンバーであるHinaが高校生に大人気の恋愛リアリティーショーABEMA「月とオオカミちゃんには騙されない」に出演。その出演を通してHinaが抱いた心情をLil’ Fangが歌詞に落とし込んだ『half-moon』がFAKYを代表するヒット曲に。さらに同シリーズ「恋とオオカミには騙されない」にTakiが出演中。勢いを加速させている。
https://faky.jp/

RELEASE
『HappyEverAfter』

rhythm zone
4月26日 ON SALE