GARNiDELiA VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

GARNiDELiA

「これが自分たちのプライド」変わらぬ想いを掲げたニューシングルリリース

GARNiDELiAがニューシングル『REBEL FLAG』をリリース。デビューから一貫して歌い続ける変わらぬ想い、それをいまここであらためて掲げる勇ましくたのもしい姿。闘い続ける中で手に入れた自信は、いまこうして彼らの誇りとなり、それはつまりはわたしたちの誇りとなる。“Error”以来、シングルとしては約1年ぶりのリリースとなる今作について2人に話を訊いた。

■今回の“REBEL FLAG ”は、“Error”以来、ひさしぶりのシングルになりますね。

メイリア 「あれ?そうだっけ?」みたいな感じではあるんですけどね。一昨年は制作が続いていたので、昨年はそれを放出する年にするということでひたすらライブをやって、今回いいタイミングで「魔法少女特殊戦あすか」のお話をいただいて。シングルリリースとしては1年ぶりで、この1年間の成長もつめ込めたものになってるんじゃないかなと思います。

toku ひさしぶりにデジロックやったしね。

メイリア そう、ひさしぶりにデジロックやった感じで。

■この曲、エンディングよりオープニングな感じがしますよね。

メイリア そうなんです。「オープニングっぽいけど大丈夫ですか?」って感じだったんですけど、「全然やっちゃっていいです」ってことだったんで、「じゃあやっちゃいますよ」ってガンガンやっちゃったのがこの曲です。(笑)

■イントロからテンション上がりますからね。

メイリア めっちゃ上がりますよね。これライブだともっと上がるんですよ!まだ2回ぐらいしか披露していないんですけど、めっちゃテンション上がると思っています。自分たちのツアーでやったらもうハンパないなって。この曲、絶対すごいことになっちゃうなって。

■展開も目まぐるしくて、途中で「ちょっと待って!」って思いました。

メイリア 展開すごいですよね。「あ、こう変わるんだ」みたいな、予想もしない展開で。

toku このテンポって、例えば1番と2番が同じ感じだと飽きてしまうと思うし、そういうのを考えると、いったっきりでもう1回サビがきて終わる、くらいのほうがいいのかなと思って。もうスパッと3分台前半で終わらせるくらいがいいかなと。

■たしかに、短いけどいろんなものが詰まっているし、飽きさせないです。

toku 自分的には、伝えたい音楽性を楽曲としてすべて語り切ったうえで、3分台で終わるのがベストかなと思ったりしていて。短くても内容がギュッと詰まっているものをやってみたいなという気持ちもあったし、同じフレーズがきちゃうともったいないというか、せっかく聴いてもらうなら、違う世界にしてあげたいなと思って、結果このカタチになりました。

■なるほど。タイトルがまたガルニデらしいなと思って。デビューのときから一貫して言ってきていることを、ここであらためて掲げるという、その姿勢がカッコいいなと思いました。

メイリア メジャーデビューして5周年の年になるんですけど、いつまで経ってもうちら闘ってるし、5年間ずっと同じこと思ってるなって。そこはまったくブレていないんですよね、常に何かと闘ってるって。

■はい。そうですよね。

メイリア やっぱりもうそれがテーマなんですよね。自分たちが生きていく中での、歌っていく中での。何かにあらがって、何かと闘って、GARNiDELiAって闘いがテーマなんだなって。自分たちが本当にやりたいこととか、みんなに見せたいものを貫くためには闘わなくちゃいけないことがたくさんあって、5年間いろんなこととめっちゃ闘ってきたからこそ、いまのわたしたちがあると思ってます。“SPEED STAR”でも言っていることだし、“約束”でも言っていることだし、自分たちの思ってること、伝えたいことって一貫してこれなんだなって。だから、それをいまここであらためてフラッグとして掲げて、これが自分たちのプライド、みたいなものを込めた曲でもあるんですよね。

■なるほど。

メイリア それと、「魔法少女特殊戦あすか」は闘いもののアニメなんですけど、自分の守りたいものを守るためにもう一度闘うって決めた主人公の心情を、自分たちとリンクさせて。闘うことをテーマに書こうってなったとき、その象徴的なものってなんだろうって考えたらフラッグが浮かんだので、そこから一気に書いていった感じですね。

■2曲目の“PASSION”もいろんな音が入っていて、おもしろい仕上がりになっていますね。

メイリア これめっちゃ楽しかったなー。

toku これはスマホゲームのタイアップで、テーマは和です。

メイリア タイトルが「ミコノート」だからね。

■あ、巫女さんのことなんですか?

メイリア 巫女さんです。巫女さんが主人公のゲームで、オーダーが「踊っちゃってみたみたいなダンス曲」ってことだったんですけど、けっこう強いじゃないですか、「踊っちゃってみた」系って。だからどうやって結びつけようかなって考えていたんですけど、ゲームの世界観でいくつかキーワードがあって、それが「穢れ」とか「呪い」だったんですね。だからそのキーワードをピックアップして、それを恋愛にもっていったんです。

■あー、なるほど。

メイリア なので、ゲームのストーリーに沿っているかって言ったらそこまでじゃないんですけど、ストーリーと若干リンクをさせつつ、でもそこに寄せ過ぎると「踊っちゃってみた」の感じが出せない、どうしようって書いていった歌詞なんです。

■なんかむずかしそうだけどおもしろそうですね。

メイリア そうなんです。これはもうめちゃめちゃむずかしかったけど、すごく楽しかったんですよ。キーワードが自分の中にないもの、「呪い」とか「穢れ」とか、そもそも巫女は自分の中にないじゃないですか。(笑) だから、巫女さんはいつからいつの時代にいてとか歴史もいろいろと調べて、用語とか陰陽師とかそういうところまでいって、その時代の背景も知れたりして。そういう自分にないものをキーワードにすることで、自分にはなかったものが生まれていくっていうのがすごく楽しかったですね。

■普通の恋愛の歌にしてはちょっとドロドロしているというか、「呪い」っていう言葉なんて、なかなか使わないですからね。

メイリア 「恋愛に呪いって、どうやって書けばいいんだー!」って。(笑) いつものメイリアっぽいところも残しつつ、そういうちょっとアダルトな感じのほうにもっていくのにはどうしたらいいんだ!って悩んだあげく、「あ、これだ!」って、「あなたのことがノロイみたいに刻まれてしまって」っていうところに落ち着いて。そうやってパズルみたいに組み合わせていく気持ち良さみたいなものがすごく楽しくて、ハマったときの爽快感が半端なくて、「きたーーーーー!」みたいな。(笑) それこそゲームみたいな感覚で作れましたね。