駒形友梨 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

駒形友梨

女性声優シンガー駒形友梨が7曲7種の歌声の玉手箱をリリース!!

今夏歌手デビューをした駒形友梨。これまでに数々の人気アニメのキャラクターボイスを務め、キャラクターソングを歌ってきた人気女性声優だ。そんな彼女がこの冬に待望の1stミニアルバム『〔CORE〕』を発売する。「声優のうたう歌=アニソン」の概念を打ち破るように、様々なタイプが7曲7種に渡り収まっている今作。自身初となる作詞楽曲も収録されているのも特徴的だ。先日は「THEカラオケ★バトル」にも出演。その歌の上手さはファンのみならず、多くの人からのお墨付き。直後のTwitterでのトレンド入りがそれを物語っている。7曲7タイプで歌い分けがなされた今作は、彼女にとっても数々の新挑戦や初の試みがたっぷり詰まった1枚。彼女の魅力を歌方面でもしっかりと伝えてくれている逸品だ。

■先日の「THEカラオケ★バトル」の出演の際には、Twitterのトレンド入りを果たしたりと大反響でしたね。

駒形 そうなんです。すごく驚きました。ここ最近は全く連絡を取っていなかった友人からも久々に連絡がありましたから。(笑) 「テレビ観たよ!」って。やはりテレビの影響力って大きいんだなと改めて実感しました。

■みなさん驚いたことでしょうね。駒形さんの歌声は歌が上手い上に独特の声質も擁しているので。

駒形 ありがとうございます。

■今の生業は基本、声優さんですが、元々歌にも興味がおありだったとか?

駒形 そうなんです。小さい頃から歌うことが大好きで。それこそアニソンをマネっこして歌ったりしていました。あとアニメも好きでよく見ていたんですが、その辺りで初めて声優というお仕事を林原めぐみさんの活躍から知ったんです。林原さんがアニメのキャラクターと歌との両方をやっていらっしゃったので。どちらもできるお仕事の存在をそこで知って。「私の大好きな要素が両方ともできる職業があるなんて素晴らしい!」と。「これこそ私がなりたい職業だ!!」となりました。(笑) そこからですね、声優を目指し始めたのは。

■それはいくつくらいの時だったんですか?

駒形 小学3年生くらいでした。欲張りな性格のおかげで今の仕事をやらせていただいています。

■歌手としての駒形さんと言えば、これまではわりとキャラソンのイメージがありました。

駒形 最近で有名なのはプリキュアの主題歌だと思いますが、その前からずっとキャラソンを歌わせてもらっていました。なので、自分が前に出て歌うというよりも作品やキャラクターありきの歌の方が多かったですね。でも、それを通して学んだのが表現だったんです。このようなシチュエーションではこうやって歌おう等、演じながら歌うことを学びましたね。

■今回のミニアルバム『〔CORE〕』は7曲入りですが、曲毎各々にタイプの違う楽曲を歌い分けていますもんね。その辺りも今の話と関係がありそうな…?

駒形 ありますね。やはり純粋な歌唱力だけではなく、私がプラスして何が出来るかを考えると、やはり演技をやっている人間として、表現の部分や歌に出てくるキャラクター性を出して歌ったり、その歌の持つ世界観を更に広げることなのかなと。

■やはり事前にキャラクターが設定されているのと、自分として歌うのとでは違いますか?

駒形 違いますね。キャラクターはなり切って表現を選んでいくタイプなのに対して、オリジナルだとそれが全くなくて、表現方法は自由なので、最初はすごく不安でした。でも1stシングルを経て、今回のミニアルバムの際には、段々と自分として歌うことにも慣れてきて。その1stシングルの後もいろいろなステージを経験させていただき、その時の感情や気持ちの高ぶり等も織り交ぜながら歌ってもいいことに気づいてからは、すごく楽しくなりましたね。

■分かります。分かります。

駒形 そこが快感でもあり、楽しい部分でもあったりするので。その辺りをお客さんに「いいね」と言って評価していただけたことは、やはり嬉しいし、励みになりました。なので、作品の主題歌やキャラクターソングの時は、いろいろなことを考えながら歌っていますが、自分のオリジナル曲はさらに純粋に「歌うって楽しい!」と噛みしめながら歌っています。自分の気持ちに正直になって、その都度、瞬発で出てくるものを信じて歌う、みたいな。なので、今は可愛いくても、大人っぽくても、私は私の歌い方をしていいんだと言い聞かせて歌っています。いい意味で頭を空っぽにして歌わせていただいているんです。

■ここからは1stミニアルバム『〔CORE 〕』の話に移させていただきます。デビューシングルがアニメの主題歌ということもあり、比較的アニソンチックな歌だったので、今作も全体的にそのような路線を想像していましたが、そのような曲もありつつ、大半は全くタイプの違う曲がバラエティに富んだ形で入っていたので、ある意味驚きました。

駒形 そうなんです。全体的にウェットなアルバムになったと自分では感じていて。曲の良さを聴いて下さる方に伝えていけたらとの気持ちに重点を置きつつ、歌う曲も選ばせていただいたり。シングルのカップリングでも、アニソン的なものとは違ったタイプの楽曲への挑戦はありましたが、もし評判が良くなかったら、今回のミニアルバムの曲種は考えようとも思っていました。

■しかしふたを開けたら…?

駒形 「あの曲が一番好きです!」と言って下さる方がホントに沢山いてくださって、大好評だったんです。それならこういった様々な曲調のものにも挑戦してみようと。それもあり、多少懐かしい路線もあり、全体的に大人びた作風にしてみたんです。

■この各曲の種類や幅はかなりの大挑戦だったと察します。

駒形 あの曲が受け入れていただけたということは、もっと他にも違ったタイプの曲も歌ってもいいのではないかと、それを信じて各曲挑戦しました。