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三浦大知 VANITYMIX 2015 AUTUMN PICK UP INTERVIEW

ソロ・デビュー10年目の三浦大知が掲げるニューアルバム
たくさんの“FEVER”が詰まった理由

2005年3月にシングル『Keep It Goin’ On』でソロ・デビュー。天性の歌声とリズム感を持つエンターテイナーの三浦大知は、抜群の歌唱力と世界水準のダンスによるそのパフォーマンスが注目を集め、2013年には初となる横浜アリーナ単独公演を大成功。今回は、デビュー10周年を突破して初めてのアルバムとなる『FEVER』について、話を聞いた。

■今回リリースされるアルバム『FEVER』はどんな作品に仕上がっていますか?

三浦 今回のタイトル『FEVER』には「興奮、熱狂」という意味があって、いわゆるみんなで手をあげて盛り上がるものが一つの興奮だとしたら、もっといろんな種類の興奮や熱狂があるとアルバムを通じて伝えたかったんです。自分の心のなかにグッときて涙するものも、一つの心の興奮だと思うし、様々な“FEVER”がつまったアルバムが作れたと思います。

■『FEVER』というコンセプトを決めたきっかけは?

三浦 前回のアルバム『The Entertainer』と同様に、自分に正直になったとき感じる“こんな曲をやりたい”という気持ちを中心に作ったことで、いろんなベクトルの楽曲が生まれていきましたね。ただ、最初はハッピーな作品を作ることをコンセプトにしていたんです。とにかく明るくて、楽しくなるようなアルバムをつくりたいなと思っていたんですけど、アップテンポな曲だけでなく、バラードでも前向きな気持ちになれたり、心が晴れるような曲を届けたいと思ったときに“いろんな興奮がつまったもの”を作りたいと思うようになって……。まさに『FEVER』が“盛り上がる”や、“熱狂”という意味をもっていたので、それがコンセプトになっていったという感じです。

■〈幸せな気持ちにするためにはどんな曲をつくっていったらいいのか〉と思った先に『FEVER』があったということですね?

三浦 そうですね。コンセプトを最初からしっかり決めていたというよりは、前作の『The Entertainer』と同じように〈自分のやりたいことを思いっきり詰め込んだ〉ということで、『FEVER』がその延長線上で生まれました。今まで自分がいたエリアが『The Entertainer』をつくったことで、三浦大知像というものが確立したような気がしたんです。そのホームのようなアルバムができたことで、音楽で生きているエリアが広がったような気がして、いろんなことに挑戦できるようになりました。無人島に例えると、自分はずっと同じエリアで生活してきたんですが、『The Entertainer』が生まれたことで、“次はあの山の向こうに行ってみよう”みたいなことができるようになったかな。

■ 今回のアルバムでさらにそのフィールドは広がる、と?

三浦 そうですね。ジャンルに縛られないということは、三浦大知をやっていくなかでいつも思っていることなので。そういった意味では、いろんなことに挑戦したおもしろいアルバムになったと思っています。

■ 今回のアルバムに収録されてる楽曲も、多くのクリエイターの方と共同制作したとお聞きしました

三浦 今までもクリエイターの方々とは共同制作することが多かったんですが、今回は初めて一緒に作る方が多かったんですよ。そういった意味でいうと、“新しいことにチャレンジした”ということになるかも。

■まさに、“新しいフィールドに足を踏み入れた”ということですね。クリエイターの方々と共同制作して作った楽曲は、三浦さん自身が制作する楽曲とどんな違いがあるんですか?

三浦 切り口や価値観はクリエイターの方によって違うので、自分が書けない世界があったりして、それを歌う楽しみがありますね。歌詞に対しては、“これはこの人が作る”といった線引きはあまりしていないので、自分で書くものもあれば、クリエイターの歌詞にストーリーテラーとしてどう表現できるかを考えながら作っています。前作、今作もそこは変わらず、共同制作を楽しみながら取り組んだかな。いろんな方と音楽と通じて出会えるのも、アルバム制作の醍醐味でもありますし、刺激になっています。

■今回のアルバムで、一番可能性を感じた曲はありますか?

三浦 全曲好きなので、どの曲もたくさんの人たちに広まっていけばいいなと思っています。番組やCMなどで流していただいた曲も多く収録されていますし、ドラマ『ゴーストライター』のエンディングテーマだった“Unlock”は、オリジナルバージョンで収録されています。さらに、曲順によってシングルたちが良い意味で変化を生んでいるので、アルバムでは一味違ったシングル曲たちを楽しめるんじゃないかなと思っています。

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