SOLIDEMO VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

SOLIDEMO『Forever young』

等身大の姿が現れたポップチューン、12枚目のシングルリリース

デビュー5周年を迎えたSOLIDEMOが12枚目のシングル『Forever young』をリリース。夏らしいポップなサウンドの表題曲とカップリング曲“The Good Life”、どちらも彼らの等身大の姿が現れ、さらにはこの5年で築き上げた「らしさ」と「ならでは」がつめ込まれた。中山優貴、佐々木和也、手島章斗、木全寛幸の4人に、このシングルについて、そしてこの5年間を振り返り話してもらった。

■夏らしいシングルになりましたね。

中山 今までのSOLIDEMOにはなかった感じですよね。歌詞もこの季節にぴったりだし、僕たちだからこそ出来る楽曲かなと思って。僕はすごく好きですね。

佐々木 “Forever young”と“The Good Life”、どっちをA面にするか、すごく迷ったんだよね。

手島 コンペ曲を何曲か聴いて、その中から選ばせてもらったんですけど、最終的にこの2曲になって、“Forever young”の方が、僕は全員で歌っているイメージがすぐ出来たんですよ。僕らの良さが一番伝わるのもこの曲だと思ったし。歌詞も僕ららしいというか、キャンプ場で遊んで、また来年も来ようねっていう内容なんですけど、キャンプ場をライブ会場に変えて考えてもらったら伝わるかなって。嫌なこともあるけど、今日くらい忘れて楽しもうよって。僕ら今年5周年イヤーでもあるので、そういった意味ではファンへのメッセージにもなるんじゃないかと思ってこの曲を選びました。

■なるほど。木全さんはこの曲を聴いたときの印象はいかがでしたか?

木全 「Dメロおもろ!」って。(笑) その印象が大きかったです。

手島 QUEENにしか思えなかったよね。でも曲調はJACKSON5だと思ったから、これはJACKSON QUEENやって。(笑)

木全 混ざったね。(笑) 初めて聴いたときのインパクトが大きかったんで、聴いてくださる方にもインパクトの大きい曲じゃないかと思います。

手島 あと頭のところね。

木全 あ、初っ端「ワン、ツー、スリー、レッツゴー」って僕が言って、そこからレッツゴーするんです。(笑)

手島 あそこいいですよね。

■いいですよね。あれがあるのとないのとでは全然違うと思いますよ。

木全 ありがとうございます。あんまり褒められると……。

■褒めない方がいいですか?(笑)

木全 いや、適度には褒めてください。(笑)

■はい。(笑) 今回は2曲とも素に近い自然な楽曲なので、表現しやすかったんじゃないですか?

中山 それはありますね。MVにもそれが現れていて、今までのMVって、例えばここでメンバーがこう動くとか、割と決まりごとが多かったんですけど、今回はそういうのが特になく、自由にノリでやったことがそのまま使われていたりして。なので、僕らの素の部分がたくさん出ていると思います。

■もう楽しそうでしかないMVですよね。

中山 僕らがただ楽しんでいるだけっていう。(笑)

手島 ロケバスに乗って帰るとき、ちょっと遊び疲れた感があったもんね。(笑) 僕らプライベートでもめちゃめちゃ仲いいんで、そういう仲の良さを見せたいっていうのもあったし、そういう意味で“Forever young”を選んだところもあるんですよね。

■今回は一切女々しいところがないなと思いました。

中山 夏っていうのも大きかったかもしれないですね。夏だからみんなで盛り上がりたいなって。

手島 アップ曲を増やしたかったんですよ。僕らミディアム曲が多くて、ヴォーカルグループって基本そうなりがちなんですけど。あとは最初にホーンがあって「ワン、ツー、スリー~」ってなんかいいな、みたいな。(笑) ストリングスを使っている曲は多いけど、ホーンを使っている曲はあんまりなかったから、新しいなって。

■なるほど。

佐々木 はい。

■はい。

佐々木 女々しさ発見しました!

■発見しました?(笑)

佐々木 “Forever young”も“The Good Life”も共通して言えるのが内輪ノリで、“Forever young”のMVは僕らがただ楽しんでいるだけで、「俺ら仲間だぜ」っていうのを、僕らの中だけで楽しんでいるじゃないですか。そういうのってきっと男ならではなんじゃないかなって、そこが僕は男の女々しさだと思うんですよ。章斗が「絶対来年もこの場所へまたみんなで来ようぜ」って歌っているところも、周りは照れ隠しで「何言ってんだよ」みたいな雰囲気だけど、こういうところも結構男の女々しさだったりするのかなと思って。

■あー、なるほど。

佐々木 “The Good Life”は、ダンスチームのGANMIのSota(Kawashima)くんに振り付けをしてもらったんですけど、SOLIDEMOの内輪ノリを見せたい、僕らが楽しんでいる姿を見て楽しんでもらうっていうのをテーマにしたいって言われて。Sotaくんは“Forever young”のMVのことは知らないはずなのにって、僕すごくびっくりしたんですよ。だから“Forever young”と“The Good Life”って、実は繋がっているんだなと思ったし、どちらも内輪ノリを表現するっていう部分が、男性特有の女々しさでもあるのかなって。

■確かにそれは女性にはわからないところかもしれないです。

佐々木 男同士って、一緒にいる意味をお互い確認しないというか、あえて言葉で言わないんですよ。

手島 それをいざ口にするとこっぱずかしいっていうね。

■女同士は、例えば「来年もまた一緒に来ようね」とか、普通に言えるし、それに対して「うん!うん!」って言えちゃいますからね。

佐々木 男性は言う方も照れて言えないし、聞いたほうも「何言ってんだよ」って照れ隠ししちゃう。それが章斗の歌うところそのまんまで、あそこがもうすべてのような気がしますね。

■たしかに、女々しさかもしれないです。(笑)

佐々木 「今回は女々しさがないですよね」って言われて、「確かに…」と思ったんですけど、なんかあるかもって考えたら、ありました。(笑)

手島 そういう意味で言うと、マジ等身大の曲ですよね。

中山 本当にそうだね。あるよねこういうところ、男ってなんかさ。(笑)

■やっぱり女性は女々しくないんですよ。(笑) 思ったことは結構すぐ言うし、特に大人になればなるほど。

中山 あー、そこはまた逆ですね。大人になればなるほど言えなくなるかも、男性は。小学生のとき「また一緒にプール行こうね」とか、よく言ったじゃないですか。ああいうの、大人になったら言わないですもんね。

木全 恥ずかしくて口に出せないよね…。

中山 恥ずかしいし、子どもっぽくてダサいとか思っちゃうんだと思う、そういう言葉が。

手島 あー、そうだね。子どもっぽい自分って、やっぱり仲間内でしか出せないしね。やっぱり今回も女々しいのか…。(笑)

■5周年というお話も出ましたが、この5年間を振り返っていかがですか?

中山 5年間、8人が誰ひとりとして欠けずにここまでこられたことは、あたりまえじゃないことなので、そこは良かったところなのかなって思います。あとは曲が増えたなって。ワンマンライブでファンにリクエストを募ったんですけど、今はこんなに曲があるんだって。昔はオリジナル曲は2曲とかでしたからね。(笑) ライブでもどれをやろうとかじゃなくて、これしかないっていう状態だったんですけど、今はアップの曲を多めにしようかとか、バラード曲を多めにしようかとか、いろんなことができるようになったし、そういうところもひとつの成長なのかなって。それこそ昔はこんな仲間内のノリの曲はできなかったと思うし、5年経った今だからこそ出来たのかなって、あらためて思いますね。

木全 今の話で思い出したんだけど、一番最初に撮ったMVって“Next to you”で、最後に公園で遊んでるところあるじゃん。

手島 あったね。

木全 そこから始まって、今こんなになってるって、なんかちょっと、やばい…日本語が出てこないんだけど…。(笑)

手島 ロマンチック木全が出ましたね。(笑)

■あはは、感慨深いでしょうね。

手島 確かに、あの頃とはみんな違うもんね。

木全 違うよね。

中山 あの頃のMVは、例えば「公園で遊ぼう」とか、「水鉄砲で遊ぼう」とか決まっていたんですよね。今は自然に自分たちで出来るようになったし、メンバーの関係性もその頃と比べたら全然違って、こいつはここで絶対間違いするだろうなとか、だいたいわかるし。(笑)

手島 顔見たらわかるよね。ボケる顔してるな、ボケて突っ込んでっ!!という顔してるな、って。

中山 あるね。(笑)