超ときめき♡宣伝部 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

超ときめき♡宣伝部『すきすきすきすきすきすきっ!』

TikTokで話題の“すきっ!”も収録!ザ・アイドルを貫く6人が、今が断然最強な新作を全曲解説

超ときめき♡宣伝部の最新ミニアルバム『すきすきすきすきすきすきっ!』は、TikTokでの話題を受けて再録した“すきっ!〜超ver〜”や、ドラマ「都会のトム&ソーヤ」主題歌となり再録した“むてきのうた〜2021ver〜”に、すぅ(SILENT SIREN)作詞による“ラヴなのっ♡”など、新曲4曲を加えた全6曲を収録。これまでザ・アイドルを貫いてきた彼女たちの魅力が、パワーアップして詰め込まれた作品となっている。結成時からのメンバーである辻野かなみ、坂井仁香、小泉遥香、吉川ひより、2018年加入の杏ジュリア、2020年加入の菅田愛貴の6人全員に、各楽曲に込めた想いや注目して欲しいポイント、そして宣伝部員(ファンの愛称)に対する本音を語ってもらった。

■“すきっ!〜超ver〜”は、TikTokでバズったことをきっかけに改めて録り直すことになったんですか?

坂井 そうですね。もしバズっていなかったら、たぶん再レコーディングも新しいMVもなくて、このミニアルバムも全然違うものになっていたと思います。それくらいSNSの影響力はすごいし、今の時代はTikTokなんだなって。

■いつ頃からバズり始めたんですか?

辻野 今年の5月くらいから徐々に徐々に広まってきて。

坂井 今はダンス動画が流行っているんですけど、最初は歌詞動画だったんですよ。他のアイドルさんを好きな方々が、自分の好きなアイドルさんに向けて、“すきっ!”の歌詞を使った動画を作っていたんです。

辻野 そこからインフルエンサーさんとか、YouTuberさんとか、アイドルさんとか、いろんな方が踊ってくださるようになったんです。1日で2000とか3000とか動画が増えた日もあって。最近は韓国でも使われているんです。

■海外にまで広がっているんですね!“すきっ!”が最初にリリースされた2018年当時は、杏さんと菅田さんは加入前でしたけど、この曲にどんな印象を持っていますか?

菅田 とってもかわいい曲で、曲中に114回も「すき」と言っているんです。女の子の溢れ出る「すき」という気持ちがドーンと歌詞になっていて、恋している女の子のキラキラした様子が歌に表されていて、ラブコメ漫画の主人公になれるようなところが魅力だなと思います。

杏 私は初めて見たとき宣のMVが“すきっ!”で、すごく思い入れがあったんです。だからTikTokでバズってくれたことも、超verで録り直せたことも、すごく嬉しいです!

■超verでは、オリジナルを歌っていた4人も録り直したんですか?

坂井 全員録り直しました。だから前のバージョンと聴き比べると全然違って、全体的に声のトーンが明るくなったと思うんです。前は恋するかわいい乙女みたいな感じでしたけど、それからライブで何回も歌って、今のとき宣らしさをより出したかったので、元気に明るく歌っていたなと思います。かなみん(辻野)のセリフ部分も、前と全然明るさが違うよね。

辻野 ライブでやっていくうちに、だんだん明るくなっていったんですよ。だからレコーディングの時もスタッフさんと話して「もっと明るくしよう」って。アニメの主人公になったつもりで、はっきり強弱をつけて歌うようにしました。

小泉 前は彼に対して不安な気持ちがある女の子だったけど、今は自信満々に「私なら行けるよね!」みたいな感じですね。(笑)

坂井 めっちゃわかる!

■頭のセリフ部分は菅田さんの担当になりましたよね。

菅田 はい!「この気持ち〜!! とまりません〜〜〜!!!!」です!この曲はどこをとっても「すき」って表していて、「あーーー!」のところも爆発していると思うんですけど、私のセリフのところも爆発しているんです。だから爆発するくらいの想いを大事に歌っていけたらいいなって思います。

■その「あーーー!」は小泉さんが歌っていますけど、前のバージョンは小泉さんじゃなかったですよね?

小泉 そうですね。愛貴ちゃんも言ってくれた通り、好きな気持ちが爆発している感じで、MVでもみんなで「あーーー!」ってなっているシーンが使われているんですけど、好きすぎて「がんばっていきたーい!」みたいな。そういう気持ちが溢れ出した「あーーー!」です。(笑)

■初期メンバーの4人は3年前にリリースした時と比べて、歌に対する気持ちは変わりました?

坂井 この曲に関しては、宣伝部員さんを想って、宣伝部員さんに向けて、気持ちを込めて歌っているんですけど、その気持ちが3年前よりも明らかに大きくなっているんです。それにライブをやってからレコーディングするのと、ライブをしていなくてレコーディングするのでは、本当に全然違って。再レコーディングの時は、ライブの雰囲気とか、この曲を聴いている時の宣伝部員さんの表情とかを思い出しながら歌いました。

吉川 今は3年前より宣伝部員さんが増えているから、その分、私たちも伝える量をもっと増やさないといけないと思うんです。そういう意味でも、どんどん気持ちは大きくなっていると思います。

菅田 いずれ曲名が“だいすきっ!”になっちゃうかもしれないです。(笑)

■上手いこと言いますね!(笑) 新しく撮り直したMVも公開されていますけど、見どころはいかがですか?

菅田 ふわふわかわいい空間が表されていたり、ダンスシーンは屋上できれいに撮っていたり、本当に夢見るようなMVになっていて、もう「かわいい!」の一言に尽きますね。全部がかわいいもので揃っていると思います。

坂井 TikTokで女子高生とかにも知ってもらえたので、みんなで制服でスイーツを食べたり、学校の放課後をイメージしていたり、学生に共感してもらえるシーンが多くなっていると思います。もちろん学生を卒業した方でも、誰にでも自分の「あの時」はあると思うから、それを思い出してもらえたらいいなぁって。

辻野 青春を感じて楽しかったです。

吉川 こうやって制服を着られるのは、こういう職業の特権かなと思います。

辻野 もう高校卒業して4年とか経つんですけど、「着てください」って言われたから。(笑)

■自分から着たわけじゃない?(笑)

小泉 そうそう。衣装ですから。(笑)

辻野 気持ちの問題だけど、そういうのはありますね。スタッフさんが「あと3年はいけるよ」と言ってくださったので、あと3年はがんばろうかなと。(笑)

坂井 かなみんはいつまででもいけるよ。ぴよ(吉川)もいける。

菅田 みんないけます!

辻野 以前、イベントで制服を着た時に「大丈夫かな?」と思っていたら、スタッフさんに「年に1回は着るよ」と言われて、それをそのままMCで言ったら、本当に年に1回は着るようになって。宣伝部員さんも楽しみにしてくださっているので、これからもがんばりたいなと思います。

■どのタイミングで制服が発動されるのかも楽しみです。アルバムには“むてきのうた〜2021ver〜”も再録曲として収録されていますけど、こっちは5年前の曲ですよね。

辻野 今回こうして昔の曲が2曲も収録されて嬉しいです。しかも“すきっ!”が1曲目で、“むてきのうた”が最後の曲で、新曲が挟まれているんですよ。だから新曲もオセロみたいにとき宣色に染まったらいいなと思いました。

■こちらはドラマ「都会のトム&ソーヤ」の主題歌になっていますけど、なんで5年前の曲が選ばれたんですか?

坂井 関係者の方がライブを見て、“むてきのうた”を選んでくださったんです。「都会のトム&ソーヤ」は絆がテーマになっている作品で、“むてきのうた”も私たちと宣伝部員さんの絆とか、仲間との絆がテーマになっている楽曲なので、「この曲がピッタリだね」と言ってくださって。

小泉 私たちは長く歌い続けてきた曲ですけど、それが初めて聴いた方の耳に残ったということが、すごく嬉しかったです。

■ライブでは定番曲ですよね。

坂井 そうですね。ずっと歌っています。

辻野 しかも最後の方のいいところで。

坂井 ここまでライブで歌い続けている曲はないかも。いちばん多い気がする。

辻野 “ガンバ!!”とかも歌う方ではあるけど、“むてきのうた”はダントツです。

小泉 欠かせない曲だよね。

■この曲はメジャーデビュー前のシングル曲で、とき宣にとって初めてのエモい曲だったと思うんです。

坂井 確かに!その前は“土っキュン♡!!少女”と“季節外れのときめき♡サマー”だったから。

小泉 宣伝部員さんの人気も高い曲なんですよ。2017年に「ときめき♡リクエストアワード」というリクエストライブをやった時も1位だったんです。それくらい愛されている曲なので、こうして今のとき宣で新しく出せるのは嬉しいです。

■杏さんと菅田さんは、オリジナルのリリース時は加入前でしたけど、この曲に対する気持ちはいかがですか?

菅田 私とジュリアちゃんが加わって、もっと力強く「無敵なんだよ」っていうのをみなさんにお伝えできるように、もっともっとがんばりたいと思います!

杏 私は1番のAメロの歌詞が特に好きで。(加入前に)ひとりでレッスンをしていた時に、歌詞が心に刺さって、私自身がパワーをもらった曲なんです。今回この2021verができあがって聴いた時に、気持ちの強さがパワーアップしているように感じて、再レコーディングできてよかったなと思ったし、ますますこの曲が好きになりました。

■確かに「一人じゃなんにもできなくて/だめな自分が嫌いだった」って、レッスンしている時に響きそうですね。録り直した4人はいかがですか?

坂井 なんか昔のを聴くと、声が子供っぽすぎて。

小泉 小学生が歌ってるみたい。(笑)

坂井 そうそう。でも、その時には込められなかった想いが、再レコーディングでは込められたと思うんです。前は「みんなと一緒に無敵でいたいな。よし、がんばって歌おう」っていう感じだったけど、再レコーディングするまでにいろんな思い出とか、出会いとか、別れとか、挫けそうになったこととかがあったからこそ、また違う歌い方ができたのかな思います。

■「ずっとむてきでいたい!」とか、「もっともっと高くー!!」とかは、ライブバージョンかと思うくらい叫んでいますよね。

辻野 この「もっともっと高くー!!」は、今までの経験も踏まえて、すべての想いを込めて、私のレコーディング史上、いちばん大きな声を出しました。今までのライブの風景とかも想像しやすかったし、みんなと一緒にいる空間も思い出しながら、「もっと上に行きたい!」という気持ちも込めて歌いました。

■めちゃくちゃ気持ちを感じました!新曲の話もお聞きしたいんですけど、“ラヴなのっ♡”はSILENT SIRENのすぅさん作詞で、どんな曲だと感じましたか?

菅田 歌詞がかわいいで溢れているんです。恋する乙女の頭の中というか。恋している時って、頭の中がピンクっていうか、ふわふわ雲の上とか、そういう感じだと思うんですよ。なんでも楽しく感じちゃうワクワク感、ラブラブ感が、この“ラヴなのっ♡”には詰まっているなと思います。

■YouTubeにアップされていたレコーディングの様子で、すぅさんが「ちょっと重ための女の子の歌」と言っていましたけど、こういう女の子はどうですか?

坂井 私は恋する乙女にはこうあって欲しいというか。私が男の子だったら、こういう女の子と付き合いたい。(笑) 彼をひとりで独占したいとか、ヤキモチ焼いちゃったりとか、「秘密ごとなんて嫌イヤよ!」とか、こういうわがままな女の子が実在していたら、私は好きですね。

辻野 こんなに思ってもらえるなんて嬉しいですよね。「よそ見しないように お・ま・じ・な・い」とか、かわいいじゃないですか。「余計な事は一切 わ・す・れ・ちゃ・え」も、自分のこと以外は全部忘れちゃえって、もうかわいいですよね。ひとつひとつの歌詞にときめきます。

小泉 私がファンだったら、推しにこう思われていたらいいなって思います。