超ときめき♡宣伝部 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

超ときめき♡宣伝部『ハートギュッと!』

胸きゅんセリフ連発!ハートをギュッと掴まれる新作ミニアルバムに秘められた想い。

“すきっ!”がTikTokやYouTubeで爆発的に広まり、10月22日には過去最大規模となる幕張メッセでのワンマンライブも控えている超ときめき♡宣伝部が、待望の新作となるミニアルバム『ハートギュッと!』を完成させた。本作には好きな人にギュッとして欲しい真っ直ぐな気持ちが歌われたリード曲の“ギュッと!”をはじめ、これぞ正統派アイドルと感じさせる彼女たちの魅力が全開となった楽曲から、ファンへの想いが詰まった涙腺崩壊必至な楽曲まで、全6曲を収録。辻野かなみ、杏ジュリア、坂井仁香、小泉遥香、菅田愛貴、吉川ひよりの6人に、ライブへの期待値もググッと上がる制作秘話を語ってもらった。

■『すきすきすきすきすきすきっ!』以来9カ月ぶりのCDになりますが、前作のリリース以降はどんな期間でしたか?

坂井 『スッキリ』さんに生出演させていただいたり、いろんな広告にも出させていただいたり、海外の方からのコメントもすごく増えて、多くの方に超ときめき♡宣伝部という存在を知ってもらえた期間だったかなと思います。

■広告といえば、何週間か前に渋谷で山手線を待っていたら、小学生くらいの女の子の集団が、ホームにあったとき宣の広告をずっと眺めていたんですよ。

一同 えー!

菅田 嬉しいっ!

■売れるってこういうことだなと思いました。

小泉 いやいやいや。(笑) でも、めちゃくちゃ嬉しいです。いい情報をありがとうございます!

■そんな絶好調な中でリリースされるミニアルバムですけど、つい先ほどタイトルが決まったそうですね。(取材は5月上旬)

小泉 はい!『ハートギュッと!』になりました!

吉川 略して『ハギュ』です!

■リード曲の“ギュッと!”に由来したタイトルだと思うんですけど、この曲は「今まさに2人は付き合います」という瞬間が歌われていますよね。

坂井 そうなんです。最初は恋したところから始まって、「君は私のこと、どういうふうに思ってるの……?」と訊いて、「君が言葉を 発した瞬間に」と言ってから「ギュッ」とされて、「ずっと私を、離さないで!」って。1曲を通して物語になっているんです。もうキュンキュンしちゃいます。

■この曲には「ギュッ」が50回も出てきますけど、イチオシの「ギュッ」はありますか?

小泉 やっぱりかなみん(辻野)のセリフ部分が射止めポイントだと思います。もともと仮歌の段階では「ねぇ、ギュッとして」だったんですけど、完成した音源を聴いたら「ね〜え、ギュッとして」になっていたんですよ。

坂井 かなみんアレンジが。

■とき宣のセリフ職人ですもんね。

辻野 スタッフさんと相談しながら何回も録り直したんですけど、いちばんおねだりっぽい感じが採用されました。(笑)

■自分の中で何か設定はあったんですか?

辻野 その直前に「お願いがあるんだ」という歌詞があったので、私としては宣伝部員(とき宣ファンの愛称)さんにおねだりをする気持ちで、ちょっと上目遣いをしながら言ってみました。

小泉 さすがセリフのプロ!

■杏さんは「ずっと私を、離さないで!」のセリフを担当していますけど、どんなことを意識しましたか?

 私もいろんなパターンで録ってみたんですけど、おねだり感が強いというか、語尾が「で?」って上がる感じが採用されました。この曲では「ギュッとして欲しい」っていう想いをずっと伝え続けて、最終的にギュッとしてもらえて、そのストーリーがあった上での「離さないで!」なので、きっとかわいく言っているんだろうなと思ったんです。だから、ちょっとかわいい子になったつもりで言いました。

小泉 つもりじゃなくてもかわいいよ!(笑)

■前半には坂井さんの「逃げないように、捕まえて!」のセリフもあります。

坂井 これは屋上に自分がいて、校庭に好きな男の子がいて、私は「好き」っていう気持ちがあるけど、向こうは伝えてくれないから、「伝えないなら私、逃げちゃうよ。いいの?」っていう感じです。なので、小さいかわいい声で言うんじゃなくて、叫ぶ感じでぶりっこして録りました。

■設定が具体的ですね!菅田さんは「君は私のこと、どういうふうに思ってるの……?」のセリフ担当です。

菅田 このセリフの手前の部分は、デートの帰り道の途中で、あともう少しでお別れしちゃうけど、今日は何も進展がなかった。でも何かしたい……という流れがあったので、ちょっと問い詰め要素もありながら、勇気を振り絞って言った「どういうふうに思ってるの?」なんです。これがあった上で、その後の告白があると思うので、大事に歌いたいなと思います。

■これで菅田さんに問い詰められたいファンが続出しそうです。

小泉 わかります。(笑)

菅田 いやいやいや。(笑)

■ここはセリフの感情とギターの音色もリンクしていて素敵だなと思ったんですけど、「どういうふうに思ってるの?」に対する答えは歌詞には出てこないじゃないですか。なんて言ったら正解なんですか?

吉川 確かに。言葉としては出てこないですね。

坂井 「好きだよ」とか「付き合いたい」とか、言って欲しい答えは人によって違うと思うんです。「かわいい」って言われて嬉しい人もいると思うし。

■女心って難しいじゃないですか。

小泉 そうですね。(笑)

吉川 でも、1番に「勇気を出して告ってくれたり」という歌詞があるから、勇気を振り絞っていれば、どんな言葉でも嬉しいんじゃないかなと思います。

菅田 想いが通じる言葉ならなんでも大丈夫です!

■勉強になります!この曲はどういう時に聴いて欲しいですか?

菅田 女の子だとしたら、デートにでかける前の準備をしながら聴いて欲しいですね。恋が叶っていくことを妄想しながら準備したら、すごい楽しいと思います。

坂井 好きな人とか、ちょっと気になる人ができた時に聴いて、その人との進展を重ねて欲しいです。

吉川 ぜひ同じ物語を歩んで欲しい!

坂井 そうなったら楽しいよね!

菅田 この曲のセリフを使って欲しいです。

小泉 それはちょっと大胆!(笑)

 恋が実った後に聴いても、「あの時はお互い想いを伝えられなくて初々しかったな」とか、思い出を振り返るきっかけになると思います。

辻野 それに恋をしていなくても、この曲を聴くと恋している気分になれると思うんです。だから恋している人も、していない人も、みんなに聴いて欲しいです。

■結論、みんな楽しめる曲ですね!他の収録曲についてもお聞きしたいんですけど、“Memories”は谷口鮪(KANA-BOON)さん作詞・作曲で、みなさんの気持ちと重なる部分も多いのかなと思いました。

坂井 「今」っていう時間を大切にしたいなと思いました。例えば、もうすぐ横浜武道館のライブ(5月28日に終了)がありますけど、また同じ会場でライブしたとしても、二度と同じライブはできないと思っていて。それって絶対に思い出に変わるじゃないですか。ちゃんと思い出に変わるからこそ、愛おしくて仕方ない時間なんだなと思って。あと、「片道切符の夢」という歌詞は、私たちも夢に向かって一方通行で走り続けているから、そういう部分もリンクするなと思ったり。

■この曲は今までファンの人たちと一緒に思い出を作ってきたことを振り返りつつ、「特別な日 積み上げていこう」って、「これからも一緒に思い出を作っていきましょう」と歌っているところが素敵だなと。

吉川 やっぱりライブを積み重ねることで、そういう思い出も増えていくから、歌えば歌うほど深い歌になると思うんです。だから、いろんな会場でいっぱい歌って、もっともっととき宣の歌にしていきたいなって思います。

坂井 この「特別な日 積み上げていこう」や「特別な日 いつまでもずっと」は、「これからも宣伝部員のみなさんと思い出を作り上げていけたらいいな」と思いながら歌っています。最後の「特別な日 いつまでもずっと」は、全員で歌っているんですよ。

菅田 そこ、めっちゃ好きなんです!「特別な日」はひとちゃん(坂井)が歌っていて、「いーつまーでーもー」からオールになるんですけど、ライブでの一体感がすごかった。

辻野 春ツアーの中野サンプラザ公演で初披露したんですけど、宣伝部員のみなさんを目の前にして歌ったら、じーんとしちゃって。しかも、後ろのスクリーンに今までの思い出の写真が出てきて、もう胸が熱くなりました。

 サビの振り付けがシンプルだからなのか、踊っている時に今までの思い出が次々と浮かんできて。ちゃんと集中はしていたんですけど、「あー、思い出っていいな」と感じました。