カレッジ・コスモス VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

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■ちなみに「ら抜き言葉」とかも嫌いですか?

山木 難しいから仕方ないなと思ってしまうんですけど、自分なりには気をつけています。

■僕はインタビューの仕事をしていて、むしろ「ら」を抜く人のほうが多い印象があるんです。記事にするときは基本的に「ら」を足すんですけど、多数決で考えたら抜いたままのほうが正しいんじゃないかという気持ちもあって。

秋月 私、大学で国文学を専攻しているんですけど、いままでも日本語はいろんな言葉が抜かれてできてきたから、「ら抜き言葉」は必ずしも汚い言葉ではなく、日本語の進化の過程なんだと教授が言っていたんです。だから私はあまり気にしてないです。

■そう考えると、「マ」も進化の形?

山木 え〜!

秋月 「マ」はちょっと違うと思いますけど。(笑)

■カレッジ・コスモスのなかで、「マ」を使う人はいないですか?

松井 私、秋月さんと話していると、よく「マ?」って言われます。

秋月 つい出ちゃうんです。(笑)

■やっぱり秋月さんとしては進化だから?

秋月 私はそこまで気にしていなくて。新しい言葉を知ると、すぐに使いたがる習性があるんです。意味もわからずに、とりあえず出しとくみたいな。

■国文学専攻ならではの好奇心ということにしておきましょう。(笑) ちなみに山木さんは、なんて言うんですか?

山木 プライベートだと「マジ?」とか言っちゃうこともあるんですけど、お仕事のときは意識して「本当?」って言っています。(笑)

對馬 そういうイメージあります。(笑)

山木 気をつけていきたいです!

■3曲目の“記号なんかじゃない私たちは”もインパクトのあるタイトルですけど、やっぱり「女子大生」とか「アイドル」とか、記号っぽく使われがちだと思うんです。この曲に対して、どんな想いがありますか?

舩田 確かに「女子大生」って、みんな同じような髪型をして、流行りの服を着て、同じように見えてしまうと思うんです。だから個性も埋没してしまいますし、このグループも24人もいるので、見る人によっては誰が誰かとかわからない。でも、それを嫌だと言っている、自分で個性を出していきたいという曲かなと思います。

松井 それこそアイドル活動をしていると、「アイドルをやっている子なんか、キラキラでしょ?」とか、「キラキラJD」とか言われるんですけど、そんなこともなくて。これは自分たちだからこそわかることなんですけど、それぞれに違った個性があるんです。そういうものを自分たち自身で発信できればいいなと思いながら歌っていて。私たちは記号じゃないんだぞっていうこともですし、聴いている方にも「あなたも記号じゃないよ」っていう想いを伝えたい気持ちもあります。

■女子大生のなかで、記号化されることに悩んでいる人は多いんですか?

松井 多いですね。

山木 それこそカレッジ・コスモス自体が、そういったイメージを始動当初から持たれることが多くて。

■そんなこともないと思いますけど。(笑)

山木 女子大生っていうだけで敬遠されがちなんですよ。もちろん応援してくださる方もいますけど、「女子大生、それはいらない」っていう反応を突きつけられることも多くて。そういった方のなかには、「どうせリア充なんでしょ?」というイメージも強いみたいなんですけど、みんな生半可な気持ちでカレッジ・コスモスに入ったわけではないので、それを自分たちの活動で覆していきたいです。

■楽しみにしています!最後に今後の目標を聞かせてください。

松井 自分のなかで勝手に思っているのは、カレッジ・コスモスだけでの単独コンサートができたらいいなって。いまはハロー!プロジェクトさんのイベントで、オープニングアクトとして出させていただいていて、本当にありがたいことなんですけど、そこに甘えず自分たちで掴み取りたいです。

山木 カレッジ・コスモスは現役女子大生ということが大きな強みなので、学園祭や大学内のイベントにお邪魔するとか、私たちだからこそできるお仕事もあると思うんです。いままでにないようなことを切り拓いていけたら幸せだなと思っていますので、応援よろしくお願いします!

Interview&Text:タナカヒロシ

PROFILE
これまでの<アイドル=偶像>のイメージを塗り替える新しいアイドルの形を求めて、2018年に結成。大学での学びを活かしながら、美と知性を併せ持つ現役女子大生アイドルグループ。2019年3月6日にデビューシングル『夢は意地悪/言葉の水を濾過したい/記号なんかじゃない私たちは』をリリース。
https://collegecosmos.jp/

RELEASE
『夢は意地悪/言葉の水を濾過したい/記号なんかじゃない私たちは』

夢は意地悪/言葉の水を濾過したい/記号なんかじゃない私たちは

初回生産限定盤A(CD+トレカ型個別握手会参加券[Aチーム])
EPCE-7479
¥1,080(tax in)

夢は意地悪/言葉の水を濾過したい/記号なんかじゃない私たちは

初回生産限定盤B(CD+トレカ型個別握手会参加券[Aチーム])
EPCE-7480
¥1,080(tax in)

夢は意地悪/言葉の水を濾過したい/記号なんかじゃない私たちは

初回生産限定盤SP(CD+DVD)
EPCE-7481~2
¥2,000(tax in)

夢は意地悪/言葉の水を濾過したい/記号なんかじゃない私たちは

通常盤(CD)
EPCE-7483
¥3,000(tax in)

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