石田千穂 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■卒業発表の後、石田千穂さんのソロ曲“未来へ続く者よ”がオンエアされました。サビの「いま 荊の森を走り抜けろ 棘のある何かに傷つき 赤い血を流したって」という歌詞の言葉の強さが印象に残っています。

石田 この曲は、不安の中にいる誰かの背中を押す応援ソングなんです。ただ同時に、歌詞を追う度に私のアイドル人生がフラッシュバックしていく共感ソングでもあります。STU48になりたての頃は、悲しさも悩みもあふれるほど抱えていました。サビの歌詞は、傷つきながらも日々を駆け抜けた私自身の姿なのだと感じています。

■作詞をした秋元さんとは、曲について何かお話をしたのでしょうか?

石田 秋元さんとは、あらためて私の気持ちを話すようなことはしていません。それでも、すべての言葉が自然と胸にスッと入ってくる歌詞ができあがったことに、心から驚いています。「ずっと見ていてくれていたんだな。」と思いました。

■他にこの曲の歌詞でお気に入りのフレーズがあれば教えてください。

石田 「こんな僕にできるのは、ちっぽけな背中見せて 続く誰か勇気づけたい」と綴っている箇所があります。グループ初のオリジナル曲“瀬戸内の声”が発表された時、私は選抜メンバーに選ばれませんでした。その当時は、公演でもいつも3列目の端っこを探せば大体私が見つかるような状態だったんです。でも、そんな思い通りにいかない日々を経て、いつしか前に出てパフォーマンスができるようになった私の背中を歌にして届けることで、きっと誰かを勇気づけられるのではないかと信じています。

■これから卒業までの期間、グループでやりたいことはありますか?

石田 2025年にお披露目公演を迎えた4期研究生と、まだ一緒にライブをしたことがないんです。2026年4月3〜5日に開催する9周年コンサートでは、一緒にパフォーマンスできるのを楽しみにしています。今後のリハーサル期間では、先輩として教えられることはすべて言葉にしていくつもりです。

■後輩たちの中には、石田さんに憧れてSTU48に入った子もいるのではないでしょうか?

石田 はい。有難いことにAKB48選抜としてミュージックステーションに出た時の私を見て、オーディションに挑む決意をしてくれたという子がいます。私もアイドルを目指したきっかけが、当時AKB48だった板野友美さんみたいになりたいと思ったからなんです。いざ自分が憧れられる存在になれたと知った時は、心の中で「夢が叶ったなぁ……」と呟いてしまいました。(笑)

■最後に、石田千穂さんの卒業発表を悲しんでいる人たちへ向けて、メッセージをお願いします。

石田 卒業したからといって、みなさんに会えなくなるわけではありません。私はファンの方と話すことが何よりも好きなので、変わらずにみなさんと笑顔になれる機会を作っていきたいと思っています。今は、卒業までに残された期間を全力で駆け抜けるのが目標です。みなさんともライブや握手会でたくさん会って、今の私との思い出を共有できたら嬉しいです。元HKT48の指原莉乃さんの卒業コンサートを観させていただいた時、集大成の雰囲気はそのままに、温かさに包まれた楽しい公演だったのがすごく印象に残っていました。私がSTU48のステージに立つ最後の日は、そんなふうに寂しさよりも楽しさが上回る時間にすると決めています。みなさんも今から一緒にワクワクしていてくださると嬉しいです!

Interview & Text:川上良樹

PROFILE
2002年3月17日生まれ、広島県出身。STU48第1期生で、グループの主力メンバーとして活躍。2018年6月に開催された第10回AKB48世界選抜総選挙『AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙 ~世界のセンターは誰だ?~』では第99位にランクイン。高いパフォーマンス力と親しみやすいキャラクターで人気を博し、多数のシングルでセンターを務めた。2026年2月にSTU48を卒業することを発表し、5月31日に東京・Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)にて卒業コンサートを開催予定。
https://www.tp-e.jp/talent/ishidachiho/
https://ishidachiho.fanpla.jp/

RELEASE
『STU48 石田千穂 3rd 写真集 (仮)』
ISBN:978-4-08-790240-2
著者:石田 千穂
写真:菊地 泰久
¥3,520(tax in)
集英社
4月22日 ON SALE

LIVE
『STU48 石田千穂卒業コンサート』
日程:2026年5月31日(日)
開場/開演:17:00 /18:00
会場:Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)