初ライブから1年足らずでメジャーデビュー!話題のインフルエンサー7人組を直撃!
SNSで人気のインフルエンサー7人によるシンデレラ宣言!が、トリプルA面シングル『シンデレラ宣言! / 朝顔シャングリラ / はにかみサンセット』でメジャーデビュー!
昨年12月の初ライブから、わずか1年足らず。記録的なスピードでステップアップを果たしている彼女たちだが、ほとんどのメンバーがアイドルとしてはゼロからのスタートで、イベントで集客が1人しかいなかった「沖縄の恐怖」も経験するなど、その道のりは決して平坦なものではなかったという。快進撃の裏で何が起きていたのか。結成時からのメンバーであるYUNA、SUZU、RICO、HARU、CHINA、そして4月に加入したNUU、YUMEの7人に、ここまでの歩みとメジャーデビューの意気込みを語ってもらった。
■最近よく名前を見かけるなと思っていたんですけど、どういう経緯で始まったグループなのか、改めて教えていただけますか?
HARU SNSでインフルエンサーとして活動している子たちが集められたグループになります。
■それは「アイドルやりませんか?」みたいな感じで連絡が来たんですか?
RICO まさに「アイドルやりませんか?」でした。それで「やります」と返事しました。(笑)
■YUNAさんは、もともとアイドルをやっていたんですよね?
YUNA はい。前にやっていたグループは解散してしまったんですけど、それからもアイドルはやりたいと思っていたんです。だから声をかけていただいて、いいなと思って。
■NUUさんとYUMEさんは4月に新メンバーとして加入されましたけど、声をかけられた時はどう思ったんですか?
YUME 「私が入っていいのかな?」と思いました。
NUU 同じです。
■YUMEさんもアイドル経験があるんですよね?
YUME はい、地元の北海道で。ちょっとだけやらせていただいていました。
■それがまだ15歳で上京して、大変な決断だったんじゃないですか?
YUME 親の反対を押し切って来ました。
■親からしたら心配ですよね。ひとり暮らししているんですか?
YUME 最初はひとり暮らしだったんですけど、心配すぎたみたいで親が東京に来ちゃいました。
■その方が安心ですよね。それで7人が揃って、「アイドルの教科書に載っているようなアイドル」がコンセプトということですが、古い価値観かもしれないですけど、アイドルの教科書に金髪は載っていないと思うんです。
SUZU 確かに。(笑)
■メンバー的には、別に王道を意識しているわけではないんですか?
CHINA 正直言うとそうですね。自由にやらせていただいています。
SUZU 私はどちらかというと闇です。入る時も「私でいいんですか?」って聞きました。(笑)
■いちばん王道っぽいメンバーは誰なんですか?
CHINA ここ2人(YUNAとRICO)じゃない?
■自分が理想とするアイドル像はあるんですか?
RICO 私はずっとAKB48さんが好きで、王道アイドルと言えばAKB48さんのイメージがあります。今も暗い髪色、ツインテール、前髪パッツンみたいな感じで、仕草とか表情とかも王道アイドルを意識しているところはあります。
■他のメンバーはどうですか?
HARU 王道か闇かと言えば、王道です。
CHINA なんで二択なの?(笑)
■他のメンバーから見てHARUさんは、どういうキャラなんですか?
SUZU 天然キャラ。変な子みたいな。(笑)
CHINA めっちゃ変です。(笑)
■こういうアイドルになりたいという理想像はあるんですか?
HARU 私は乃木坂46さんがずっと好きなので、清楚、王道が理想ですね。実際の自分がどうかと言われると、ちょっと違うかもしれないですけど。まだ寄せきれていないです。
■寄せようとする気持ちはあるんですね。(笑)
HARU あります!
■CHINAさんは、どういうタイプなんですか?
CHINA 何も目指してはいなくて。自分らしくという感じですね。
■もともとはモデルをされていたんですよね?
CHINA モデルをしていました。なので、誘われた時は私には向いてないと思って、1カ月くらいお断りをしていたんです。だけど、新しいことにはチャレンジしたいと思っていたので、やらせていただくことになって。今はもうモデル業はほぼしていなくて、アイドルになりました。
■やってみたら楽しかったということですか?
CHINA そうですね。今はアイドルをやっていてよかったなとしか思っていないです。
■いいこと言いますね。新メンバー2人はどうですか?
NUU 私も日向坂46さんが好きで、清楚系じゃないですか。だから私も清楚系になれたらいいなって。
YUME 私はライブハウスで活動しているようなアイドルさんが好きで、北海道にいた時もYouTubeとかで動画をずっと見ていました。
■アイドルのどういうところが好きなんですか?
YUME 曲とか聴いて、ひとりで勝手に盛り上がっています。
■今はおとなしい感じですけど、ライブを見ている時は「うおー!」みたいになるんですか?
YUME いや、静かに見なきゃと思って。「すごいなぁ」と思いながら見ています。
■そうなんですね。(笑) 実際にアイドルを始めてみて、理想と現実のギャップもあったと思うんですけど、CHINAさんはやってみたら楽しかったんですよね?
CHINA 楽しかったです。もともと表に出ることが好きだったし、ファンの子が増えたり、ペンライトを振ってくれたり、自分がレスした時に喜んでくれたり、そういうのが目に見えるのが楽しいなと思います。
■向いていないとか言っていたのに、誰よりもアイドルな発言ですね!(笑) SUZUさんは闇と言っていましたけど、アイドルを始めてみてどうでしたか?
SUZU もともと引きこもりで、運動も全然していなかったから、体力がなかったんですよ。でも、やり始めたら体力もついてきて、アイドルを始めたおかげで社会復帰できたなと思います。
■人としゃべるのが苦手とかもあったんですか?
SUZU もともとコンカフェ(コンセプトカフェ)で接客業をしていたから、そこは大丈夫なんです。だから体力面と、あとは朝起きるのが苦手だったんですけど、それもだんだん慣れてきて起きられるようになって、やっと人間になれました。
■CHINAさんもSUZUさんも、いい意味でギャップがあったんですね。逆に思っていたより大変だったことはありますか?
RICO 大変なことがありすぎて。(笑)
CHINA 大変なことを言い始めたら止まらないよね。(笑)
RICO でも、私たちが見ていたアイドルや芸能人の方ってすごいなと思いました。どんなにスケジュールが過酷でもそれを表に出さずに、見ている人たちを楽しませるじゃないですか。それがどれだけすごいことだったのか、自分がやるようになって改めて感じました。
HARU 私は誰よりも笑顔を作るのが下手だったんです。ダンスの先生からも初ステージの直前まで「HARUちゃん、もっと笑って!」と言われていて。本当に緊張しいだったし、アイドルは好きでライブもよく見に行っていたけど、いざ自分がなってみると、見るのとやるのとでは全然違って。ようやく最近になって、ステージを楽しめるようになってきたんです。最初はもう不安でいっぱいでした。
■YUNAさんは過去の経験を踏まえて、シンデレラ宣言!で活動するにあたって意識していることはありますか?
YUNA 特に自分は変わっていないんですけど、前の事務所では中学2年生からのスタートだったので、こういう業界のことを何も知らずに、いろんなことで怒られて。当時は「なんでこんなことまで怒られないといけないの?」と思ったこともあったんですけど、今になって「あの時、怒られたのはこういうことだったんだ」と感じることもたくさんあって。その経験は本当に役立っていますね。
■そういうYUNAさんの経験は、他のメンバーにとっても頼りになるんじゃないですか?
CHINA 全員頼りにしています。みんな未経験でポンコツだらけだったので、本当に頼りっぱなしというか。初期の時なんかは、今思うと申し訳ないくらい頼っていました。YUNAが「もっとこうした方がいいよ」とか、今までの経験を惜しみなく教えてくれたので、すごく感謝しています。
RICO アイドルの暗黙のルールみたいなものもわからなかったし、YUNAしか教えてくれる人もいなかったし。そういうことを知っているメンバーがいて、本当に助かりました。
YUNA 自分が当たり前だと思っていたことも、初めてアイドルをやる子たちにはわからないことが多いと思うので。そういうことをずっと一緒にやってきたFES☆TIVEの八木ひなた(ぷちぱすぽ☆、なんきんペッパーでYUNAと共に活動)とよく話すんですけど、やっぱり長くやっていると経験が浅い子とは価値観が違うんですよね。でもちゃんと伝えればみんな納得して聞いてくれるから、優しいメンバーでよかったです。
■カルチャーショックだったこととかはありましたか?
YUNA えー、なんだろう?
RICO たぶん言葉だよね。マイクの「中音」とか、ステージの「上手下手(かみてしもて)」とか。私はクラシックバレエをやっていたので、ある程度はわかったんですけど、そういう専門用語はYUNAに教えてもらうことも多かったです。
CHINA 私、アイドルはみんな口パクだと思っていました。
HARU まさかの。(笑)
CHINA そしたらマイクがちゃんと音を拾っていて、「え、歌うの?」みたいな。(笑)
■さすがにそれはレアケースだと思います。(笑) でも、そのくらいの状態から始めて、お披露目から1年足らずでメジャーデビューするわけじゃないですか。それに対して「苦労していない」と言ってくる人もいると思うんです。そういう人たちに向けて反論はありますか?
SUZU デビューしてすぐに大きいイベントに呼んでもらって、他のアイドルさんのステージを見て、圧倒されて泣いて帰ったことはあります。
CHINA ウチらまだまだだね、ちんちくりんすぎるねって。
RICO 雨ざらしの中で特典会とか。しかも半袖衣装で、お客さんも全然いなくて……。
YUNA 沖縄のイベントに呼んでもらったのに、私たちの集客が1人だったとか。
HARU あんなにヒヤヒヤしたライブはないよね。沖縄の恐怖は忘れられん……。
■最初からお客さんいたのかなというイメージがあったんですけど。
HARU いやいやいや、全然です。
CHINA お客さんがいないとか、特典会で列が短いとか、本当に今までたくさんあって。やっぱりお客さんが来てくれるって当たり前じゃないんですよね。お金をかけて会いに来てくれるって、本当にすごいことで。だから、下積みと言えるほどの期間ではないかもしれないけど、そういうお客さんが少ない時を経験したり、月イチで新曲を出していっぱいいっぱいになったり、それなりに悔しい思いや大変な思いもしたのかなとは思います。
SUZU 短い期間だったけど、いろいろあったよね。
■みんなで泣いちゃったとか、そういうこともあったんですか?
CHINA 全然ありますよ。
RICO CHINAがチェキ券を投げつけた事件。(笑)
CHINA 半年記念ライブの特典で、チェキ券にサインを書いて配布することになって、「200枚サインしてきて」と言われたんですよ。でも、チェキを撮る時にそのチェキ券は回収されちゃうから、最終的には捨てられちゃうんです。その時は本当に忙しくて、休みもなかったから、マジでやりたくないって言って、泣きながらマネージャーさんに投げつけて……。
RICO マネージャーさんも苦労しています。(笑)
CHINA 私も頭おかしかったなと思いますけど、本当に発狂して「無理!!!」みたいな。
RICO 帰りの電車でそこの3人(CHINA・SUZU・HARU)がスマホも触らずに空を見上げていて。(笑)
HARU 死んだようになって帰っていきました。
CHINA もう「無」でしたね。