エルフリーデ VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

エルフリーデ『real-Ize』

みくる(Vo)、山吹りょう(G)、星野李奈(B)、ゆーやん(Dr)

ハード&ポップなガールズロックバンド、エルフリーデがメジャーシーンへ浮上開始!

これまで数々のセッションやサポートを務めてきた、名うてのミュージシャンたちからなるエルフリーデ。2017年8月に結成された彼女たちは、ハードなサウンドを基調に、ポップでキャッチーながらもしっかりとしたメロを活かせた歌も特徴的なガールズロックバンドだ 。そんな彼女たちが今春、1stアルバム『real-Ize』にてメジャーデビューする。その各クリエーター陣が提供した、様々なタイプのハード&ポップさを彼女たちなりに消化した作品群は、まさにエルフリーデの幅や間口、そしてライブハウスから一般層にまでアピールできるポテンシャルを多分に含んだもの。そう、彼女たちは今作を機に一気にメジャーフィールドへの浮上を計る。

■このエルフリーデは、みなさんの活躍の場や出自のジャンルも様々で、名うてのミュージシャンたちの集合体とのイメージがあります。まずはこのバンドの結成の経緯からお教え下さい。

星野 元々ガールズバンドを演ってみたくて、私からみんなに声を掛けました。これまで主にサポートミュージシャンとしてやってきていたし、今後ソロでやっていくのもありなんだろうけど、一度ぐらいは自分のバンドで売れてみたくて。(笑) そんな矢先、ちょうどギターの(山吹)りょうとサポートで一緒になったんです。彼女を観て「この子とやったら理想のバンドが作れる!」と確信して。まずは2人で活動を始めたんです。

■そこからボーカルやドラムを探し始めたと?

星野 ですね。やはりガールズバンドを作るならしっかりとビジュアルも良くて、楽曲のクオリティの高いものにしたいとの思いが強くあったので。そこで地元の先輩の小田内志徳(=エルフリーデのプロデューサー)さんと一緒にやっていこうとなったんです。そんな中、ボーカルを探し始めて出会ったのがみくるちゃんで。3人で演ってみたらすごくバッチリだったんです。そこから増々ドラムを欲するようになって。そこで華があってテクニックもあるゆーやんを誘ったんです。

■その時点で何か目指していた音楽性ってあったんですか?

星野 まずはりょうのギターが映えるバンドにしたいなって。「こんなにテクニック的にもビジュアル的にもポテンシャルがあるのに、埋もれていてはもったいない!!」と始めたバンドでもあったので。

山吹 私自身はコスプレイヤーも趣味でやっていて。そこからも察していただけるかもしれませんが、ポップでロックな歌もの系のアニソンみたいな曲が好みなんです。その路線を演りたい希望が当初はありました。

■では、みくるさんに惹かれたポイントは?

星野 声でした。このおしゃれだったり、清楚感のある歌声が私たちの音楽と融合したらどうなるんだろう?って。あとは性格ですね。この謙虚さや、お姉さん的なんだけど歌に対して真摯な姿勢、これはいい娘に出会えたぞ、と。(笑)

みくる 私はガールズバンドでこそ歌った経験はなかったんですが、これまでいろいろなジャンルやタイプの歌をうたってきていて。これまではわりとハード目な曲が主でした。そんな中、このエルフリーデでは、ポップ系の音楽も初めて歌わせてもらったんです。初めて楽曲をもらった時から、「私、こういった曲を歌いたかったんだ!」って路線だったので、もう即、私もお願いします!!って。(笑)

■みなさん演奏レベルも高く、かなり名うてのミュージシャンたちの中、それに負けず劣らずの存在感を見せなくちゃいけないのがフロントのボーカルだと思われますが、その辺りのプレッシャー等は?

みくる 特にはありませんでした。私は私なりに歌えばいいんだと心に決めて入ったので。

星野 逆にすごくバランス的に良かったと思っています。こういったサウンドだからこそのギャップやマッチ具合も含め。逆に幅や私たちだけでは表せなかった歌の世界観が出せている曲に関しては、ホントみくるちゃんのボーカル力のたまものだと感じているので。

■では、ゆーやんの加入は?

星野 以前からサポートの現場で一緒になることがあったんですが、その際のゆーやんの人気からですね。バンドによっては、ボーカルよりもゆーやんの方が人気が高くて、お客さんを呼んじゃうこともあったり。この子は華があるなって。あと、キャラクター的にも天然な面もあるので、この子が入るとすごく各人のキャラクターのバランスもいいだろうなと。もし、ゆーやんがバンド内に2人居たら…と思うと怖いですけど。(笑)

ゆーやん 声を掛けてもらった際はすごく嬉しかったです。元々ガールズバンドを組みたいとの憧れはあったんですが、なかなか集まらなかったり、上手くいかなかったりしてきたので。私自身、李奈(星野)はいいなと前々から思っていたので、こういった華があるけど、曲は激しい、そのキャップを表せるバンドが理想や憧れでもあったので、連絡が来た際はホント嬉しかったです。

山吹 ちょっと私の好みにみんなを付き合わせちゃっている部分はあるかもしれませんが。(笑) 私自身ギターはハード目ですけど、キチンと歌メロがあって歌が楽曲の中心にある、そんなバンドが理想だったんです。それで、このバンドはそれがキチンと確立できているなと感じます。

星野 ルックスやテクニックもそうですけど、キチンと歌ものとしても勝負したいんです。いわゆるサウンドはガッツリと、歌メロはJ-POPでも通用する…みたいな。ライブハウスでも通用するし一般にも通用する、そんな音楽性の両立を当初は目指していて。もう、老若男女、全年齢対象、性別不問で。(笑)