■次が、アメリカはアトランタで行われた『JapanFest Atlanta』ですね。

中島 ここでは、2日間で4ステージに出させていただきました。両日とも2回目のライブは「シアター」という映画館のような会場でライブを行いましたが、それぞれ1回目は「ビアガーデンステージ」に「フードコート」と、いわゆる飲食会場に設置されたステージでのライブでした。お客さんたちも、目的がお酒を飲むことやご飯を食べることなので、そこでどう歌を聴いてもらえるかが大事でした。これは怪我の功名と言うべきなのか、1日目のライブの時に、渡してもらうはずだったセットリストが、PAさんの手元に届いていなかったんです。私はそのトラブルを逆手に取り、1曲歌っては、お客さんたちの反応を見ながら、次の曲を決めるやり方で進めていきました。結果的にそれが良かったらしく、お客さんたちも次第に興味を示してくれて、その後の「シアター」ステージまで見に来てくださる方々が両日ともいました。アトランタの時はスタッフさんたちからも好評で、「あんたは声がすごく大きくていいね」とよく褒められました。これはどのFESTIVALでもそうでしたが、とくにアトランタ公演では、私のSNSのフォロワーが一気に増えて、今もYouTube配信やTikTokライブをやると、「あの時に歌っていた曲だ!」と反応を返してくださる方々がいます。それもすごく嬉しいことですよね。
■アトランタでのハプニングやエピソードもお願いします。
中島 この時期は、毎月のように海外でライブをやっていたことで、私もマネージャーも少しは英語に自信がついたのか、プライベートな時間では地元のレストランを巡り、地元の方との会話も楽しんでいました。もう一つのエピソードは、私がギターのストラップを持って行くのを忘れてしまい、現地のギターショップまで購入しに行った時のことです。そのお店で売っていた楽器が日本で買うよりも全然安かったから、いろいろと買い物をしてしまったこともいい思い出です。
■その次は、インドで行われた『Konnichiwa Japan』への出場でしたね。

中島 私の人生の中で、インドに行くなんて思ってもいなかったから、声をかけていただけたことがすごく嬉しかったです。私たちが出演したのは、日本の文化が好きな人たちが集まる『JAPAN FESTIVAL』だったから、どの国でもみなさん温かく迎え入れてくれます。もちろんインドもそうでしたが、インドの人たちはものすごく熱烈でした。『Konnichiwa Japan』は、巨大なショッピングモールの中にある、大きなフードコートで行われました。そこにものすごい人たちが押し寄せて、ズーッと入場規制がかかっていたほどでした。でも、私たちはその状況をわかっていなくて、一度会場を離れて、再び戻ってきたんですけど、あまりにも人が多すぎて、楽屋まで戻れなかったんですよ。私たちはスタッフパスを持っていたから、無理やり人波を掻き分けては、警備員の方々にパスを見せて、また人波を必死に掻き分けることを繰り返し、やっと無事に楽屋まで戻ることが出来ました。もちろんライブの盛り上がりは本当に凄まじかったです。
■インドでのハプニングやエピソードは?
中島 インドでのお話になりますけど、私たちはホテルから会場までは他の出演者の方々と一緒に、毎回チャーターしていただいたバスで移動をしていました。でも、そこはインドの交通事情ですから、車のクラクションの音がビービーと鳴りっぱなしだし、道を牛たちが平気で横切っていくんです。それでその牛たちをみんな避けて運転をしていくんです。そのバスの後ろをワンちゃんたちが追いかけてくるのも当たり前の景色でした。私たちはあらかじめ、「道にいる犬たちは狂犬病を持っている可能性が高いから、絶対に触るな」と言われていたから、その教えを守っていましたけど、普通に道を歩いているだけなのに、必ずワンちゃんたちが後ろから追いかけてくるんですよ。しかも風が吹く度に砂ぼこりが巻き起こるから、目や鼻、喉を砂で痛めてしまうことも多かったです。
■食事はどうでしたか?
中島 普段は日本食も用意していただいていたので、私たちのチームは、よく日本食を食べていました。でも、一度だけ社食のような場所でのランチになり、そこで本場のカレーを食べたのですが、それがものすごく辛かったです。私は比較的辛いものには強いと思っていたけど、日本の辛さの比じゃなくて!あまりにも辛すぎて、私もマネージャーも「別の食事を食べよう」と、焼きそばを頼んだら、それもヒーヒー言うほどの辛さで……。あの辛さにはまいりました。その分、ラッシーの甘さが際立って美味しかったです。
■昨年に引き続き、今年も海外の『JAPAN FESTIVSL』に出演するために話を進めていますよね?中島さん自身は、今後、海外進出を視野に活動を続けていくのでしょうか?
中島 海外公演が増えてきたのは、最初から狙っていたのではなく、いろんな出会いのご縁を重ねていく中で生まれて増えだしたことですし、今もご縁の輪が広がっているから、そこは引き続き大切にしていくし、今年も海外公演はやります。ただ、今年はもっと国内でのライブ活動にも力を入れていこうとしています。最近の私の場合、海外公演の評判や噂を聞きつけて、国内の方々も私が定期的に行っているライブ配信などのSNSを通して興味を示してくれていて、それで好きになり応援してくださる方々が増えています。だから、今年はそういう方々にも、ライブを通して直接会いに行く機会を増やしたいなと思っています。
■2025年の後半は海外での活動を中心にしていましたが、年内最後のライブは、生誕祭を兼ねた東京でのワンマン公演でしたね。
中島 あの時は、私の30歳の誕生日や年内最後のライブという理由もあって、地元大分県や、九州各地はもちろん、大阪や東京、四国や北海道など、本当に全国各地から東京公演のために集まってくださいました。そういう人たちの熱量を間近で見ているからこそ、私もその想いをみなさんに返したくて、今年は積極的に国内を回りたいなと思っています
■その幕開けになるのが……。
中島 2月15日に大阪で行う『Valentine Live』になります。この日は2部構成で開催します。第1部は弾き語りによるアコースティックなスタイルで、昔の曲も演奏しながら届けようと思っています。そして第2部は、オケを用いて盛り上がる曲を並べた、みんなで楽しくはしゃげるライブにします。しかもこの日はバレンタインライブだから、私の手作りチョコもプレゼントしますよ。実は私は料理がものすごく下手だし、味に自信はないので、渡したチョコをどうするかはそれぞれの自己判断で、食べるかどうかも自己責任ということで、召し上がってください。(笑)
■今年の国内の日程もこれからいろいろ煮詰めていくそうですが、基本はワンマン公演になるのでしょうか?
中島 今年はイベント活動にも力を入れたいので、そこも出会いを大切にしていきたいと思っています。私の場合、国内いろんな地域からライブのために足を運んでくださる方々がいるので、それぞれ地元に来てほしいという声もいただいています。それを行えるようになるための環境作りを今年から始めています。現状はYouTube配信と、TikTokライブ配信が中心にはなっていますし、配信を通して出会う方や、興味を示してくださる人たちも多いので、そこは引き続き積極的に行っていきます。ただ、私は配信者ではなく、あくまでもライブアーティストですから、みなさんと直接触れ合える機会はこれからも大事にしていきたいし、そのための場所は作り続けます。嬉しいのが、配信を通して好きになり、「ライブに行きたい」と言ってくださる方が増えているということ。中にはライブハウスに足を運んだ経験がなく、少し迷っている方も時々お見かけします。そういう人たちが一歩踏み出すための背中を、私の活動が押していけたらいいですよね。ライブ配信でいろんな曲を歌っているから、そこで覚えてもらえれば、ライブに来てもすぐに楽しめますし。私も出会える場をたくさん作っていきますので、みなさんも一歩踏み出してもらえたら嬉しいです。
■今年の活動も楽しみにしています。最後に改めて2月15日に行う『Valentine Live』に向けて、意気込みをお願いします。
中島 この日は2部構成で開催します。1部はアコギの弾き語りで、2部は盛り上がる楽曲を並べた形で進めます。この日は私の手作りチョコもプレゼントしますから、それも含めて思い出作りの場になったらいいなと思います。ここの会場にはバーが設置してあり、飲み物も充実していますから、グラス片手に楽しんでいただくのも良いと思います。ぜひ、一緒にワイワイ楽しく触れ合いましょう!
Interview & Text:長澤智典
PROFILE
温泉ソムリエの資格を持つシンガーソングライター。全国声楽コンクール金賞をはじめ、数々のコンテストでグランプリを受賞し、その確かな歌唱力と表現力で高い評価を得ている。大分市親善大使としての活動を経て、初代MISS ORIENTAL大分大会でグランプリを受賞。日本大会ではF.factory Japan賞を受賞し、華やかなステージ映えと品格ある存在感を示した。近年は国内外での活動をさらに広げ、大阪・関西万博関連イベントへの出演や、JAPAN Festa(イギリス/カナダ/アトランタ/インド)など海外フェスにも参加。国際舞台でもその歌声とパフォーマンスが注目され、グローバルに活躍するアーティストとして存在感を強めている。
https://lit.link/harukanakashima
LIVE
『大阪 Valentine Live』
2026年02月15日(日) 17:30開場
大阪TONE8.0
https://tiget.net/events/456378






