iScream VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

iScream『Maybe…YES EP』

歌やダンス、ファッションやアートの部分でも、憧れを持ってもらえる存在でいたい

Z世代の実力派ガールズユニット、iScreamが遂に1stEP『Maybe…YES EP』でデビューを飾る。彼女たちのプロフィールを簡潔に書いておくと、2018年開催の『LDH Presents THE GIRLS AUDITION』にて、エントリー総数約1万人の中からグランプリやファイナリストまで登り詰めたメンバー3人で構成。歌唱力とダンスの両面で高いスキルを誇示しており、それはこの4曲入りデビューEPにも見事に真空パックされている。現役高校生らしいフレッシュな輝きと、大人顔負けのパフォーマンスを併せ持つ、RUI、YUNA、HINATAの3人にじっくりと話を聞いた。

■みなさんは現役の高校生なんですよね?

YUNA はい。高3(本人)、高3(RUI)、高2(HINATA)です。

■2018年開催の『LDH Presents THE GIRLS AUDITION』にてRUIさんがグランプリになり、YUNAさん、HINATAさんがファイナリストとなり、その3人で結成されたユニットということで、最初に顔を合わせたときの印象は?

YUNA 初めてHINATAに会ったのは三次審査の時で、彼女はツインテールだったんです。前髪もピチッとしていたから、ちょっと個性的なイメージを受けたんです。最初は絶対仲良くならないと思ったけど、合宿で仲良くなりました。明るくて楽しい子だなと思いました。RUIに初めて会ったのは中学1年だけど、当時のことはあまり覚えていなくて。(笑)

■中学の時になぜ出会っているんですか?

YUNA EXPGに一緒に通っていて、その時にグループを組んで、ツインボーカルをやっていたんです。当時は化粧が濃くて、「怖っ!」と思いました。(笑)

RUI あまり良い印象はなかったんでしょ?

YUNA はははは。共通してこの2人とは仲良くならないと思っていました。

■さんざん言われましたが(笑)、RUIさんは?

RUI YUNAは中学で出会った時に「小さっ!」というのが第一印象ですね。でも小さい体から「こんなに声量が出るの!」って。YUNAは関西出身なので、「何とかやねんなぁ」って語り口で、パフォーマンスと喋りにギャップを感じました。ただ、昔から知っているからこそ、YUNAには負けたくないし、お互いにライバル視しているところもあるんです。それがオーディションでもモチベーションになりました。HINATAは、当時HINATAみたいなツインテールのキャラはなかなか周りにいなくて、それにすごくびっくりしました。

■では、HINATAさんは?

HINATA RUIちゃんの第一印象は眼力がすごくて、メラメラ燃えているなと。敵に回したらまずいと思いました。(笑) 強そうな印象だったので最初はすごく気を遣っていました。YUNAは汗をかいている姿を見て、CMに出てきそうな爽やかさで優しそうな子だなと。合宿中もライバルだけど、自分にもアドバイスしてくれて、共に闘ってくれる仲間でした。

■この3人が集まって、いざ始動となった時の心境は?

RUI 最初にiScreamというユニット名を聞いた時は…ガツガツ歌って踊るユニットのイメージがあったので、名前はかわいらしいなと。(笑) だけど、愛(i)を叫ぶ(Scream)というコンセプトを聞いて、カッコいいなと思いました。

■かわいいけど、カッコいい。それはiScreamのイメージにぴったりですね。そして、遂にデビューEP発表というタイミングになりましたが、これまでの期間は長かったですか?

YUNA そうですね。この2年間は私たちにとって長くも、大切な時間でした。コロナ禍もあり、3人でいる時間も多かったので、課題曲を決めて練習して、それをスタッフさんと共有したり、自分たちでダンスを創作したりしていました。この2年間はスキルを磨く期間でした。あと、夜に3人で集まって女子トークもしました。

RUI お泊まり会やったもんね!

YUNA うん!毎晩熱いトークもしました。

■メンバーの意外な一面を知れたところもあったり?

HINATA RUIちゃんは大人っぽくて、クールな印象を受けるけど、案外甘えん坊だなと。(笑)

RUI はははは。

HINATA YUNAは一番ストイックでまじめだけど、少し天然なので、そこがかわいいなと。

YUNA はははは。

HINATA でもYUNAはiScreamをいつも引っ張ってくれますからね。

RUI HINATAは場を明るくしてくれるんです。ムードメーカーみたいな存在ですね。

■では、いざデビューを迎える今の気持ちはいかがですか?

HINATA すごく嬉しいです!

YUNA 逆に実感が沸かないですね。ずっと追い求めていたものだったから。二次元がようやく三次元になるんだなと。

RUI & HINATA はははは。

■今作は自分たちではどんな作品に仕上がったと思いますか?

RUI 4曲入りなのですが、全曲違うiScreamの魅力が詰まっています。“Maybe…YES”(TVドラマ『お茶にごす。』エンディング曲)は、恋するピュアな気持ちを歌っていて、キャッチーでゆったりしたテンポの曲になっています。“Scream Out”は、クールでガツガツ踊っているので、強気な女の子というか、自分たちに自信を持たせてくれる曲ですね。“Sugar Bomb”は、ポップで自分磨きをする女の子のことを歌っていて、前向きになれる曲です。“Pendulum”は、声質もセクシーで大人っぽいし、音楽もオシャレなので、ヘアメイクしている時なんかのBGMにもぴったりじゃないかなと思います。いろんなiScreamの魅力をたくさんの方に知っていただけるEPになっています。

■まず1曲目“Maybe…YES”は、MVにもなっていますが、歌声とダンスというiScreamの魅力が詰まった映像で素晴らしかったです。この曲がMVに選ばれたことに関してはいかがですか?

YUNA 正直、チャレンジの曲でもありました。今までアップテンポの曲が多かったので上手くパフォーマンス出来るか不安もありました。。でも自分たちの等身大さだったり、共感してもらえる歌詞も多いと思いますし、 新しいなと感じました。

■等身大という意味ではどの辺に出ていると思いますか?

YUNA 恋を描いているけど、歌詞は学校のシーンを連想させる内容も多いので、中学生、高校生はもちろん、大人の方にも学生時代の気分を味わってもらえるんじゃないかと思います。今の私たちだからこそ歌える曲ですね。

RUI 衣装やセットも等身大だと思いました。カラフルだったり、高校生の私たちらしさが出ていますから。歌やダンス、ファッションやアートの部分でも、憧れを持ってもらえる存在になれたら嬉しいですし、同年代の方たちもこのMVを見て、「私たちも頑張ろう!」とか、力を与えられる映像だと思います。

■この曲はミドルテンポですけど、歌の表現は難しくなかったですか?

YUNA そうですね。今まではアップテンポなものが多かったんです。初めてこういう楽曲をレコーディングしたので上手く歌えるかなという不安はありました。この曲はミュージカルの主人公になった気持ちで取り組みました。

HINATA それこそ少女漫画の世界に入って、自分が主人公みたいな歌詞でもあるので。全体的にもストーリー性のある内容なので、聴いてくれたみなさんも漫画の主人公になれるのではないかなと思います。

RUI 小竹正人さんに作詞していただきました。たくさんLDHのアーティストさんの名曲を書いている方なので、小竹さんが書いてくれた曲でデビューできることがとても嬉しいです。