JUVENILE×向井太一 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

JUVENILE『GIMME THAT feat. 向井太一』

■自分のライブ活動で海外に行くということだけではなく、こうして海外作品のタイアップを通じて海外へ進出する方法もあるんだなと思いました。お二方はそれぞれ海外に向けての活動もされていますが、そういう意味で今回のタイアップはいかがでしたか?

JUVENILE 正にそうだなと思います。自分が向こうに行くだけが海外進出じゃないというか、今っぽいですよね。しかも今回は中国の映画で。どっちが上とか下じゃないですけど、今までだったらハリウッド映画とかしかなかったけど、今は普通に選択肢としていろいろあるシーンじゃないですか。本当に光栄ですね。

向井 海外進出でいうと、僕も普段はアジアツアーとかをやったりしていて。

JUVENILE MCとかは外国語なの?

向井 その国の言葉で話すのは挨拶程度ですよ。自己紹介とその土地土地のこんなものを食べましたとか。

JUVENILE それを中国では中国語でも言ったりするの?

向井 カンペ見ながらですけどね。(笑)

JUVENILE すごい!すごい!

向井 本当に簡単なやつですよ。でもまたアジアツアーを回る予定だったのが、コロナ禍のせいでなくなってしまったんですよ。早く行きたいという気持ちもあったので、今回はちょうどこういう話をいただいて、向こうに行けなかった分、向こうのファンの人たちにも喜んでいただけたんじゃないかなって思います。そういう別の嬉しさもありますね。

JUVENILE 中国にめっちゃいけてるトラックメイカーとかもいるのかな?

向井 いるんですよ!アジアはクラブシーンも熱いし。アジアのクラブでラップとかをみんなで合唱するとかもあるんですよ。そこで日本とのギャップも感じたりします。日本人はどちらかというとリリックで聴くので、あんまりビートで聴いたりしないっていうのが特徴かなっていうのは思います。

■中国のプロデューサーとコラボしたら、また新鮮な作品が生まれるかもしれませんね。

向井 そうですね。ただ、中国のトラックメイカーとはまだやったことないですね。

JUVENILE そもそも中国と日本って物理的に近いのに、あんまりそういうのがないじゃないですか。もったいないと思うんですよね。

向井 多分、日本と一緒でマーケットが確立しているから、他の国と交わらずともやっていけちゃうんでしょうね。

JUVENILE どうなんだろうね。必要とされれば全然行くけどね。「必要とされるかな?」っていうのは思うよね。(笑) せっかく距離的に近いし、今後また面白いことができればいいなと思います。

向井 国と国とのボーダーみたいなのが外れていったらいいですよね。

■今回の挑戦を踏まえて、今後の展望などはありますか?

JUVENILE 個人的に興味があるのは劇伴です。今回は完成したものに曲をのせさせていただいたんですけど、作っているところから入れたらもっといいなと思います。あとはこれをきっかけに僕自身が中国のことを知る機会が増えれば良いなと思いますし、逆に中国側からも僕の存在が少しでも認知される機会が増えればいいなと思います。あと、今回こういうタイミングで向井さんとやっとご一緒できたので、次はタイアップとかなにもないところから二人でやってみたいなと思います。もちろん向井さんがよければですけど。(笑)

向井 ちょっとそれはNGで……。(笑) 

JUVENILE えーーー!(笑)

向井 冗談です、是非是非ご一緒したいです!すごい理想で言うと、自分のプロフィールで、この作品で歌っていた向井太一って言われるくらい、このプロジェクトも大きくなればいいと思うし、自分の世界が広がれば良いなって思っています。

■ありがとうございます。最後に読者に向けて一言メッセージをお願いします。

JUVENILE 映画が11月12日公開なので、もう1年くらい映画館とかで映画を観るのを我慢していた人たちもいると思うんですよ。まだまだ難しいかもしれないですけど…そろそろいいんじゃないですかね?もちろん外に出ないでちゃんと我慢している人も偉いと思います。でもこの映画が外に出てもらうきっかけでもいいんじゃないかな。ちょっと気持ちが沈んでいたところに、何も考えなくていい映画を是非。外に出るいいきっかけになったらいいなと思います。

向井 そうですね。これだけのスケールでこれだけの楽曲を作ったので、是非映画館で大きいスクリーンで観て欲しいです。

Interview & Text:村上麗奈

PROFILE
JUVENILE
「From Tokyo To The World」を掲げJUVENILE Worldともいうべき独自のCity musicを発信し続けるDJ/アーティスト、音楽プロデューサー。アーティストとしては多方面で活躍中のミュージシャン、俳優、芸人などをフィーチャリングに迎え、自身初のセッションアルバム『INTERWEAVE』を2020年12月にリリース。☆TakuTakahashi、TeddyLoid、claquepot、藤森慎吾、中尾明慶、May’n、おかもとえみ等、豪華客演で話題を呼んだ。音楽プロデューサーとしてはRADIOFISH『PERFECTHUMAN』の作編曲をはじめ、舞台「ヒプノシスマイク」やTokyoFMの2021年ステーションジングルなども担当し、活動の方面は多岐にわたる。
https://juvenile-tokyo.com/

向井太一
1992年生まれ、福岡出身のシンガーソングライター。ブラックミュージックをベースに、ジャンルを超えた楽曲が各媒体・リスナーから高い支持を得る。2017年11月に1stアルバム『BLUE』でメジャーデビュー。香取慎吾のアルバム収録曲、片寄涼太(GENERATIONS from EX-ILE TRIBE) の初ソロ名義作品、NEWSへの楽曲提供や、m-floの“Loves”プロジェクト作品への参加、さらに、人気音楽番組「関ジャム完全燃SHOW」への出演などで話題を呼ぶ。2021年9月22日にはShin Sakiuraと共同制作したEP「DOORS」をリリース。そして、10月13日にはテレビ東京系列で放送中のTVアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のオープニング主題歌である『Bravest』をリリース。 音楽活動をメインにファッションやアートなど、ジャンル問わず継続的にシーンを構築し活動中。
http://taichimukai.com/

RELEASE
『GIMME THAT feat. 向井太一』

配信デジタルシングル
https://lnk.to/JUVENILE_GT

HPI Records
11月12日 ON SALE

作品情報
『 唐人街探偵 NEW YORK MISSION 』

JUVENILE『GIMME THAT feat. 向井太一』

2021年11月12日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか順次公開
監督・脚本:チェン・スーチェン
出演:ワン・バオチャン、リウ・ハオラン、シャオ・ヤン、ナターシャ・リュー・ボルディッツォ、シャン・ユーシエン、ワン・シュン、妻夫木聡、マイケル・ピット
配給:チームジョイ
@Wanda Media Co., Ltd.
https://toujingai-nyc-movie.com/

STORY
中国の天才探偵、チン・フォン(リウ・ハオラン)は、叔父であるタン・レン(ワン・バオチャン)の結婚式に招待され、アメリカ・ニューヨークへ向かう。しかし、結婚式というのは真っ赤なウソで、タン・レンの目的は賞金500万ドルが賭けられた「世界名探偵大会」に参加させることだった。その内容は唐人街マフィアの孫が惨殺された猟奇的殺人事件の犯人を捜し出すというもの。探偵専用の推理アプリ「CRIMASTER」(クライマスター)で世界ランキング上位の名探偵たちも、賞金目当てに各国から集結し、事件の謎に挑む。ところが、この事件は大きな陰謀が渦巻く連続殺人事件の序章に過ぎなかった—。