新体制1周年記念ワンマンライブでメジャーデビュー!
Maison de Queenが4月14日、新体制1周年記念ワンマンライブでメジャーデビューを迎えた。会場となった神奈川・川崎CLUB CITTA’は、開演前から熱気が最高潮。客席の後方では、メジャーデビューを祝う横断幕に寄せ書きをする人の姿がある。開演時間に差し掛かりバックバンドのメンバーが楽器を手にすれば、爆音の中、6人のQueenが優雅にステージを闊歩して観客へと一礼した。そしてライブは高らかな歌声に始まる“FIND ON ME”からスタート。ネオンの輝きにペンライトが眩しく、メロイックでヘヴィなサウンドの中、グループのロゴを背負ってMaison de Queenは躍る。沈黙の中のシャウトには、大歓声が上がった。青い輝きの中でオーディエンスが飛び跳ねた“絶対的、私になる。”は、バンドの轟音よりも激しいコールが湧き起こる。“KILLA”ではフードを被ったぁぃぁぃがフロアを煽り、細かな手振りに個性が滲んだ。「よっしゃ、ついてこれるかー?!」甘やかに歌い出したかと思えば激しい閃光の中で手を伸ばし駆け回る“TWISTED”。リボンやフリルをふんだんにあしらった衣装とは対照的に、バンドサウンドとその歌声は空気の振動が肌に触れるほど激しい。

ここで小休止に自己紹介を挟み、ジェニーが「早速かましてるんですけど、みなさんまだまだ元気出せますか〜?」と問えば、観客はやる気いっぱい。「体力使い切ってください!」の言葉にも大きな返事があった。そしてライブは“MAKE THE QUEEN”、“Proudpuppet”、“偶像ファンタジア”、“いただきビジュアライズへと続く。ステージの上で全てを物語るぁぃぁぃに、笑顔を弾けさせファンとの心の対話を楽しむもいちゃん、不思議なキャラから一転して上品な仕草で魅せる亜門、お姫様めいた雰囲気で華やかに咲く高須賀友香、髪を振り乱し歌声とカリスマ性で魅了するジェニー、エネルギッシュな身体に音楽を刻み込む星空あずき。6人6様の「Queen」は、降り注ぐシャボン玉の乱反射に彩られて美しく輝いている。幕間に映る香港遠征の様子では、グルメに舌鼓を打ったり、海辺ではしゃいだり。微笑ましいその様子に思わず見入っていると、「みんな〜、帰ってきてくださ〜い」ともいちゃんが手を振る。そしてバンドメンバーの告井孝通(Gt)、庄村聡泰(Dr)、サトウレイ(Ba)と、今日の気分や感想を語り合い、Maison de Queenはゲストのアサミサエ(Key)を呼び込んで、初めてのアコースティックコーナーに挑んだ。スマホのライトがステージを照らす中、まず選曲されたのは“TINYDAYS”。ふわりふわり優しく落下する歌声の中で、6人はスタンドマイクを前に己の歌声を響かせる。天井からは星の中のミラーボールが回転し、黒い壁面に宇宙を形作っていった。このコーナーで2曲目に選ばれたのは、メンバーにとっても意外な選曲だったという“KINGDOM”。艶やかな歌声は淡いサウンドの中にも強く高らかに、むしろ色気と激しさを得ていく。そこには6つのスポットが降り注ぎ、Queenたちを彩った。

アサミサエを送り出し、次は待望の新曲にしてメジャーデビュー曲だ。そのタイトルは”scenario”で、ライブ時点では配信もされていなかったため、本当の「初披露」となる。同曲は重厚なミドルテンポの楽曲となっており、6人は爪先を蹴り上げ、身体を大きくしならせる。拡声器で煽るぁぃぁぃに、ペンライトで応えるフロア。深い感動と静かな熱が会場を包んだ。“シュプレヒコール”になると、ヘヴィなサウンドに不釣り合いなほど輝くQueenたち。ジェニーが英語でバンドメンバーを紹介すれば、それぞれが華麗なソロを魅せていく。「シュプレヒコール」の叫びを終えた横顔には汗が張り付いていた。続くのは“Queens”。都会的なライティングに彩られたステージに突き抜けた歌声は天井の存在をも忘れさせ、Maison de Queenは大輪の花の如く咲き誇る。リハーサルでもいちゃんが新曲の振り付けを忘れてしまった裏話もありつつ、ライブはここからラストスパートへ。「CLUBCITTA、全員で!」の声と共に“Jumpin’ Up”、“全壊フラストレーション”で、ドラムの重さは観客のジャンプとあわせて会場を揺らす。“STAY GOLD”ではひとりずつがお立ち台に登り、縦横無尽にステージを駆け回る様を手拍子が追いかけた。ライブ本編もついに残り2曲。フィナーレに近づいても彼女たちの勢いは止まらず、声はますます高らかに、その仕草は大きく疾走感を帯びていく。バンドと共鳴し合う“indication”、そして燃え上がるロゴにペンライトの輝きが応える“I MEAN”。6人は鼓動の中で最後まで声を振り絞り、笑顔でステージを去って行った。

ファンの声に後押され、ここでスクリーンにはデビューレーベルがバンダイナムコミュージックライブの「MoooD Resords」に決定したこと、 そして5月からアジアツアーが決定したこと、9月11日にはZepp Shinjukuでのバンドワンマンライブが行われることを発表。大歓声の中、メンバーカラーのシャツを着て再登場したMaison de Queenは、妖しく轟くドラムとサーチライトの回転の中に“Jumpin’ Up”をドロップする。「私たちはこれからメジャーへ走り出したい!だからこそ一緒に行くぞ!」歌い切って、ぁぃぁぃは今日の感謝をみんなに告げ、決意を新たに「いつか今日このライブに来たことを自慢できるグループになります!」と叫ぶ。そこから流れ込んだ“This is my Life“では、約束の「小指」がステージからの逆光の中に突き上げられた。そしてライブは“Glorious days“で終わりを迎えていく。Maison de Queenの全ては言葉ではなく、そのライブの中にある。舞い散る金色のテープやシャボン玉の中で手を振り、ファンの指に触れて、視線を振りまき、感情を激らせながら歌う6人にそう感じた約2時間。ラストの写真撮影の時には、デビューを祝うファンからのサプライズ横断幕が掲げられ、メンバーが感激するシーンもあった。Maison de Queenの快進撃はまだまだ続いていく。

Text:安藤さやか
Maison de Queen『MAJOR DEBUT ANNIVERSARY ONEMAN LIVE』@川崎CLUB CITTA’ セットリスト
01.FIND ON ME
02.絶対的、私になる。
03.KILLA
04.TWISTED
05.MAKE THE QUEEN
06.Proudpuppet
07.偶像ファンタジア
08.いただきビジュアライズ
09.TINYDAYS
10.KINGDOM
11.scenario
12.シュプレヒコール
13.Queens
14.Jumpin’ Up
15.全壊フラストレーション
16.STAY GOLD
17.indication
18.I MEAN
ENCORE
01.Jumpin’ Up
02.This is my Life
03.Glorious days







