■そして安田レイさんの“Mirror”をカバーされています。
佐藤 はい。レッスンでは歌わせていただくことはあっても、カバー曲を収録するのは初めてのことで、もうすでにみなさんが聴いている楽曲なので、そこを崩さずに自分の中で表現したいものを出すというのが、すごく難しかったところでもあるし、すごく勉強にもなりました。
■どういったところが難しかったり、勉強になりましたか?
佐藤 やっぱり表現ですね。世界観を変えずに、でも同じものをやるわけにはいかないので、自分で探していくというのが難しかったです。
■そこはどのように作り込んでいったんですか?
佐藤 曲を聴いてイメージを作っていくと、安田さんとは違う自分ならではのトーンというか、雰囲気というものを、感じる瞬間があったんです。最初はやっぱり安田レイさんの楽曲を聴いているので、そういうイメージがあるんですけど、楽曲を聴き込んだり、歌詞を読み込んで、ちょっと表情を変えて何回も歌っていくことで、「自分が歌唱するならこれだ!」ってなる瞬間があって。そこから構成ができていった感じです。
■そこに至るまでは時間が掛かりましたか?
佐藤 楽曲にもよるんですけど、これは……結構何度も……数えきれない。(笑)
■ふふふ、そうなんですね。幅広い面を見せてくれたシングルだと思うのですが、あらためてどんな1枚になりました?
佐藤 準備の期間が長かったということもあり、本当に思い入れのある曲ばかりが揃ったと思うし、今年ならではの1枚ができたんじゃないかなと思います。
■ありがとうございます。では、最後に今後の目標を教えてください。
佐藤 私は自分の曲を聴いてくださる人や、自分の活動を観てくださる人たちが、がんばろうとか、強くなれるとか、後押しできる楽曲を歌っていきたいと思っています。それはわたし自身が、悲しい時に悲しい曲に寄り添ってもらうというよりも、わりと強めの曲で、「いくよ!」っていう曲を聴いている時の方が、「そうだ!」って、ハッとすることが多いので、自分もそういう楽曲を歌っていきたいと思っています。
Interview & Text:藤坂綾
PROFILE
幼少期から音楽に囲まれた生活を送り、小学校在学時には単身でオーストラリアへ留学。触れるもの全てが新鮮で、後の人生に大きな影響を与えるきっかけともなった。高等学校は英語科に進学し、再びオーストラリアへ。在学時に友人と行っていた音楽活動では、ガールズグループを結成しVocal&Bassを担当。地元で開催された音楽大会では金賞を獲得するなど、繊細さと強さを併せ持ったその魅惑的なSilky Voiceの存在感が業界関係者の目に留まるようになる。大学在学時には学業と音楽活動の両立を果たしながら、日中友好大学生訪中団員として中国へ派遣されるなど、音楽レッスン、自主トレーニング、歌詞の勉強など、日々準備を重ねてきた。2020年7月、初のオリジナル曲“Play the real”を自身のYouTubeチャンネルに公開、8月にはプレデビュー曲“A KA SA TA NA”を配信限定でリリース。そして、10月から放送されているTVアニメ「魔法科高校の劣等生 来訪者編」のエンディングテーマに新曲“名もない花”が抜擢され、12月2日にデビューシングルとしてリリース。
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RELEASE
『名もない花』
通常盤(CD)
VVCL-1770
¥1,650(tax in)
期間生産限定盤(CD+BD)
VVCL-1771~2
¥1,980(tax in)
SACRA MUSIC
12月2日 ON SALE
https://satomiki.lnk.to/sonyTS
【出演情報】
「Sony Music Artists presents おなじむ vol.1」
2020年12月15日(火)20:00~生配信
https://sma-event.com/onajimu/
佐藤ミキが所属するSony Music Artistsによる配信プログラムへの出演が決定。第一回目となる配信では東京スカパラダイスオーケストラのドラマー・茂木欣一がメインMCとなり、CHEMISTRYをゲストに迎えた一夜限りのトークやミニライブを繰り広げる。