SOLIDEMO VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

SOLIDEMO『Forever young』

■佐々木さんはいかがですか?

佐々木 5年間、いろんなことの積み重ねだったなって思います。うまくいったこともあればうまくいかなかったこともあって、メンバー間でもミーティングを重ねたり、スタッフさんとも話したり、そういうところで絆もどんどん深まっていったと思うし、だからこそ出来る曲も増えたし、技術的な面だけじゃなく、心の成長も出来たのがやっぱりこの5年なのかなって、それはすごく思いますね。

■心の成長とは具体的には?

佐々木 そうですね……。あんましてないなぁ~。(笑)

■え?(笑)

佐々木 前よりは周りが見えるようになったかなと思います。譲れない部分とか頑固な部分もあって、そういう部分はずっと持っておきたいし、自分でも好きなところなんですけど、やっぱり来年30歳なんで……。もうそろそろ新しい球種も増やしていきたいなと。

手島 野球選手か!

■あはははは。(笑)

手島 今、完全にボケる流れだったからね。これがあうんの呼吸です。3人とも完全に見ましたからね、あの間で。

■見ましたね。話の流れ的にいいこと言うのかなと思ったんですけど。(笑)

佐々木 野球好きなもんで。(笑) 球種でいくか、ドラフトでいくか迷って。

手島 ボケの選択だったんだ、あの間は。

佐々木 ドラフトで指名されずに30歳まで頑張るのってキツいなってことを言うか、球種を増やすかって。野球選手も大変だし、いつ戦力外通告されるかとか、僕もまだ……。

手島 野球の話まだするか!

佐々木 でも今までこんなこと言う余裕もなかったんで、これが心の余裕なのかなって思いますね。

■なるほど。手島さんはいかがですか?

手島 僕も5年間あっという間だったなって思いますね。喧嘩とか仲が悪いとかじゃないんですけど、うまくかみ合っていないときとか、同じ方向を向けていない時期もあって。でもそういうことを経て今は絆が深まったと思うし、お互いがお互いのことを信頼する関係が築けた5年間だったかなって。

■メンバーが違う方向を向いてしまったときとかは辛い時期でもあったと思うんですが、それでも続けてこられた理由というのは?

手島 アーティストで成功したいとの想いがあったので、僕の中ではそれが一番強かったですね。あとは地元から出てきたから、成功して帰りたいというか、親とかおばあちゃんとか友だちとか応援してくれてる人に恩返ししたいなって気持ちもあったんで。漫画読んで現実逃避しながらやってきました。(笑) 僕「キングダム」が大好きなんですけど、読んでは中国に行くんですよ。

木全 読み終っても帰ってきてないときあるからね。

手島 でも本当に辛い時期は現実逃避も大事だなって、そう思ったときもありました。

■なるほど。他の方はそういうときはどういう方法で解消するんですか?

木全 僕はお酒ですね。

中山 僕はないんですよね。ストレス発散とかみんなよく言うじゃないですか。それこそお酒とか、いっぱい食べるとか、そういうのがなくて。だから逆にひとりで考えることが多いですね。僕、毎日お風呂にお湯溜めて入るんですけど、その時間によく考えたりして。それが息抜きかなって最近気づきました。

■考え過ぎてどつぼにハマっていったりしないですか?

中山 完全に煮詰まったたら誰かしらに話しますね。話すだけですっきりしたりするじゃないですか。それでだいたい大丈夫かなって。

■なるほど。佐々木さんは?

佐々木 僕は仲のいい友だちに会うかな。東京が地元なんで、アーティストと関係ない仕事をしている人とか、同年代でお店出している友だちが多いんで。そこでご飯食べたりお酒飲んだり。

■そこはバッティングセンターとかではないんですね…。

佐々木 そうか!そうだった!(笑)

手島 パッて見たけど、あ、ここはボケないなって、目をそらしました。(笑)

佐々木 中山が話してる間、俺のストレス発散は何だろう?ってマジで考えていました。(笑)

中山 真面目か!(笑)

佐々木 だいぶ恥ずかしい…。俺、今すごく恥ずかしい…。(笑)

手島 いいんだよ。

■あはは。話そらしちゃったんで、木全さん、5年間振り返っていかがですか?

木全 そうでしたね。(笑) 本当にいろんなことをやった5年間だったなって。最初は踊らなかったけど、少しずつダンスをするようになったり、アカペラをやったり、トークもやってみたり、そこからバラエティの番組をやってみたり……。いろんなことを積み重ねてきた5年間だったなって思いますね。でもどれもが誰かしらの何かに生きていると思うんですよ、今までやってきたことって。だからどれも間違っていなかったんだろうし、いろんなことにみんなで挑戦してきたからこそ、8人の仲の良さがこの5年で高まって、こういう風になれたのかなって思いますね。

■本当にいろいろなことに挑戦してきた5年間だと思いますが、今後挑戦したいことは?

手島 もういっぱいありますね。いっぱいあるけど、アカペラをもっと突き詰めていきたいかな。8人でコーラスをやっているグループってなかなかないし、アカペラって6人組が多いんですけど、僕らは8声使えるから、いろんなメロディラインができるんで。「SOLIDEMOっていったらアカペラだよね」って言ってもらえるように、もっといろんな見せ方をしていきたいですね。ダンスしながらアカペラとか、見たことのないエンターテイメントを作れたらいいなって思います。

木全 僕はMCもやっているので、もっとトークでいろいろ出来たらいいですね。そういう部分でもっと挑戦出来たら、SOLIDEMOにも生かせるんじゃないかなって。ゆくゆくはトークイベントみたいなものもやりたいなと思っています。

中山 僕は役者のお仕事もやらせてもらっているんで、僕が出ているドラマの主題歌を歌いたいなって。

手島 それ最強やね。

中山 最強だよね。

手島 書く書く、みんなで歌詞書くよ!

■それ最高ですね。楽しみにしています。

中山 はい、頑張ります。

■佐々木さんは?

佐々木 今回“Forever young”も“The Good Life”も振り付けにおもしろい要素がいっぱいあって、カットというか流れが早いんですよ。そういうのって観ていてわくわくすると思うし、そういう部分をライブでもっと表現出来たらなって。フォーメーションもそうだし、例えばこっちではこんなことが行われているけど、あっちではまた何かが始まるとか、わくわくすることをもっと表現していけたらなって。SOLIDEMOならではのライブってたぶんもうちょっと突き詰めなきゃいけないところだと思っていて。それこそ他のグループと一緒だとダメだし、このメンバーだったら絶対出来ると思うので、そういうものをテーマに掲げて、これからやっていきたいと思います。

Interview & Text:藤坂綾

PROFILE
全員の平均身長が180cm以上の8人組男性ボーカルグループ。SOLIDEMOとはSOLIDとEMO(emotional)の2つを組み合わせた造語。クールで品格のある一面を持ちながらも時に女々しい恋心を歌う、その2面性からSOLIDEMOと命名。『メイド イン ジャパンのアーティストがアジアで活躍する』ことを目標に、2014年4月16日1stシングル『THE ONE』でメジャーデビュー。また2014年12月「第56回 輝く!日本レコード大賞」新人賞を受賞。2019年4月21日にTOKYO DOME CITY HALLにて、5th ANNIVERSARYライブを成功させ、8月14日リリース12thシングル『Forever young』と、引き続き精力的に活動中。
https://solidemo.jp/

RELEASE
『Forever young』

SOLIDEMO『Forever young』

SOLID盤(CD+DVD)
AVCD-94434/B
¥2,160(tax in)

SOLIDEMO『Forever young』

EMO盤(CD)
AVCD-94435
¥1,080(tax in)

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8月14日 ON SALE