変化する途中の「今」を閉じ込めた『スプスラッシュBEST!!』。
スプスラッシュがミニアルバム『スプスラッシュBEST!!』を8月5日にリリース。「スプラッシュ&スラッシュ」を語源としたグループ名を持ち、爆発力最大、疾走感MAXがコンセプトのアイドルグループ「スプスラッシュ」。今作はZeppワンマンの開催を記念してリリースされるベストアルバムとなっている。インタビューでは、兵頭妃華、佐々木ひなの、永瀬莉乃、越まりん、奥村ゆうの5人にベストアルバムにまつわる話を語ってもらった。
■VANITYMIXでは初めてのインタビューになりますので、まずは自己紹介と一緒に特技や最近ハマっていることを教えてください。
奥村 ホワイト担当の奥村ゆうです。特技は裁縫とか、ヘアアレンジです。あと自炊も結構していて、家庭的なことをやるのが好きです。めっちゃ美味しい豚汁が作れます。
越 ピンク担当の越まりんです。特技は野球です。お父さんが少年野球のコーチをやっていて、女子野球ではなく、男の子たちの中でひとりで頑張ってやっていました。
永瀬 パープル担当の永瀬莉乃です。最近は筋トレにハマっていて、プランクをしたり、家の中で自転車(エアロバイク)を漕いだり、ひねる運動も追加で始めたりしています。自転車は1回20分くらい漕いでいるので、おばあちゃんに「脚が競輪選手みたい」と言われちゃいました。(笑)
兵頭 レッド担当の兵頭妃華です。特技は体が柔らかいところで、最近ハマってることはお散歩です。家に私と同じくらい大きい愛犬がいて、毎日一緒に1時間くらいお散歩しています。
佐々木 ブルー担当の佐々木ひなのです。特技はダンスと高速まばたきです。ハマっていることというか、趣味が旅行に行くこととドラマを見ることで、インドア派とアウトドア派のどっちでもあります。
■ありがとうございます。ミニアルバムについての質問もたくさんあるのですが、初めに衣装について聞かせてください。食べ物がモチーフだと伺いましたが、それぞれなぜその食べ物がモチーフになったのでしょうか?
奥村 私はホワイト担当なので「白で」と言われたのですが、思いつくのが大根やはんぺん、とろろみたいなものばかりになってしまって、正直言って可愛いものがなくて……。(笑) 候補の中にはソフトクリームのような甘い物もあったんですけど、「ご飯系のもので探してほしい」と言われたので、最終的にふわふわの食パンがモチーフになりました。そうしたらモコモコの衣装になって、腰のところには可愛いパントリオがいます。このパンの名前はゴンザレス、キャサリン、東山です。(笑)
越 私はいちごミルクがモチーフなんですけど、キャラ作りではなく本当にいちごが好きで、担当カラーがピンクなので、いちごミルクにしました。いちごだけだと赤なので、ミルクを混ぜていちごミルクのピンクです。
永瀬 私はパープル担当なんですけど、パープルの食べ物がなかなかなくて、最初「ナスかブドウ」と言われたんですよ。(笑) でもどちらもあまりピンと来なくて、私のキャラにも合わなかったんですよね。私はよく「不思議だね」「変わってるね」と言われることが多いので、わたあめかカップケーキの二択になって、カップケーキを選びました。チェリーなどでカップケーキを表現しつつ、少し物足りなくて、自分でパーツをつけ足したりもしています。
兵頭 私は「メインがオムライスのお子様プレート」です。黄色が玉子で、赤がケチャップだったり、エビフライの飾りだったり。私はキャラが子どもっぽい感じなので、お子さまプレートでやらせてもらっています。
佐々木 私はソーダとかラムネらしいんですけど、あんまり要素は無いですね。(笑) 青い食べ物自体が少ないので……胸のリボンはストローの要素です。
■みなさんそれぞれの担当カラーと個性が合わさっての衣装なんですね。素敵です。それではミニアルバム『スプスラッシュBEST!!』についても伺っていきたいのですが、今作はどんな作品に仕上がりましたか?
奥村 いろんな曲が集まっています。エモい曲もあれば、カッコいい曲も、夏っぽい曲も、可愛い曲も、新曲も。私たちのいろんな表情が聴けると思います。
■この1枚を聴けばスプスラッシュの「今」がわかる作品になりそうですね。今回のレコーディングは自分的に100点中、何点のパフォーマンスができましたか?
奥村 う~ん、53点かな。(笑) 今回の新曲“レジェンドメダリスト”がスポーツや応援をテーマとした曲で、キーが高めなのですが、私自身は声がちょっと低めで、出しにくいところを無理やり出したりして、そのことに精一杯だったんです。あと、レコーディングになると掛け声のパートも棒読みになっちゃって……。それで何回も撮り直したので、53点です。
越 私は73点です。今作から全員、全曲歌割りが変わって、レコーディングで初めて新しい歌割りで歌ったので、少し初々しさもあるかなと思いました。それで73点です。
永瀬 私は84点で。私は声が柔らかいんです。だから強い曲を歌うのがとっても苦手なんですけど、新しい歌割りになって、強く歌うところが増えてしまって、そこに苦戦しています。あと、レコーディングで感情を込めるのが苦手でして、ライブではバラードもちゃんと歌えるのに、録音するとなった瞬間、感情が消えてしまうんです。でも頑張ったので84点にします。
兵頭 私はもう満点を超えて120点です。(笑) 最初にレコーディングした時は結構緊張していて、固くなっちゃった部分もあったんですが、プロデューサーさんやミックスの方と何回も録り直して、最終的には100点を超える120点をいただけて、自分でも納得いっています。ライブの時は240点出します!(笑)
佐々木 私は76点くらいです。実はレコーディングの時の記憶が曖昧で……。でも、よくできたハズです。(笑)
■一番時間がかかった曲はどれでしたか?
奥村 やっぱり新曲の“レジェンドメダリスト”ですね。掛け声や裏のガヤも録ったのですが、みんなが高い声で「イェイ!」と言っている中、私は声が低めだから、本当に棒読みに聴こえるんです。それが大変でした。声が低いと、楽しんでいるのに「ホントに楽しい?」と聞かれるんですよね……。全然楽しいし、高い声のイメージも強く持っているんですけど、これ以上の声が出ません……となります。
越 私も新曲です。落ちサビを歌ったのですが、かわいいパターン、カッコいいパターン、なめらかなパターンなど、5パターンくらい録り直させていただいて、そこだけで30分くらい歌いました。
兵頭 私は“モノクロノボク”に時間がかかりました。地声とミックスと裏声の3つを使えるんですけど、この曲はめちゃめちゃバラードなので、プロデューサーさんから「このフレーズは裏声で、その前は地声で、その次はミックスで……」と、使い分けを要求されまして。(笑) でも、好きな曲だしバラードも好きなので、気持ちが入っちゃって。そういった細かい部分でお互い納得がいくところまで詰めたら、一番時間がかかりましたね。
永瀬 私は“カミナリ”に時間がかかりました。カッコいい系の曲なんですけど、1発目の強い音を当てるのがすごく苦手で、「プロデューサーさんはなんで私にここ歌わせるのを選んだの~?!」と苦戦しました。(笑) ギャップを狙えるように頑張ります。
佐々木 私も“カミナリ”ですね。納得いくまでに時間がかかりました。
■今作のベストパフォーマンスはどの曲のどの部分ですか?
佐々木 新曲に「筋肉だけは裏切りません」というフレーズがあるんです。そこは1回録ったんですけど、プロデューサーさんから「もうちょっとふざけた感じでやってほしい」と言われて、録り直しました。そこがベストかな。ぜひ楽しみに聴いてください。
奥村 “カミナリ”です。私は声がデカいというか、太い声をしているので、プロデューサーさんにも「合う」と言われました。やろうとしてできたわけじゃないんですけど、たまたまがなり声みたいな声が出ちゃって、「こんなこと自分もできるんだ」と思って、楽しかったです。
永瀬 私は“ファーステストラブサマー”です。いつもゆったりした喋り方なんですけど、“ラブサマ”の時はしっかりと喉を絞って、アイドルらしい萌え声を出す必要があったので、みなさんの感想も楽しみにしています。
越 私は“もぐきゅんラブストーリー”の1サビと落ちサビです。セリフパートがあって、可愛く歌えたと思います。
兵頭 ひとつめは“モノクロノボク”のサビと落ちサビの部分です。もう「感情100%!」みたいな部分があって、そこは感情を込めてエモい感じで歌って、満足いきました。ふたつめは“レジェンドメダリスト”にある歌い上げる系のカッコいいパートです。レコーディングの時もめちゃめちゃ上手くいって、いい感じでした。このふたつがベストです。
■ここからは曲の歌詞にちなんだ質問をさせていただきます。まず“カミナリ”について、今までで一番努力したことはなんですか?
奥村 私は継続力です。学生時代は部活も厳しい所に入っていて、「続けること」を頑張っています。
永瀬 私もアイドルをやるために毎日茨城から通っていて、その移動手段が毎日辛いんですけど、頑張っています。
兵頭 メンタルですね。私、歌もダンスもこだわっちゃうんです。だから最初の頃はよくできないとすぐに落ち込んじゃって、眠れなくなることもあったのですが、最近はメンタルが強くなって、とことんやったら眠れるようになりました。とことん努力することに磨きをかけています。
佐々木 私も部活でした。ダンス部に入っていて、全自分をかけていました。全国大会で優勝するのが目標だったんです。
越 私は野球です。男の子たちの中でやっていて、小さい頃はメンタルがやられて、毎日「帰りたい、帰りたい」と言っていたんですけど、お父さんが監督だったから帰らせてもらえず、たくさん食べて男の子みたいな身体にならないといけないということで、苦しみながらも努力していました。