THE BEAT GARDEN VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■今回の“エレメント”は、Recording Videoや、Performance Video、Music Videoなど、いろいろな動画が公開になっていますが、それらの動画の見どころや、注目してほしいポイントがあったら教えてください。

U 今回のMusic Videoは、DXTEENの田中笑太郎さんに出演してもらったんですけど、同じボーイズグループで、その垣根を越えて一つの作品を一緒に作れたのが嬉しかったです。彼が俳優としてこれから築いていくキャリアの第一作目として僕らの作品に出てくれたみたいなので、それもすごくありがたかったです。きっとこれからの彼のキャリアは輝かしいものになると思うけど、彼が振り返った時に、初めての作品がこの曲で良かったなと思ってもらえるような脚本を監督さんと一緒に組みました。見ていただく人も、笑太郎さんがすごく素敵なお芝居をしてくれているので、僕らの歌唱シーンよりも、彼の演じる演技に注目して見ていただけたら嬉しいです。Performance Videoに関しては、僕らはやっぱりライブ感やビート感を大事にしていて、そこがストロングポイントだと思っているし、J-POPや歌謡曲というジャンルを歌っているグループとしても、ライブ感が強めに出ているグループだと思うので、「意外とこんな感じで歌うんだ」というをまず見てもらいたいなと思いました。まだ知らない人たちには知ってほしいし、ライブもぜひ見に来てほしいなと思います。

■Recording Videoの見どころはありますか?

KAI Recording Videoは、画の切り替わりというか、しっかり4人のボーカルがいて、kowta2のDJがいて、このスタイルでやっているというのが、音だけで聴くよりもわかりやすいと思います。実際にMusic Videoよりも、この人がここでこういうふうに歌っているんだというのが、表情とかも見せながらやれているので、ぜひそういうところも見てもらえたらと思います。

U 意外と元のオリジナルメンバーの3人は声が似ていたりするので、十年以上一緒に歩んできて、そこは良さだとも思うんですけど、あらためてどこのパートは誰が歌っているのかがわかるので、そこを見てもらえたら嬉しいし、KAIは逆に今までの活動では顔を出さずに歌っていたので、実際にはどういう表情で歌っているのかを見てもらえるいい機会だと思います。kowta2も、もうサポートメンバーではなく、僕らはちゃんとDJのいるグループだというのがわかるので、それを改めて見てもらえたらと思います。

■そしてカップリング曲の“消しゴム”は、いろいろと突っ込みどころがたくさんある意味深な曲でしたが……。この曲も作詞・作曲はUさんですが、これもまた平成を意識して作った感じですか?

U これもそうですね。今、時代的にも平成にフォーカスが当たっているので、ちょっと意識はしました。

■これは何をモチーフにした曲なんですか?

U この曲は男女の関係を歌っていて、女性目線の曲なんですけど、本当の関係になりたい女心を描いています。

■この曲の歌詞をめちゃくちゃ深読みしたんですけど、タイトルはなんで「消しゴム」なんでしょうか?

U 嬉しいです。(笑) これはですね……まぁ、その……そういう行為の時に付けるゴムのことを歌っているんですけど、男女の会えない寂しい気持ちとか、会えるまでのモヤモヤした気持ちを消してくれるのも、結局はその行為であったりするから、本当は女性として、恋人として見て欲しいんだけど、その行為をする時にゴムをつけられるほど、自分が消えていくような気持ちになるのを歌っていて。そのモヤモヤを消すのもゴムだし、自分自身の存在を消してしまうのもゴムなので、2つの意味で“消しゴム”というタイトルにしました。

■なるほど、深いですね。ちなみに歌い出しの女性の声は誰の声ですか?ボーカロイドか、もしくはKAIさんの声を加工したものだったりとか?

U これは知り合いの女性ボーカルの人の声です。僕のイメージした声があって、それをみんなに伝えたら、こういう声になりそうな人がいると、KAIが紹介してくれて。それで歌ってもらった声にオートチューンをかけてボーカロイドっぽくしています。

■出だしのUさんのセリフは、いつものUさんらしからぬキャラで、ちょっとオラオラ系の口調で「ん?来て!」と言っていますが、あれはどんな設定なんですか?

U この曲の男性像としては、「来いよ!」と強く言えるようなタイプじゃないんです。ちょっと本命になりそうなオーラも含んだ一言ということで、「ん?来て!」という感じなんですよ。ちょっと強めだけど、お願いしている感じで、きっと本当はいいやつなんだろうなという感じが伝わるようにしました。(笑)

■曲に関してはどういうイメージですか?

U この曲は“エレメント”のカップリング曲ということで、ライブで盛り上がれるようなイメージで作りました。本当は最初はこんな曲じゃなかったんですけどね。(笑) 昌斗とふとした時に話をしていて、「ビートガーデンは愛を歌うグループなのかもな」と言った時があって。この曲も“エレメント”とはまた違う愛を歌っている曲なので、それを愛を歌うという意味で、私という存在にフォーカスした時に、このメロディーだったらこういう歌詞が映えるかな、みたいな感じで組み立てていきました。

■他のみなさんは、この曲があがってきて初めて聴いた時の感想はいかがでしたか?

KAI 楽しい曲だなと思いました。ライブ映え間違いなしの曲だなと。それに、歌詞がすごく可愛いって言い方はあれですけど、すごく特徴的だし、「恋のハッピーエンドは神話かなんかですか」とか、「PayPay」や「一二三」とか、すごくキャッチーなフックになるフレーズが盛りだくさんなので、1番を聴いても、2番を聴いても、どこを聴いても盛り上がれるかなと思います。

U それに「ドレミファソラシタジタジ」と歌っているけど、全然音はドレミファソラシじゃないところも。(笑) でもこの「タジタジ」が、この歌詞を引っ張ってくれているのかもしれないです。あんまり今は「タジタジ」という言葉は言わないでしょ?なんか僕的にはポケベルのイメージなんですよ。(笑) 空気感的にちょっと古い言葉と言えば古い言葉なんだけど、今の令和の子たちがこの曲で踊ってくれたりとか、ライブで僕らが歌ったら、ちょっと可愛らしいかなと思って。(笑)

 “エレメント”はどちらかというと歌詞から入るけど、“消しゴム”に関しては、メロディというか、あのサウンドが第一印象でもノリがよくて気になりますよね。KAIが言ってくれた通り、ライブでもすごく映えるなと思いました。あと、ギターのリフみたいなところが自分としてはすごく印象的だったので、Uさんに「これはどうしたんですか?」と聞いてみたら、元々はそのフレーズは鼻歌で歌ったものをアレンジャーの橋本幸太さんにお渡して、それをギターのリフでなぞってくれて今のこの形になったそうです。僕だったら曲を作る時は、音を打ち込むところから始めるけど、それを鼻歌でやっているというのがすごいですよね。(笑)

U 全然すごくないけど……。ボイスパーカッションみたいに鼻歌でフレーズを歌っているのを、ちゃんとなぞって弾いてくれる優しいアレンジャーさんがすごいんです。(笑)

KAI でも、アレンジャーさんは「天才だ!」と言っていましたよ。(笑) 

■それは平成の人あるあるかもしかれないですよ?!平成の曲は、だいたい間奏にギターソロが入っていたので、よくそのギターソロを口ずさんで歌ったりしていましたよね。(笑)

U 確かに!それかもしれないですね。(笑) 平成あるあるかもしかれない。

■話がそれましたが、kowta2さんはこの曲を聴いた時はいかがでしたか?

kowta2 そもそもこの歌詞はちゃんと通るの……?と思いました。(笑) でもこれはそのまんま変更されずに通ったみたいだから、「すごいな!」と思いました。

昌斗 これは雰囲気的な話なんですけど、なんか自分のテーマソングができたような気がしました。このカテゴリーなら僕は自信を持って歌えるなと。(笑)

U それはバックボーンとして?(笑)

昌斗 はい!いつまでも少年でいたいです。(笑)

■こちらもレコーディングの時に意識した点や、難しかった点などがあったら教えてください。

U この曲は女性の私目線なんですけど、僕の存在を意識してディレクションをしていて、なんかちょっと悩ましいけど、投げやりになっちゃっているような感じを出したくて。“エレメント”の方はすごく丁寧に歌うことを心がけましたけど、“消しゴム”の方は、ラップフローみたいなものを意識して歌う必要がありました。全体的にちょっとメロラップっぽくというか、そんな感じでレコーディングしました。

KAI このサビ頭の「君と」と、「もう」のところと、その後では、ちょっとテンションが変わるんです。そこでテンションがガラッと変わることで、聴いている人が「ハッ!」とするようなイメージで歌いました。サビの中でもそこだけは、はっきりと分けて歌うようにしました。

 “消しゴム”は、“エレメント”とはまた違って、この歌詞の中の僕になりきって、いい意味で気だるく歌うというのを心がけました。僕は2番のAメロを歌わせていただいているんですけど、この3行もちゃんとそれぞれ違うテンション感というか、温度感を変えて歌うのを意識して歌いました。その辺を踏まえてレコーディングには挑めたかなと思います。

■昌斗さんはご自身のテーマソングを歌ってみていかがでしたか?

昌斗 すごく自分らしくいい感じで歌えました。(笑) もちろん5人で歌って、それが1曲になるんですけど、なんか聴いてもらうセクション毎にいろいろな人格があって、すごく面白いなと思います。僕は結構ローが効いているパートが多かったので、ちょっと色気のある人格が現れているなと思います。

■今年は3月と5月にツーマンライブがあって、9月からは全国ツアーも発表になりましたが、まず今年に入ってからツーマンライブを積極的に始めたのには何か理由があるんですか?

U はい。今まで意外とタイマンのイベントには出てこなかったなというのがあって。あらためて3人の活動から振り返った時に、この5人になって、まずは去年はビートガーデンというもの自体をもう一度あらためて確立させるというのを目標にライブをやってきました。それでもうKAIも思ったよりも馴染んできたし、ちゃんとビートガーデンにいい影響を与えてくれているので、「この5人はこういうスタイルだよね」というのがしっかりと見えたので、それで同じボーイズグループ同士でライブをしてみたら楽しいだろうなと思って。ワンマンライブはもうツアーをすることが決まったので、他のボーイズグループとリハーサルからご一緒させてもらったら、よりいろいろなことが感じられると思うし、いろいろな意味でボーイズグループというものにフォーカスした一年になればいいかなと思っています。

■ツアーについては9月からなので、まだ気が早いかもしれないですけど、どんな感じになりそうですか?それに向けての意気込みを聞ければ。

U もうタイトルは決定しているんです。「NITORO POP」というタイトルなんですけど、「NITORO」は「起爆剤」という意味があって、J-POPを起爆剤にして飛躍していきたいという気持ちを込めていて、僕らはエレクトロロックをベースに、ドラマの主題歌だったり、オーバーグラウンドに出ていく時に、J-POPに昇華していくというのをテーマにしているグループなので。今回はJ-POPを起爆剤にして飛躍していけるようなツアーにできたらいいなと思って、このタイトルにしました。

■なるほど。ではライブもポップなイメージになりそうですか?

U それはまだ何も決まっていないんですけど、そういうラインを想定してやれればいいですね。

■まだ先ですからね。では自分的にはこんなことをしようかな?と思っている人は?

昌斗 僕はちょっと突拍子もないんですけど、最近、他のボーイズグループのみなさんのライブにお邪魔させてもらったりしていて、割とみなさんユニットでのセクションとかを作っていたりするので、それをやることによって、グループ全体でパフォーマンスした時に、「これだからみんなで一緒になった時に素敵に見えるんだ」ということに気づいたんです。元々ルーツも全然違う人たちの集まりなので、なんかそういうのもやってみたら、ビートガーデンの一つの味になっていくのかもな、みたいなことをちょっと想像したりしました。

■いいじゃないですか!グループ内でのユニットは確かに面白いかもしれないですね。昌斗さん、ギターは?(笑)

昌斗 あ、忘れてました!(笑) でも前回のツアーでもファイナル公演だけは弾かせてもらいました。

■kowta2さんのアクロバットは?

kowta2 アクロバットはもちろんやりたいんですけど、僕は客席でDJをやってみたいです。別に1曲だけでいいので。結構ハードルは高そうですけどね。(笑)

 ビートガーデンは、音楽ジャンル的にも唯一無二というか、ビートガーデンとしての音楽をやれていると思うので、そういった中で、照明だったり、映像だったりにもこだわったら面白いんじゃないかなと思っています。あとは、一人一人にフォーカスできるポイントだったり、そういった見せ場を作ったら、視覚的にも楽しんでいただけるんじゃないかと思います。

KAI 今回のツアーは「NITORO POP」ということなので、結構ビートガーデンのファンの方たちは、ジャンプとか、声を出したりとか、手振りをしたりとか、すごくマスターしてやってくれるので、前回のツアーではプチダイブをしたり、僕らがステージから客席に降りるというのもやったんですが、あれってロックの文化というか、楽しみ方なので、それをポップでやってみるのも面白いと思います。このツアーのいい起爆剤という意味では、「ウォールオブデス」とかをポップな曲でやってみるのもちょっと新しいかなと思います。(笑) ポップなファンの人たちの新しい楽しみ方みたいなものを見つけていけたらいいなと思います。

■では最後に読者に向けてそれぞれメッセージをお願いします。

KAI 今作の“エレメント”はドラマの主題になっていて、自分はメインで歌わせてもらっているので、すごく思い入れもありますし、“消しゴム”もサビを歌わせてもらったので、このCDが新しい5人体制になったビートガーデンを知ってもらういいきっかけになったらいいなと思っています。もっと知ってもらうためにも、たくさん歌って、みんなのところにも会いに行く機会も増えていけばいいなと思います。この一年はいい感じでスタートできたので、全力でいかせていただきます。

 “エレメント”は目に見えない感情みたいなものを歌っているので、誰かのことを想っている人だったり、逆にそういう気持ちを持っているけど体現できていない人だったりとか、そういう人たちにたくさん聴いてほしいです。みんなの日常に寄り添いながら、今作の2曲とも愛していただけたら嬉しいですし、この2曲を引っ提げてのツアーもあるので、みんなと一緒に駆け上がっていけたら嬉しいです。

kowta2 今作は“エレメント”を聴いて、すごくいい曲だなと思ってくれると思うんですけど、 カップリングにはすごいとんでもない曲が入っているので、「これを歌っているのは同一人物なのか?」と、思われるかもしれないけど、この作品は本当にさっきも言ったように化学反応なので、とりあえず「ん?来て!」ではなく、「ん?聴いて!」という感じです。(笑)

昌斗 こんなにもすべてをさらけ出せているグループもなかなかいないと思いますし、ありがたいことにツアーの発表もできたり、イベントとか、インタビューとかで出会ってもらう機会もたくさんあるので、本当に今の自分たちは自信を持ってライブやっていますので、是非ライブに一度会いに来てほしいなと思います。ドラマと一緒に今作も聴いてください。

U 僕らはダンスミュージックとロックを掛け合わせた音楽をやっているので、そのジャンルのどちらかが好きな人は、ぜひライブに来てくれたらきっと楽しんでいただけると思います。表だけの情報で見ると、普通のボーイズグループではあるんですけど、みんなが言うように、ライブ感をすごく大切にしているし、ライブが大好きなグループなので、曲を全然知らなくてもいいし、口ずさめなくてもいいから、ただノリで見に来てくれるだけでも嬉しいので、ぜひライブで会えるのを楽しみにしています!

Interview & Text:土谷拓史

PROFILE
作詞・作曲を自ら行うグループ。2016年7月に1st single『Never End』で UNIVERSAL SIGMAよりメジャーデビュー。2021年8月にリリースした3rd album『余光』は、Billboard JAPAN週間アルバムセールスチャート“Top Albums Sales”にて、自己最高位となる3位を記録した。2022年8月には、テレビ朝日系ドラマ「六本木クラス」の挿入歌『Start Over』をリリースし、配信チャート23冠を獲得。現在までに『Start Over』の総ストリーミング数は1億回を記録している。2024年2月には、福士蒼汰さん主演ABCテレビ・テレビ朝日系列ドラマ「アイのない恋人たち」の主題歌となる『present』をリリース。4月には、自身最大規模のZepp DiverCityTOKYOで単独公演を開催し、満員御礼で完売公演となった。同年7月9日に最新曲『わたし』を配信リリース。桜田ひよりさん主演カンテレ・フジテレビ系火ドラ★イレブン「あの子の子ども」主題歌を担当。2025年に新メンバーを追加することを発表。これまでサポートメンバーとして活動していた kowta2が正式メンバーとなり、また新たにヴォーカルKAIを迎え入れ、今年3月26日には、新体制1枚目となるシングル『Happy Ender』をリリース。8月27日には、新体制として初のアルバム『MADE IN DAMAGE』をリリース。自身初となるオリコンデイリーランキング1位を獲得。
https://thebeatgarden.com/

RELEASE
『エレメント』

初回生産限定盤(CD+DVD)
UMCK-7308
¥2,200(tax in)

通常盤(CD)
UMCK-5798
¥1,200(tax in)

UNIVERSAL SIGMA
3月18日 ON SALE

LIVE
『THE BEAT GARDEN one man live tour 2026「NITRO POP」』
全会場・日程:
・9月12日(土)【大阪】梅田Shangri-La 17:15 / 18:00
・9月19日(土)【熊本】B.9 V2 16:30 / 17:00
・29月20日(日)【福岡】DRUM Be-1 16:30 / 17:00
・10月3日(土)【埼玉】HEAVEN’SROCKさいたま新都心 16:30 / 17:00
・10月10日(土)【岡山】LIVEHOUSE image 16:30 / 17:00
・10月11日(日)【香川】高松DIME 16:30 / 17:00
・10月17日(土)【長野】長野ライブハウスJ 16:30 / 17:00
・10月24日(土)【宮城】仙台MACANA 16:30 / 17:00
・10月31日(土)【滋賀】滋賀U☆STONE 16:30 / 17:00
・11月1日(日)【愛知】ElectricLadyLand 16:30 / 17:00
・11月15日(日)【東京】LIQUIDROOM 17:00 / 18:00
https://thebeatgarden.com/nitropoptour/