心が挫けそうなときには、“最大YELL”でエールをもらってください。
グループのコンセプトに「CHEER(応援)」を掲げ、「今を生きるすべての人へ“最大YELL”を贈る」ことを大切に活動をしている、JUNON発ガールズアイドルグループYUM!-TUK!(やみつき!)。彼女たちが、「グループ史上最大の応援ソング」としてライブでも人気の高い“最大YELL”を表題曲にした1stシングル『最大YELL』を8月26日にリリース。翌日には、埼玉西武ライオンズ公式パフォーマーのbluelegendsと試合前にコラボパフォーマンスも決定した噂のYUM!-TUK!の魅力を、平真帆、齊藤ハルセ、上園梨々花、凪沙茉莉果、末永澪璃、佐々木宝の6人に語ってもらった。
■YUM!-TUK!には、チームYUM!(平真帆・齊藤ハルセ・上園梨々花)と、チームTUK!(凪沙茉莉果・末永澪璃・佐々木宝) 2つのユニットが存在していますが、それぞれのチームの特色を教えてください。
平 たまにラジオ番組に出演する時に「今日はチームYUM!です」、「今日はチームTUK!です」と分かれることはあっても、普段は基本的に6人で一緒に活動をしているから、一応チーム分けになっているけど、「どちらのチームだから」という意識は、メンバーみんな持っていませんね。
齊藤 そうですね。あえてチームカラーを付けるとした、チームYUM!はかわいい系、チームTUK!はカッコいい系という感じですかね。それだって後付けみたいな分け方だし、一応チーム分けにはなっているけど、6人でYUM!-TUK!という気持ちしかないから、とくにチームは意識していないです。
■なるほど。そうだったんですね。YUM!-TUK!は、7月で誕生から2周年を迎えましたね。
平 YUM!-TUK!は2023年7月に結成したんですけど、ライブデビューは11月だから、もうちょっとでライブデビューからも2周年を迎えます。YUM!-TUK!はオーディション期間を経て、そこから選ばれたメンバーたちによって誕生しています。そのオーディションを始めたのが2023年1月だったから、そこから数えたらもっと経っている感じです。
齊藤 配信活動などを含め、半年ちょっとオーティションをやっていたので。YUM!-TUK!は「最も応援された女の子たち」をキャッチフレーズに、メンバーオーディションを行うところから始まりました。ここにいる6人は、約半年間という期間の中で、配信活動などをしながら、応援をしてくださるみなさんと一緒にデビューに向けて頑張ってきた上で選ばれたメンバーたちなんです。
平 結成までに期間はありましたけど、でも結成してからの2年間はあっと言う間でした。ライブデビューまでに多少期間がありましたけど、その間も楽曲を覚えるなど、いろいろやることが多かったから、デビューライブまでもあっという間でした。
齊藤 瞬きしたと思ったら、もう2年経っちゃいました。(笑)
平 その発言はちょっと盛りすぎだけど。(笑) でもそれくらいあっという間だったし、すごく濃い日々を送ってきたなと思います。
■それぞれ、どんな濃い2年間を過ごしてきたのかも教えてください。では、梨々花さんからお願いします。
上園 活動を始めたばかりの頃から、「YUM!-TUK!はどういう色をもったグループだろう?」というのをメンバーと一緒に探しながら走ってきたら、本当にあっという間に2年以上が経っていました。このメンバーで一緒に過ごす時間がいつも楽しいし、本当にみんなとは密な関係です。充実した日々を送り続けてきた中で今があるから、このメンバーたちも、このグループも素敵だなと思っています。
平 私はもともと北海道に住んでいて、このオーディションに合格したのに合わせて2年前の夏に上京しました。私の場合は、YUM!-TUK!の活動が始まるのと同時に、東京での生活も始まったから、最初の頃はいろんな面で慣れなくて、不安や寂しさもありました。でもこのメンバーと一緒にいると、自然と不安や寂しさがなくなるんですよね。しかも、みんなの成長に合わせて、自分も成長し続けている実感があったから、みんなと楽しく毎日を過ごしていく中で、気がついたら2周年を迎えていたという感覚です。ただ、北海道とは暑さのレベルが全然違うから、その暑さに負けて「帰りたい……」と思ったこともありましたけど。(笑)
齊藤 オーディションの時は、ライバル同士だったわけですけど、その頃から、それぞれの個性や魅力が見えていたし、誰々はこの部分が苦手だけど、誰々はそこが長けているからと、把握した上で集まったメンバーだし、そういう部分を含めて、お互いのことを理解し合い、高め合ってきたから、あっという間に2年が経った感覚です。今も楽しい日々ですけど、もちろん楽しいことばかりじゃなく、オーディションに挑戦しても上手くいかなかったりなど、悔しい想いもいろいろと経験してきました。だけど、その悔しい経験も一緒にしてきたからこそ、お互いの絆も深まったし、「それが今のYUM!-TUK!を作っているんだな」と、しみじみ感じることもあります。何よりメンバーのキャラクターが魅力だと思います。
■ハルセさんから見た視点で良いので、この5人のことを紹介してください。
齊藤 (上園)梨々花は、ファンタジーな作品に出てくるプリンセスのような女の子です。癒しのパワーを持つ、存在自体に癒されるんです。(平)真帆は、みんなを引っ張ってくれるグループの特攻隊長のような子です。すごく頼りになります。(末永)澪璃は、一番年下でグループ内でも末っ子キャラなんです。いつもみんなに甘えたがる赤ちゃんみたいな子ですけど、何事においても成長の速度が早いから、新芽のようにグングンと自分の可能性を伸ばしていく子です。(佐々木)宝は、とにかくパワフル。ダンスが長所なだけあって、ダンスの面ではいつもみんなのことを引っ張ってくれます。それと、メンバーが元気のない時には、いつも励ましの声をかけてくれるから、グループの元気の源になっています。(凪沙)茉莉果は、いつも本当に物静かなんですけど、内に熱い闘志を秘めている子で、ここぞという時にその力を発揮する、熱い想いを持っている真っ赤なハートの子です。
平 そして(齋藤)ハルセは、その場を和ませることも出来るし、みんなを一つにまとめあげることも出来て、しかも気遣いも出来る、まさに頼もしいキャプテンです。実際に、YUM!-TUK!のキャプテンをしています。
■ハルセさんはキャプテンとして、みんなをまとめあげていくのは大変ですか?
齊藤 いえ、そんなことはないですよ。あえてキャプテンという立場での理想を語るなら、私はみんなと一緒に横並びで一歩一歩、共に進みたいなと思っています。もちろん誰かが悩んでいれば、一番に話を聞いてあげられる存在でいたいから、いつもみんなのお母さん的な気持ちでいます。
■「みんなのお母さん」っていいですね。(笑) じゃあ話を戻して、澪璃さんはこの2年間いかがでしたか?
末永 この2年間の活動を通して、「自分はこういうことが得意。でもこういうことは苦手だから、他のメンバーに頼る」など、自分の持っている力を知れたこともそうだし、YUM!-TUK!自体が持っている個性や魅力、可能性を知ることが出来ました。私はしゃべるのが苦手で、コミュニケーションがあまり得意ではないんです。でも一緒に活動をしていく中で、この子はそういうのが得意など、自分は持っていない他のメンバーの魅力を知れたし、私は他のメンバーにはないここの部分が得意だなということも知れたから、それは自分の成長にも反映できた2年間だったと思います。YUM!-TUK!は、メンバーみんなで一緒に過ごしながら、一緒に切磋琢磨をしていける関係です。メンバーの力は自分にとっても大事だし、私の力が他のメンバーの力にもなっていたらいいなと思います。この関係性を大切にし続けたいし、この関係性がこれからもYUM!-TUK!の魅力になっていくんだと思います。
■活動をしていく中で、自分と向き合うことも多かったですか?
末永 それは今も多いです。自分のこともそうだし、メンバーのことも含め、いろいろと考えたり悩んだりと、常に自分と向き合いながら成長してきた面があるなと思います。
佐々木 私はYUM!-TUK!のメンバーになるまでは、ずっとダンスだけをやってきていたから、歌を学んだことがありませんでした。それで、オーディションの時から少しずつ歌を学び始めました。それでもなかなか初めは上手く歌えなかったんですけど、メンバーに選ばれて活動していく中で、だんだんとライブにも慣れてきて、心に余裕を持てるようになるのに合わせて、徐々にですけど歌の実力も伸びてきたなと、この2年間の活動で実感しました。まだまだ課題はありますけど、デビューした頃よりも確実に成長していると自分でも実感しているし、みんなと一緒にいる時間が長いからこそ、どんどんメンバー同士の絆も深まっていくことで、グループとしての一体感もすごく大きくなってきたと感じています。これからもいろんな経験を重ねて、幸せな思い出をたくさん作っていけたらいいなと思います。
■幸せな思い出を重ねているというのは素敵ですね。
佐々木 幸せな思い出ばかりじゃなく、悔しい思い出もたくさんしてきました。その度にメンバー同士の絆も深くなったし、だからこうして頑張れているんだと思うと、幸せも悔しい思い出も含めて、いろんな経験を大切にしながら、これからもみんなで頑張っていきたいです。
凪沙 私もYUM!-TUK!の活動を始める前までには気付けなかった、自分の課題をいろいろと見つけられた2年間だったと思います。私も自分を見つめ直す機会が多かったと思いますし、その中で成長を感じられた部分もあったなと、今振り返って感じています。余談にはなりますが、私はデビュー当時まで、福井から毎回3時間かけて東京まで通っていました。それまでは電車に乗ることがなかったから、最初の頃は電車の乗り方さえわからずにいたけど、今は乗り継ぎもちゃんと出来るようになりました。(笑) 今は上京しましたが、「あの頃は片道3時間かけて通っていたなぁ」と思うと、懐かしいです。
■そんな経験も重ねながら、YUM!-TUK!は今も歩み続けています。8月26日には1stシングル『最大YELL』をリリースしますが、収録された3曲は……?
平 この3曲とも、ライブで披露してきた曲たちになります。リード曲の“最大YELL”も、ライブでは人気の高い曲だし、YUM!-TUK!らしい楽曲になっています。
■良ければ“最大YELL”の魅力をみなさん語ってもらえますか?
上園 私は自分の歌っているパートで、すごく好きな歌詞があります。それが「諦めない君の姿が 誰かの勇気に変わっていく」の部分です。この言葉がすごく素敵だなと思いながら毎回歌っています。他にも“最大YELL”には、自分の気持ちを揺さぶる歌詞が多いんです。自分でも歌いながら「すごく元気をもらえる曲だな」と思っているから、みんなもこの曲を聴いて元気をもらってほしいし、普段の生活の中でちょっと嫌なことがあった時には、“最大YELL”を聴いて、笑顔になってくれたら嬉しいです。
平 YUM!-TUK!は、みんなを「CHEER(応援)する」をコンセプトに掲げて活動をしています。だから私たちはいつだって誰かを応援してきました。最初の頃は、「誰かを応援するアイドル」と言われても、あまりピンとこなかったんですが、この“最大YELL”を歌ったことで、「アイドルってこういう形でみんなに応援を送れるんだ」とピンときました。“最大YELL”には、YUM!-TUK!の持つ明るさや元気など、いろんな魅力が詰め込まれています。そこを感じてください。この曲をライブでパフォーマンスをしている時、私たちは毎回全力で、しかも笑顔でいっぱいジャンプをしています。ときに裏でゼーゼー言っていたりもしますけど……。(笑) 私たちの全力を、“最大YELL”をライブで歌っている姿を通して感じてもらえたら嬉しいです。
齊藤 今、真帆も言っていたように、YUM!-TUK!は「みんなを「CHEER(応援)する」をコンセプトに活動をしているから、応援ソングが多いグループなんです。中でもこの“最大YELL”は、聴いた人たちにダイレクトにパワーを届けられる曲です。そこがこの曲の最大の魅力だと感じます。ライブでも、「みんなにパワーを送るぞ!」という気持ちでこの曲を歌っています。だけど、歌うほどに「私たちが、ファンのみんなからエールを送られているんだな」と感じるようにもなりました。曲の途中に、応援団のような振り付けも入っていて、他にも拳を上げたり、「みんなで一緒に頑張ろう」となれる振りもあって、それをファンの方々も一緒にやってくれます。その景色を見る度に幸せになれますし、お互いに応援し合っているようでグッときます。私たちはどんな状況下に置かれている方にでも、“最大YELL”を通して元気を与えていけたらいいなと思っていますし、みんなからもパワーをもらっています。これからも私たちのことをまだ知らない世界中の人たちに、この曲を通して
最高のエールを届けていきたいです。
末永 私も自分が歌っているところですが、「何回繰り返せば 辿り着けるんだろう? わからないから 歯を食いしばった」という歌詞が好きです。私たちは目指したい場所があって、その目標に向かって精一杯頑張っています。もちろん上手くいくことばかりじゃなく、立てた目標が叶わなかったという経験もしてきました。その度にたくさん悩みますけど、そういう時に手を差し伸べて、自分たちを支えてくれたのが、この“最大YELL”です。私たちのように、目標を達成できなくて落ち込むことや、挫折した経験のある人もいると思います。そういう時に、この曲を聴くとすごく元気になれます。個人的に「フレー! フレー! フレー!」と、熱い思いを込めて歌うサビのところが大好きです。この曲を聴いてパワーをもらってくれたら嬉しいです。
佐々木 私も自分が歌っている好きな歌詞があります。それが「どんな時も 諦めない 君が好きだよ」の部分です。しかも、このパートは2回出てきます。ライブで“最大YELL”を歌う時、私は「君が好きだよ」と歌いながら、ファンの人たちにレスをするんですけど、普段「好きだよ」なんて言うことがないから、歌う度にちょっと照れくさくもなります。(笑) でも、見てくれているみんなを喜ばせたいからこそ、恥ずかしさを抑えて「君が好きだよ」とレスしながらいつも歌っています。ここの部分は自分で歌いながら、自分でもハートがズキュンとしちゃいます。(笑) サビの「フレー! フレー! フレー!」の部分も大好きです。理由は、メンバーみんなの歌声を一つに重ね合わせて、「フレー! フレー! フレー!」と歌う声にはすごく勢いがあるからです。歌いながらもそうだし、聴いていても気持ちが明るく元気になれます。他にも、間奏のダンスパートで、メンバーそれぞれがちょっとずつズラしながら踊りを繋いでいくボレロという踊りを見せています。そこもすごく一体感が出ているから、ライブの時はそこにも注目してください。