のらりくらり VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

今回リリースするCDはのらくらを知れる6曲なので、のらくらの取扱説明書になると思う。

2021年より活動を開始し、2025年5月9日に4周年を迎えた7人組アイドルグループ“のらりくらり”が、5月17日にミニベストアルバム『4thAnniversary MINI BEST』をリリース。今作には、ライブの定番曲“ミライジャンケン”や“好きとかくれんぼ”の他、新曲の“ぜんりょく!ごめん!”など、全6曲が収録される。
今回は北乃あみ、齋藤さくら、瀬川ましろ、小山りほ、星菜める、相葉はる、遊佐いちかの7人に、グループについてや、今作のミニベストアルバムの制作について、いろいろと話を訊いた。

■まずは自己紹介と一緒に、みなさんが最近ハマっている事と特技を教えてください。

齋藤 緑色担当の齋藤さくらです。最近ハマっているのはキティちゃんです。今ちょうど「サンリオキャラクター大賞」の投票をやっているので、毎日キティちゃんを応援しています。特技はダンスで、振り付けなどもやっています。あとは声がデカイです!(笑)

星菜 黄色担当の星菜めるです。ハマっているのは辛い食べ物で、韓国の辛いラーメンとか、辛いお菓子をよく食べています。特技は私もダンスで、3歳から習っています。あとはライブでのレスも得意です。

北乃 ピンク色担当の北乃あみです。最近は料理にハマっていて、パスタを一番作るんですけど、この前作った納豆パスタがすごく美味しく出来たので、みんなにも作ってあげたいです。

■メンバーの中で北乃さんの料理を食べたことある人はいるんですか?

北乃 お菓子は作って食べてもらったことがあります。あと特技は自分を可愛くすることです!

相葉 赤色担当の相葉はるです。二郎系ラーメンにもう1年くらいハマっていて、わざわざ1時間とか並んでも食べに行きます。気持ち悪くなるくらい空腹で食べるのがいいんです。(笑)

■食べても太らないですか……?

相葉 多分太ってます……。(笑) 特技はスポーツ全般と大食いです。

■なるほど。スポーツをやって消費するので良いんですね。(笑)

小山 紫色担当の小山りほです。私がずっとハマっているのはアイドルのライブを見ることで、SNSとか、YouTubeとか、TikTokとかでライブ動画をよく見ています。特技は小学校の時にそろばんを習っていたので、暗算が得意です。

瀬川 白色担当の瀬川ましろです。最近はアニメにハマっていて、「薬屋のひとりごと」を毎週金曜日にリアタイで見るようにしています。ライブの予定とかが入っているとリアタイするのが難しい時もあるんですけど、めっちゃダッシュで帰って見ています!特技は歌です。

遊佐 オレンジ色担当の遊佐いちかです。ハマっているのはあつもり(あつまれ どうぶつの森)で、最近たこやきが島に引っ越してきたので、毎日たこやきと話すのが楽しいです。特技はごはんを美味しそうに食べられることです。あと、コンピューターのプログラミングも得意です。

■みなさんが目標としている、憧れのアーティストさんはいますか?

齋藤 私はiLIFE!の赤色担当の心花りりちゃんがすごく好きで、初めは顔がすごく可愛いので好きになったんですけど、パフォーマンスを見たらもっと良いところがたくさんあって、実はちょっと真似しています。(笑)

星菜 私もずっと好きな推しがいて、ハニースパイスRe.の宮花ももちゃんなんですけど、先ほど自分の特技で「ライブのレス」と言ったんですけど、ももちゃんはレスが本当にすごくて、すごく自分の魅せ方がわかっていて、自分を推してくれている人じゃなくても目に入るくらいすごいんです。ステージの後ろにいても、端にいても、逆側にいるファンの方にもアイコンタクトを取ったりしているところを見て、すごく刺激になりましたし、私も真似したいと思いました。すごくカッコいいので憧れています。

北乃 私が憧れているのは元=LOVEの齊藤なぎさちゃんです。雰囲気とか写真の表情の作り方とかも可愛くて、ファッションセンスも好きなので、洋服のコーデとかも参考にしています。

相葉 私は、もう辞めてしまったんですけど、chuLaというグループいた蒼井聖南ちゃんに憧れていて、歌もダンスも上手くて、パフォーマンスがすごいんですけど、ライブ中にレスとか表情で遊んでくれるというか、余裕がある感じで毎回すごく面白いんです。私も自分のパフォーマンスの参考にしています。

小山 私はグループなんですけど、ももいろクローバーZと、いぎなり東北産の2つで、推しメンというよりもグループ全体の熱意があって、メンバーひとりひとりがライブにかける熱量が高いグループが好きなんです。

瀬川 私はハロプロのももちさん(嗣永桃子)と、AKB48のまゆゆさん(渡辺麻友)と、声優アーティストの小倉唯さんがすごく好きです。元々私は声優になりたくて、そういう学校に通って演技の勉強をしていたんですけど、その時に憧れていたのが小倉唯さんで、この3人に共通しているのが、「自分の信念に対して真摯に向き合っていること」で、そういう生き方についていきたいなと思いました。

遊佐 私は「アイカツ」というアニメが好きで、それに憧れてアイドルになったんですけど、星宮いちごちゃんというキャラクターがいて、その子がいるだけで周りもみんな前向きになれたり、自分だったら悲観しちゃうだろうなというシチュエーションでも、ポジティブに捉えて頑張る姿を見て、自分もそういう人になりたいと思いました。それと、その子のライブに対する考え方も好きで、「その日のライブを楽しんでもらう」というのを目標にしているんじゃなくて、「その次の日の目覚めがよかったり、次の日からも仕事や勉強を頑張ろうと思ってもらえるようなパフォーマンスを大事にしている」というのが、すごくカッコいいなと思いました。

■ちなみにこのグループのコンセプトは『何もやりたくない、でも生きなきゃ』とのことですが、みなさんが生きるために欠かせないものを教えてください。

齋藤 お金ですかね……。(笑) それ以外だったら家族ですね。私はアイドル活動を始めた当初、親からあんまり良く思われていなくて、「なんでそんなの始めちゃったの?早く辞めなさい」みたいな感じで言われていたんですけど、今となっては、自分から「ライブを見に行きたい」と言ってきてくれるくらい応援してくれるようになりました。アイドルをやっていて辛くなることがあっても、私のことを一番わかってくれて、支えてくれる存在になったので、今は家族がいなかったらこの活動を続けられていないなと思います。

星菜 私も家族なんですけど、特にお姉ちゃんがいなかったらアイドルをやっていなかったと思います。元々お姉ちゃんがアイドル活動をやっていて、5歳年上なんですけど、ずっとアイドルをやっている姿を近くで見てきて、「私もお姉ちゃんみたいにアイドルになりたい」と思ったのがきっかけだったので。今でも自分がアイドルを経験してきたからこそのアドバイスをくれたり、相談にものってくれるので、お姉ちゃんが欠かせない存在です。

北乃 私に欠かせないのは、自分ひとりの時間ですね。1日の中で絶対にひとりだけで自由に何かをやれる時間がないと生きていけないと思います。美味しいスイーツを食べたりとか、好きなYouTubeを見たりとか、ただひたすらボーっとしているだけでも、そういった自分をリセットできる自由な時間がほしいです。

相葉 ちょっと良いこと言っちゃうんですけど、私に欠かせないのは「メンバーのみんな」
です!(笑) 

小山 私は癒やしの時間です。犬とか、赤ちゃんとか、可愛い女の子が好きなので、そのどれかを1日のうちに絶対に見たくて、家の近所を散歩しながら好みの犬を見つけたりしています。実家では犬を飼っているんですが、今は一人暮らしなので、実家の犬にそっくりなワンちゃんを見つけられたら、すごくテンションが上がります。

瀬川 私も良いこと言っちゃうんですけど、欠かせないのは私のファンの人たちです。私は本当にアイドルをやっているのが生き甲斐なんです。応援してくれる友達もいないし、家族も私がアイドルをやっているのを良く思っていなくて、ちゃんとした職業についてほしいと思っているので、自分にとって今大切な人たちは、私のファンしかいないんです。なので、私はファンの人たちのために頑張ろうと思っているので、生きるための活力をすごくもらっているなと思います。

遊佐 私は本を読むのが大好きで、特に小説が好きなんですけど、アイドルになった時から、自分が何かを渡す側にならないといけないなと思っていて、でもそうなった時に、自分が何かに感動したり、言語化できる感情がないと、人には何も渡せないなと思ったんです。それに気づいてからは本を読む時間が欠かせないです。いろいろな考え方をくれるので、すごく大切にしています。

■相葉さんと遊佐さんは、昨年末にこのグループに加入されたばかりとのことですが、このグループに入ってみて、良かったことはなんですか?

相葉 一番はこのメンバーに会えたことです。別に良いことを言おうとしてじゃないですよ!(笑) 偏見かもしれないですけど、アイドルって先輩が怖いとか、なかなか馴染めないとか、グループ内で派閥があったりしそうじゃないですか。でものらくら(のらりくらり)は、加入してまだ4ヶ月なんですけど、もう何でも言えるような関係になっているのがすごいなと思います。もうみんなとタメ口で話せるし、仲良くなれる環境なのがすごく嬉しいですし、入ってよかったなと思います。

遊佐 私も同じで、ずっとアイドルにはなりたかったけど、もしこのグループで、このメンバーじゃなかったら、続けられていなかったかもしれないなと思いました。今の私の日常で欠かせない人たちになっていると感じます。

■今までのメンバーのみなさんは、このグループが他のグループに「ここは負けないぞ」と思うところを教えてください。

齋藤 のらりくらりという名前の通り、いい意味でゆるいところです。(笑) よくイベントとかの楽屋で他のグループの会話とかを聞いていると、仕事の話とか、ライブの立ち位置の確認とかばかりで、すごくいいことだとは思いますけど、私たちはそういうのはLINE上で済ませておいて、現場では友達のように楽しくリラックスして過ごすというのが良いところだと思います。だから新メンバーたちも過ごしやすいと思ってくれているんじゃないかなと思ったり。(笑)

星菜 私たちだけじゃなくて、ファンの人たちも、運営さんも、みんな仲が良いところは、他のグループには負けないと思います。

北乃 企画力は負けないと思います。私たちは単独公演とか、定期公演とかを多くやらせてもらっているんですけど、他のグループがあまりやっていないようなことをやることが多くて、ファンの方とか、初めて見る方たちにも「のらくらって面白いことをやっているグループだよね」と言われることが多いです。

小山 私は楽曲の幅広さが負けないと思っていて、のらくらには楽しい曲もあるし、かわいい曲もあるし、エモーショナルな曲もあるし、カッコいい曲もあって、その日のライブによってテーマとかも変えられるし、イベントによってどの系統のイメージにも合わせられるのが良いところだと思います。よくファンの人たちからも「この前のライブとイメージが違いすぎてびっくりした」と言ってもらえるので。

瀬川 ファンの方との信頼関係とか、絆の深さは負けないと思っています。ファンの人にも人生があるわけで、大学を卒業したとか、社会人になったとか、結婚を考えているとか、転勤になって不安だとか、そいうった節目を一緒に過ごしていて、頑張ってほしいなとか、応援したいなと思うし、何でも私たちに話してほしいし、相談してほしいなと思います。アイドルとファンという関係かもしれないけど、少しでも力になりたいと思うから、そういった信頼関係をこれからも大切にしていきたいと思うし、近い距離でいたいなと思います。