SAKURA GRADUATION VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

愛知県名古屋市を拠点に活動中。2024年2月28日に『シゲキテキVIVID!!』をリリースしデビューをしたのが、SAKURA GRADUATION(通称:サクラグ)。彼女たちは2027年3月にメンバー全員が卒業することを最初から決め、「3年の期間限定グループ」として活動をしている。その宣言から1年半強、ここからさらに活動を広げようと、SAKURA GRADUATIONは、9月19日に「夢と応援、2つの想いを詰め込んだ」通算4枚目となる両A面シングル『ちゅちゅる革命☆/セイシュンノカケラ』をリリース。“ちゅちゅる革命☆”は、SAKURA GRADUATIONがメインアンバサダーを担う、訪れた人々が主役になれる夢の国「世界アイドル共和国」のテーマソング。そして、“セイシュンノカケラ”用に制作した制服型の衣装は、名古屋モード学園の生徒たちと「ファッション×青春×音楽三位一体プロジェクト!」として作り上げられたものとなっている。今回は両A面になった2曲の魅力を、Aira、Aoi、Mirei、Hitomi、Anon、Liliの6人に語ってもらった。

■最新シングル『ちゅちゅる革命☆/セイシュンノカケラ』は両A面作ですが、まずは“ちゅちゅる革命☆”の魅力や聴きどころと、加えて「自分にとって革命とは?」もお聞きしたいなと思います。初めて“ちゅちゅる革命☆”を聴いた時はどんな風に感じましたか?

Anon “ちゅちゅる革命☆”は、「ハイ!ハイ!ちゅちゅるちゅっちゅ!」と歌いだします。最初にこの曲を聴いた時、「えっ、これはどういう意味?」と思ったのと同時に、すごく耳に残る言葉やメロディーだから、すぐ一緒になって口ずさんでいました。それくらいつかみのある楽曲という印象でしたし、それは今も変わっていないこの曲の魅力です。今、メンバーみんなが“ちゅちゅる革命☆”のダンス動画をTikTokにアップしていますし、この曲を使って踊る動画を、同じようにTikTokにアップしてくださる方々が増えています。中には「ちゅちゅるちゅっちゅ!」の部分を「ちゅるちゅるちゅっちゅ!」と勘違いしている人もいます。うちのお姉ちゃんもなんですけど。(笑) お姉ちゃんはラーメンを食べる動画を撮る時に“ちゅちゅる革命☆”を流しています。(笑)

■まだ世の中に歌詞が出ていないから、ラーメンの曲だと勘違いしている人もいるわけですね。(笑)

Anon そこは聴く人が自由に捉えていただいても良いと思います。理由が何であれ、この曲を好きになってくれたらめちゃめちゃ嬉しいです。

■続いて「自分にとっての革命とは?」についてもお願いします。

Anon 私は「ちゅちゅるちゅっちゅ!」の部分を新しい擬音語だと感じています。いろんな人たちがかわいいものを発見した時に、「これ、マジにちゅちゅる革命じゃない?!」と言うくらいに、この言葉が浸透する革命を起こしたいです。

■続いては、Mireiさんお願いします。

Mirei これまでSAKURA GRADUATIONは、ダンス&ヴォーカルユニットとして活動をしてきたから、初めて“ちゅちゅる革命☆”を聴いた時、「SAKURA GRADUATIONがこういうかわいい曲を歌うんだ」と、嬉しい驚きを覚えました。女の子ってかわいいものが好きじゃないですか。例えば、「アイドルになってフリフリのかわいい衣装を着てみたい」と思う子だっていると思います。私自身がこんなにもかわいいピンクの衣装を着るとは想像もしていなかったから、今の衣装を着た時も、すごく嬉しかったのを覚えています。SAKURA GRADUATIONのファンの中にも、かわいい系が好きな人たちは多いです。中でも、かわいい系統が好きな女性ファンがSAKURA GRADUATIONには多いから、この衣装姿を見たファンの方々から、「Mireiちゃん、かわいいよ!」と言ってもらえることも嬉しいし、自分のテンションも上がります。

■メンバー自身も、今の衣装姿になってテンションが上がっているんですね。

Mirei SAKURA GRADUATIONは、曲調も含めてカッコいい印象を与えることが多かったから、個人的に今回のかわいい衣装もそうだし、ツインテール姿になることもないだろうなと思っていたので、今回の巻き巻きのツインテールヘアができたことも嬉しいです。ただ、私はリーダーで、メンバーの中では最年長だから、正直「ツインテールでも大丈夫かな?!」とも思いましたけど。(笑) でも、女の子はいつだって「かわいい」姿でいられるのは嬉しいから、今の衣装を身につける度にテンションが上がっています。

■Mireiさんの中での「革命」は?

Mirei “ちゅちゅる革命☆”の衣装は全員ピンク色ですが、Liliがビビットピンクなら、私はサーモンピンクで、一人一人のキャラクターに合わせて、衣装デザインもそうだし、同じピンクでも異なる色の生地を使っています。そういう細かい違いも楽しんでほしい気持ちがあった上でのお話になりますが、全員がピンク色の衣装を身につけているからこそ、「ピンクの衣装と言えば、SAKURA GRADUATION」と、みんなに言ってもらえるくらい、革命というか、認知が広がっていったら嬉しいです。

■次はAoiさんお願いします。

Aoi “ちゅちゅる革命☆”は、歌詞も踊りもめっちゃかわいいんです。私はとくに、(chu!ねぇ!)や、(chu!me!)、(every body せーので)などの合いの手の部分のかけ声がめっちゃかわいいと思っているし、自分で曲を聴いていても、ついつい合いの手を入れてしまうくらい大好きなんです。今はまだリリース前で、ファンの方々も完全に歌詞を把握しきれていないから、ライブで合いの手が上がることは少ないけど、CDが発売になったら、みんなにも合いの手の言葉を覚えてもらい、ライブの時はメンバーと一緒に合いの手をかわいい声で言ってほしいです。そのやりとりを通して、SAKURA GRADUATIONの人気をもっともっと広げたいし、それをきっかけにSAKURA GRADUATIONが有名になる「かわいい革命」を起こしたいです。

■2つまとめての答えありがとうございます。続いて、Airaさんは?

Aira 私はかわいいものに慣れていないというか、何事もクール系やカッコいいものが好きなんです。だから、初めて“ちゅちゅる革命☆”を聴いた時、「すごくかわいい曲!」と思ったのと同時に、「私はこの曲をかわいく届けられるかな……?」との不安もありました。だけど、かわいいものにも憧れがあったから、それを表現できる嬉しさもありました。この曲を歌うことが決まってから、「日常の中にかわいいものを取り入れていこう」と意識を変えました。その気持ちを持ってからは、他のアイドルさんたちの表情を研究して、「これは自分にも取り入れてみよう」と思うようになったし、日常生活にも変化が出始めました。

■どんな変化かが気になります。

Aira 例えばスイーツを食べる時も、これまではただただ「美味しい」と思って食べていましたけど、今では、最初に見た目のかわいさを味わって、写真などを撮った上で食べるという、食べる前に1アクション増えました。(笑) 「革命」についてですが、“ちゅちゅる革命☆”も、“セイシュンノカケラ”も、SAKURA GRADUATIONの中に新しい要素を加えてくれた楽曲だからこそ、この2曲をSNSでバズらせる「バズる革命」を起こしたいです。

■次は、Hitomiさんにいきましょうか。

Hitomi 私が“ちゅちゅる革命☆”を初めて聴いた時に思ったのが、「キッャチーなメロディーとキャッチーな言葉が多いから、バズりそう!」ということでした。踊りやすい振り付けも多く、TikTokに動画をアップしやすいから、「これは、くるかも!?」と思っています。これまでSAKURA GRADUATIONは、あまりかわいいスタイルを表現していなかったからファンの方々も喜んでいるし、リリースイベントやライブをやっていても、“ちゅちゅる革命☆”を通して、SAKURA GRADUATIONのことを好きになってくれる人たちも増えています。小っちゃい子供たちも一緒に真似て踊ってくれているから、いい手応えを感じています。この間もリリースイベントをやっていたら、数人グループでいた女の子たちが立ち止まってライブを見てくれただけじゃなく、特典会にも来てくれて「かわいかったです」と言ってもらえたのがすごく嬉しかったです。

■SAKURA GRADUATIONは、普段はカッコいい姿を見せているから、そのかわいさに逆に落ちてしまう人も多いんでしょうね。

Hitomi いわゆるギャップ萌えですよね。まずはかわいい衣装姿で人を惹きつけて、バチバチにカッコよく踊る楽曲でインパクトを与えて、その上で“ちゅちゅる革命☆”を歌うことで、「このグループって、かわいい曲もすごく似合うんだ」とわかってもらい、見ている人たちをバンバン落としていきたいです。

■Hitomiさんは「革命」という言葉からどんなものを想像しますか?

Hitomi 「桜」という文字を見た瞬間、SAKURA GRADUATIONの言葉が思い浮かぶくらい、「グループ名が浸透していく革命」を起こしたいです。

■最後はLiliさんですね。

Lili 私も初めて“ちゅちゅる革命☆”を聴いた時から、「すごくかわいい曲だな」と感じていました。私は普段からK-POPや、洋楽など、踊れるカッコいい楽曲を好んできたし、今も好きで聴いていますけど、SAKURA GRADUATIONとして活動を始めてから、アイドルさんたちとご一緒する機会も増えて、私もいろんなアイドルソングを聴くようになったし、キラキラ系のかわいい曲もいろいろと聴いてきました。そのタイミングで今回の“ちゅちゅる革命☆”が届いたから、それを表現できることが嬉しかったです。ただ、私はSAKURA GRADUATIONの中でも、ずっとカッコいいを追求してきたから、「自分はかわいいを表現できるのかな……?」という不安や葛藤も正直ありました。でも、今の姿を見てもらえればわかるように、フリルも使っているけどキラキラとした、しかもスタイリッシュなデザインの衣装にしてくださったことで、かわいいの中にもクールさを活かして表現できていますし、自分らしさもしっかり出せているのが嬉しいです。

■Liliさんにとっての「革命」とは?

Lili 以前の自分がそうでしたけど、「かわいいに挑戦したいけど、自分のビジュアル的に難しい」と思っている女の子って実際にいます。私自身、SAKURA GRADUATIONの中ではずっとカッコいいポジションにいますけど、そんな自分でも、例えばかわいい象徴であるツインテールを後方の位置で結ぶだけで、カッコ良さを活かした上でのかわいさを表現していけるんです。なので、「カッコいい人が見せる、かわいい革命」を起こしたいです。

Mirei 私は逆に、前寄りで巻き巻きのツインテールにしているから、同じツインテールでも、Liliと見比べてもらえると、見せ方の違いがよりわかりやすいと思います。“ちゅちゅる革命☆”の中でも、「ハイ!ハイ!ちゅちゅるちゅっちゅ!」の部分を、私とLiliが対になって担当しているから、その時にぜひ2人を見比べてみてください。

■SAKURA GRADUATIONは、「世界アイドル共和国」のアンバサダーを担っていますよね。

Mirei 「世界アイドル共和国」は、8月末に名古屋にオープンしたエンターテイメントスポットです。ビルの5階と6階に分かれていて、5階は日本のPOPカルチャーやサブカルチャーを紹介する場として、和太鼓や殺陣、イリュージョンSHOWなどを披露予定です。6階では、実際にアイドルのライブ現場を支える人たちを配置して、アイドルの衣装を着て撮影をしたり、ステージの疑似体験ができるなど、訪れた人がアイドルになれる場になっています。ここではライブも出来るから、私たちはこの場所でもライブをやっています。

■そしてもう1曲は“セイシュンノカケラ”になりますが、こちらも楽曲の印象や魅力、「自分が感じる青春」についても聞かせてください。今度は、Liliさんからいきましょうか。

Lili “セイシュンノカケラ”は、SAKURA GRADUATION初のバンドサウンドの楽曲になりました。これまでバンド系の楽曲を表現したのは、メンバーの生誕祭の中でカバー歌唱をした時のみだったから、私の中では未知の世界であり挑戦でもありました。すごく新鮮な気持ちで表現をしました。ただ、自分の中に「バンドサウンドを表現するには歌が上手くなきゃ」という印象があったし、私はSAKURA GRADUATIONの中でラップなどを担当することが主だけど、“セイシュンノカケラ”にはラップパートが一切入っていないから、正直不安はありました。だけど、以前から「自分の声質を活かしたい」という思いがあって、それを今回の楽曲では発揮していけたから、そこも嬉しい挑戦になりました。“セイシュンノカケラ”の中で、「フレ!フレ!フレ!」の声に合わせて応援団風のダンスも登場します。他にも、拳を振り上げる振り付けも出てきますし、私は以前に応援団をやっていたから、その当時の経験も活かしながら踊っています。

■Liliさんは、「青春」という言葉からどんなことを想像しますか?

Lili 私の中での「青春」と言えば、清涼飲料水のCMに出てくる女の子と男の子が、学校の屋上で思いを分かち合うイメージや、体育祭や文化祭などの学校行事をみんなで一緒に過ごしている印象があります。でも私は、高校を中退し、鹿児島から飛び出して、夢を追いかけて、今ここにいます。正直、結構下積みも経験してきました。学校でみんなが作るような青春をすべて捨ててでも夢を追いかけてきたから、私自身はそういう青春の経験はありません。でも、このメンバーで一緒にSAKURA GRADUATIONとして活動をしていることが私にとっての青春だから、今、感じている思いを楽曲に乗せて歌い踊っています。