今回の楽曲は、いろいろと考察しながらたくさん聴いてもらえたら嬉しい。
大宮陽和が「キミ攻略ゲーム」を1月14日にデジタルリリース。今作は1月6日より放送開始されたTVアニメ『勇者パーティーにかわいい子がいたので、告白してみた。』のエンディングテーマとなっていて、アニメの主人公ヨウキがセシリアを一途に想う恋心を曲にしたため、曲調も自然と可愛くポップになったそう。
今回の取材では、音楽を始めたきっかけから、今作の制作について、今後目指していく目標など、パーソナルな事もいろいろと彼女に語ってもらった。
■今回は初めての取材になりますので、大宮さんのことをいろいろと教えていただければと思います。まずは大宮さんが音楽を始めたきっかけを教えてください。
大宮 アニメ『けいおん!』を観て、音楽をやってみたいと思ったのがきっかけです。(笑)
■じゃ、アニメを観てからすぐに楽器を買って始めたんですか?
大宮 そうです。すぐに「ギターを買って!」とお願いして買ってもらい、それからギター教室にも通い始めました。そこから高校生くらいまでは通っていました。
■バンドとかも組んだりしたんですか?
大宮 はい。周りでも『けいおん!』が流行っていたので、その教室も同じようなきっかけで入ってきた子たちが多くて。その子たちと一緒にバンドを組んで、『けいおん!』の曲をカバーしていました。
■ちなみにギターを始めたのは何歳くらいの頃だったんですか?
大宮 ギターを買ってもらったのは、小学4年生の頃なんですけど、ギター教室に通い始めたのは小学6年生でした。そこから『けいおん!』のカバーバンドをやっていた感じです。
■大宮さんが本格的にミュージシャンを目指そうと思ったのはいつ頃なんですか?
大宮 高校生の頃ですね。最初はそんなに音楽を職業にしようとまでは思っていなかったんですけど、高校生の時に酸欠少女さユりさんに出会ってから、そこで初めてシンガーソングライターという存在を知って、一人ですべて作ってやっていくってすごくカッコいいなと思い、「私もあんなふうになってみたい」と思ったのがきっかけで、それから目指すようになりました。
■それに対して、ご両親とか周りの人たちの反応はいかがでしたか?
大宮 母はすごく応援してくれていました。私が初めて作った曲を聴かせたら、母は「すごい!陽和なら大丈夫!いける!」と言ってくれましたが、父は「親目線だからそんなふうによく聴こえるんだ」と言っていました。(笑) 父はずっとそんな感じだったんですけど、気づいたらすごく応援してくれていましたね。
■ちなみに初めて作った楽曲は、どんな感じの曲だったんですか?
大宮 クオリティはすごく低かったんですけど、“ココア”という曲を作って、恋愛をココアとコーヒーに例えたような曲でした……。自分でもなんでそんな曲を作ったのか、よく覚えていないんですけどね。(笑)
■なるほど。「恋愛はちょっとほろ苦い」みたいな?(笑)
大宮 そうです。(笑) それをココアみたいに甘い恋にして……みたいな。
■一番始めはラブソングからだったんですね。(笑)
大宮 そうですね。そんな感じの曲でした。
■ちなみに今まで一番影響を受けたアーティストは、先程も名前が出てきましたけど、酸欠少女さユりさんですか?
大宮 はい。やっぱり自分が音楽で生きていこうと思った、きっかけになった人なので。
■最近気になっているアーティストや、曲などはありますか?
大宮 最近はちゃんみなさんがプロデュースしているHANAか、XGの曲ばかり聴いていますね。
■ちょっと意外でした。ソロのシンガーソングライターの曲とかをよく聴いているのかと思いましたが、ダンスボーカルグループだったので。(笑)
大宮 やっぱりカッコいい系の曲が好きで、めっちゃ刺さるんですよね。それに人が頑張っている姿を見るのが好きなので、HANAさんはオーディションからずっと観ていたのもあって、自然と応援していて、気づいたらそればっかり聴くようになっていました。
■音楽以外で「自分の人生に影響を与えたな」と思うものはなにかありますか?
大宮 それこそアニメですね。私、すぐに影響されるんですよ!(笑) 『けいおん!』を観たらバンドがしたくなって、『弱虫ペダル』を観たら、自転車を見に行くし、『Free!』を観たら水泳を始めたり……と、そんな感じなので、すぐに影響されちゃうんです。(笑)
■最近気に入っているアニメはありますか?
大宮 最近は『ガチアクタ』が好きでよく観ています。しかも気に入ると同じのを何回も繰り返し観ちゃうんですよね。(笑)
■最近ハマっているものや、気になっているものはありますか?
大宮 ゲーム実況を観るのにハマっています。ホラーゲームが好きなんですけど、自分ひとりでやるのは怖いから嫌なんです。(笑) だから、ゲーム実況者の人がホラーゲームをやっている動画を観るのが大好きで、本当に暇があったらずっと観ています。
■そういうのはご自身の音楽の制作に良いスパイスを与えてくれていたりするんですか?それとも全然関係はなくて、ただの趣味みたいな感じですか?
大宮 うーん……全然関係ないかもしれないです。ホラーゲームでもストーリー性が凝っている作品もあったりするから、そういうのでめちゃくちゃ感動したりしたら、曲を作ろうと思ったりすることもあるかもしれないけど、めったにないですね。(笑) ほぼ娯楽として観ている感じです。
■大宮さんは2024年の夏に「404」でメジャーデビューされましたが、デビューしてから、ご自身の中でなにか心境の変化などはありましたか?
大宮 デビュー前は、自分の発言とかはあまり気にしてこなかったんですけど、やっぱりデビューしてからは、発言にも気をつけるようになったし、人とのコミュニケーションもちゃんとしていきたいと思えるようになりました。前はちょっと子供っぽかったんですけど、少しづつ大人になってきて、そういうこともちゃんと考えられるようになったのかな……?と感じています。(笑)
■そうなんですね。(笑) 特に意識していることはありますか?
大宮 私はよく「声が小さい」と言われることが多いので、なるべく大きな声をお腹から出そうと意識しています。
■メジャーデビュー後の周りの反応や、環境に変化はありましたか?
大宮 私の家族は本当に喜んでくれましたね。周りの友達とかもみんな「よかったね!」と言ってくれ、これからもより頑張っていきたいなと思いました。
■それでは、今作のデジタルシングル「キミ攻略ゲーム」についてもお聞きしたいと思います。今作はTVアニメ『勇者パーティーにかわいい子がいたので、告白してみた。』のエンディングテーマということですが、制作にあたり、アニメの原作などもご覧になったと思いますが、作品を読んでみた感想はいかがでしたか?ネタバレはなしでお願いします。
大宮 初めは「異世界転生系って、戦ったりするのかな?」と思っていたんです。だから、このお話をいただいた当初は、バリバリ戦闘系のカッコいい曲を書こうと思っていたんですけど、実際に原作を読んでみたら、めちゃくちゃ面白いラブコメだったので衝撃的でした。(笑) 主人公のヨウキがセシリアにまっすぐにアタックしていくのが私にはすごく可愛く思えて、それが楽曲にたくさん反映されています。
■なるほど。今作の制作にあたり、作詞で大切にしたモチーフなどはありますか?
大宮 歌詞の中には絶対にこの作品の世界観を入れたいと思っていたので、なるべく作品を知っている人には「たぶんこれはきっとそのことを言っているんだ」と、わかるようなワードを入れて遊んだりしています。あとは、私が印象に残ったヨウキの動作だったりも入れたので、わかる人にはわかるような歌詞になっていると思います。作品のファンの人たちも「もしかして……?」となってくれたら嬉しいなと思います。
■作曲に関してはいかがでしょうか?どんなイメージで曲を作られましたか?
大宮 ピュアな恋愛の物語だったので、それに合わせてポップな楽曲にしたいなと思って、明るめの曲になるように意識しました。でも今まで私はこういう明るい感じの楽曲を作ったことがなかったので、どうやって作ったらいいかすごく悩んで、だいぶ苦戦したんですけど、原作を読み進めていくうちにいっぱいヒントがあって、自然と明るくてポップな曲に仕上がっていましたね。
■今までそういう明るい曲を作ってこなかったというのは、明るい曲を作るのが苦手なんですか?
大宮 私は辛かったり、悲しかったり、ムカついている時に曲を作ることが多かったので、「君が好きだ」とか、「一緒に話したい」みたいな、ストレートに気持ちを伝えるような感情を曲にしたことがなかったから、今回作っている途中でめちゃくちゃ不安にもなったし、「私にはこういう曲は似合っていないんじゃないか……?」と考えたりもしました……。
■でも原点は“ココア”だったし、恋愛の曲もいけるんじゃないですか?
大宮 そうなんですけどね。(笑) でも実は“ココア”も暗めのバラード曲だったんですよ。
■そうだったんですね。(笑)
大宮 だから、今回は新たなチャレンジでしたし、すごく楽しかったです。
■今作のレコーディングで意識したことや、歌ってみて工夫した点や、苦戦した点などはあったりしますか?
大宮 今回は明るめの歌詞だったので、今までみたいにクセがあるような感じに歌わない方がいいのかも……と考えて、クリーンで可愛い感じを意識して歌ってみたりもしたんですが、「やっぱりなんかちょっと違うな……」となって。迷いながらも、結局はいつもの自分本来の歌い方に辿り着きました。でもそこまでがちょっと長くて、結構録り直しましたし、すごく苦戦しました。
■なるほど。可愛く歌ってみた感じのバージョンも気になりますね。(笑)
大宮 いつもの声よりもちょっと高くして、可愛く意識して歌ってみたんですけど、「なんか違うなぁ……」となって、ディレクションで「いつもの大宮節で歌ってみたら?」と言われて、いつも通りに歌ってみたらしっくりきたし、スッキリと歌えました。
■やっぱりカッコいい感じの方がしっくりきますよね。ちなみに今作のMVはどんな作品になりましたか?
大宮 今までのMVとはちょっと違っていて、キャストさんに出演してもらって、初めてストーリー仕立てのMVになりました。私はちょこっとだけ出演した感じです。すごくドラマチックな作品に仕上げてもらいました。







