SUPER☆GiRLS VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

今、私たちがこのタイミングで出す夏曲の大正解な楽曲。

SUPER☆GiRLSが、約2年ぶりとなる待望の32nd Single『Sunset Kiss』を7月1日にリリース。坂林佳奈、田中想が卒業を控え、現体制ラストシングルとなる今作。表題曲の“Sunset Kiss”は、坂林佳奈が単独センターを務め、作詞にBOUNCEBACK(Blue Bird’s Nest)、作曲に五戸力(Blue Bird’s Nest)、さらに編曲に清水武仁(Blue Bird’s Nest)を迎えた王道アイドルサマーチューン。きらめく夕焼けのように甘く切ない、一夏の恋を描いた楽曲で、この夏を彩るナンバーに仕上がっている。さらにカップリングには、6期生メンバーが中心となってリードボーカルを担当した“未来行きの物語”、キーヤキッスが2001年にリリースした爽快感あふれるナンバー“please!”のカバーも収録される。
今回は、坂林佳奈、竹内ななみ、田中想、柏綾菜の4人に、今作の制作について、いろいろと語ってもらった。

■SUPER☆GiRLSの取材は、前作CDの『とびきりだれより夏っぽいこと』以来になりますが、みなさんが今年の夏の間にやっておきたいことを教えてください。

竹内 私はこの夏、去年叶えられなかった花火を見に行く、あるいは花火をしたいと思っています。去年もずっと言っていたんですけど、結局叶えられずに終わっちゃったので、今年こそは叶えたいなと思います。

坂林 私も被ってしまうんですが、この夏やりたいことは、田舎の田んぼの隙間から見える花火を見に行くことです。田んぼにポツンと立った時に、その隙間から見える花火がかなりエモくて。(笑) 去年はちょうど帰省のタイミングが合って、たまたま見られたんです。 それを今年も見たいです。

田中 私は夏祭りでかき氷を食べたいです。いつもは夏フェスでかき氷を食べるタイミングがあるんですけど、今年からはそれがなくなっちゃうと考えると、自ら動かないとなかなか食べられないと思うので。

■最近流行りのゴージャスなケーキみたいなかき氷もありますが、好きなフレーバーはあったりしますか?

田中 私はふわふわよりも、お祭りでよくあるようなザクザクの氷が好きで、いちごシロップが好きなので、それが食べたいです。

 私は毎年夏になると言っているんですけど、まだできていないバンジージャンプをやりたいです。ずっとやりたいと言っているけど、自分でもどこかひよってしまっているので、決意のバンジーがしたいです。

■なるほど。でも自分でやりたいと言う人は珍しいですよね。だいたい無理矢理やらされるか、罰ゲームですよね。(笑) ぜひ今作シングルのヒット祈願でチャレンジしてみたらいいんじゃないですか?

竹内 えっ?!私たちは巻き込まないでよ!絶対に嫌だから!(笑)

■坂林さんと田中さんは卒業を発表されて、今作がラストシングルとなりますが、お二人の現在の心境はいかがですか?

坂林 もうみなさんと会える回数が(取材時では)あと11回と、なんか数字にしてみるとみなさんと過ごせる時間はあと僅かなんだとすごくリアルに感じて……。卒業を発表して、6ヶ月前から走り出して、ずっと心では「もう最後だぞ」という気持ちはあるんですけど、やっぱりファンの方から感じる想いだったりとか、そういうものは最後だと思うとより彩りを与えてくれるというか、気持ちにより拍車がかかるような場面が増えてきて、すごくありがたいなと感じます。あと、私はスパガ(SUPER☆GiRLS)のスケジュールをメモに写すのが自分のルーティンだったんですが、7月12日以降は、スパガとしては予定が入っているけど、「自分はこの先の予定は書かなくてもいいのか……」と思うと、ちょっと切なくなります……。

■あと11回と言っていましたけど、あと何回というのはどれぐらい前からカウントダウンしていたんですか?

坂林 つい先日、ファンの方から「会えるのもあと11回だよ」と言われたので、一昨日くらいから意識し始めました。(笑) その辺ぐらいまではあんまり意識せずにいたんですけど、そうやって数字で言われるとね……。でもみなさんも意識してくれているんだなと思って嬉しくなりました。

田中 1月に卒業を発表させていただいてから、まだ半年もあるなという感覚だったんですけど、気づけばもうあとちょっとしかなくて、なんかこの時期になるともっとしんみりしているのかな?と思いきや、私は意外とそんなことはなくて。(笑) ファンの方ともよく話すんですけど、「なんかこのままこうやって笑って終わりそうだね」と言っていて。だから、私もお互いに笑顔で終われたらいいなと思って今は過ごしています。

■ちなみにお二人がスパガになってから、一番思い出に残っている出来事はなんですか?

坂林 それこそ今回の“Sunset Kiss“のMVを撮らせていただいたのがタイで、これが自分と田中にとっては最後のMVになるんですけど、私が加入した時に初めて撮った“ナツカレ★バケーション”という曲のMVも、同じくタイに行かせていただいたので、スタッフさんが愛情を持って最後にと、今回も全く同じロケーションで撮影させていただきました。この数年の時間がギュッと詰まったようなMVを撮らせていただいたことが本当に嬉しかったです。このMVにすべての年数の思い出は詰め込めないけど、それでも今一緒に活動しているメンバーたちとの思い出もしっかり映っているものにもなりますし、ファンの方たちも、長年応援してきてくださっている方たちは、これを見て「懐かしいなぁ」だったりとか、「エモーショナルだな」という気持ちになっていただけるものができたことが、とても嬉しく思います。

■同じ場所だったんですね!確かに同じく夕日をバックに撮影されていましたよね。

坂林 元メンバーたちとも、こうやって思い出が作れて嬉しかったです。

田中 たくさん思い出はあるんですけど、私個人として心境の変化があったのは、6期生のメンバーが入るタイミングで、先輩を送り出すタイミングでもあったんですけど、その時のライブがすごく印象に残っています。これまで関わってきた先輩やメンバーとも、今も仲良くさせてもらったりしているので、そういう人たちとの縁じゃないですけど、繋がりが得られた環境だったので、そういう場面にすごく感謝というか、ありがたいなという気持ちがあります。

■竹内さんと柏さんは、お二人の卒業を受けて、同じグループのメンバーのうちに言っておきたいことはありますか?

竹内 基本的にメンバーとわざわざ仕事以外で出かけようとすることがないから、メンバーのうちに言っておきたいというよりかは、今こうして一緒にいられる時間を大事にしたいなと思います。ステージ上でもそうですけど、楽屋にいる時間だったり、行き帰りの時間だったり、そういう一緒に過ごせる時間全てを大切にしていきたいなと思います。多分この二人もそうですけど、私自身も人を誘うことをあんまりしないメンバーなんですよ。(笑) だから卒業してからは、なかなか会える機会は減っちゃうかもしれないですけど、またどこかのタイミングで誘っていただけたら嬉しいなと思います。(笑)

坂林 竹内は卒業を名残惜しんでくれているのか、私と同じ寮に住んでいるんですけど、仕事の時は、だいたい出るタイミングが同じくらいなので、出るのはバラバラでもたまに駅で会ったりとかするんですけど、最近は後ろから走ってきて、わざわざ引き止めて声をかけてきてくれるんです。(笑) そうやって来てくれるのが嬉しいですね。

 私はひとりひとりにあるんですけど、(田中)想さんは覚えているかわからないんですが、私が6期生として加入して、初めてのアー写(アーティスト写真)撮影の日に、「ここちゃんって呼んでもいいですか?」と聞いたんです。その時は「いいよ!」と言ってくれたんですけど、結局それからもずっと「ここなさん」としか呼べていなくて……。だから、試験的にこれから「ここちゃん」と呼びたくて……。(笑)

田中 もちろんいいよ!(笑)

竹内 いや、許可取るほどのことでもないじゃん!(笑)

坂林 しかも、もう3年前に許可取ってますから。(笑)

 楽屋とかでちょっと勇気を出して呼んでみようと思います。(笑) あと、(坂林)佳奈さんにはすごく感謝の気持ちがあって、私はスパガになって4年目になるんですけど、佳奈さんがいっぱい気にかけてくださって、いつもフレンドリーに心を開いてくれるんです。なので、私はスパガにいやすくなったというか、私もスパガのために頑張ろうと思えたので、本当にありがとうございました。

■やっぱりスパガといえば夏のイメージですが、今作も含めて、みなさんそれぞれオススメのスパガの夏曲を教えてください。その理由もお願いします。

竹内 私はやっぱり、私としてのデビュー曲の“WELCOME☆夏空ピース!!!!!”をオススメしたいです。この曲は「幕開け!夏だ!」という歌詞から始まるので、ちょうど今くらいの初夏に聴いてほしい曲だなと思います。夏に向けてのワクワク感や高揚感が、サウンドや歌詞からもすごく感じられるので、ぜひ聴いてみてください。

坂林 私は今作の“Sunset Kiss”です。スパガの曲は結構片想いの楽曲が多いんですけど、今回は初めて「君はいない まぶしい砂浜」とか、いなくなった人に向けての思いを歌っているんです。それは私たちを今応援してくださっている方の気持ちでもありますし、これからも応援し続けていただくファンのみなさんの気持ちだったりもするので、いつかは推しメンがいなくなってしまう時が来るかもしれない。そういう誰しもが経験するかもしれない気持ちを歌っていて。それはとても悲しいことでもあるし、胸がギュッとなることなんですけど、そういう気持ちも抱きしめられる楽曲だと思っています。みなさんも夕日を見ながらいつまでも愛してくれる曲になると思うので、この曲を推薦させていただきました。

■ちなみに坂林さん推しのファンの方たちは、坂林さんの卒業と一緒にスパガのファンも卒業してもらうのか、それとも推し変して他のスパガメンバーのファンになって、これからもスパガを応援してもらうのか、どちらがいいですか?

坂林 私のことを応援していて、「もう悔いがないよ」という方は一緒に卒業してもらって、次に自分がやりたいことを見つけていただくのがいいのかなと思います。でもまだスパガの成長過程を見たいなとか、ちょっとでも気になっているという方は、今後の推しを見つけてスパガを見守り続けていただきたいなと思います。

■田中さんと柏さんのSUPER☆GiRLSの夏の推し曲は?

田中 私の推し曲は“Summer Lemon”という曲で、これは5章の曲なんですけど、今やもうライブの最後の曲に持って来れるぐらいすごく成長した曲になっていて、ファンのみなさんもすごく盛り上がってくれますし、一緒に一体感が感じられる曲なので、この夏もスパガを支えてくれる1曲になると思っています。たくさんの方に知ってほしい1曲です。

 私は“とびきりだれより夏っぽいこと”です。私が初めてひとりでセンターを任された曲で、プレッシャーがすごかったんですけど、その分、そこで知ってくださった新規のファンの方が一番増えたなと自分でも思っていて。今もライブで披露すると、「とび夏だ!」と喜んでくれる人たちがたくさんいるし、私も「初心の気持ちを忘れずに」と毎回思える曲なのでこの曲を選びました。

■それでは今作についてもお話を聞かせてください。今作の“Sunset Kiss”を初めてもらって聴いた時の感想や印象はいかがでしたか?

竹内 この楽曲は今年2026年のスパガの夏曲ということもあるし、今のこの8人での最後のシングルでもあるので、スパガの夏感もほしいし、私たちの想いも表現したいという思いがあったので、どういう楽曲が来るのか楽しみにしていたんですけど、初めて聴いてみたら、スパガの夏曲という感じもあるし、私たちの最後というところにもフォーカスしてくれていて、ちょうどいい、いいとこどりの楽曲だなと感じました。披露させていただいてからは、ファンの方もすごく盛り上がってくれましたし、今、私たちがこのタイミングで出す夏曲の大正解だなと思いました。

坂林 初めて音源データをもらった時に「GONO」とアルファベットで書いてあったので、「きっと作曲は五戸さんじゃないかな?」と思いました。私は五戸さんの楽曲がすごく大好きなんです。今までもスパガの曲で、“明日を信じてみたいって思えるよ”とか、“太陽の雫”を作曲していただいた方なんですけど、五戸さんの曲の特徴は、すごくメッセージ性があって、刺すところに刺すという、すごくインパクトがある楽曲が多いので、今回の楽曲もそういった曲でとっても嬉しかったです。

田中 初めてデモ音源を聴いた時からすごく好きな曲調で、めっちゃ心に刺さったんです。だから、この曲が私たちの卒業ソングになって、今年スパガが背負っていく夏曲にもなるんだなと思うと、すごく楽しみでもあったし、ファンの人たちの反応も気になりました。今はリリースイベントでも歌っていて、気に入ってくださっている方が多いのでありがたいし、幸せな気持ちでいっぱいです。

 「やっぱりスパガは夏だよね!」と言ってもらえることが多いので、毎回新曲が届く時は「どんな曲が来るのかな?」と、ドキドキで不安な気持ちもあるんですけど、この曲を聴いた瞬間に、そんな不安が確信と決意に変わったような気がしました。この曲でもっともっともっと今のスパガを全部出せるなと思ったので、大切な曲になりました。

■僕もこの曲を初めて聴いた時に、「ちょっといつものスパガよりも大人っぽい曲だな」と思ったんですよ。

坂林 そうなんです。ちょうど卒業と夏曲が半々に融合されたような、エネルギー強めな楽曲になりました。

■この曲の歌詞の中で、共感できるフレーズや好きな歌詞はありますか?

竹内 私は2番の最初の「南風でふくらむシャツ 期待していたい気持ち」というところが好きで、なんかシンプルな表現なんですが、そのシンプルの中に日常で感じる夏の匂いを感じるし、「夏が来る!」と期待する気持ちと、なんかこう期待しすぎてはしゃいではいけないんだけど、どうしても夏に向けてワクワクしてしまう感じがして、歌っていても共感できる歌詞だなと思いました。

坂林 この曲の歌詞をさっと初めに読んだ時に、最後のDメロの「君のことが 忘れられない 僕だけまだ あの日のまま 変わらない」というところで、メロディもそうなんですけど、このフレーズだけ本当に直接心に訴えかけるかのように感じたんです。なので、本当にここは繊細に歌わないといけない部分だなと思って、自分的にも大切にしています。

田中 私は「君に会える そんな気がした」 というフレーズが好きで、曲の中に何度も出てくるんですけど、この言葉は「その人にとって忘れられない存在とか、記憶があるのかな」と考えさせられるようなフレーズだし、いろんな解釈ができる言葉だなと思っていて。歌っている今もそうですし、卒業した後に聴いても、すごくいろんな感情にさせられるんだろうなと思います。

 私は「君はいない まぶしい砂浜」の「君はいない」という部分なんですけど、なんかアイドルの夏曲って、「私はここにいるよ」とか、「好きだよ」という、前向きな歌詞が多い中で、この「君はいない」というのが、やはり卒業ソングというのもあるし、この言葉選びがすごくグッとくるなと思って選びました。

■“Sunset Kiss”の振り付けのポイントや、注目してほしいところなどはありますか?

竹内 “Sunset Kiss”は、タイトルに「Kiss」と入っているように、口元に手を当てたりとか、唇を拭う仕草が振りに取り入れられていて、そういう「Kiss」に関連した振り付けがたくさんあるんですけど、それも決まった形があるわけではなくて、ニュアンスというか、それぞれの個人が考える「最初で最後のKiss」だったりを表現していて。私たちの表現に委ねられている部分もあるので、そういう部分に注目して見ると、そのメンバーごとの解釈の個性が出ていると思います。

坂林 今回の振りはCRE8BOYさんに振り付けをしていただいたんですけど、いつも個性的な振りを用意していただくんですが、今回特にインパクトがある振り付けだなと思ったのは、日焼け止めを塗る仕草の振りが2番のサビにあって、「寄せて返す 波が消した あの夏を」の「あの夏を」のところなんですけど、一見何をしているのかわからない振りだと思うんですけど、実は「腕に日焼け止めを塗って、手で仰ぐ」という、日焼け止めを塗る工程を振りで表現しているんです。(笑) これはマイクを持ってのライブでは表現できないんですが、MVの中ではしっかりとやっているので、ぜひチェックしてみてほしいです。

田中 私は間奏のところでそれぞれが踊っていった後に、私と(坂林)佳奈ちゃんが一緒に手を繋いで後ろに行って、ヴェールをかけてあげるという振りがあるんです。これも実際には何をしているかわかりづらいと思うんですけど、実はそんな意味がある振り付けになっていて、その後の落ちサビではそんな佳奈ちゃんを送り出す場面もあるので、いつも「頑張れ!」という気持ちでやっています。(笑)

 私はサビの「切ないほど」の部分で、なんか「ワキワキ ワキワキ」しながら、切なさを表す振りがあるんですけど、ここもメンバーによって切なさの表し方というか、感じ方が違うみたいで、よくリリイベで動画を撮っていただくんですけど、メンバーによって表現の仕方が違うので、そこも楽しんでもらいたいなと思います。(笑) 結構お客さんもみんなやってくれるんですけど、あんまりアイドルの振り付けではない振りなので、見ていても楽しいです。