SKE48 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

夏の思い出を抱き未来に向かうニューシングルで弾ける笑顔。

SKE48が37枚目のシングル『ため息未来』を9月9日にリリース。大村杏が2作連続でセンターを務める今作は、明るいメロディとは対照的な切ない歌詞を持つ1曲となっている。MVは夏を思い出すドリーミーなイメージシーンと、「気球の中でギャルダンスをする」ダンスシーンが印象的な仕上がりとなっている。今回のインタビューでは、伊藤実希、浅井裕華、太田彩夏の3人にニューシングルについて話を訊いた。

■リリースは前回のシングル『サンダルだぜ』から約半年振りですね。この半年間で変わったことや、挑戦したことはありますか?

伊藤 私は7月に人生で初めて長野県に行って、初めてトレッキングをさせていただきました。しかも長野県の放送局の企画でやらせていただいたので、そこに応募していただいた50名の方と、長野県出身の伊藤虹々美ちゃんと一緒に。家族で来られている方がいたり、私たちのファンの方もいたり、一緒にトレッキングをして、初心者の方でも気軽にできるようにと、ゴンドラとリフトを使いながら1,800メートルくらいのところまで行って、そこから駅までは自分たちの力で歩いたりもして。私は登山するのが夢だったんです。だから、本格的な登山というわけではないのですが、いい練習になって嬉しかったです。

浅井 私は前作シングル『サンダルだぜ』で、髪をショートにばっさりと切ったのですが、ちょっと意思が弱くて、半年経った今、髪を伸ばしたくてエクステをつけている状態です。(笑) ショートにしたきっかけは、選抜メンバーの中にショートが少なかったからで、自分の中でも区切りをつけてショートにしようかなと思ったのですが、“サンダルだぜ”のミュージックビデオを見た方の中のショート好きの方に刺さったみたいです。それがすごく嬉しかったのですが、そこから好きになっていただいた方に「ロングも似合うぞ!」ということを見せたいのと、衣装もロングの方が似合うと思ってロングに戻しました。(笑) あと、須田亜香里さんから「ロングの方がいいよ」とアドバイスをいただいたんです。須田さんって本当に優しくて、「こんな髪形が似合うよ!」という写真を5、6枚も送っていただいたんです。たくさんアドバイスもいただいて、そんな気持ちが込められたロングヘアです。今回はロングヘアのメンバーが多いので迷ったのですが、ロングにしてちょっと私も気合いを入れてます。

太田 私の中で大きかったのは、写真集の発売です。シングルがリリースされる時にはもう発売されているのですが、自分の写真集を出せるとは思っていなかったので、お話をいただいた時はとても驚きました。でも、本当に嬉しくて、自分だけの1冊というのもあるので、みなさんの反応が今から楽しみでワクワクしています。

■そんな写真集のことも含めて、まずはいろいろなことを伺っていきたいのですが、写真集の撮影は普段の撮影とどんなところが違いましたか?

太田 まず台湾での撮影ということで、私自身初めて台湾に行ったので、「どんな場所なんだろう?」と、とても楽しみでした。この写真集を作る上で、自分のやりたいことをたくさん叶えていただいて、「馬に乗りたい」と言ったら乗せていただいたり、「ホールケーキと写真を撮りたい」と言ったらホールケーキとの写真を撮っていただいたり、台湾の中でも行きたい場所に行かせていただけて嬉しかったです。かなり自己プロデュースといいますか、自分のしたいことをしっかり形にできたことが、一生の思い出だなと思いました。

■写真といえば、浅井さんと太田さんは同期で、写真を眺めていくとどんどん大人になっていくのが感慨深かったです。

太田 それは思うよね。顔が違いますもん。大人になったと思います。(笑)

浅井 ね。顔が全然違います。(笑) 私は2015年の3月に11歳で加入して、当時は小学校6年生でした。でも、それから3ヶ月くらいで新しく中学1年生の子が入ってきて、ドラフトにも小学校6年生の子が入り、「最年少」の肩書きが3ヵ月で奪われてしまって……。(笑) あの時、「AKB48グループの中で最年少です!」というのが自分の中でも誇りだったので、「なんで3ヵ月で奪われるんだ!」と思っていましたね。

太田 自己紹介でも言っていたもんね。(笑)

■写真もちょっと元気でしたよね。(笑)

浅井 ひとりだけオーディション映像でピースしたりして。すごく無邪気でした。それにギラギラ、メラメラしていました。当時は新しく入ってきた後輩たちと壁を作って、本当に生意気だったと思います。

太田 (浅井は)落ち着きましたね。可愛くなりました。(笑) 本当にどうしようもない時期もあったんです。「どうしたらいいんだろう、この子は」という時期もありました。

浅井 つまり子どもだったので、ファンの方も親目線で見ていただいていたのかなと思います。(笑)

■本当にそうですね。そして伊藤さんは、ここしばらく激動の期間だったんじゃないですか?

伊藤 そうですね。前作の『サンダルだぜ』の期間で、「千鳥の鬼レンチャン」の「女子300m走サバイバルレンチャン」という300メートル走をする企画に出たり、「オールスター感謝祭」の赤坂5丁目ミニマラソンに出演させていただいたりしました。どちらも他のアイドルの方が出ているのをテレビで見ていたので、何回も悔しい思いをして、たくさん泣いていたので、やっと出られて本当に嬉しかったです。特に「オールスター感謝祭」では、もう後先考えずに最初に突っ走って、1回でも多く「SKE48」と名前を呼んでもらおうと思っていました。最初にかっ飛ばして、最後にちゃんと落ちる、と。(笑) ちょうどファンの方との握手会の後だったので、ファンの方たちにも見送られ、私は新幹線で東京に行ったのですが、車で東京まで来てくださった方もいて。かなりタイトなスケジュールの後だったのですが、直前にファンの方から声をかけていただいて、とても力になりました。

■Team KⅡのリーダー就任からは1年以上経っていますが、ご自身としてチームの雰囲気はいかがですか?

伊藤 今の今という話をすると、怪我をしているメンバーが多いんです。全員揃うことがなかなかないくらいで、もどかしさがある状態が続いているのですが、その中でもSKE48の劇場はずっとあり続けているので、今いるメンバーと研究生の力を借りたり、他のチームから出演をお願いしたり、本当にいろんな方の支えがあって、今のチームが成り立っているなと思います。

■そして今回は新曲“ため息未来”がリリースされますが、この曲は自分にとってどんな曲だと思いますか?

浅井 この曲は、夏が終わってほしくない、このまま秋になったら少し後悔してしまうというような恋愛の楽曲になっています。私の解釈だと、こんなにも誰かを好きになったことが無いくらい好きな人が現れて、それでも心のどこかに言えない気持ちや、素直になれない気持ちがあるまま夏を過ごして、もうすぐ秋になってしまう。秋にならないで……というひとりの女の子の気持ちが全部詰まっていると思います。メロディは明るいのですが、切ない楽曲だなと思っています。

太田 歌詞だけを見ると切ないのですが、曲調がアップテンポで明るいので、ポジティブに捉えればすごく前向きになれる楽曲だと思います。「絶対あきらめない」という気持ちが伝わってきて、それをどう表現するかというのが、私たちの課題かなと思います。サビでは掛け声が入ったりもするので、そこではファンのみなさんとコール&レスポンスができるし、見どころなのかなと思います。披露するのが楽しみです。

伊藤 最初にメロディを聴いた時は「明るい曲だな」と思い、タイトルと歌詞を読んで少し驚きました。“ため息未来”ということで、「ため息」という言葉だけを聞いたらマイナスなイメージになるのですが、それに「未来」がつくことで前向きな感じもします。マイナスなため息なのかな?と思っていたのですが、幸せのため息なのかもしれないと歌詞を読んでいて思えました。例えば「推しメンを見ていて可愛すぎてため息出る」みたいな、そんなため息なのではないのかなと自分の中では考察しています。

■浅井さんと太田さんは、この「ため息」はどんなため息だと思いますか?

太田 私は「もう好きすぎて苦しい」のため息なのかなと思いました。

浅井 「恋についていっぱいため息をついて、また悩んじゃった」……のため息だと思っています。

太田 何もない時間でも、好きな人のことが想い浮かんでしまうし、またあの人のことが浮かんでしまう……のような。その人のことで頭がいっぱいになってしまうイメージです。

太田 未来が暗いため息ではなく、悩んでいるけど前向きなタイトルなのかなと思いました。

■あなたにとってため息をついてしまうほど好きな人やモノはありますか?

浅井 私は須田亜香里さんです。最近、須田さんと「月1で会おう」と約束をしたんです。先月は一緒に火鍋を食べに行ったのですが、その時も現役の時と何ひとつ変わらないぐらい、あんなにも忙しくされていらっしゃるのに、私と同じ目線で話してくれたり、悩みを聞いてくださったりして…ひとつの悩みに対して答えが5つ返ってくる感じなんです。選択肢だったり、考え方だったり、須田さんと話をしていて、有意義な時間しかないんです。ラブでもありライクでもある先輩なので、「こんなに素敵な方がいるんだ」というため息が出てしまいます。本当にすごい方で、一生尊敬できる先輩だなと思っています。

太田 ざっくりしているのですが、私はSKE48のメンバーかなと思います。刺激を貰えるといいますか、もちろんいろいろな相談を聞いてくれたり、すごく頼ったりすることもあって。やっぱりいろいろなメンバーを見ていて、「うわ、すごいな」と思うことが多くて。例えば、(浅井)裕華たんだったら、自分のキャラクターを活かして人の心を掴み取るのが上手くて、パフォーマンスもすごいんです。それを見ていて、「なんでこんなにできるんだろう?」と思うことがあります。(伊藤)実希ちゃんは、自分のスポーツという強みを活かして、そういった番組に出演するチャンスを自分で掴み取ったわけじゃないですか。普通はできないことですし、ちゃんと「SASUKE」などで結果を残してきた実績があるからこそ選ばれるわけだから、勝負どころできちんと結果を出しているのがすごいなと思います。そうやってメンバーにすごく刺激を受けています。

伊藤 個人的な話になるのですが、私はいとこの子どもがすごく可愛くて……。「ちびズ」と呼んでいるのですが、この間、一緒にアスレチックに遊びに行ったんです。そこでゴンドラに乗った時、「落ちそうで怖い!」という話になり、ちびズが「このまま死んじゃうかも……」みたいなことを言い出して、弟ちゃんがお姉ちゃんに向かって、「死ぬならお姉ちゃんと一緒に死にたい」と言ったんですね。そうしたらお姉ちゃんが「私は死ぬ時は実希ちゃんと一緒がいい!」と言ったんです。ちょっともう言葉が出なくて……。(笑) 可愛すぎてリアルにため息が出ました。

■それは可愛いですね。(笑) みなさんのいろいろな「ため息」を聞いて、「ため息」という言葉がマイナスからプラスに変わっていった気がします。今作のヴォーカルでのアピールポイントはどんなところですか?

浅井 曲中に「Yeah」とか「Hooo」という掛け声のパートがあるのですが、これまでのコール&レスポンスがありつつ、こういう楽曲は珍しいなとも思っていて。私たちの楽しい姿ももちろん見てほしいのですが、ライブではファンの方たちの声も聞けるので、ファンの方と一緒に作る曲のような感じになりそうで、嬉しいし、楽しみだなと思います。

太田 今回の曲は少し音が高めでダンスも激しいから、ダンスの勢いで歌えれば、それに声も乗って来るのかなと思います。特に歌っていて楽しいなと思ったのは2サビです。歌詞は切ない感じなのですが、ダンスシーンでは2つの層になっていて、手を繋いでジャンプをして手を離す瞬間があり、そこがすごく楽しくて、歌詞は切ないけど前向きさが伝わってくると思います。

伊藤 私は1Bのラストを歌わせていただいたのですが、1サビは「好き!」があふれているようになっているので、その前向きな感じを意識して、明るめな声質を意識して歌ってみました。Cメロの「あと何回 ため息をつけば 勇気を出せるのかな」も歌っているのですが、ここはただただ好きなだけではなく、「好き」の中に少し悩みがあったりして、そこから生まれた切なさも含まれていたりするのかなと思ったので、可愛いだけの声色ではなく、切なさ交じり、ため息混じりを意識しながら歌ってみました。

■注意して聴きたいところばかりですね。MVのメイキングも見させていただきました。今回は「ギャルポーズ」を取り入れたと伺いました。

太田 みんなギャルになりきっています。(笑)

伊藤 サビの1部にギャルのようなポーズが入っていたり、その次の振りでは少しセクシーな振りが入っていたりします。でもイントロや間奏ではハートを作ったり、可愛い仕草もあります。それに加えてギャルにもなったり、セクシーさもあったり、1曲の中でいろいろな私たちを見てもらえると思うので、ぜひ切り抜いて見てほしいです。

浅井 真夏のギャルのような感じで、ちょっと手であおぐ仕草も入っています。夏の終わりってすごく暑いじゃないですか。そういう感じを表現しているのかなと思います。

太田 今回は久しぶりにCRE8BOYさんが振り付けをしてくださったのですが、すごくキャッチーな中に、セクシー感とギャル感が出ていると思います。