こんなにもカッコいいものができてしまって、今後のハードルが高くなってしまった。
YA’ABURNEEが、10月31日に1stミニアルバム『PERFECT BLACK』をリリース。キャリア初のCD作品となる今作には、「COLLECTION noir」として3ヶ月連続で配信リリースされた、“Trainee”、“SUPER OVERDOSE”、“望みの彼方”に、extendedとして書き下ろされた新曲“DUMBHERR”、更に”ジーニアスソング”、”発狂オ”を加えた全6曲を収録。
今回はざらめ、帝々(てーてー)ぽめあ、棗(なつめ)、ぬゐ、丱(あげまき)もモの5人に、グループの特徴や本作について、いろいろと話を訊いた。
■YA’ABURNEEさんの取材は初めてなので、まずは自己紹介と一緒に最近みなさんがハマっていることや、気になっているものを教えてください。
もモ 徴(しるし) 躑躅(つつじ)つまりピンク、丱もモです。最近気になっているのは、はむにぎりです。ハムスターのぬいぐるみなんですけど、すごく可愛くて探し回っています。
ぬゐ 徴 月白(げっぱく)つまり白、ぬゐです。最近は小麦にハマっていて、麺とかパンをめっちゃ食べています。太るから食べない方がいいんですけど、美味しくてついつい食べちゃいます……。
ぽめあ 徴 狗金(いぬきん)つまり黄色、帝々ぽめあです。最近はシュガーバニーズと、VIVANTにハマっています。
棗 徴 花緑青(はなろくしょう)つまり緑、棗です。ハマっているのは、松田翔太さんです。この間トークショーがあったので行ってきました。(笑)
■なるほど。(笑) 最近ハマったんですか?それとも昔から好きだったんですか?
棗 最近「花より男子」を今更見て、それであらためて魅力に気づいてハマりました。F4を見てドキドキしています。(笑)
ざらめ 徴 朱殷(しゅあん)つまり赤、ざらめです。最近ハマっていることは、物件の間取りを見ることです。
■近いうちに引っ越す予定でもあるんですか?
ざらめ 実は引っ越す予定があって、いろいろ間取りを見つつお部屋を探しているところです。
■ちなみにYA’ABURNEEというグループ名には、どんな意味や由来があるんですか?
棗 「あなたが私を葬る」という直訳もあるんですけど、転じて「あなたのいなくなった世界で生きていくなんて想像もしたくない、ならいっそ私を」というロマンティックな最愛を指したりもするようです。
■かなり個性的なYA’ABURNEEさんですが、他のグループに「ここは負けない!」と思うところをそれぞれ教えてください。
もモ TRIP(ライブ)の世界観が他のどのグループにもないと思っていて、初めて見てくれた方には「演劇やミュージカルを見ているみたい」とよく言われます。
ぬゐ 楽曲の幅広さは負けないと思います。綺麗な曲とか、可愛い曲、カッコいい曲もあって、YA’ABURNEEでしかできない奇妙な曲もいっぱいあるので、そういうのが強みだなと思います。
ぽめあ ギャップですね。さっき言っていたみたいに世界観だったりとか、本当に舞台を見ているような演出とかがあるけど、実は特典会で喋っている時だったり、ステージを降りた瞬間からみんな雰囲気が変わるので、本当に憑依型なんだなと伝わるくらいギャップがあります。
■では、みなさんは割と普段はフレンドリーな感じなんですか?
ぽめあ 本当にずっと喋っています。怖いイメージを持たれがちなんですけどね。(笑)
棗 アイドルシーンではなかなか聞かない楽曲が多いと思います。フロアのフィジカルが最優先ではなく、歌で魅せるというのが私たちの一番の魅力かなと思います。
ざらめ みんなそれぞれ声に個性があると思います。
■みなさんはだいぶ謎に包まれておりますので、もう少しみなさんのことを知っていきたいなと思います。それぞれみなさんの「ここがすごい!」と思うところを教えてもらえればと思いますが、自分で言うのも照れると思うので、端から隣のメンバーのすごいところや特徴を教えてください。
もモ ぬゐちゃんは表情が一秒ごとにコロコロ変わっていくんです。だから私のファンの方も「ライブでぬゐちゃんを見たら、もう目が離せなくなっちゃった」と言うくらい、表情が豊かですごいなと思います。
■じゃあライブの時はぬゐさんの表情に注目ですね。
ぬゐ 歌っていない時の方が輝いています。これは実際にファンの人たちも言っていました。(笑) ぽめあはYA’ABURNEEの歌姫です。ピッチも正確だし、ロングトーンも綺麗に出してくれるので、「ぽめあがいればYA’ABURNEEは安心!」というくらい心強いです。声質を変えながら歌っていたり、声で遊びも入れてくれるので、本当に聴いていて飽きないし、本当に強い歌姫です。
ぽめあ 私たちの強みである世界観を支えてくれているのが棗ちゃんだと思っています。本当に彼女が作り出す世界観というのが、私たち含めライブハウスで聴いているみなさんを少しづつ侵食していって……そしていつか大きな海へといざなう……。
■なんだか歌の歌詞みたいになってきましたけど。(笑)
ぽめあ 気づいたらYA’ABURNEEの世界観に浸っちゃっているみたいな感じに引っ張っていってくれるんです。
棗 ざらめはステージに立つと、すごく「私はいい女」みたいに豹変するんです。そこに男性も女性もメロメロになっているなという印象です。私も女だけど、つい目で追っちゃうくらい女の魅力があります。あとはケツがでかいです。(笑) 太腿も魅力です。脱いだらすごいんです!(笑) 赤だからとかではなく、やっぱり彼女がYA’ABURNEEのヒロインだなと思います。
ざらめ もモはとにかくスタイルがいい!YA’ABURNEEは身長が低い人が多いから、本当に初めて会った時からスタイルが良すぎて、「こんなにスラっとした子が入ってきてくれてありがとう!」と思いました。しかも、もモはバレエを習っていたので、すごく動きがしなやかで、手の所作とかも指先まで綺麗に表現しているなと思います。すごく憧れています。
■ありがとうございます。では今作のこともいろいろとお聞きできればと思います。いよいよ1stミニアルバム『PERFECT BLACK』がリリースされますが、今作ができあがった今の率直な感想を聞かせてください。
もモ 自分たちの楽曲がこうしてCDという形になって残るというのは、やっぱりすごく嬉しいですよね。
ぬゐ 6曲の収録曲全部系統が違う曲が揃っていて、順番に聴いていってもらえると。最後の方には結構ドラマチックなアイドルみたいな曲もあるので、さっき言った楽曲の幅広さやギャップを感じてもらえる1枚になっていると思います。
ぽめあ 私も今まで自分が好きなアーティストのCDはちゃんと全部買っていたので、今度は自分たちの作品がCDという形になって手に取れるというのは、すごく嬉しいなと思います。サブスクが中心の時代ですけど、CDになることでいつまでも消えることなく形に残るので、音楽と一緒に私たちという存在を残せるのが嬉しいです。
棗 私もいつもCDを買う時に、タワーレコードさんに行ったりしていたので、そこに自分たちのCDも並べられると思うとすごく嬉しいです。ちゃんと形に残るので、私たちが存在したという記録や記憶にもなるのかなと思います。
ざらめ 私の人生の中でCDをリリースするのが1つの夢だったので、それをYA’ABURNEEで叶えられて嬉しいし、その記念すべき初のCDでこんなにもカッコいいものができてしまって、今後のハードルが高くなってしまったなと……。(笑) 3ヶ月連続でリリースした「COLLECTION noir」というのがあって、その楽曲が3曲入っていて、それにプラスして3曲収録されています。本当にYA’ABURNEEじゃなきゃできない作品だと思うし、なおかつ楽曲を提供してくださった方たちのおかげで、もう最高の作品が出来上がったので本当に感謝です。ぜひたくさんの人に聴いてほしいなと思います。
■では収録曲についてもお話を聞きたいと思います。まずは1曲目の“望みの彼方”ですが、いきなり語り口調から始まるインパクトのある曲でしたが、この曲の聴きどころや、注目してほしいポイントを教えてください。
もモ この曲のデモが送られてきて初めて聴いた時に、もう感情が「ぶわぁーっ」となって、今まで以上に没入型の曲だと思いました。歌詞は結構難しい言葉が多いんですけど、調べて意味を知ってみたら、こういうことを言っているんだというのが理解できて、より曲の世界観に入り込めると思うので、ぜひ歌詞にも注目して聴いてほしいなと思います。
■CDには歌詞カードもついてきますからね。
ぬゐ 私もデモが送られてきた時に、「私、これ歌えるのかな……?」というぐらい難しい曲だなと思いました。BPM(テンポ)がちょっと早めなオケに対して歌は結構ゆっくりな感じなので、「どうやって歌えばカッコよくなるんだろう?」と悩んで、いろいろと自分の中で試行錯誤して、聴いているみなさんにちゃんと届けられるようにと、「この言葉を強く歌ったら、こういう気持ちにさせることができるかな?」とか、すごく考えて歌ったので、ぜひ歌い方にも注目して聴いてみてください。
ぽめあ “望みの彼方”はすごくエモい曲で、CDで聴くだけでもいいんですけど、実際にTRIPで聴いて体感してほしい曲だなと思います。
棗 決して明るい歌詞や意味合いではないけれど、5人それぞれの希望が詰まっていて、根本は一緒だけどきっと方向は違くて。それぞれの感情が特にライブだと伝わる曲だなと思いますし、本当にクライマックスにいくと涙が出るくらい感情移入してしまう曲なので、歌っていると「頭がはち切れるんじゃないか……?」と思うくらいです。こんな曲を今まで私は歌ったことがなかったので、自分にとってまた新しい経験をさせてくれた曲です。
ざらめ 結構こういう曲調って、本当にバンドでしか聴いたことがなかったので、「アイドルでこんなことをやっています」と、堂々と言える曲だなと思いました。私的に今一番YA’ABURNEEの曲の中で好きな曲です。
■2曲目は激しく早口で畳み掛けるような“SUPER OVERDOSE”ですが、この曲はMVも制作されていましたので、曲の聴きどころでもいいですし、MVの見どころでもいいので語っていただければと思います。
もモ この曲のMVはフラッシュ暗算みたいに場面が「パッ、パッ、パッ」と切り替わっていって、気づいたらもう終わっているみたいな感じで、飽きずに最後まで見れちゃうと思います。膨大なカットをいろんな箇所で撮って繋ぎ合わせているので、ぜひスロー再生とかしてみたり、いろんな楽しみ方ができると思うので、たくさん見てみてください。
ぬゐ 私はこの曲がすごく好きで、言葉がキュッと詰まっている曲なので、歌っていてもすごく楽しいですし、振り付けも構成がコロコロ変わっていくので、見ていても楽しいだろうなと思います。ぜひサビはみんなにも歌ってほしい曲なのでいっぱい聴いて、歌詞を覚えてライブハウスで大合唱してほしいです。(笑)
ぽめあ この曲は脳をフル回転させて聴く曲だと思います。一緒に歌詞カードを見ながら歌って覚えてほしいです。
棗 こうやってCDになって、音源として「もうこれです」というのは打ち出せたけど、きっとその音じゃなくて、声じゃなくて、表現の幅がもっともっと出せる曲だと思うので、まだまだ正解がない曲だなと思います。自分の中でいろんなことを考えてレコーディングしたので、改めて自分で「この曲はどうやったら楽しくなるか」というのにすごく向き合って、それがちゃんと感じられた曲です。
ざらめ この曲のMVでは、私はものをいっぱい食べる役で、振り付けでも実際に食べているような振りがあって、私が食べ過ぎないようにみんなが止めているような振りもあったりするので、そこに注目してみてください。(笑) MVではカップ焼きそばとか、コロッケパンとかも食べたし、生のカニとか、豚バラ肉とかを持たされたり、小松菜も生でかじったりしたのに、全然採用されていなくて……。後でMVを見てみたら「私あんなにやったのに……」となりました。(笑) でもMVの一番の注目ポイントは、棗ちゃんのポスターにジャムやらバターを塗りつけて私が舐めているシーンです。(笑)
■3曲目は3ヶ月連続リリース企画の第一弾でもある“Trainee”ですが、この曲はすごくオシャレな曲ですよね。この曲の注目ポイントもお願いします。
もモ この曲はオススメの聴き方があって。散歩の時にこの曲を聴きながら歩くと、どこまででも行ける気がします。最近ちょうどいい季節になってきたし、ぜひ散歩をしながらリピート再生してみてください。
ぬゐ この曲はデモが作曲してくださった渡會将士さんの声で録音されていたんです。最初に聴いた時はすごくカッコいい曲だなと思ったんですけど、メンバーの声でレコーディングされた曲を聴いてみたら、すごくオシャレな印象の曲になっていて。歌う人によって印象が変わるんだなぁと感じました。一番面白いなと思ったのは、サビ前の「Ha,ha,ha,ha,」のところで、メンバー全員で1本のマイク向かって歌ってレコーディングしたんですけど、外国の子供たちが合唱をしているみたいな、なんか可愛らしい声になっていて、思っていたのとちょっと違う声質になっていたのが面白かったです。(笑) オシャレな中にもそういったちょっとした可愛さがあるのがポイントかなと思います。
ぽめあ 個人的なポイントなんですけど、ラスサビ前の「抱きしめちゃう my rainy」という一節なんですけど、そこは自分的にもすごくいいテイクが録れて一発OKだったので。それに少し枯れたような声で切なさを表現できたので、ぜひ注目して聴いてみてほしいです。
棗 ライブでお客様との掛け合いがあって、一体感も感じられる曲だなと思います。簡単なコールアンドレスポンスなので、初見の方でも分かりやすいし、良い共通言語になれると思います。それに5人の声が特にわかりやすく、それぞれの魅力が一番伝わる曲だなと思います。
ざらめ YA’ABURNEEのまだ開けたことがない扉が開いたなと思うような曲で、3ヶ月連続リリースの1発目でもあったし、また1つ自分たちの魅力をみんなに伝えられる曲ができたなと感じました。こういったちょっとディープで大人な曲は今までなかったし、初見さんに「何曲目が良かった?」と聞くと“Trainee”が挙がることも多いので、YA’ABURNEEを聴いてみようかなと思うきっかけになったらいいなと思います。






