■続いて4曲目の“DUMBHERR”も、ミドルテンポで落ち着いた曲でしたが、この曲の聴きどころも教えてください。
もモ YA’ABURNEEには、もうほんとたくさん幅広い楽曲があるんですけど、「まだやったことがない雰囲気の曲があったんだ」と思うくらい、私も最初は「どうやって歌ったらいいのかな?」と思っていたんですけど、聴けば聴くほど楽しくなるというか、クセになる曲だなと思いました。たくさんの人に聴いてほしいです。
ぬゐ YA’ABURNEEの曲って、ちょっとキーが高めな曲が多いんですが、この曲は全体的に少し落ち着いていて。私自身は結構出しやすい音域で自分の声をしっかり届けられるかなというのと、まだTRIPでやったことがないので、実際に歌ってみたら、どう化けるのかすごく楽しみな曲です。
ぽめあ 今回楽曲提供していただいた中でも個人的にはレコーディングの時に一番クセをつけて歌ってみたり挑戦した曲で、歌うのがめっちゃ楽しいです。ポツリポツリとつぶやいているような印象を受けるパートがあって、そこが個人的にはすごく好きなので、「これはどういうシーンを歌っているんだろう?」と、ぜひ背景を想像しながら聴いてほしい曲です。
棗 若者にウケそうだなと思いました。(笑) YA’ABURNEEに全然興味がない人でも、きっと聴いた瞬間に「ハッ!」となるだろうなと思いました。
ざらめ 私はこの曲を提供していただいた街蜥蜴塾さんがめっちゃ好きで、対バンとかもさせてもらったことがあるんですけど、待望で最高の曲を書いていただいて、すごく嬉しかったです。結構チルいイメージの曲なので、ライブハウスでは自由に楽しんでもらえたらいいなと思います。お酒を飲みながらでもいいし、ゆらゆら揺れながらでもいいし、振りを真似したっていいし。とにかく自由に楽しめる曲だなと思います。
■5曲目は爽やかな“ジーニアスソング”ですが、こういう曲もあると安心します。(笑) この曲の聴きどころもお願いします。
もモ 個人的にこの曲の歌詞が今の私の心境に刺さりました。初めて歌詞を聴いた時、すごく共感しました。この曲を聴くと、落ち込んでいる時でも頑張れるし、頑張ろうと前を向ける曲だなと思います。
ぬゐ この曲って可愛いじゃないですか。今までYA’ABURNEEの曲を聴いてきた人からすると、この曲を聴いたら、逆にその可愛いのが嘘なのかな?と思ってしまうかもしれないんですけど、全然そんなことはなくて。これもYA’ABURNEEの一つの顔なんです。私が一番好きな歌詞があって、「か細い声 5つ束ねて野に放つよ」という言葉があって、やっぱり5人の歌とステージをもっともっとたくさんの人に知ってもらって、もっと大きくなりたいなと思っている気持ちが、この曲に込められていると思います。
ぽめあ 「こんなはずないなんて言うつもり毛頭ないからな」というフレーズがあるんですけど、少し前にプロデューサーと話した時に、まさにそんなような話をしたなと思い返したんです。この曲を練習して、自分の中でもこの曲の歌詞を理解していく中で、すごく歌詞が自分の中に染み込んでいくような気がしたんです。でも新しく自分の中に飛び込んで来るというよりも、元々自分の頭の中にあったものを表現していっているような感覚があって。明るい曲調ではあるんですけど、でもすごく何かを訴えかけているような曲だなと思います。この曲も私にとってはすごくエモい曲です。
棗 この曲はちょっと訳ありでしばらく眠っていた曲なんです。その当時はその当時で思い出があって、でもそれをなくしちゃいけないなと私は思っていて。だからちゃんと今の私たちの歌にしていかなければ、中途半端な曲になってしまうなと感じたので、そこをしっかりと今の5人の色に塗り替えられたのは、すごくよかったなと思います。なんだか映画のクライマックスでこの曲のイントロが流れてきそうだなと、個人的には思います。(笑) ぜひ映画のエンドロールで使ってほしいですね。
ざらめ 自分もその当時の思い出があります。その時はその時で大切に歌っていた曲だから、改めて今のYA’ABURNEEでこのタイミングで歌うことになって、ちょっと嬉しく思いました。また、歌詞も自分を奮い立たせるような曲だと思うし、すごく自分に向けた応援歌みたいな気持ちで歌いました。
■昔に歌っていた曲だったんですね。その当時から聴いていたファンの人たちも、また聴けて嬉しいでしょうね。そして最後の曲は、激しい叫び声で始まって、物騒な歌詞が飛び交っている“発狂オ”ですが、終わり方も衝撃的ですね。(笑) この曲の注目ポイントもお願いします。
もモ いつもTRIPやってていると、気づいたら終わっているような曲なんです。最初の叫びから全部の発狂をぶつけるような勢いでやっているので。(笑) だから、みんなも発狂したい時にはこの曲を聴いて、スッキリしてくれたらいいなと思います。みんなも発狂してください!(笑)
ぬゐ すごくぶっ飛んでいる曲なんですけど、是非みなさんも大きな声でライブハウスで一緒に歌ってほしい曲です。ぜひ日々の不満をぶつけていただいて。
ぽめあ ファンの人から、「よくこういう感じの曲って、大人にやらされて嫌々やっているアイドルが多いけど、YA’ABURNEEは全然そんな感じしないね」とか、「むしろなんかすごい楽しんでいるように見える」と言われるんですけど、私は以前に保育士をしていて子供がすごく好きなので、この曲の歌詞は流石に歌いたくないなと思いました……。(笑) 普段はあまりそんなことはないんですけど、この曲はびっくりするような歌詞があったけど、頑張って歌っています。
棗 とにかくストレスが発散できる曲ですね。自分のパートで「昼夜が一緒にやってくる 眠れないし起きられない」という歌詞があるんですけど、「はい、まさにその通り!」と思いました。(笑) すごく自分の気持ちとも重なるので、大声で叫びまくっています。(笑) 誰もが一度は思ったことがある気持ちを代弁して言っている曲です。でもこの曲は一回聴いて「はぁ?」となりつつ、「いや、待ってもう一回!」となるので、スルメ曲だと思います。
ざらめ この曲はポイントが二つあって、一つはラスサビ前に突然くるちょっとオシャレなフレーズのパートがあって、そこがとにかく好きなんです。二つ目は、1Aが終わった後の「くぅ!!」と言うところです。(笑) レコーディングの時にプロデューサーから直々に依頼されて、何テイクも録りました。最終的にはプロデューサーの声も入っています。(笑)
■現在はリリイベなどでライブも行われていると思いますが、初めてYA’ABURNEEを見る方たちに注意してほしいことはありますか?
ざらめ 「YA’ABURNEEは怖くないよ!」って。(笑) 1曲聴いて刺さらなくても、本当にいろんなタイプの曲があるし、たくさんの曲があるので、また違う曲を聴いた上で判断して欲しいです。「もっともっと奥が深いぞ!」と伝えたいです。いっぱい掘るといい曲がどんどん出てきます!
■そして11月には、3周年忌念公演「厨三病」が3daysで行われますが、それに向けての意気込みもお願いします。
もモ 2周年記念の時は結構広い会場でやらせてもらったんですが、今回はいつもやっている小さめの会場で2日間に分けてやります。5、6の2日で持ち曲全曲披露します。そこで「やっぱりYA’ABURNEEはいいな、素敵だな」と思わせられるよう、それでみんなと一緒に4周年に向けて走り出せたらいいなと思っています。
ぬゐ 2days公演で2日間被りがなく全曲披露できるのは、楽曲の幅広さや楽曲の多さもあるし、1日目と2日目で、キラキラしている可愛い系の曲と、ダークで攻撃的な曲とを分けてセットリストが組めるのも、それだけいろんな曲があるからこそだし、キラキラ系の曲の中でもいろんな味変が楽しめるから、1日ごとに楽しみがすごくたくさん盛り込まれていると思います。私たちはその2日間を、みなさんにいかに楽しんでいただくかを考えて頑張りますので、ぜひ足を運んでもらえたらと思います。
■2日間とも被っている曲は1曲もないんですね。それは2日間とも行かないとですね!
ぽめあ 普通は単独公演だと、だいたいキャパを少しづつ広げていって、というのがセオリーだと思うんですけど、今年はそうじゃなくて。いつもの馴染みのある会場でやるので、変わるものもあっていいけど、変わらないものや、変えたくないものも大切にしながら、みんなに感謝を伝えられるような3周年公演にしたいと思います。
棗 周年ライブといえば大きな会場でやるのが定石だと当然理解しているから、不安になる人もいるのはわかっているんですけど、なぜここでこれを選んだか?を伝えるステージにしたいと思っています。節目にしか来れないお客様や、お友達に連れられてこられた方だったりとかには適度なスパンで見てこなかったことをちょっと悔しがらせたいし、今の私たちを見てもらって、堅実さの価値みたいなものを受け取ってもらえたらと思っています。もちろんいつも来てくれている人には、最大の私たちの全部をぶつけたいなと思います。
ざらめ 私はアイドルとして活動するにあたって、3周年を迎えられるというのが初なので、それがYA’ABURNEEで良かったし、YA’ABURNEEだからこそ3年間続けられたし、これからも続けたいと思えるのが幸せだなと思います。「ありがとう」をライブに来てくれたみんなに伝えたいし、全曲披露なので、YA’ABURNEEの歴史を振り返れるライブでもあるし、普段来ている方たちも全曲聴ける機会はなかなかないでしょうから、レアな干され曲にも期待しつつ(笑)ぜひ両日とも見に来てほしいです。初めて来る方には、いろんなYA’ABURNEEを好きになってもらいますね。
■では最後に読者に向けてそれぞれ一言ずつメッセージをお願いします。
もモ この『PERFECT BLACK』には、何回聴いても飽きない曲がたくさん収録されていると思います。現在進行形のYA’ABURNEEの魅力がギュッと詰め込まれた1枚になっているので、ぜひリピート再生でお願いします。散歩の時は“Trainee”で、それ以外の時は全曲リピートで!(笑)
ぬゐ YA’ABURNEEは音楽が大好きな集団なので、アイドル好きな人はもちろん、アイドルは好きじゃないけど、音楽が好きだよって人にもぜひ聴いてほしいです。
ぽめあ 喜怒哀楽どんな感情の時でも、どれかは聴きたいと思えるような1枚に仕上がったと思いますので、みなさんの生活の一部になれたら嬉しいです。いや、ぜひ「し・て・ね!」(笑)
棗 正直な感情も、確信犯な手口も、いろいろと新しいことにもチャレンジしているので、ただのアイドルだと思わないでほしいです!聴いてみてください。
ざらめ 一言ですよね?YA’ABURNEEは怖くないよ!(笑) 音楽が好きな人ならきっと刺さると思います。まずは偏見なしに最初の入口は“Trainee”から聴いてもらって、そこからいろいろ聴いていくと、おそらく沼にハマると思います。ハマったあなたはとてもセンスが良いので、そのセンスに従ってYA’ABURNEEを好きになって貰えたらと思います!
Interview & Text:土谷拓史
PROFILE
不謹慎で申し訳ナイです。ざらめ、帝々ぽめあ、棗、ぬゐ、丱もモの5人組アイドルグループ。メイドインアビス、ヤン・シュヴァンクマイエル、バスキア、DIR EN GREY等に影響を受けた5人は華美で豪奢、アニメやソシャゲをモチーフにした衣装を纏い楽曲派(死語)をも納得させるハイセンスなトラックに踊り普遍キャッチーなメロディーを歌う。下品で上品な異端の忌み仔。
X:https://x.com/YAABURNEE_info
lit.link:https://lit.link/yaaburnee
RELEASE
『PERFECT BLACK』
通常盤(CD)
QARF-60411
¥1,200(tax in)
rockfield
10月31日 ON SALE







