大森莉緒 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

「令和の奇跡の1枚」の反響後、舞台『1リットルの涙』で見せる新たな顔。

大森莉緒が舞台『1リットルの涙』に出演する。2013年からアイドル活動を始め、現在はMa’Scar’Piece、そして音楽原作キャラクタープロジェクト『電音部』にて笹塚舞歌役を務めるなどマルチな活躍で注目されている。2025年には、イベントで撮られた一枚が「令和の奇跡の一枚」として大反響を呼んだ。そんな大森に、今回は舞台『1リットルの涙』にまつわることを中心に話を訊いた。

■まずは「令和の奇跡の一枚」として話題になったお写真のお話をしたいのですが、ご自身の投稿をきっかけにバズったんですよね?

大森 そうですね。ファンのカメコさんが載せてくださった写真を私が引用して投稿したらバズった形です。「これヤバい、めっちゃいい!すごい盛れてない?!浮いてるし、ウインクしてるし!」って。(笑) 「もしかしたらバズるかもな……?」と思って載せたんですが、思った以上に反響がありました。本当にここまでいくとは思っていなかったです。

■そんな反響を受けて、ご自身で変わったところはありますか?

大森 ファンの方たちには「バズったね!」とか、「やっと世間に知ってもらえて嬉しいよ!」と言われました。あと、やっぱり私のことを知らなかった方たちからも、「Xで見て気になったから会いに来ました!」などと言われることが増えました。それに取材もたくさんしていただいたりして、こんなに反響があったんだなと実感しました。

■でも、大森さんはいつもお綺麗じゃないですか。いつもの写真とそんなに違いますか?

大森 嬉しい!(笑) でも文面には悩みました。文章って大事じゃないですか。「どう書いたらみなさんが反応してくれるかな?」と考えて、反応がありそうな言葉を選んで、最終的にこれにしました。

■どうしてこの一枚が撮れたと思いますか?

大森 私はウィンクが特技で、パフォーマンス中でもよくやっているんですけど、これはMa’Scar’Pieceの“圧倒的アイドルの極み”という曲の時に撮られた写真のうちの一枚でした。ただ、毎回のようにその曲のそのタイミングでウィンクしていたから、私もよく覚えていなくて。ちょうどいいタイミングでカメラを向けてくれているのを見つけて、「あ、今撮られているかな?」と思い、たくさんカメラがあった中でも、そのひとつのカメラに定めたら、丁度よく撮ってくださったので、カメコさんと私のお互いの息がぴったり合ったのが良かったのかなと思います。本当に奇跡でした。(笑)

■写真ってそういうのありますよね。奇跡と奇跡の重なりというか。「この曲ではいつも写真写りがいいな」という曲はあるのでしょうか?

大森 基本的にMa’Scar’Pieceの曲は動きが激しいので、なかなか盛れるようなタイミングが無いんですよ。(笑) その中で「いかに上手く魅せられるか」ということに気を付けているのが、ポイントかもしれません。「今がシャッターチャンスだよ!」みたいな感じで。(笑) あとは、ライブ前とか、撮影がある日とか、大事な日にはいつもよりちょっと早く起きて、美顔器をやったりなど、綺麗に映れるように意識はしています。(笑) 何もやらないよりは、ちょっとでもよく映るように、って。

■結構影での努力もあるんですね。(笑)

大森 そうなんです。(笑) あとはやっぱり野外だったからかな?野外は盛れるんですよ。やっぱり「自然光しか勝たん」ですね。(笑) 自然光だからこそ、素敵な写真が撮れたんじゃないかなと思います。

■そして大森さんはアイドルとしては、なかなか異色な経歴を辿っていますが、始めたきっかけはどんなものだったのでしょうか?

大森 最初のきっかけはお母さんでした。お母さんが昔からピンク・レディーが大好きで、私も小さい時からよく聴いていたので、曲はよく知っていました。それで、たまたま家族でカラオケボックスに行った時に、「ピンク・レディーの後継ユニットのメンバー募集!」みたいな広告があって、「このオーディション受けてみたら?」と言われたんです。元々小さい頃から歌うことも好きでしたし、テレビの前で真似して踊ったりもしていたので。あとは、キッズモデルもやっていたので、人前に立つことが好きだったこともあって、そのオーディションに応募してみたら、受かったという感じです。

■そういう環境がまずあったんですね。

大森 そうです。小さい頃から芸能の道に行こうと思っていたので、ぜひ挑戦してみようと思いました。

■でも途中、アイドルをしていなかった期間もあったんですよね?

大森 その時の「ピンク・ベイビーズ」というグループが解散して、「これからどうしようかな……?と思っていた時に、「一旦、普通の学生生活だけを楽しんでみようかな?」と思った時期がありました。その時に初めてバイトも経験したんです。ずっと芸能事務所には所属していたので、「バイトしてみていいですか?」と聞いたら、「社会勉強にもなるからいいと思うよ」と言っていただいたので、マクドナルドでバイトを経験しました。

■マクドナルドでのバイトはいかがでしたか?

大森 いろいろなバイトがある中でも覚えることが多いという噂は聞いていたんですけど、本当にすごく多くて……。(笑) でも私はレジ係を多めにやってたので楽しかったです。接客業をやってみたかったので、やりたいことが経験できてよかったなと思いますし、あの時にバイトをしていなかったら、きっと一生バイトをする機会もなかったと思うので、やってみてよかったなとめっちゃ思います。

■ちなみにお客さんから「スマイルください!」とは言われませんでしたか?

大森 それが言われなかったんですよ!(笑) 「本当に言われるのかな?」と思っていたんですけど、結局言われなかったです。スマイル注文されてみたかったな。(笑)

■大森さんなら注文してみたかったです。(笑) これまでのアイドル経験の中で、なにか珍しかった経験などはありますか?

大森 すごく印象に残っているのはラストアイドルです。毎回いろんなバトルをしたことが、普通のアイドルじゃ絶対に経験できないことでした。まず地上波の番組で1対1のバトルをやるのも珍しいですし、デビューした後もまさかのグループ内バトルがあったり、リリースの度に選抜を決めるオーディションをやったりするので、毎回「私はアイドルだよね……?!」という感じで……。(笑) 殺陣や、最高難度のダンスをやったり、集団行動をやったり、「なんで私こんなことをしているんだろう……?」とまで思ったこともありました。(笑) でも、普通のアイドルをやっていたら、絶対に経験できないことだったと思うので、いろんなことに挑戦させていただけてありがたかったなと今は思います。

■珍しいコンセプトのアイドルとなると、どのグループになりますか?

大森 ×純文学少女歌劇団ですね。世界観がちゃんと決まっていて、ライブ中もそのキャラクターでいなきゃいけないですし、名前も違いますし。コンセプトも珍しかったので、すごく難しかったなと思いました。普段の自分とも全く真逆のキャラクターだったので、自分を抑えるわけじゃないですけど、×純文学少女歌劇団で活動する時は、「栗捨アガサとして生きなきゃ!」というのがありましたし、生徒会長の役だったので、腕を組んで立ったり、ちょっと上からの態度を見せる感じが出せたらいいなと思ってやっていました。でも楽屋では普段通りの自分だったので、ステージに立ったらスイッチを入れてアガサになるんです。

■そして今回は舞台『1リットルの涙』への出演が決まりましたが、昔、ドラマ版が話題になった頃は、大森さんは3~4歳の頃ですよね?覚えていらっしゃいますか?

大森 あまり覚えてはいないのですが、知ってはいました。話題になった作品でしたし、命に関わる大事なお話というのもあって、舞台化されると聞いてびっくりしましたし、自分が出演できるのも嬉しくて、ありがたいなと思いました。

■台本を初めて読んだ時の感想はいかがでしたか?

大森 すごく苦しいなと思いました。初めてみんなで本読みをした時も重すぎて……。本読みの時点でここまで気持ちが入るのも初めてだったというか。周りもすごく有名な俳優さんや素晴らしい役者さん、声優さんばかりで、感情を込めるのがすごく上手だったりするので、本読みの時点でこんなにすごいなんて、完成がすごく楽しみだなと思いました。