AXXX1S VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

今後もAXXX1Sの動きから目を離さないで……ではなく、目を離せなくなりますから。

AXXX1Sの2ndミニアルバム『大変でエスケープ(^o^)/』が、デイリーチャートで1位を獲得した。本作には、アニメ「逃走中 グレートミッション」のエンディング主題歌として流れている“大変でエスケープ(^o^)/”を筆頭に、“Special Force”、“ResQ!!”、“Ability”と、シングルとしても高い支持を得た人気曲が満載。ミニアルバムにしてベスト盤とも言える本作の魅力を、みなさんにお伝えしたい。
今回は、岡田勇輝、一ノ瀬瑞希、宮月優斗、多村栄佑、田中晋大郎、遠藤幹也、諸星圭一の7人に話を訊いた。

■2ndミニアルバム『大変でエスケープ(^o^)/』が、デイリーチャート1位を獲得しましたね。おめでとうございます。

宮月  6作連続デイリーチャート1位獲得なので、V6達成です。ここまで5作連続でデイリーチャート1位を手にしていたこともあって、今回も1位を取りたい思いも正直ありました。もちろんチャートを手にすることがすべてではないけど、この流れを止めたくない意識もありました。ここまで続いたら、この記録をどれだけ続けていけるのか……。今は、その気持ちも生まれてきています。

■先日、MVも公開になった“大変でエスケープ(^o^)/”が、アニメ「逃走中 グレートミッション」のエンディング主題歌として起用中ですが、この曲を含め、本作へ収録したのが、2022年以降に発売したアニメソングたちで、ミニアルバムとはいえ、近年のAXXX1Sの活動を集約したアニソンベスト盤のような内容ですよね。親しみを覚える曲たちが次々流れてくるのも魅力です。

多村 この2ndミニアルバムには、アニソンが4曲収録されています。デイリー1位を取り続けていることも含め、ここ最近、シングルの発売ごとにアニソンを歌う機会をいただけているのは、めちゃくちゃ嬉しいです。また次の機会もぜひアニメタイアップを狙いたいです。

■ドラマの主題歌じゃ駄目ですか?

多村 あっ、ドラマの主題歌がいいですね。

宮月 どっちなんだよ!(笑)

多村 どちらにしても番組のテーマ曲を担当できるのはめちゃくちゃ嬉しいので、今後も狙いたいですし、次はゴールデンの枠に進出したいです!

宮月 今回は全部で5曲入りですが、4曲がアニソンナンバーで、今年1月に諸星が加入したこともあって、AXXX1Sのメンバーキャラを改めて多くの人たちに知ってもらおうと、自己紹介ソングの“Axis★tar”も収録しています。

■まずは最新曲“大変でエスケープ(^o^)/”の魅力を、一人一人に語っていただいても良いですか?

岡田 じゃあ、僕からいきますね。この楽曲を手がけたのは玉屋2060%さんで、玉屋さんの楽曲はTikTokでもよくバズっているから、以前から注目していたし、楽曲を歌いたいと思っていたので、その機会をいただけたのは本当に嬉しいことでした。初めて“大変でエスケープ(^o^)/”のデモ音源を聴いた時から、「めっちゃ玉屋さんの曲だな」という印象でしたから。玉屋さんといえば、めっちゃ明るくてテンポの速い曲が印象的ですが、この曲もめちゃめちゃ明るくてテンポの速い曲で、はちゃめちゃな歌詞に聴こえますが、気持ちを熱くするメッセージもしっかり込めているから、そこも好きなところです。アニメは逃走していく様を描いた内容ですが、玉屋さんは逃走を現実逃避と重ねあわせて表現してくれていて、「苦しい時には現実逃避しちゃってもいいんじゃない?」という、若者を中心に今を生きる人たちにとても刺さる内容に仕上げてくれています。めちゃくちゃ共感できる言葉が多いから、ぜひ歌詞にも注目してください。もう一つの魅力は“大変でエスケープ(^o^)/”のMVなんですが、AXXX1Sとしては初のCGを使った内容になっていて、撮影ではグリーンバックを背景に「崖から落ちる気持ちで演じて」や、「怪獣に追われているから」と、シーンの設定を投げかけられる度、僕らはその気分になって演じていました。中には「怪獣から逃げている」と言われて走っていたシーンの背景にちむさん(宮月優斗)が座禅を組んでいる姿を映し出されていたりして、「えっ!こういう使われ方をするんだ?!」と驚くシーンもいろいろとありました。(笑) めちゃくちゃ楽しいMVに仕上がっているのでぜひ見てみてください。

諸星 “大変でエスケープ(^o^)/”は、とてもキャッチーな振りと、アップテンポでコミカルな曲調が印象的な曲です。TikTokが好きな人たちにすごくハマる楽曲だと思うから、どんどんバズらせたいなと思います。ダンスもすぐに覚えられる優しい振りがいろいろと入っているので、ライブではファンの子たちも一緒に真似て踊ってくれています。僕は今年1月にAXXX1Sに加入したので、さっきもデイリー1位を連続で取り続けているという話が出ていたように、AXXX1Sの活躍ぶりは加入前から知っていたから、正直プレッシャーも、ときには不安を覚えることもあったんですけど、メンバーみんなが本当に優しくて、今では自分もAXXX1Sの一員としてしっかり打ち解けています。何よりみんなで気持ちを一つに活動をしてきたことが、今回のデイリー1位に繋がったんだと思えたので、ますますAXXX1Sとしての今後の活動が楽しみにもなりました。

宮月 この曲で玉屋2060%さんは、グループの表現の幅をしっかりと広げてくれました。玉屋さんの楽曲はよくTikTokでバズっているからこそ、僕らもその期待に応えなきゃと今も頑張っています。何よりこの曲は、僕ら自身がめっちゃ楽しんでパフォーマンスの出来る楽曲で、今までのAXXX1Sに有りそうで無かった曲だから、玉屋さんのおかげで新たなAXXX1Sを見せることが出来ました。振りはAKB48なども手がけているえりなっちさんに今回初めて振り付けをしていただきました。振り付けの面でも初めて尽くしの挑戦が多かったので、そこにも注目してください。何よりライブで注目してほしいのが、メンバーの表情の豊かさで、次々と曲調の変わる展開に合わせて、僕らもいろんな感情の変化を歌声や表情を通して見せているから、そこがライブの見どころになっています。

一ノ瀬 “大変でエスケープ(^o^)/”は、楽曲が強烈なインパクトを放っているのはもちろん、曲名に顔文字が入っているのも珍しいし、そこが目立つポイントにもなっているから好きなところです。この曲は逃走劇を題材にしたアニメのテーマ曲で、さっきも話が出ていたけど、逃走を現実から逃げる現実逃避の歌にしてくれたことで、僕らもそうだし、聴いてくれる人たちの日常にもしっくりハマる内容になったなと感じています。何よりこの曲はメンバーの歌声の表情がとても豊かで、中でも2番の頭で諸星が「毎日毎日」と合唱団のメンバーのように歌うところはかなりのインパクトだと思います。次々と表情が変わる展開もこの曲の魅力だし、ライブでもAXXX1S史上一番はっちゃけた曲として、ファンの人たちからも高い支持を得ています。

田中 この曲はTikTok時代にすごくマッチした、アップテンポで元気ないわゆるトンチキソングで、今までにAXXX1Sがリリースしてきたシングルの表題曲といえば、“キミホリ”や“ResQ!!”のような王道アイドルソング、“SUPER HERO”や“Special Force”のように爽やかに弾けた楽曲、“Ability”みたいにアニメの主題歌らしい曲たちだったんですけど、そこへ今回の“大変でエスケープ(^o^)/”のようなトンチキソングをシングルの表題曲として持ってこられたのが嬉しかったです。言うなればそこもAXXX1Sの新たな挑戦でした。今までAXXX1Sは「王道+α」をコンセプトに表現してきた中で、そこにシングルとしてまた新たな表情を加えることが出来たのは、すごく嬉しいことでした。

遠藤 今回の“大変でエスケープ(^o^)/”は、とてもキャッチーでコミカルな楽曲で、サビ前に「鬼さんこちら手のなるほうへ」など、みなさんでも聴き馴染みのあるワードを入れていて、より親しみやすさを出しているのも特徴です。この曲は比較的、子供の視聴者数が多いアニメ「逃走中 グレートミッション」のエンディング主題歌ということで、さらにファン層の幅を広げられたのも嬉しかったです。ライブではみんながすぐに真似出来る振りもありながら、同時にフォーメーション移動も激しいので、見ている方は飽きないと思います。さっき、MVの撮影でCGを使ったという話も出ていましたけど、先に絵コンテを見せていただいたとはいえ、最終的にどういう映像に仕上がるのかが予想もつかない中で演じた結果、あの表情豊かな内容になったので、MVもぜひご覧になってみてください。

多村 僕らは前からTikTokでバズりたい気持ちも強く持っていました。結果だけを見たらまだまだ上はいるけど、玉屋さんや振付師のえりなっちさんと出会ったことで、TikTokを通してAXXX1Sをバズらせることに繋がったのは嬉しいことでした。“大変でエスケープ(^o^)/”は、AXXX1Sの新たな表現の扉を開けてくれた曲だし、ライブでも、楽しい顔、悲しい顔、変な顔など、メンバーのいろんな表情を見られるので、ぜひそこを楽しんでください。

宮月 以前もそうだし、今回のデイリー1位という成果は、日々のライブやリリイベを通してファンの人たちと一緒に「楽しい」を1本1本しっかりと積み重ねてきた成果だと思っています。AXXX1Sはいつだってファンのみんなをどう楽しませるかを念頭に置いて活動しています。その楽しさの支持が、数字にも繋がっているのだとしたら、それもまた嬉しいことですからね。