BMK VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

『だって今日まで恋煩い』

■みなさん全然違いますね。楽曲の中では話しかけても反応しないくらい好きなことに熱中する姿が描かれていますが、みなさんは周りの音も聞こえなくなるくらい熱中することはありますか?

佐藤 僕は最近ボクシングを始めまして。今まではボクササイズみたいに、サンドバッグに向かってやっていたんですけど、ついに対人を始めたんです。対人だとめちゃくちゃ怖くて!人が殴りかかってくるんですよ!なので、熱中していないとやられるんですよね。あと僕が弱いのは顎のガードで、殴る時は殴るのに集中しちゃうので、いつも「顎!」って先生に言われているのが夢にも出てきたりするくらいです……。

三隅 三隅は最近読書にハマっていまして。昔から本を読むのが好きで、今回も東京に一冊持ってきました。丁度今朝も楽屋で読んでいたんですけど、楽屋はとにかくうるさいので、熱中するためにそのお話に近い音楽を探してきたりして。

全員 へえ~!

三隅 それでイヤホンをして、メンバーの声が聴こえないくらいの音量で音楽を流して本を読んでいます。

佐藤 今日の楽屋のトークテーマが「誰が一番早く結婚しそうか」っていう話題だったんですけど、みかちゃん(三隅)が本を読んでいたから「みかちゃん聞こえてないね」って言っていたら、突然イヤホン外して「聞こえてるよ!1位はね……」って話し始めていました。(笑)

三隅 その時はね。(笑)

松岡 僕はですね、みんなそうかもしれないですけど、周りが聞こえないくらい熱中するという意味だと、睡眠ですね。僕は寝るのが好きなんですけど、寝起きが得意じゃなくて。

米谷 本当に起きないよね。

三隅 起きてもまだ寝ぼけているしね。

中原 僕の熱中しているものは漫画とかアニメとかなんですけど、50話くらいある作品を3日で見終わったりとか、1日で65話くらいの漫画を全部読み終わったりとか、1回面白いって思っちゃうと続きが気になって止まらなくなっちゃうんですよね。全部やること捨てて、そっちに入っちゃうので、気付いたら時間が経っているんです。

米谷 最近はすごい世間でもラップブームが来ていて、フリースタイルのラップバトルとかがYouTubeとかにもあるんですけど、僕はそれを見ることにハマっています。専門学生の頃からなので、もう4年くらいになるんですけど、ずっとそれが1日のルーティーンになっていますね。いつも集中して見ています。

■ありがとうございます。EDM調の“Puzzle”にもラップがありますが、これも歌割りは選抜ですか?

中原 これは曲をいただいた時から歌割りが決まっていて。僕と松岡が2人でラップをした曲です。今回僕は「ラップに専念」みたいな形だったので、サビは全員で歌うみたいなのがなくて、新しい形だなと思いました。

■ラップに専念してみていかがでしたか?

中原 楽しいですね。レコーディングがすごくスムーズに進んだのと、今回は爽やかなラップだったので、苦労はしましたけどすごく楽しかったです。

■“ナガレボシ”は美しいミドルバラードですね。

三隅 楽曲の制作などに携わっているYUMIKO先生が情熱的なディレクションをしてくださる方で、僕も自分の中で描写を思い浮かべながらレコーディングブースに入るんですけど、それをより的確な言葉で具体的にしてくださって。例えば僕のパートだと、「幾億の祈りを受けて 星座をすり抜けていく」っていう歌詞があるんですけど、僕の中では流れ星が星座の中をすり抜けていくだけだったんです。でも先生が、「大気圏があって、そこに突入した星が燃えている、その後ろに星々が輝いているのを地上から見ている感じで歌って」って、すごく具体的に言ってくださったので。だから、この楽曲は歌詞を読み解いていくとすごい深いメッセージ性がある楽曲だなと思います。

佐藤 歌詞をいただいた時に、出てくるキーワードに「これはどういう意味なのか」っていうのをYUMIKO先生が解説を書いてくれたんですよね。「僕たちが自分たちの思い描いているチャンスを待っていて、流れ星が流れた時に、自分たちがそれを掴めるかどうかっていうことが大事なんだ」っていう歌になっていて。僕はずっと少しの星をイメージしていたんですけど、そうじゃなくて「本当にいろんな可能性が沢山あって、その中で流れてきたものを絶対に掴むっていうイメージをしたいから」ということで、「壮大に歌ってください」と。そういうところまで寄り添ってもらえて歌えるっていうのは本当にありがたいなって思いましたし、ライブのエンディングとかで歌ったらすごくいい曲なんだろうなと。楽しみだなと思いました。

米谷 バラードの曲は個人的にめっちゃ好きなので、気持ちも入りやすかったんですけど、歌っていくとどうしても自分の癖で暗い感じになってしまいがちで。明るい感じに聞こえないといけなかったので、そこがちょっと難しかったかなって思います。今までの僕らの曲は盛り上がるものが多かったので、こういう楽曲が1つあるだけで、だいぶライブのパフォーマンスの幅も広がるかなと思うので、ライブで早く披露できたらいいなって思います。

■最後に今後の目標を教えてください。

三隅 そうですね。僕たちはボイメン研究生時代から「どんなことがあってもくじけない」っていうのを根底に、がつがつした応援ソングや背中を押せるような楽曲が多かったんですけど、今回の楽曲ですごく幅が広がりました。“だって今日まで恋煩い”のような対極の楽曲にこれからも挑戦していって、もっともっと今以上に表現の幅を広げていけるグループになっていきたいなと思います。

中原 本当にどのシングルを出させていただく時も、毎回自分たちの新しい側面が見えるというか、新しい一面が見られる、届けられるっていうのを感じていて。360度いろんな方向からいろんなBMKが楽しめて、それでも「この楽曲ってBMKが歌っているよね」って分かるような、自分たちの軸を持ったままいろんなところに発信していきたいなと思います。

松岡 年末の日本レコード大賞の新人賞をこのシングルで獲れるように、たくさんの方にもっともっとBMKを知ってもらえたらなと思っています。

米谷 グループとしては日本レコード大賞新人賞ももちろん視野に入れているんですけど、そこに向かうだけじゃなくて、今まで応援してくれた方たちや、この楽曲を通して新たにファンになってくれた人にも広げていって、その積み重ねの先の“レコ大”っていう気持ちは忘れずに、まずこのリリースに向けて全力で頑張っていきたいと思います。

佐藤 コロナとかでエンターテインメント自体、自分たちの表現がしにくいような環境になっているのかなと思っているんですけど、僕たちはちょうどコロナ禍の時にメジャーデビューした逆風組なので、「日本一逆風を受けても強いグループ」っていう風に、日本中に認知してもらえるようなグループを目指して頑張っていきたいと思います。

Interview & Text:村上麗奈

PROFILE
コンセプトは“凧のように逆風を受けるほど上昇する、逆境に負けないグループ”。元気と勇気を発信し続ける5 人組エンタメ集団!!2021年1月にシングル『モンスターフライト』でメジャーデビューを果たし、オリコンウィークリーCD シングルランキング初登場2 位を獲得。10月13日には、2ndシングル『Beat Monster』をリリース。オリコンウィークリーCDシングルランキングで初登場4位、LINE MUSICリアルタイムランキングで7位を獲得。2022年3月23日には、『グッバイ宣言』のChinozo がプロデュースを手掛ける3rd シングル『だって今日まで恋煩い』をリリース。フジテレビ系TV アニメ「デジモンゴーストゲーム」エンディング主題歌にも起用されている。
https://bmk-official.com/

RELEASE
『だって今日まで恋煩い』

B盤(CD)
VICL-37627
¥1,100(tax in)

M盤(CD)
VICL-37628
¥1,100(tax in)

K盤(CD)
VICL-37629
¥1,100(tax in)

デジモンゴーストゲーム盤(CD)
VICL-37629
¥1,100(tax in)

豪華仕様盤[コンプリートBOX](4CD+BD)
※4CD<B,M,K,デジモンゴーストゲーム盤>+BD
VIZL-2023
¥7,700(tax in)

VICTOR ENTERTEINMENT
3月23日 ON SALE