自由奔放な7人と裏話満載で語るニューアルバム『buGG’s PARADE』。
buGGが5月30日にニューアルバム『buGG’s PARADE』をリリース。池田あおい、清水凜、早見玲花、町田つむぎ、鈴木媛子、青木あかね、神崎めいの7人から成るbuGGは、ロックサウンドを基調とした楽曲と個性で魅せるアイドルグループ。今回のインタビューではアルバム収録曲のオススメや人生の目標といったマジメな話題から、「もしも恋人が浮気したら?」「最近の日常に対する不満は?」といった話題まで、自由奔放にトークしてもらった。
■早速ニューアルバム『buGG’s PARADE』の収録曲についてお話を伺っていきたいのですが、難しい質問もありますのでパスが3回まで使えます。(笑) まずはメンバーのみなさんそれぞれのオススメの曲を教えてください。
鈴木 私は“Starting now”がオススメです。一番最初にできた曲で、歌詞はメンバーひとりひとりが提案しました。でも……今まで隠してきたんですけど、実は最終的にマネージャーさんが書いた歌詞が採用されているんです……。(笑)
■えっ?!それは言っちゃっていいんですか?(笑)
鈴木 「言わないで」ってことになっていたんですけど、ニューアルバムのリリースタイミングで暴露OKということで。(笑)
■なるほど。いつかみなさんが書いたオリジナルの歌詞も聴きたいです。(笑) 早見さんはいかがですか?
早見 私のオススメは“PARADE”です。6月5日に恵比寿LIQUIDROOMでワンマンライブがあるのですが、前回のワンマンライブの会場だったShinjuku BLAZEから今回の会場の恵比寿LIQUIDROOMまでみんなでマラソンして、1位の子が“PARADE”のメインパートを歌えるという企画をやりました。その企画で私が1位になってメインパートを歌わせていただくことになったので、すごく思い入れがある曲なんです。
神崎 私は“Baby steps!!”がオススメです。歌詞もいいけど、みんながぴょんぴょんしている振付けがすごく可愛いんです。ライブではお客さんも一緒にやってくれるんですが、それを見ているのがすごく好きで、可愛いなって思います。(笑)
青木 私のオススメは“UCHRONIA”なんですけど、この曲は『UCHRONIA』っていうタイトルのワンマンライブの開催にあたって、タイトルやコンセプトをメンバーが提案して作りました。そういうこともあってオススメの1曲です。
清水 私は“ぶった斬り!チェンソープレジデント”です。時々来るbuGGの「変なタイトルの曲シリーズ」です。(笑) まず、「え、何この曲?」みたいなタイトルでも心を掴める曲っていうのが魅力だと思います。この曲の歌詞にはメンバーの自己紹介が入っているのですが、みんなで他己紹介的な感じで「この子はこういうイメージで……」みたいなのを書き出して歌詞にしてもらっていて。まだ振付けとかはついていないんですけど、多分楽しい感じになるので、ライブで盛り上がること間違いなしです。
池田 私は“パズル”ですね。これまでもしっとりした曲はあったんですけど、いかにもなバラードっていうバラードは多分この“パズル”が初めてだと思います。ここまで静かな曲も初めてだったので、曲が届いた時も「あ、私たちってこういう曲も歌わせてもらえるんだ」みたいな。どうなるのかなってレコーディングの時まで思っていたんですけど、いざ自分たちの声になった時に「buGGの曲になっているな」って感じました。ちゃんとしているbuGGの姿も見せてあげられるんじゃないかなと思います。(笑)
町田 私は“S→L”という夏ソングがこれからの時期イイ曲だと思います。初めてbuGGで夏ソングをいただいたのですが、振付けも「太陽」みたいな感じとか、階段を上るみたいな感じの所があり、アイドルっぽい曲になっているので、アルバムの中で見た時に良いポジショニングにある曲だと思います。
■そういえば“恋のデッドヒート”のMVに、リングの中から飛ばされたジャケットが頭にかかるシーンがあるじゃないですか。あれって事故ですか?故意ですか?
青木 事故です。(笑) 本当は撮り直しもしたんですけど、結局ジャケットを被ってしまった方が使われていました。
■面白い方が使われたんですね。(笑) このMVでは女の子が彼氏の浮気相手と殴り合いをしていますが、みなさんは恋人が見ず知らずの女の子と仲良くしていた時、彼氏をぶん殴りますか?それとも女の子の方をぶん殴りますか?まず「彼氏を殴る」って人は手を挙げてください……って、全員の手が挙がりましたね!(笑)
青木 浮気をしたんだったらねぇ?殴るのは男の方だよね。(笑)
■ですよね。そこで浮気相手と戦うのってあんまり無いですよね。(笑) MVでは最終的に女の子同士が意気投合して一緒に彼氏をぶん殴りますが、みなさんは浮気されたらどんな対応をしますか?ひとり一言ずつお願いします。
鈴木 私は自分が1番幸せになる。
早見 去る者は追わず……。
神崎 絶対に見返してやる。
青木 バイバイ……ってします。(笑)
清水 すぐ次に行きます。
池田 もう関わらない。連絡先を消します。
町田 私の方が浮気相手よりイイ女なんで。そんな男はもうどうでもいいです。
■イイですね~!現代っ子の強さを感じます。先ほど質問した「オススメ曲」では挙がらなかったのですが、“Make My Day”も良い曲でした。今作のアルバムには「前に向かって進んでいく」という楽曲が集まったように思います。buGGって今が成長期なんでしょうか。学生にたとえるとしたら?
青木 高校2年生くらいかも。受験を意識し始めつつ、クラスが良い意味でたまにピリッとするような感じだと思います。
町田 確かに高3っていう最終地点に向かいつつも、まだ高2だから中間にいる、みたいな感じはありますね。
■なんかわかります。6年目っていうのも、5周年が過ぎたけど10周年にはまだ遠い……って感じですもんね。ここでとても難しい質問です。収録曲“パズル”に関連して、「自分というパズル」の完成形はどんなだと思いますか?
町田 私は……歳を取った方や若い方たちにも「なんかbuGGっているよね~!」と思われる存在になりたいです。国民的アイドルっていうのとはちょっと違って、言い方は難しいんですけど、誰にでもちょっと伝わる感じの「アーティスト」になれたらいいかなって思います。アイドルって幅が狭いというか、今の時代は特にイメージが凝り固まっちゃっている所もあるので、やっぱりアーティストとしていろんな人に知ってもらえるのが完成形かな。
池田 私は完成系って「無い」気がしていて。完成しちゃったらもうそこより上を目指せないというか、「向上心が湧かなくなっちゃうのかな?」と思っちゃったりするんです。現状に満足せず、何かをずっと目指しつつ、完成しないで常にいろんなことに挑戦していきたいなと思います。
清水 「将来の夢はなんですか?」って聞かれた時にいつも答えるのは、「自分がおばあちゃんになった時、家族や周りの人に自慢できる人生にすること」です。そういうふうに生きられたらいいなって。
青木 私は今、宇宙飛行士の真っ白いパズル(注:宇宙飛行士の選抜試験に用いられる無地のパズル)みたいなものに色付けしてる所だと思っていて。ピースも欠けている所があるんですけど、死ぬ時までには白い部分がなくなって、ピースも全部埋まっていれば、それがいい人生だったなと思います。
神崎 私は人生の最後でもなんでも、悲しみの中で終わるんじゃなくて、「ありがとう」で終わって欲しいんです。みんなに「ありがとう」って言ってもらえるような存在になりたいです。
早見 私は「アイドルのbuGG」ではなく、「buGGっていうジャンルを作る」じゃないけど、「概念になりたい」みたいな。(笑) 「○○のbuGG」っていうのをみんなに知ってもらえたらいいなと思います。
鈴木 私は『しゃべくり007』に出演できるアイドルになりたいです。
■突然とっても具体的な目標が出ましたね。(笑)
鈴木 『しゃべくり007』に出られる人はみんなあの番組に出られるくらいの個性を持っていたり、 得意な分野があったりするから、buGGもそういうグループになれたらいいなって思います。出演できても完成とまでは言えないけど、いろんなところに出ていけるアイドルになったってことになるし、きっと「それ以降」もあるって思うから、『しゃべくり007』に出られるアイドルになりたいです。