夢に向かって立ち上がる!全員10代、沖縄出身ならではの魅力が詰まったニューシングル
昨年は日本レコード大賞で新人賞を受賞し、韓国の音楽番組にも出演するなど、次世代グループとして注目を集めているChuning Candyが、両A面シングル『STAND UP!!/アイのうた』をリリースした。流されがちな世代と言われながらも、夢に向かって立ち上がろうと決意する“STAND UP!!”は、メンバー全員が10代である彼女たちの姿がそのまま重なる楽曲だ。一方の“アイのうた”も、琉球音階が多用され、沖縄出身である彼女たちだからこそ歌いこなせる楽曲。チュニキャンならでは魅力が詰まった本作について、琴音、ソフィー、LILI、ゆうり、愛子の5人にインタビューを行なった。
■“STAND UP!!”は流されるまま生きず立ち上がろうというメッセージが詰まった曲になっていますが、どんな気持ちで歌われましたか?
ソフィー 私たちも夢に向かってがんばっているところなので、自分の気持ちも入れつつレコーディングすることができました。いままでは明るい感じの曲が多かったんですけど、“STAND UP!!”は強さも入った曲になっているので、そこも注目して聴いてほしいです。
LILI 最初はちょっと悩んでいる感じの歌詞なんですけど、自分も芯を持って、自由に生きていこうみたいなメッセージが詰まっていて。サビではテンポも速くなって、歌詞も明るくなって、最終的にポジティブな気持ちになれる曲になっています。
愛子 チュニキャンはメンバーそれぞれの個性を歌とダンスに乗せて届けていて、この曲も人とは違う自分だけの色を信じて前に進もうとしているので、私たちだからこそ歌える曲になっていると思います。
■歌詞には「流されがちな世代」というフレーズもありますけど、みなさんはそういうタイプではない?
ソフィー どうなんだろう?
琴音 私は流れてきました。(笑)
■そうなんですか!?
琴音 流れたら到着するところがあると思うので、そこでがんばれます。
■流れて到着してきた場所がChuning Candy?
琴音 そうですね。
■普通に流れていたら、なかなかここに到着しないと思いますけど。(笑)
琴音 いい道を歩みましたね!
ソフィー 曲的には流れに逆らわなきゃダメだよ。(笑)
琴音 間違えました。(笑)
■話を戻しますけど、これまで活動してきたなかで“STAND UP!!”したなと思うタイミングはありましたか?
愛子 やっぱり(昨年春に沖縄から)東京に来てから、自立心を持てるようになったというか。
■いまは東京で共同生活をしているんですよね。一緒に住むと変わるものですか?
愛子 変わりましたね。前は自分からあんまり意見が言えなかったんですけど、東京に来てからはメンバーと意見の交換をすることも増えて、ちゃんと自分の意見を持てるようになりました。
LILI 私、いま親がアメリカにいるので、自分で家事とかもやらないといけないし、お金とかをなくしちゃいけないし、けっこう不安だったんです。でも、メンバーが助けてくれたり、励まし合ったりしていまがあるというか。それにファンの方々が支えてくださっているおかげで活動できているので、こうして今回もシングルを出せることが本当にうれしいです。
■家族が日本にいないのは寂しいですね。
LILI 寂しいですけど、もう慣れました。(笑) 毎日連絡も取っているし、メンバーも家族みたいな感じなので。
■家にいるときは、どんな話をするんですか?
LILI お肉の話。(笑)
ソフィー 焼き肉しながらね。
ゆうり たまーに、チュニキャンの未来についての話もします。
ソフィー ご飯は個人で食べることが多いんですけど、5人一緒に食べるときは、チュニキャンでこれからどこまで行きたいとか、そういう話もします。
■どういうときに5人で食べるんですか?
LILI 「今日はたこ焼きパーティーするから、みんな集まって」とか、そういう感じです。
■誰が言い出しっぺになるんですか?
ゆうり 最近はソフィーが。
ソフィー いちばん最近のは私でしたね。
■やっぱりリーダーだから、みんなで話す機会を設けようと?
ソフィー どうなんだろう?たぶん、みんな疲れているかなとか、最近ちょっとしゃべってないなとか思ったのもありつつ、もうすぐシングルのリリースもあるし、みんなで話すか、みたいな感じでしたね。
■そのときはどんな話をしたんですか?
ソフィー うーん、どうしたらお客さんが増えるかなとか。(笑) あとは、どうやったらお客さんに楽しんでもらえるかなとか、何をもっとやったほうがみんな喜んでくれるかなとか、そんな話をしていましたね。最終的には「いまできることをがんばろう」みたいな結論になりましたけど。
■YouTubeでMVも公開されていますけど、みなさん的な見どころは?
LILI 今回はメンバーカラーではないんですけど、それぞれの色が決められているんです。たとえば、ゆうりは紫なんですけど、ザ・女の子で、大人っぽい雰囲気を出していて。私だったら健康的な緑みたいな、めっちゃ植物があるんです。人それぞれ違う個性があって、みんな自分の芯を持っているはずだから、MVを見た人も自分の個性を持って、自分を信じて前に進んでくれたらなっていう想いが込められています。
ソフィー 個人的には衣装もお気に入りなんです。特に通常盤のジャケットに使われているほうは、チェックで統一されつつ、一人ひとりの個性があって。チュニキャンの絆みたいなものが出ている気がして、この5人でかっこよく前に進んでいくよっていう気持ちが出ているんじゃないかなって。
■いままでよりも大人っぽくなったなと思ったんですけど、みなさん自身も大人になったなと感じますか?
LILI はい。17歳になって急に頭痛が来たんですよ。いままで何も考えていなくて、ずっとふわんふわん生きていたんですけど、最近はメンバーをちゃんと大切にしないととか、ファンの方を増やさないととか、いろいろ考えることが増えて、それで頭痛が起きたのかなって。でも、そのおかげで成長しているというか、ちょっと脳みそが大きくなったのかなと思いました。(笑)
■ポジティブな解釈ですね。(笑) もう1曲の“アイのうた”についても聞きたいんですけど、お客さんが一緒に歌える曲になっていますよね。
LILI 「clap clap clap!」とか、英語が続いているところは一緒に言ってほしいですね。あと、サビの「wow」のところも、ぜひみんなで大きい声を出して、ストレス発散してほしいです。
ソフィー 題名が日本語の曲を歌うのは初めてなんです。みんなで愛を通じて一緒に生きていこうよ、楽しんでがんばっていこうよって、すごい愛にあふれた曲になっています。それと、琉球音階がたくさん使われていて、沖縄を感じてもらえるような曲でもあるので、それこそチュニキャンにしか歌えない曲だと思うんです。