Code:ZERO VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

Code:ZEROになったことで、ファンたちの母性本能をくすぐる魅力がさらにパワーアップしました。

メンズアイドルグループの「iN:Code」と「絶対零度」が合体し、誕生したのがCode:ZERO。メンバーは、元iN:Codeのそうた、てんま、いめ、たつや、元絶対零度のpoy(お休み中)、せな、琥太郎の計7人。今年4月に、ライブデビュー。8月27日には、シングル『ちゅきちゅき光線/好きなのに残しちゃう』をリリース。
今回は作品についてはもちろん、なぜ2つのグループが合体したのか、Code:ZEROの魅力など、メンバーにいろいろと話を訊いた。

■iN:Codeと絶対零度が合体し、誕生したのがCode:ZEROとのことですが、いわゆるコラボレートではなく、2つのグループをなぜ統合したのか、そこがとても気になります。

そうた 元々対バンライブで一緒になることが何度もあり、お互いに面識があったのはもちろんなんですが、表現している音楽性も近かったことで、すごく仲良くしていた関係でした。気になるのはなぜ合体したかですよね?

■そこが聞きたいです。

そうた それが、そんなに深い理由があるわけでもなく、昨年末にお互いの今後について一緒に話し合う機会があったんですね。その会話の中で、ノリで「お互い方向性が同じだし、一緒に活動しちゃう?」「合体とかどう?」と振ったところ、「この2グループが合体したら面白くなりそうだね」「なんかワクワクしてくる」と、みんながノッてきたことから、気づいたらiN:Codeと絶対零度が合体していました。(笑)

■こういうことって、よくあることなんですか?

そうた いや、聞いたことはないです。(笑) もちろん、同じ事務所内でならあり得る話ですけど、iN:Codeと絶対零度は異なる事務所なのに合体するって、めちゃめちゃ面白い試みだし、本当にワクワクするじゃないですか。

■確かに。どんな化学反応が起きるのかすごくワクワクしますね。

せな しますよね!一緒に共演したライブ後に、2グループのメンバーやスタッフさんたちが集まっている場所に、僕も少し遅れて向かいました。そうしたら、「合体しよう」という話で盛り上がっていたから、正直驚いたんですけど。(笑) でも、みんなの話を聞いていたら、「確かに、普通ならあり得ない展開だな」と思いながらも、2グループが合体することで、どんな予想もしていなかった化学反応が起きるのか、すごくワクワクしてきたし、みんな前向きな気持ちでこの話を受け止めていました。

そうた お互いめちゃめちゃ近しいグループだからこそ、合体したことで最強にパワーアップできる、とても良い選択をしたと思っています。

■その合体の話が出たのが年末で……。そこから?

そうた 年明け早々には、4月9日にデビュー主催公演を行うことが決まって、そこへ向けてCode:ZEROとしての楽曲制作やレッスンなど、これからの活動のためのいろんな準備が始まりました。

■活動のスタートは4月ですが、年明け早々から準備を始めたということは、もう半年以上一緒にいますよね?2クループが合体したことで、自身やグループにどんな刺激や変化が出ているのかが、とても気になります。

いめ 僕自身は、琥太郎とは以前から交流があったけど、せなめろ(せな)とは合体してからの関係なんです。最初こそ上手く話せなかったけど、毎日一緒に過ごしていく中で、今ではいろんな話をする関係になれたのが嬉しかったです。琥太郎との関係もますます深くなったようで、メンバー間は本当にいい感じでまとまっています。

せな 僕がアイドル活動を始めたのは絶対零度からだったんです。ただ、加入したのは昨年だったので、その頃は新メンバーとしてグループに馴染むのに必死でした。まして、僕はすごく人見知りで……。ようやく打ち解けあった頃で、iN:Codeさんのこともそんなに知らない状況での合体の話だったから、最初は馴染んでいけるのか正直不安でした……。だけど、ぜんぜんそんな心配はいらなかったです。(笑) 今じゃ、合体して活動できることが本当に良かったなと思っています。

琥太郎 僕はiN:Codeさんのことは知っていたし、近しいグループという印象はありましたけど、合体前までは、iN:Codeのメンバーみんなとは深く話をしたことがなかったから、正直いって不安もありました……。(笑) でも合体して一緒に過ごし始めたら、みんな年上なんですけど、めちゃめちゃいい人たちだなと感じています。

たつや 自分はiN:Codeの新メンバーとして加わって間もない時期に合体の話を聞きました。自分もようやくiN:Codeに馴染めた頃の合体の話だったから、新たな環境になることへの不安はありました。しかも、絶対零度のメンバーたちはみんな年齢的にフレッシュな子たちばかりだったので。(笑) 最初こそ「話せるかな?」という不安もあったのですが、一緒にレッスンを始めたら、そんな心配をするどころか、今じゃとても密な関係になっています。(笑)

てんま 4人とも仲良くなった話をしているけど、そもそもの話をすると、この2グループが合体することで、こんな風に可能性が広がるというヴィジョンを明確に描けたのが、一緒にやることになったきっかけなんですよ。Code:ZEROとして掲げたコンセプトは、「ちょっくら、明るくしに来ました。」なんですが、そもそも2グループとも、観た人たちに笑顔や元気、明るさを届けてきたグループなんです。これまでも、それぞれ全力でぶつかってきましたけど、2グループが合体したことで、さらに「全力で明るさを届けていけるようになれる」と思ったし、今も全力でその魅力を届けています。自分自身、以前は表情作りが苦手でしたが、Code:ZEROとして活動をしていく中で、表情で思いを届けていけるようになるなど、表現面での進化や成長はいろいろできました。

そうた iN:Code自体はかわいさを魅力にしたグループとして活動をしていましたけど、そこに絶対零度のメンバーが加わり、一つのグループになったことで、かわいいのベクトルがさらに広がったというか、これまで以上に、いろんな「かわいい」を表現できるようになったと実感しています。iN:Codeのメンバーの話にはなるけど、Code:ZEROとして活動を始めたことで、3人にもいろんな成長が見えてきました。それまでは最年少で、末っ子キャラだったいめは、せなめろや琥太郎の年下メンバーがいることから、この半年の間で、自分の新たな色を確立してきたように感じます。たつやはめちゃめちゃ明るくなったというか、より弾けた自分を出せるようになりました。てんまも末っ子キャラ、弟キャラを魅力にしていたけど、最近では、いめと同じようにお兄ちゃんらしさが出てきたなと思っています。元気で明るいところは以前から変わっていないけど。(笑)

てんま そこは変わっていないんだ。(笑)

■いめさんは、最年少キャラじゃなくなったことについては、どうなんですか?

いめ これまでは最年少ということで、やっぱり甘えていた部分がいろいろとあったけど、年下メンバーが入ったことで、「お兄ちゃんとして頑張らなきゃ」という気持ちが成長した面はありますね。

そうた メンバーみんな、間違いなく成長はしています。とくに強みになっているのが、ファンの人たちの母性本能をくすぐる魅力がさらにパワーアップしたことです。元々みんな甘えたがる性格でしたけど、より触れた人の母性本能をくすぐる力が増したのは、Code:ZEROにとっての強みになっています。

■女性ファンたちのハートをメロメロに?

そうた (せなを見ながら)かなりさせていると思います。

せな 自分では自覚がないというか、素の自分でいるつもりですし、いつだって自分の心からの素直な思いを言葉にして届けていますけど、それが相手のツボを刺激するみたいで、よく「メロい」と言われます。(笑)

そうた 今じゃ、みんなから「せなめろ」と呼ばれているくらいだからね。(笑)

せな 気がついたら、「せなめろ」になっていました。(苦笑)

■Code:ZEROの楽曲は、どれも「かわいい」が軸になっていますよね?

そうた 「かわいい」は、Code:ZEROにとっての譲れない軸ですね。その上でいろんな「かわいい」のバリエーションを楽曲面では見せています。ときにチラッと闇の面が出てくると、そのギャップに萌えてしまう面も、ファンのみんなにはあるようです。

■今回の作品には4曲が収録されています。この曲たちを選んだ理由も教えてください。

そうた “ちゅきちゅき光線”は、今のCode:ZEROを代表する楽曲で、“好きなのに残しちゃう”は、ファンの子たちの間でとても人気の高い曲だったんです。“恋バナ”も、Code:ZEROが誕生してから生まれた楽曲です。“きみと僕の恋愛事情”も新曲なんですけど、この曲は今後のライブで披露する機会があるのか、ないのか……どうなるかがまだ見えていないんですけど、今のところは音源でしか味わえない、Code:ZEROの中のレア曲になっています。

■なぜ“きみと僕の恋愛事情”だけ、ライブでやらないのかが気になります。

そうた やらないわけではなく、いつかはやるかもしれないんですけど。(笑) 今のところCode:ZEROと言えば、 “ちゅきちゅき光線”、“好きなのに残しちゃう”、“恋バナ”のような、かわいい曲が中心という印象ですけど、“きみと僕の恋愛事情”は、今までのCode:ZEROにはなかった、いろんな思いを巡らせていく、結構聴き込むタイプの楽曲なので、ライブで歌い踊る姿をまだあまり想像できないとのことで、今は音源としてだけで楽しんでほしいなと思います。もちろん、いつかはライブでやる可能性もありますけど、それでもライブでもレア曲になると思います。(笑) そこはこれからのお楽しみにしておいてください。

■ここからは、収録曲それぞれの魅力についても聞かせてください。まずは両A面のリード曲になる“ちゅきちゅき光線”の魅力についてお願いします。

そうた Code:ZEROの楽曲って、すごく特徴的な歌詞が多いんですよね。この曲も印象的な歌詞が多いです。中でも、サビに当たる「君の運命線を辿ったら僕だった」は、本当にパンチラインだなと思える内容だし、その言葉がめちゃめちゃいいですよね。自分のお気に入りの歌詞なんです。

たつや 歌詞にポップな表現もいろいろ使うなど、“ちゅきちゅき光線”は歌詞も曲調もすごくかわいいんです。だけど、歌詞の中には闇を感じる部分も隠されているんです。曲調もかわいさの中にカッコよさを隠し入れているので、「かわいいにも毒がある」のように、実は二面性を持っているところもこの曲の魅力なんです。まるで帝国のようなロックハート城を舞台に撮影をしたMVも見どころ満載です。

てんま “ちゅきちゅき光線”は、Code:ZEROになって初めてもらったオリジナル曲なんです。Code:ZEROとしての始まりの曲だからこそ、思い入れも強くある大事な楽曲です。曲調もキャッチーで覚えやすいからこそ、Code:ZEROとしての最初の作品の表題曲にもなったわけだし、この曲を全国に広めたいと今は強く思っています。

琥太郎 “ちゅきちゅき光線”はすごく耳に残る言葉も多いし、甘えたがりな人が主人公のかわいい曲なんですけど、歌詞の中にはときどき闇が見えてくるし、まるで自分の為の歌のようだなという印象です。(笑) いや、この曲の主人公は自分です……といっても過言ではないくらい、この曲の主人公の気持ちがわかります。

せな この曲は、「神曲が出来たよ」というメッセージと一緒に最初に送られてきたんです。聴いてみたら、本当にその言葉通りの神曲で。(笑) Code:ZEROの最初のオリジナル曲として、こんなにも力作をいただけたことがすごく嬉しかったです。個人的に好きなのが、「君のタイプに近づいてく僕が可愛いな」と、「君の運命線を辿ったら僕だった」の歌詞です。ライブでこの部分を気持ちを強く込めて歌う度に、ファンの人たちが「ニヤ~ッ」とした表情で僕らのことを見てくれるんですよ。(笑) その表情がみんなとてもかわいいんです。僕自身も「みんなかわいいなぁ」という目線を見てくれている人たちに送りながら、そこを歌っています。“ちゅきちゅき光線”のMVも魅力的なので紹介しておきますね。この映像は、明るい楽曲に合わせて、みんなでわちゃわちゃしているシーンを沢山撮りました。個人的にお気に入りなのが、トランプシューターを使って、みんなではしゃいでいる場面です。とにかくわちゃわちゃとしたシーンが多いから、ぜひそこに注目して観てみてください。

いめ 「ちゅきちゅき」や「ちゅにちゅに」、「ちゅーきちゅーき」など、“ちゅきちゅき光線”の歌詞って、めちゃめちゃかわいい言葉が多いんです。とくに推しポイントは、「好きになっちゃっていいよ」の部分で、正式な歌詞は「好きになっちゃっていいよ」なんですが、僕らは「好きににゃっちゃっていいよ」とかわいく歌っています。(笑) そういう歌い方の遊び心なんかも見えてくるところが気に入っています。