自信と誇りに満ち溢れたメジャー1stアルバム『MAJOR OF CUBERS』
2019年5月にリリースしたメジャーデビューシングル『メジャーボーイ』から約1年、CUBERSが待望のメジャー1stアルバム『MAJOR OF CUBERS』をリリース。在日ファンクによるリード曲“全然今しかない”をはじめ、ファンクをベースにポップにさわやかに等身大の男の子の気持ちを歌う全13曲、これまでのすべての経験を自信と誇りに変え、CUBERSという存在を確固たるものとした今作。
本人たちはもちろんのこと、「これがCUBERS」と誰もが胸を張れる1枚になったことは間違いない。集大成であり、新たなスタートともなるこのアルバムについて、TAKA、優、春斗、綾介、末吉9太郎の5人にたっぷり話してもらった。
■メジャー1stアルバム、待ち遠しかったです。大満足の1枚になったのではないでしょうか?
TAKA この時期だからこそ聴いて欲しい楽曲もあるし、そういう意味でもリリース出来て嬉しいですね。全曲いい曲ばかりで大満足だし、期待を裏切らないというか、むしろ期待以上のものが出来たので、だからこそ早くみんなの元に届けたいっていう気持ちが大きいです。
■綾介さんはいかがですか?
綾介 メジャーデビューしてから1年間の集大成でもあるんですけど、今までのシングルの作詞、作曲、振り付けなどで関わってくださった方たちが、またこのアルバムでも関わってくださって。僕らメンバーだけじゃなくそういう方たち全員を含めた集大成なんじゃないかって、そういうアルバムになったと思います。もう最強です!
■本当に最強です。春斗さんはいかがですか?
春斗 集大成であり、この1年で僕たちが成長したところも聴ける作品になりましたね。その中に、これまでやってきたファンクを軸にした楽曲や、僕たちらしさみたいな要素ももちろん入っていて。「この1枚が僕たちです」って言える作品になったんじゃないかと思います。
■優さんはいかがですか?
優 早くみんなに聴いて欲しいなってずっと思っていて、だから本当に待ち遠しかったです。在日ファンクさんに作っていただいた“全然今しかない”も、デモをいただいたときから「うーわ、これはカッコいいわ!」って思ったし。“Twilight”と“Beautiful world”は、今までツアーではやっていたんですけど音源にはなっていなくて、今回音源にしたらさらにレベルアップした音になったし、他の曲ももちろんカッコいいし、とにかく早くリリースしたいって気持ちが大きいですね。
■なるほど。9太郎さんはいかがですか?
末吉9太郎 シングル曲はもちろん新曲も入っていて、優さんも言った通り、昨夏と昨秋のツアーで披露してまだ音源になっていなかった楽曲も入っているので、古参、新規、中堅、にわか、全員に楽しんでもらえるアルバムになっていると思います!友だちとかにCUBERSを紹介するときは、この1枚を渡したらCUBERSを知れるっていう1枚になっているので、このアルバムを出せて良かったです。
■まさに「これがCUBERS」っていう1枚だと思いました。インディーズの1枚目のアルバム(『PLAY LIST』)を久しぶりに聴いたのですが……。
TAKA いやー、もう恥ずかしい!。
春斗 うわー!恥ずって感じだよね。(笑)
■CUBERSがやっとCUBERSに追いついたなって、この1枚でCUBERSというグループがやっと確立されたんじゃないかなって。
TAKA あー、なるほど。
■これまでの経験をちゃんと消化してここに辿り着いたんだなって。だから、自信はもちろん誇らしさみたいなものを感じたんです。そういうのも全部ひっくるめて「これがCUBERSだ」って、しかもそれが揺るぎないものになったなって。
TAKA 確かにそうかもしれないですね。単純に曲もどんどん難しいものになっていくから、あとで振り返るともっと出来たんじゃないかって思い返すこともあって。だから日々、曲や経験とともに成長しているっていうのはありますよね。もちろん毎回、今出来る精一杯のことはやっているつもりなんですけど、やっぱりどうしても追いついていない部分もあったと思うので。特に今回で言うと“全然今しかない”とか、めっちゃ難しかったですから…。
■きっとそうだと思います。そのお話の前に、メジャーデビューから1年ということで、春斗さんが成長を感じられる1枚になったとおっしゃいましたが、個人とグループ、それぞれで成長したと思うところを教えてもらえますか。
綾介 僕はやっぱり夏(まゆみ)先生との出会いが大きくて、この出会いがターニングポイントでもあるかなと思っています。パフォーマンスの仕方、自分たちの在り方、表現の仕方というところで自分の殻を破る手伝いをしてくれたのが夏先生で。この1年で本当に考え方が変わったなって。グループとしては、パフォーマンスが洗練されたというか、スマートになってきているかな。もちろんまだまだではあるんですけど、荒削りだった部分が尖ってきていたりして。“メジャーボーイ”のときのリリイベの映像を観返してみると、よりスッとしたというか、そういう気はしていますね。
■確かに研ぎ澄まされた気がします。春斗さんはどうですか?
春斗 グループとしては、パフォーマンスにしてもメンバーの在り方にしても、ボーイズシーンにいろいろな人たちがいる中で、CUBERSとして何が推せるのかっていうことをそれぞれがちゃんと考えて、さらにはそれを5人で話し合うことが出来るようになった気がします。
■グループのことをより考えるようになったと?
春斗 そうだと思います。
■個人的にはどうですか?
春斗 うーん、なんだろう……?個人的には成長というよりは、最近は楽しむことしかしていないなって感じです。もっとこうしたら楽しいとか、考えるその時間も楽しいし、そういう風に考えられるようになりましたね。
■これまでは楽しむより他のことが頭にあった、みたいな感じですか?
春斗 これまでは、「やりたいけど出来ない」みたいな。それが緊張なのか、プレッシャーなのかはわからないんですけどね。でも今は落ち着いて楽しめるようになったので、そこが一番変わったかな。
■なるほど。ではTAKAさんはいかがですか?
TAKA 個人的には、メディアへの露出やライブでのパフォーマンスが増えたことで、いろんな方たちに楽曲が届くようになって、他と比べられやすい環境になって、自分たちに足りない部分をより知れるようになったかなって。インディーズ時代は、他と比べるというよりも、自分の中だけで目標や何かを越えていく感じだったんですけど、いろんな世界を知ってからは、客観的に自分たちを観る機会が増えたかなって。そこが大きな変化だと思いますね。
■なるほど。
TAKA グループで言うと、メジャーデビューしてからは個人で活動する場が増えたこともあって、5人で集まったときのパワーをすごく感じるようになりました。ライブでも今まで以上にお客さんを巻き込むことが出来たり、いろんなことを与えられるようなグループになってきたなって、それはすごく感じますね。
■個々の活動がグループに還元されているって、それは大きいかもしれないですね。
TAKA 大きいですね。だからそのパワーをもっと高められたら、面白いアーティストにまた一歩近づけるんじゃないかなって思います。
■確かにそうですね。優さんはいかがですか?
優 グループとして成長したところは、各々の考え方がちょっとずつ上がっているというか、良くなっている気がします。それはなんでかって言うと、メジャーデビューをしてからみんなで話し合う機会が増えたんですよ。殺伐とした空気の中、本気で話し合うみたいな。
春斗 殺伐?(笑)
TAKA 殺伐。(笑)
優 いい言葉の表現が出てきませんが、とにかく、そういう時間も必要なんだなって。「和気あいあいがんばっていこうね~」って、そういうのもCUBERSの良さではあるけど、本気の会話があったからこそ、今に繋がったんだなって。ひとりひとりの考え方が変わって、良くなっていくきっかけにもなったんだなって思います。個人としては、これは全員に言えることでもあるんですけど、ダンスがすごく良くなったなって。まだまだではあるんですけど、僕個人としては、出来ていないことに気づくことが出来るようになった。これまでは気づかないまま踊っていたところにも気づけるようになったかなって。出来ていると思い込んじゃっていたんですよね。でも実は違った、みたいな。今は「こうした方がいいな」とか、「こっちの方がよく見える」とか、そういうことに気づけるようになったので、少しは成長したかなって思います。