Dream Shizuka VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

Dream Shizuka『4 FEELS.』

私の歌で少しでもみなさんの力になりたい…Dream Shizukaソロとして本格始動

E-girls、DANCE EARTH PARTYにて活動してきたDream Shizuka。そんな彼女が2月6日に先行配信楽曲“かなしみから始まる物語”にてソロ活動を開始し、この度、全新曲4曲を収録した初のソロシングル『4 FEELS.』を発表した。同シングルは彼女の根底にある4つの重要なファクターを今の気持ちやこれからへの想いを実直で真摯に伝えたもの。楽曲のタイプも、これまでのキャリアで培ってきた様々な要素はもとより、ソロならではの新境地も伴い、4曲4様が収まった作品となった。彼女の気持ちや想いがよく知れると同時に、聴く者の気持ちや生き方と重なる部分も多そうな今作。Dream Shizukaの夢や想いは今作を機により花開いていく!

■先行配信の“かなしみから始まる物語”はミディアムバラードにして、次への序章を感じさせる楽曲でしたが、それもこの『4 FEELS.』にしっかりと繋がっていたんですね。

Shizuka それこそ“かなしみから始まる物語”があったからこそ、今回の『4 FEELS.』の作品コンセプトが自分の中でも浮かんできたんです。あの曲に関しては、ソロをスタートさせるにあたり、一番最初に自分が何を示すのかを、曲調も含めすごく考えました。

■第一弾だし、てっきりノリの良いダンサブルな曲調を予想していました。

Shizuka 確かにアップテンポでいく選択肢もありました。あの時点でバラードを選んだのは、自分がこの職業に憧れた一番の理由として、歌で何かを伝えたり、歌で誰かの心を動かしたり、何かを感じてもらえる。そこに魅力を感じていたし、自分もいつかそのような歌がうたえるシンガーになりたい。そんな気持ちを想い出したからなんです。

■いわゆる自分が歌手になろうと決意した原点回帰的な?

Shizuka ソロのスタートでもあったので、自分自身の原点に戻り、いろいろなもので飾るのではなく、自分の声で勝負したかった部分もありました。

■対照的に今作はそれこそ4曲4様で。“かなしみから始まる物語”以外は、どれも勢いを感じさせる曲が多いのも特徴に映りました。

Shizuka まずは今作を出すにあたり、「どのような自分を見せたいのか」を考えました。バラードに絞りシングルを作るのがいいのか、いろいろなタイプの曲を入れるのがいいのか。そんな中、Dream Shizukaとして歩んできた、これまでの自分のキャリアの活動を通して培ってきたいろいろな要素を詰め込みたいと思いました。そこから分かりやすく、4つの想い4つの表情を感じてもらう意味も込め『4 FEELS.』に至ったんです。

■その「考え」というのをもう少し詳しく。

Shizuka この1枚を通し、Dream Shizukaが根底に持っている4つの要素を感じてもらいたかったんです。それは今もこれからもけっして変わらない根底の要素というか。それを今作では4つのカラー、4つの楽曲として落とし込んだんです。

■どの曲も自身を鼓舞したり、言い聞かせたりと自身に向けて歌われているようにも感じました。

Shizuka Dreamを名乗らせていただいている以上、そこは常に大事にしています。自分も夢に対する思いを信じて突き進んでいく強さ、諦めずにピンチをチャンスに変えていく、その辺りは今までもこれからも変わらないテーマでもあるので。そういった意味では4曲4様ですが、どこか共通のテーマを感じてくれるかなとも思っています。

■逆に的(まと)を一つに絞ってとの考え方はなかったんですか?

Shizuka なかったです。ソロとしてのスタートでもあるので、どこかに的を絞るよりかは、自分自身の中にある私を、まずはいろいろな方に知っていただきたかったのです。それもあり、自分としては特にターゲットを絞って歌を伝えるという選択肢はありませんでした。

■とは言え、初めから様々なものを提示すると、かえって本質が見えにくくなる懸念もありますが?

Shizuka その心配も一切ありませんでした。今回の4つの要素が、これまで自分を作り上げてきたし、これからも持ち続けていく重要なファクターたちだと自負していたので。

■これだけタイプが違うと各人好きなタイプの曲が別れそうですね。

Shizuka 逆に私の中にある様々な要素を、みなさんなりに楽しんで欲しいです。バラバラですがどれも自分なので。この4つを聴いてもらった時に、みなさんがどのような反応をするのかが楽しみです。その反応によって自分自身のこれからやっていくビジョンや音楽もイメージが膨らみますし、それを活かしたいです。自分から発信するメッセージはもちろん、受け取り手のみなさんと一緒にDream Shizukaというアーティストや音楽を育てていただきたいです。

■では「これが私です!」よりも、「これもこれもこれもこれも私です!!」みたいな意識の下、制作されたり?

Shizuka そうです。とはいえ、多くの選択肢があり過ぎると逆に分かりづらくなってしまうので、大きく「喜怒哀楽」の4つに絞ったんです。

■「喜愛楽」は分かりますが、「怒」も?

Shizuka 今回の場合は「怒」ではなく、あえて自分の中の強さや熱い部分を表しています。その辺りもE-girlsで培ってきた部分であったりもしたので。歌詞にも強いメッセージや言葉が込められています。

■“Woman We Are”のことですね。

Shizuka そうです。「Woman」とはなっていますが、性別年齢関係なく。自分が本当にやりたいことや自分が信じているものがあれば、誰に何を言われようと突き進むべきだと自身にも言い聞かせていますし、何かに向かって頑張っている人にも、背中を押せるような曲になって欲しい願いも込めて歌いました。

■今作では歌やハーモニーでも各曲タイプが違っており、様々な幅広いバリエーションも楽しめますね。

Shizuka その辺りはこれまで幾つかのプロジェクトに参加してきた経験が活せました。これまではグループの中で自分としての役割りを考え、その部分に集中して歌っていましたが、今回は全ての歌が自分一人だったので聴いて下さる方が飽きないように、且つその楽曲毎に合う歌い方や、その曲を心から楽しんでもらえるように気をつけて各曲を歌いました。