史上最速での東京ドーム公演に向かう7人、自らの言葉で語る感謝と想い。
ENHYPENが9月7日(木)、東京・六本木ヒルズアリーナにて日本3rdシングル『結 -YOU-』発売記念ショーケースを開催した。この場所でENHYPENがショーケースを行うのは、2022年の日本1stアルバム『定め』リリース時以来11ヵ月ぶり。抽選で選ばれた1,000人を超えるファンが見守る中、イベントに先立って行われたメディア向けのフォトセッションでは、次々にカメラへ目線を送りポーズを作る7人を間近に見られる貴重な機会にたくさんの歓声が上がった。イベント本編、ENHYPENはNI-KIの楽曲紹介に導かれ、日本3rdシングルに収録された日本オリジナル曲“BLOSSOM”を披露。同曲は日本オリジナル曲としては初のバラードということで、スタンドマイクでひとつひとつの言葉を噛み締める彼らの歌声に、観客は深く聴き入る。歌い終えた7人はトークコーナーへ。司会から「ENGENE(ファンネーム)のみなさんがちょっとずつ増えている感じがするでしょ?」と問われたJUNGWONは、この日集まった観客への感謝を述べた後、日本語で「みなさんカワイイですね」「かわちい!」とファンを称賛する。
また、先程披露した“BLOSSOM”について、SUNGHOONは「この曲は愛する相手を想う気持ちと大切さを「花が咲く」ことに例えて表現した曲です。ENGENEのみなさまへの愛や感謝の想いを込めて歌いました」、HEESEUNGは「僕たち、バラード曲は初めてなのですが、メンバーひとりひとりの歌声が際立っていると思います」と紹介する。NI-KIが「『結 -YOU-』は、運命的な繋がりを信じる少年の切実な思いを、結束や絆を意味する『結』に込めています」とシングルのタイトルについて説明すれば、メンバーは「日本語が上手ね!」と冗談を飛ばす。「赤い糸」がコンセプトになっている今作のビジュアルについては、両手でマイクを大切そうに握るSUNOOが「大切な存在を失い孤独な世界を彷徨う少年の、相手との運命を信じ続けたいという願いを赤い糸で表現しています」と語った。そしてリード曲“Bite Me [Japanese Ver.]”についてJUNGWONが解説し、振付にNI-KIが参加していることをJAKEが明かすと、ステージでは「NI-KI先生!」の声。HEESEUNGは激情的な歌詞に関して、「ちょっと難しい」と日本語で答え、難易度の高い曲に感情を込めるのが難しかったこと、レコーディングされた音源を聴くと、とても上手く歌えていたことへの喜びを話す。2曲目に収録された“Bills [Japanese Ver.]”には、JAKEから「失われた愛への後悔や悲しみを『請求書』に例え、普遍的な愛を歌う曲です。この曲が大好きなので、ENGENEのみなさんにも好きになって欲しいです」とコメント。ちなみに語学堪能なJAYはこの曲の歌詞を通して「高騰する」という単語を覚えたそうだ。
ここから話題は開催中のドームツアー『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE’ IN JAPAN』に関することへ。9月7日(木)時点では、大阪・京セラドーム2days公演を終え、9月13日(水)、14日(木)の東京ドーム2days公演を控えるENHYPENだが、大阪で食べた美味しい物についての質問に「NI-KIさんのおすすめで、牛カツを食べました。すごく美味しかったです」とJAY。「僕は肉、鍋、納豆」と語るSUNGHOONに、NI-KIが「SUNGHOONは納豆がホントに好きです。」と意外なエピソードを語った。そして東京ドーム公演へと話は移り、JAKEからは「前回の1月の京セラドーム公演では歓声を上げることができなかったのですが、今回の公演では現地のみなさんのエネルギーを以前より多く感じました。それは歓声があったからだと思います。僕たちも本当に楽しくできました。残る東京ドーム公演は、僕たちも一生懸命準備しましたので、後悔の無いようみなさんに全て見せつける予定です」。JUNGWONは東京ドーム公演がK-POPボーイグループ史上最速となるデビューから2年10ヵ月で行われることについて、「今でもそのことが信じられません。ENGENEのみなさんと一緒に新たな歴史を作っていくことを光栄に思っていますし、僕自身本当に嬉しいです。本当にありがとうございます」と改めて感謝を表した。NI-KIは「ちょうど6年前にキッズダンサーとして東京ドームに立ち、デビューしてまたここに立ちたいという夢を誓った場所でもあるので、ENHYPENとして公演ができることが嬉しいです」と語る。当日のステージはJAY曰く「大きな会場ですから一緒に歌ったり踊ったりできるような、楽しい公演を意識しました。楽しみにしていてください」。SUNGHOONが語った「初の東京ドーム公演はENGENEのみなさんと一緒に叶える夢であり、みなさんと一緒に特別な時間を過ごしたいなと思っています。ファイティン!」には、大勢のファンが「ファイティン!」を返す。
楽しい時間も過ぎ、最後にNI-KIは「初の東京ドームということで、僕たちも一生懸命準備をしてきたので、ENGENEのみなさん最後まで楽しんでください」、HEESEUNGは「これからももっと成長してパフォーマンスを届けます。また会いましょう!」、JAKEは「今日はみなさんとお会いできて嬉しかったです。ENHYPENも『結 -YOU-』もたくさん愛してください」、SUNGHOONは「みなさんのおかげでステージに立つことができています。これからも共に歩んで行きましょう」、JUNGWONは「今日はENGENEのみなさんの愛をたくさん感じました。この後も最後まで楽しんでください!」、SUNOOは「ENGENEのみなさんとの思い出がまた増えて嬉しいです。これからも思い出を一緒に作りましょう。愛してます!」、JAYは「初めてのドームツアー、京セラの時にも言ったんですけど、責任感を持ってドームツアーに感謝しています。楽しみにしていてください」と自らの言葉で伝えた。フィナーレには六本木ヒルズアリーナに集まったENGENEへのプレゼントとして、“Bite Me [Japanese Ver.]”のパフォーマンスが披露され、9月13日(水)、14日(木)に行われる東京ドーム2days公演への期待を高めてこの日のイベントは締めくくられた。なお、Huluでは9月13日(水)の東京ドーム公演が独占ライブ配信される予定となっている。
Text:安藤さやか
Photo:(P)&(C)BELIFT LAB Inc.
PROFILE
JUNGWON、HEESEUNG、JAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOO、NI-KIの7⼈で構成されたグローバルグループ。HYBE LABELSのひとつであるBELIFT LAB所属で、Mnetの超⼤型プロジェクト『I-LAND』から誕⽣し、2020年11⽉に韓国デビュー。2021年7⽉にリリースされた⽇本デビューシングル『BORDER : 儚い』はオリコン週間シングルランキング初登場1位に輝いたほか、7⽉度「ゴールドディスク認定作品」にてプラチナ認定。さらに、昨年10⽉に発売した⽇本1stアルバム『定め』は、週間アルバムランキングで2週連続1位を獲得した。2022年9⽉からスタートした初のワールドツアーで全世界12都市22公演を成功させ、とくに今年1⽉には⽇本デビューからわずか1年半で初の京セラドーム公演を開催し、第4世代K-POPアーティストの中で最速で単独ドーム公演を実現した。そして、今年5⽉22⽇にリリースした4th Mini Album『DARK BLOOD』は発売当⽇に「ミリオンセラー」を達成、初動132万枚で⾃⼰最⾼記録を更新。オリコン週間アルバムランキング(2023/6/5付︓集計期間5⽉22⽇~28⽇)では1位となり、6作品連続通算6作⽬の1位、海外アーティストによる「アルバム連続1位獲得作品数」がBTSと並び2位を記録した。さらに、7⽉12⽇にリリースしたポケモンの⾳楽プ ロ ジ ェ ク ト「Pokémon Music Collective」の新曲「One and Only」では、ポケモンと共演したMVでポップな姿を⾒せ、話題を呼んだ。8⽉には『SUMMER SONIC 2023』に初出演、グループとして2回⽬のワールドツアーの⽇本公演『ENHYPEN WORLD TOUR ʻFATEʼ IN JAPAN』で初のドームツアー開催も決定。K-POPボーイグループの中でデビューから最速で東京ドーム公演を実現するなど、ENHYPENの今後の活躍に⼤きな注⽬が集まっている。
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