=LOVE VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■この曲の歌詞は、指原さんが諸橋さんのことを想って書かれたものなんですか？

諸橋　そうだと思います。私は歌に対する気持ちが強いんですけど、「君の好きな声でいたい」とか、「言ったからには約束するよ／もっともっともっと上手くなる」とか、「なんで私の気持ちがわかるんだろう!?」っていう歌詞なんです。

■自分の心を見透かされたような？

諸橋　はい。それと指原さんワードだなと思います。

■どの辺が指原さんワードだなって感じるんですか？

諸橋　「綺麗な花水あげる人はもっと綺麗」とか。メンバーのみんなも、そこの歌詞を好きだと言っていて。私もこの歌詞のような人になりたいなと思って歌っています。

■指原さんが諸橋さんのことをそういう人だと思ったということですよね？

諸橋　えー、私、そんな綺麗な人間じゃないですよ。そういう人間になれっていう指原さんのメッセージなのかなって。

■そっちのパターンですか。(笑)　ちなみに家で花を育てたりしているんですか？

諸橋　あー、豆苗を育てています！

■豆苗！(笑)

諸橋　豆苗が大好きで、食べても水をあげたらすぐ生えてくるんですよ。あと、ソロのお祝いでお花をいただいたので、それにも水をあげています。

■よかった、豆苗だけだったらどうしようかと思いました。

諸橋　ははは！(笑)　でも豆苗大好きなんです。ちゃんと日光に向かって生えてきて、かわいいんですよ。

■そうなんですね。(笑)　話を戻しますけど“My Voice Is For You”は、どういう気持ちで歌ったんですか？

諸橋　私はアイドルで、ずっとずっとファンの方に寄り添っていきたいなと思っているんですけど、そのなかで私は「歌が好き」っていうのがあるので、特に今こういう状況ですし、この曲で少しでも気持ちが明るくなってもらえたらいいなと思って歌いました。

■「ふいに聴きたくなる曲は誰の歌でしょう」という歌詞が入っていますけど、諸橋さんにとってそういう曲はあるんですか？

諸橋　私、ネットで「泣ける音楽」っていうのを調べて、そうすると2〜3時間あるプレイリストが出てくるんですよ。それをひたすら聴いています。(笑)

■聴きながら泣くんですか？

諸橋　全然泣きますね。なんか年齢とともに涙もろくなっているんですよ。テレビとかでも、感動ものとか見るとすぐ泣いちゃいますし。この“My Voice Is For You”を自分で聴いても、毎回泣きそうになりますから。(笑)

■明るい曲なのに。(笑)

諸橋　落ちサビとかで泣いちゃいますね。すごい救われるというか、もっと歌を頑張ろうという気持ちになるんです。特に「君の好きな声でいたい」っていう歌詞が本当に好きで。私の声が好き、歌が好きって言ってくれる人が一人でもいるなら、その人のために歌い続けたいと改めて思わせてくれるんです。

■MV（off-shot Edit）も公開されていましたけど、レコーディング風景で歌詞の紙にたくさんメモを書きこんでいたじゃないですか。どんなことを書いていたんですか？

諸橋　全部自分一人が歌うってなると、つまんなくなっちゃうかなと思って、ここは盛り上げてとか、ここは落としてとか、そういうことを書き込んでいました。たとえば1番のサビはナチュラルに歌っているんですけど、最後はDメロから落ちサビからの大サビなので、そこはぐわーって持っていけるように、エモーショナルにしたいねっていう話があって。レコーディングでは、そこを頑張っていましたね。

■この曲を聴いた人からは、どんな感想が来たら嬉しいですか？

諸橋　私は顔を褒められるより、歌を褒められた方が嬉しいんですよ。それも「歌上手いね」とかよりも、「さなつんの歌で頑張れているよ」とか、そういう気持ちがとても嬉しいです。

■MVでは自宅での自撮り映像もたくさん出てきますけど、自粛期間だから自撮りを送ってくれみたいな感じだったんですか？

諸橋　もともとロケが決まっていたんですけど、コロナの影響で出来なくなって。でも指原さんが、MVがないのは嫌だから、今までの映像を集めてMVっぽくするねって。それに自撮りの映像も入れることになったんです。

■自撮りの映像は、衣装やメイクも全部自分で決めたんですか？

諸橋　はい！全部自分で。でも、どうやって撮ればいいのか全然わからなくて、メンバーにも相談しました。撮ったものを見てもらって、もうちょっとアップでとか、引きでも撮ってみようとか。だから何回も何回も撮り直していて、私よりもメンバーの方がこだわりが強かったかもしれないです。(笑)　「お気に入りイヤホン流す曲はなんでしょう」で、イヤホンを渡しているところは、メンバーからの提案で撮った映像ですね。めっちゃ照れちゃってますけど。(笑)

■ちなみにメンバーのスカートの中を覗いているシーンもありましたけど、あれは誰だったんですか？(笑)

諸橋　あれが使われているなんて、めっちゃビックリしました！(笑)　誰のスカートを見ていたのか全然覚えていないんですよね。でも、私は（高松）瞳の足がいちばん好きなので、たぶん瞳のスカートなのかなと思います。(笑)

■ファンの方に解析してもらった方がいいかもしれないですね。(笑)　初めてのソロ曲を歌って、今後もソロの歌を増やしていきたいという感じですか？

諸橋　それはありますね。もっと自分の実力もついて、イコラブの知名度も上がったら、ソロのライブもやりたいなって。いろんな方の曲をカバーしたり、もちろん自分の曲も歌ってみたり、逆にイコラブ全員で歌っている曲を一人で歌ったりしたいです。

■将来はソロ歌手になりたいとか、そういうのもあるんですか？

諸橋　全然ないです。(笑)

■え、ないんですか？

諸橋　私、将来のビジョンを考えるのが苦手で。病んじゃうので考えないようにしているんです。なるようになる精神で、今目の前にあることを全力で楽しめたらいいなって。その結果、自分の好きなことを仕事に出来ていたら嬉しいです。

■なるほど。今はコロナで難しい状況になっていますけど、どうやってモチベーションを維持していますか？

諸橋　ファンの方に会えないことが本当にツラいんですけど、そんななかでも楽しみに待ってくださっている方々の存在がモチベーションになっています。SNSでメッセージをいただいたりすると、私たちも元気が出ますし、待っていてくれるんだ、好きでいてくれてるんだと思うと、早く会いたいなっていう気持ちになります。

■会えないのはツラいと思いますが、最近は新しいYouTubeチャンネルも始められて、身近に感じられる機会も増えましたよね。

諸橋　そうなんです！YouTuberデビューしました。(笑)　家で出来ることとか、今出来ることを私たちなりに発信出来たらなと思っています。1年間で登録者数10万人を突破するとみんなで決めたので、めちゃめちゃ更新していく予定です。

■新しいチャンネルでは歌って踊るイコラブとは違う部分が楽しめる感じになっていますけど、特に見て欲しい動画はありますか？

諸橋　やっぱり全員出てくる回ですね。一致するまで終われません、みたいな動画（【一致するまで帰れません！】メンバー同士なら全員の答えを合わせるくらい余裕でしょ！？【=LOVE】）は、みんなの素が出ていて、楽しんでもらえると思います。

■ちょうどさっき見たばかりなんですけど、各メンバーのキャラがわかっていいですよね。

諸橋　そうなんですよ。一言もしゃべらない子もいれば、べらべらしゃべる子もいて。(笑)　既存のYouTubeチャンネルにも、今までのMVやドキュメントがアップされているので、是非おうち時間に見ていただいて、よりイコラブを知って、好きになってもらえたら嬉しいです！

Interview & Text：タナカヒロシ

PROFILE
代々木アニメーション学院バックアップのもと、指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ。2017年9月6日、ソニーミュージックより1stシングル『=LOVE』でメジャーデビュー。これまでに5作のシングルをリリースし、すべてオリコン・週間ランキングトップ10入りを果たしている。6thシングル『ズルいよズルいね』では初のオリコン週間ランキング1位を獲得。「＝LOVE（イコールラブ）」という名前には、「アイドルとはファンに愛されなければいけない。そしてアイドルという仕事も自分が愛さなければいけない。」という指原莉乃の想いが詰まっている。
https://equal-love.jp

RELEASE
『CAMEO』