■私も1発で覚えました。曲にちなんで、メンバーの「この人かっトんでるな~!」と思ったエピソードを教えてください。
土光 今のところ青葉のエピソードでいっぱいです。
青葉 私がかっトび人物になっちゃっているみたいです……。(笑)
土光 一緒にいる私も苦労していて、一度本気でイラっとした時があります。海外遠征の時で、とってもとっても疲れて宿泊先に帰ると、青葉が「お風呂ためるね」って言ってくれたので任せたんですよ。そうしたら湯舟に入っていたのはお湯じゃなくて冷水でした……。でもまあいいよ、やり直せばいいよって言って、もう一度溜め直したのですが、青葉はお風呂のことを忘れてしまったようで、ドアを開けたら浴室が海になっていました。(笑)
■うわー、大変……。
土光 ユニットバスだったので洗面台やトイレを含めた水回りも全部海になっていて、ゴミ箱がプカプカ浮いていたんですよ。(笑) その時はもうイライラを通り越して笑っちゃいましたね。動画にも残っています。
髙木 私がネット配信していた時にもお風呂場から青葉の悲鳴が聞こえてきました……。配信の視聴者さんと一緒に「どうした?」って様子を見に行ったら、「たすけてゆりあ、熱湯だった……」って。(笑)
土光 そうそう、これも海外遠征の時のことなんですけど、ライブが終わった日の深夜、急に青葉が「わー!」って叫び出したんです。「何……?!」って思って青葉に近寄ったら、「いま女の子が私の上に乗ってきて、手を噛まれた!まだ感触がある……」って言うんですよ。そんなの聞いたら怖くて眠れなくなるじゃないですか!
■それは怖くて眠れませんよね。(笑)
土光 そうしたら青葉はすぐ寝ていて……。「起きて!起きて!お願いだから起きて!」って青葉を何回も起こそうとしたんですけど、今度は「落ち着いて!もう寝よう……」って言われたんですよ、私が。(笑) 「いや、寝れるワケねえだろ!ホントに無理だから」って抗議したんですが、青葉はそのまま普通に寝ちゃいました。
青葉 本当に噛まれていたんですよ。目が一つしかない女の子に……。
■青葉さん今かなり怖いこと言っていません?一つ目の女の子……?
青葉 でもその時、「目を開けたら終わりだ」って思ったんです。私は現実逃避タイプで、目を瞑って何事もなかったかのようにしたくて、「騒がれると怖いから、寝て忘れよう」みたいな感じでした。
■あー、お化けと目が合うと連れていかれちゃうとか言いますもんね。
土光 だから私は怖いのを共有されただけなんです……。でも共有されたら眠れなくなっちゃうじゃないですか!ただ私は(霊的なものは)なんにもわかんないし、察しもしないです。(笑)
■でもわかんないのが一番ですよ、見えないならいないのと一緒ですもん。(笑)
髙木 お化けといえばこの前しおりが赤ちゃんのお化けに会ったそうです。
■赤ちゃんのお化け?
本多 夜10時くらいに自宅にいた時、ゴミを捨てに行こうとしてドアを開けたんです。そうしたら赤ちゃんのお化けが泣いていて……。怖いからとりあえずゴミだけ捨ててきたのですが、家にいるのも怖くなったので、とりあえず荷造りして家出先を探しました。でも誰も泊めてくれなくて……。そこからはもう電気つけて、音楽かけて、部屋の雰囲気を明るくしてやり過ごしました。
髙木 しかもその「荷造り」がおかしいんですよ。リュックの中に何を入れていたんだっけ?
本多 ショートケーキとちんすこう……。
髙木 何ができるん?それだけで。(笑)
■というか「赤ちゃんのお化け」って所にも少々疑問が……。普通に近所の赤ちゃんの泣き声だったのでは?
本多 今思えば確かに……。
■でも、二つとも夏にぴったりなエピソードでした。(笑) Type-Bに収録の“アンダルサイトダンス”は宝石の名前が出てくる曲ですね。今作は全体的に「考えるより先に進め」って印象の曲が多いのですが、みなさんは考えてから進むタイプですか?進んでから考えるタイプですか?
青葉 私は考えてから進むかもしれない。買い物とかは慎重です。
土光 私はまず進む。
本多 私も先に進んじゃいます。
辻 私は1回考えて、みんなに「こうやっているよ」とか言われてから、「え、どうする?」みたいになります。1回考える。
■全体的に進んでから考える人が多いですが、逆の方も少しいるという感じのようですね。まぁ全員が考えずに進んでいたら大変なので丁度いいと思います。(笑) でも、考えずに進んで失敗しないんですか?
髙木 失敗はありすぎて……。でも、考えても失敗するので、そう思えば考える時間は無駄だなって思います。(笑)
■なるほど。自分も気をつけようって思いました。歌詞には「限界かどうか決めるのは僕」とありますが、最近限界を感じたことってありますか?
辻 この前のツアーファイナルが川崎で、オールナイトで朝6時くらいまでやったんですけど、9時ごろに特典会が終わって、その日のお昼の2時ぐらいにはもうみんな集合して、名古屋に向かってそこでライブして、そこから2日後には東京に帰ってきてライブ……みたいなことがあって。昼夜逆転しているし、物理的にも体がキツかったです。
土光 限界って思ってはいないけど、体が限界って言っているんだよね……。多分限界なんだろうけど、「頑張らなきゃ!頑張るしかないから」みたいな感じでした。
■ランナーズハイみたいな感じになっちゃっていますね……。Type-Cに収録の“革命的オーバードーズ”はとても可愛い曲ですが、今回の収録曲は全て系統が分かれている感じがします。共通点はあるのでしょうか?
土光 え~っ?!難しい……。
■「お祭り感」っていうと、“色違いサンダル”が違う気がするんですよね。
土光 うわ、“かっトびサンデイ!!”だけ「愛」って単語が入ってない!
■何かに注目すると、ある曲にはそれが無い……みたいな感じになりますね。個性的な曲という面では共通していますが。
青葉 個人的には聞き慣れない単語がどの曲にも入っていました。
■確かにそれはありますね。わからない言葉が出て来た時って、意味を調べてからレコーディングするんですか?
青葉 自分の中での意味を見つけて歌います。“人類!WE ARE ONENESS!”という曲では「カタストロフィー」って単語がわからなくて、曲は「人類イェイ!」って感じだから、トロフィーを片付ける感じなのかなと思いました。今作では「ヘイト」とか「Q.E.D」とかわからなかったけど、「Q.E.D」は確か教えてもらったのですが、忘れちゃいました……。
■なるほど。(笑) 今の青葉さんのお話を聞いている時の髙木さんの困惑した表情、記事を読んでいる方たちにもお見せしたいです。(笑) それでは最後に、新体制になりましたのでこの記事を読んでいる方たちにメッセージをお願いします。
青葉 2年ぶりぐらいに6人になりました!やっぱり6人でのパフォーマンスが1番いいなと思っているので、盛り上げるだけじゃなくて、いろんなフォーメーションを見せて、視覚だけでも楽しめるFES☆TIVEとしてパワーアップしていきます。パフォーマンス面にも注目していただきたいです。
髙木 新曲っていうと、久々に見る方には「知らん曲やっているな」って、ちょっとこう遠くに感じてしまったりもすると思うんですけど、新体制というタイミングなので、これまで出会えていなかった方も、今まで応援してくれていた方も、この機会にもう一度FES☆TIVE始めませんか?今FES☆TIVEを始めると、しおりと同じスタートラインに立っているわけなので、ひとりぼっちで進むわけじゃありません。今がFES☆TIVEの始めどきなので、この夏、一緒に駆け抜けて欲しいなと思います。
土光 メンバーが6人に増えたので、よりパワーアップしたFES☆TIVEを今年の夏からどんどんお届けできると思います。ニューシングルの収録曲は、1曲1曲ホントに違う雰囲気の曲なので、いろんなFES☆TIVEを見て欲しいのと、今までの曲もより力強く見せられるように頑張りますので、みなさん応援よろしくお願いします。
八木 いつも応援ありがとうございます。FES☆TIVEはシングルを出すごとに見つけてくださるファンの方がたくさんいます。「夏フェスといえばFES☆TIVE!」って思ってもらえると、私たちもすごく嬉しいんですけど、FES☆TIVEって盛り上がる曲だけじゃなくて、魅せる曲や聴かせる曲もあるので、いろんなFES☆TIVEをみなさんにお見せできたらいいなと思います。6人でのパフォーマンスももっと強化して、見るたびにもっと好きになれるようなグループになりたいです。
本多 私は今回から新メンバーとして加入したんですけど、みなさん本当にパフォーマンスもすごくてカッコいいので、自分もみんなみたいになれるように頑張ろうと思います。そしていつか「しおりが入ってよかった」と思ってもらえるように、盛り上げられるようになりたいので頑張ります。
辻 6人になってフォーメーションや歌もますますパワーアップしました。FES☆TIVEはずっと「一番楽しいフロアを作りたい」と言っていて、私もそれを目指しています。個性あるメンバーと素敵な曲がいっぱいなので、新しく好きになってもらいたいし、もう既に好きな人たちにはもっと好きになってもらいたいし、あんまり詳しくなかったって人にも好きになってもらいたいです。この夏、たくさんの人と楽しいフロアを作れるように頑張るので、ぜひライブを観に来てください!
Interview & Text:安藤さやか
PROFILE
ユニット名は フェスティバル・ポジティブ・アクティブ を組み合わせた造語。2013年3月に日本を元気にするために“お祭り系アイドル”として結成。2014年には「土浦キララまつり」、2015年には「さっぽろ雪まつり」に出演しライブを繰り広げる。同年5月には徳間ジャパンコミュニケーションズよりシングル『お祭りヒーロー』でメジャーデビュー。日本を元気にするべく都内を中心に毎回全力ライブを展開中。
https://festive.rizepro.net/
RELEASE
『HUMAN NATURE WORLD』

Type-A(CD)
TKCA-75151
¥1,200(tax in)

Type-B(CD)
TKCA-75152
¥1,200(tax in)

Type-C(CD)
TKCA-75153
¥1,200(tax in)
徳間ジャパンコミュニケーションズ
8月2日 ON SALE