山崎育三郎『LIVE TOUR 2019~I LAND~』ライブレポート@昭和女子大学人見記念講堂 1月26日(土)

山崎育三郎 『LIVE TOUR 2019~I LAND~』

サプライズ満載のライブパフォーマンス!豪華なゲストとミュージカルを再現!

1月26日、山崎育三郎『LIVE TOUR 2019~I LAND~』東京公演が、昭和女子大学人見記念講堂にて行われた。会場にはライブグッズのペンライトなどを持ったオーディエンスで超満員!公演が始まる直前に、山崎の声にエフェクトをかけたコメントが流れ、オーディエンスはペンライトをつけて反応する。

客電が落ち、紗幕にシルエットで登場すると黄色い歓声が上がり、紗幕が降りると後方上段ステージに山崎が登場。更に大きな歓声が上がり、“I LAND”でライブがスタート。オーディエンスも一緒になって歌い、初めから大盛り上がり。「みなさん盛り上がっていますかー?ようこそ!山崎育三郎です!」と笑顔を魅せ、続く“Get yourself”“あいのデータ Happy ver.”と軽快でポップな楽曲を披露していく。オーディエンスは身体でリズムをとりながら、ノリノリでペンライトを振って応える。MCでは「みなさん改めまして、山崎育三郎です!」と自己紹介をし、このライブが4月にTBSチャンネルにて放送される事が告げられ、今回のツアーは各公演にスペシャルゲストが出演していることから「今日も楽しみにしててね!」と無邪気な顔を魅せた。

山崎育三郎 『LIVE TOUR 2019~I LAND~』

そこからは“Beginning”“Turning point”とバラード曲が続き、オーディエンスはうっとりとした眼差しで、伸びやかな歌声に拍手を送る。「ありがとうございました。ここからはお座り下さい。」とオーディエンスに着席を促し、「2018年は忘れられない年だった。」と山崎。出演したドラマの話から、ドラマ「昭和元禄落語心中」(NHK総合)の主題歌で、ゆずの“まぼろし”をピアノの演奏をバックにワンフレーズ歌い、その後、落語の演目“夢金”を少しだけ披露すると、温かい拍手が巻き起こる。続いて、山崎の1つの夢であったNHKみんなのうたを歌うという夢を叶え、作詞したという“こどもこころ”を熱唱し、昨年放送された大河ドラマ「西郷どん」(NHK総合)から、“西郷どん紀行~道しるべ~”を力強い歌声で魅せた後、ステージのライトが暗くなり、バックスクリーンにTBSチャンネルで放送された番組の映像がジャズの音楽をバックに映し出され、映像が終わると、ステージ後方の上段ステージに衣装チェンジをした山崎が再登場。

ミュージカル「レ・ミゼラブル」から、“Empty Chairs At Empty Tables”を披露すると、会場は一気にミュージカル舞台へと変化する。「映像見て頂けましたか?番組で初めてニューヨークに行きました。」と山崎。「英語でミュージカルを歌う事と、日本語でミュージカルを歌う事の難しさを実感した。」と、ミュージカルをする上での苦悩を語った後、スペシャルゲストとして昆夏美が登場。「話長くない!?(笑)」と言いながら登場した昆に会場から笑いが巻き起こる。そこからまた山崎と昆の笑いを交えたトークが繰り広げられ、昆夏美がミュージカル「レ・ミゼラブル」から“オン・マイ・オウン”を歌う。透き通った凛々しい歌声に圧倒され、続いては山崎と昆で“恵みの雨”をデュエットで披露。ミュージカルのシーンを再現するようにベンチが設置され、座って魅せる山崎と昆の姿にオーディエンスは息を飲み釘付けになっていた。

山崎育三郎 『LIVE TOUR 2019~I LAND~』

続いてミュージカル「ミス・サイゴン」から“サン・アンドムーン~世界が終わる夜のように”とメドレーを歌うと、「今日はこれで終わりじゃないんですよ。僕と昆ちゃんと言えば?」と、オーディエンスに問いかけると「美女と野獣ー!」と、オーディエンスからの返答に「そうです!久しぶりにこのコンビでお届けしたいと思います!」との山崎の言葉に、会場からは盛大な拍手と歓声が上がり、2人はディズニー実写版映画「美女と野獣」のように、少しダンスを加えながら“美女と野獣”披露し、ゲストの昆はステージを後にした。拍手で見送った後、唯一山崎が作詞・作曲したという“ヒカリ”を自身のピアノ演奏で聴かせ、続く“Keep in touch”では、後方スクリーンに夜空が映し出され、ピアノの音色とブルーの淡いライトで幻想的な雰囲気に。

山崎育三郎 『LIVE TOUR 2019~I LAND~』

そこへ再び衣装チェンジした山崎が登場し、“宿命”“Congratulations”と続けて歌い、サプライズで1階客席に降りて来て、オーディエンスとハイタッチをして触れ合いながら歌った。オーディエンスとコール&レスポンスで会場を盛り上げた後、“TOKYO”GLAYのカバー曲“生きていく強さ”と続き、最後はツアータオルをみんなで回しながら“Wonderland”を歌い上げ、本編が終了した。

山崎育三郎 『LIVE TOUR 2019~I LAND~』

すぐに山崎のニックネーム「いっくん」コールでアンコールが始まると、ツアーTシャツに着替えた山崎が登場。ディズニー実写版映画「美女と野獣」から“ひそかな夢 EVERMORE”を披露。「楽しんで頂けましたか?過去最大の公演時間になりました!(笑)」と山崎。Instagramでのライブ配信をオーディエンスと一緒に撮影し、記念撮影もした後、「これじゃ終われないので、もう一曲よろしいでしょうか?」と煽り、ラストはステージ全体を走り回って、オーディエンスの瞳を見つめながら“smile”を熱唱。バンドメンバーたちと手を繋いで「今日はありがとうございました!」と深々と挨拶をした後、投げキッスをして幕を閉じた。

山崎育三郎 『LIVE TOUR 2019~I LAND~』

今回は、昨年のツアーとは違いカバー曲よりもオリジナルの曲が多く組まれたセットリストで、歌手としてのスタートラインと話していた山崎だったが、昨年を超える年にしたいと意気込みを語っていた通り、最高のパフォーマンスとサプライズ満載の公演で、今年の活躍も更に期待される最高のライブだった。

Text:隅内かな

http://www.ken-on.co.jp/1936/index.html

山崎育三郎『LIVE TOUR 2019~I LAND~』セットリスト
01. I LAND
02. Get yourself
03. あいのデータ Happy ver.
04. Beginning
05. Turning point
06. こどもこころ(NHKみんなのうた)
07. 西郷どん紀行~道しるべ~(大河ドラマ「西郷どん」)
08. Empty Chairs At Empty Tables
09. オン・マイ・オウン
10. 恵の雨
11. ミス・サイゴンメドレー(サン・アンド・ムーン~世界が終わる夜のように)
12. 美女と野獣
13. ヒカリ
14. Keep in touch
15. 宿命
16. Congratulations
17. TOKYO
18. 生きていく強さ
19. Wonderland

アンコール
20. ひそかな夢
21. smile