■“夢色 Tear Drops”はまた印象の違う楽曲になっていますね。
YUNA 私はこの楽曲を初めて聴いた時からすごい好きな曲だなと思ったんですけど、いざレコーディングで歌ってみたら本当に難しすぎて……。泣くぐらい難しい楽曲だったんです。「こういう風に歌いたいな」と思ったところでもちょっとミスマッチに聴こえたりとか、失恋の楽曲だけどそこまで暗くは聴こえさせたくないとか、すごく調節が難しい楽曲だったなって思って。でも結果的にはすごくカッコいい出来になったなと思います。
HINATA 私たちも曲をリリースする度にどんどん曲が難しくなっていっているのを実感していて。この曲はおしゃれな雰囲気を出すのが本当に難しかったです。デモをもらった時にすごく耳に残りやすい曲調だったので、「簡単に歌えるかな」って思ったんですけど、歌ってみたらとっても難しかったです。(笑) でも、これもまたメッセージ性が強い楽曲なので、歌詞も溶けそうなちょっとメルティな歌詞なので、それを声で表現できたのではないかなと思っています。自分たちがまた一歩成長した楽曲になっていたら嬉しいです。
■“茉莉花 -Jasmine-”の時に、「8分の6拍子に苦戦した」というお話もされていましたが、この曲も8分の6拍子ですが、そういったリズムの部分でも難しさがありましたか？
RUI でも“茉莉花 -Jasmine-”だったり、ちょっとビートは違うけど“つつみ込むように…”だったりで、グルーヴを大事にする楽曲というのを勉強させてもらったので、そこの成果が出せた曲でもあるのかなと思います。すごく難しかったんですけど、過去にそういう楽曲を出していなかったら、今回のこの雰囲気にチャレンジできていなかったと思うので。そういったところは成長かなと。
■そして最後には“Xʻmas A Cappella Medley”も収録されています。
HINATA ファンのみなさんからも「アルバムにアカペラの曲を入れて欲しい」っていう声が何件もあったりしたので、自分たちもいつかやってみたいなと思っていたんですけど、それが今回実現するとは思っていなかったのですごく嬉しいです。しかもクリスマスっていう絶好のタイミングで、みなさんが寒い冬に聴きたくなるようなメドレーを収録することができて。自分たちも自信を持ってアカペラを歌うことができたなって思います。「アカペラをイヤホンで聴きながら街を歩くってどういう気分なんだろう？」ってちょっと思ったりもするので、みなさんの声を聞くのがすごく楽しみです。(笑) 私たちが奏でる声だけでステップを踏むっていうのもまた新しいなって思います。
RUI 確かにね。(笑)
YUNA 今まで練習は3人同じ場所でやっていたんですけど、レコーディングの時は1人ずつ違うブースに入って、お互いが見えない状態で1人の指揮者の方に合わせてアカペラで歌うっていう、今までやったことのない方法をとっていて。アカペラで楽曲を表現するのもショートバージョンではやったことがあったんですけど、中々楽曲として届けることはなかったので、iScreamのアカペラ曲という意味でも大きく前進できたのかなって思います。声だけなので3人で頑張ってテレパシーを合わせながらレコーディングしました。
■それぞれ別のブースに入るのは、普段対面で歌う時とは緊張感も全然違いますよね？
HINATA アイコンタクトも取れないし、すごく難しかったです。
RUI 2人の顔も姿も見えないけど、マイクは繋がっていて。だからみんながレコーディングする前に水を飲む音とか、息づかいだけが聞こえてくるんですよ。(笑) それがまたすごく緊張感がありましたし、不思議な感覚だったんですけど、その分実際に使ったテイクはすごく集中して、YUNAが言ったようにまるでテレパシーみたいな感じでやっていて。1回録り終わると魂が抜ける感じがするくらい集中したレコーディングだったので、「みなさんにどう届くのかな？」っていうのは、わくわくと緊張がありますね。
■改めて今回のアルバムはどんな作品になったと感じていますか？
RUI ファーストアルバムの『i』の時も「今の自分たちの全てが入ったアルバムで、自己紹介のようなアルバム」って言っていたんですけど、それに加えて新しく入った楽曲は全部最近録った楽曲なので、“Maybe…YES”とアカペラ曲を聴き比べたら「本当に同じ人なの？」って思うんじゃないかな？(笑)
RUI うん。自分たちもまだまだ成長段階ですけど、そこの違いはあるんじゃないかなって。もちろん曲の雰囲気も違いますし、自分たちもデビュー曲を歌った時は、アルバムにアカペラ曲を入れるとは思っていなかったですしね。だから、そういったところがすごく面白いなと思いますし、この『i -Special Edition-』がみなさんにとってのクリスマスプレゼントだったり、冬のギフト、今年の冬を彩る作品になってくれたらいいなと思います。
YUNA RUIが言ってくれたみたいに、本当にiScreamの歴史を辿れるアルバムになっているんじゃないかなって思います。いろんな感情が入っているアルバムになっているので、この中で絶対に推し曲がひとつは見つかると思いますし、いろんな人に季節問わずに聴いていただけるアルバムになったんじゃないかなと感じます。
HINATA 今回のジャケ写は、初めて自分たちの写真になっていて、よりクリスマスプレゼント感が出ているレアなアルバムになったと思います。DVDにも私たちが初めて行ったワンマンライブの映像が入っていたり、本当に豪華なセットになっているので、これひとつゲットしていただければiScreamの魅力だったり、今までの全てが分かると思います。この作品をきっかけに、よりiScreamにハマっていただけたら嬉しいです。
Interview & Text：村上麗奈
PROFILE
2018年開催の『LDH Presents THE GIRLS AUDITION』で応募総数約1万⼈の中からグランプリを獲得したRUI と、ファイナリストの YUNA、HINATA の3⼈で2019年に結成。平均年齢18歳ながら、全員がアーティストとして⾼い歌唱⼒とダンス⼒を持ち合わせた実⼒派ユニット。三位⼀体のパフォーマンスを武器に、次世代型ガールズユニットとして2021年本格始動。2021年6⽉23⽇に『Maybe…YES EP』でデビュー。9⽉3⽇には2ndデジタルシングル『himawari』をリリースし、2022年1⽉14⽇リリースの3rdデジタルシングル『つつみ込むように…』では ビルボードラジオチャートで1位を獲得。続くアルバムからの先⾏配信曲『茉莉花 -Jasmine-」でもビルボードラジオチャートで1位を獲得し、2作連続⾸位という快挙を遂げる。そして4⽉20⽇にリリースされた1stアルバム『i』はオリコンウィークリーチャートで８位を獲得。さらに5⽉に公開された『つつみ込むように…(Music Video) -TRIBE WITH THE RHYTHM Ver.-』は再⽣回数250万回を超える再⽣回数を記録。今最も勢いに乗るガールズユニット。
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RELEASE
『i -Special Edition-』
通常盤（CD+DVD）
XNLD-10160/B
￥5,500（tax in）
LDH Records
11月23日 ON SALE
LIVE
■『i -Special Edition-』リリース記念ライブiScream LIVE i2023
チケット料金：¥6,600 *整理番号付/ドリンク代別
年齢制限：6歳以上有料、5歳以下入場不可
◇券売スケジュール
・CLプレミアム 抽選先行：2022年11月26日(土)15:00〜2022年11月30日(水)23:00
・LDH Girls mobile 抽選先行：2022年12月2日(金)15:00〜2022年12月6日(火)23：00
・SNS 抽選先行：2022年12月7日(水)〜2022年12月11日(日)
・一般発売：2023年1月7日(土)
◇公演スケジュール
・2023年1月21日(土) NAGOYA CLUB QUATTRO（名古屋市中区栄3-29-1名古屋パル東館8F）
17時30分 開場 / 18時00分 開演
問い合わせ先：サンデーフォークプロモーション TEL:052-320-9100 (12:00~18:00)
・2023年1月28日(土) Music Club JANUS（大阪市中央区東心斎橋2-4-30-5F）
16時30分 開場 / 17時00分 開演
問い合わせ先：サウンドクリエーター TEL:06-6357-4400 (月〜金12:00〜15:00 ※祝日を除く)
メールでのお問い合わせ：https://www.sound-c.co.jp/contact/
・2023年2月25日(土) duo MUSIC EXCHANGE（渋谷区道玄坂2-14-8 O-EASTビル1F）
16時00分 開場 / 17時00分 開演
問い合わせ先：キョードー東京 TEL:0570-550-799(平日/11:00~18:00 土日祝/10:00~18:00
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