■せっかくなのでMV撮影中のハプニングや裏話もあったら教えてください。
柊 全員すごく日焼けしました。(笑) 肩が出ている新衣装だったので結構焼けちゃって……。
■結構暑くなってからの撮影だったんですか?
柊 撮影は5月だったんですけど、すごく暑い日でしたね。
佐倉 前日は雨が降っていたのに、たまたまその日はすごく晴れたんです!
原田 私は財布と家の鍵を入れたカバンを撮影現場に忘れて帰ってしまって……。家に入れずに大変でした……。(笑)
柊 私は学校での撮影の時にヤギに追いかけられました。(笑) 一番メンバーの中で動物が苦手なのに、ヤギに追いかけられてすごく怖かったです。扉のところに追い詰められているところを飼育員さんに助けてもらいました。(笑)
■動物にも好かれるくらい魅力的ってことにしておきましょう。(笑) では続いて2曲目の”青春Upper!”の魅力も教えてください。
柊 “青春Upper!”は、いつ春の初めての曲だったんですけど、フレッシュで学生時代を思い出させてくれるような楽曲で、明るいけど、どこか懐かしい感じのする曲になっているんじゃないかなと思います。
佐倉 私は新メンバーとして入ったので、私が入った時にはすでにあった曲なんですけど、いつ春の曲をフラットに聴いてみても、この曲の放つ異色さがすごいなと感じました。(笑) すごくはっちゃけているし、学生のワチャワチャした感じとか、みんなの元気が思い思いの方向に伸びていくような、すごくエネルギーの詰まった曲だなと感じました。
桃乃 私はこの曲のダンスがいつ春の曲の中でも一番好きなんですけど、個人的にジャンプが大好きで、この曲はサビでたくさんジャンプをするんですけど、ライブでは見ているファンの方たちも一緒にジャンプしてくれるので、すごく盛り上がるし楽しいなと思います。
原田 いつ春の曲の中でも一番遊び心がある曲だと思っていて、2番では廊下をダッシュして、転んで……みたいな振りもあって、ライブを見ているファンの人からは「劇団?」と思われるような、お芝居ちっくな魅力がある曲なんです。
花空 “青春Upper!”はすごく振りコピがしやすい楽曲で、ジャンプしたりもそうですけど、初めて見てくれた人でも一緒になって楽しめる曲になっています。私たちもステージを走ったりとかするので、すごく楽しいです。
■続いて3曲目の“限りなく青春に近いブルー”ですが、この曲の注目ポイントも教えてください。
花空 この曲は、人の感じ方によってストーリーが全く違うものになる曲だと思っていて、個人的には、先ほどの“SUMMER ON THE BEAT”に出てきた「君」と、“限りなく青春に近いブルー”に出てくる「君」とは、全く違った恋愛を描いていると思います。この曲は、いつ春にとって初めての恋愛曲で、表現がすごく難しい曲だなと感じました。でも歌詞がすごく好きなので、ぜひ歌詞にも注目して聴いてほしいなと思います。
原田 いつ春の曲は笑顔で歌う曲がほとんどなんですが、この“限りなく青春に近いブルー”は、本当に「無」というか、笑顔を封印した感じになっていて、ぜひその表情にも注目してほしい曲です。すごくストーリー性を感じられる楽曲だなと思います。
桃乃 “SUMMER ON THE BEAT”は、ギラギラの「ザ・夏曲」という感じなんですけど、“限りなく青春に近いブルー”も私は夏曲だと思っていて、切なくて苦しい気持ちを抱えながら、夏祭りとか、花火大会とかに行くという、淡い恋心を描いていて、ギラギラの夏の昼間ではなく、夏の夜を表現している楽曲なので、その対比がすごくいいなと思います。
佐倉 この曲が「他の曲とは違うな」と思ったところがあって、この曲の中で1年が過ぎているんです。1番では勇気がなくて叶わなかった恋が、2番では次の夏になって勇気を出して一緒に並んで歩いて帰っているので、これで恋が叶ったとするかは置いておいて、1年間がまるっと表現されているのがいいなと思いました。この時間の移り変わりとかを考えると、歌詞の深さがわかると思うし、より染みてくると思うので、歌詞とその世界観に注目して聴いてほしいです。
柊 私は“限りなく青春に近いブルー”は、ちょっと歌謡曲っぽくもあって、懐かしさのある曲だなと思いました。
■そして最後はカップリング曲の“君ルセット”ですが、この曲はいかがですか?
柊 “君ルセット”は、自分の未来を作るために考えた過程と、答えを歌っている曲で、前向きで明るい曲だと思います。曲調がすごくカッコいいので、悩んでいるけどリフレッシュして前に進みたいという人にぴったりな曲だと思います。
佐倉 “君ルセット”のサビは、みんなで声を合わせて歌っているので、他の曲に比べても物理的に声が大きくなるし、みんなの気持ちも高まりやすいですし、落ちサビも全員で歌えるようになっているのが好きです。個人的には最後に私がひとりで「あぁー!」と言うところを頑張っているので、ぜひ注目して聴いてもらえたら嬉しいです。
桃乃 この曲は全体的に音程が低めで、音も重めなので、爽快感とは真逆で、一見暗い曲にも思うんですけど、歌詞はすごく前向きで、背中を推してくれるような内容になっているので、ネガティブになった時とかに聴いてもらえれば、きっと元気をもらえる曲だと思います。
原田 「ルセット」は「レシピ」という意味で、そのレシピが知りたいという曲なんですけど、夢とか、恋愛とか、いろいろなものに置き換えて聴ける曲だと思います。なにかに向かって頑張っている人の背中を押してくれる曲なので、この曲を聴いて「頑張ろう!」と思ってくれたら嬉しいです。
花空 “君ルセット”の歌詞にも出てくるんですけど、ピースサインをする振りがあるんです。あとクラップをするところもあるので、それをライブでみなさんと一緒にやったりするのがすごく楽しい曲です。
■現在はリリイベが行われていて、新曲も披露していると思いますが、お客さんの反応はいかがですか?
佐倉 やっぱり新曲を発表した時は、みなさん「おぉー!」となってくれました。(笑) みんなすごくワクワクしてくれているのが伝わって嬉しかったです。タオルを振ってくれている人がいたり、みんなで楽しめたのが印象に残っています。
原田 普段のいつ春のライブとかだと、写真や動画を撮るのが禁止なんですけど、リリイベだと特典券がある人は動画撮影がOKだったので、「推しカメラ」みたいな感じで、ソロの動画とかをあげてくれていたりして、今まではそういうのがなかったので、それも嬉しかったですね。
桃乃 “限りなく青春に近いブルー”を初披露した時は、初めて聴く曲だったのもあって、みなさんすごくじっくり見てくれているお客さんが多くて、少し緊張もしたんですけど嬉しかったです。もちろんコールをしてくれたり、一緒に振りマネして踊ってくれるのも嬉しいんですけど、私たちがどんな動きをしているのかとか、どんな曲なのかをじっくり研究するように聴き入って見てくれていたのが印象に残っているし、嬉しかったです。
■今年もあっという間にもう折り返しですが、今年中にグループとしてやりとげたいことと、個人としての目標も教えてください。
花空 グループとしては、今年の夏は野外ライブやイベントにたくさん出たいなと思うのと、個人的に下半期は自分自身をもう一度見つめ直して、大人に成長できたらいいなと思います。結構、私は情緒不安定なので、感情にとらわれないようになれたらいいのかなと思います。あとは泣き虫も克服して、泣かないようにしたいです!
原田 あと半年では実現できないかもしれないんですけど、グループとしてはツアーがやりたいです。メンバーそれぞれ出身地も違うので、それぞれのメンバーの出身地で凱旋ライブとかもやってみたいです。個人的には、自分の意見を言うのが苦手なので、それを克服したいのと、ややポチャなので痩せたいです……。(笑)
桃乃 グループとしては、リリースが決まってからこの5人でいることがすごく増えたので、みんなともっと季節ごとの思い出も作っていけたらいいなと思います。個人的には、私は性格がネガティブなので、1日ひとつでも自分のいいところを見つけて、褒めてあげられるようになれたらいいなと思います。
佐倉 私がグループとしてやりたいのは、海外でライブをやってみたいです。そして凱旋ライブを日本でやりたいです!(笑)
■あと半年ではなかなかハードルが高そうですけど……でも、もしかしたら突然海外のイベントにゲストで呼ばれることもあるかもしれませんからね。(笑) どこか行きたい国はあるんですか?
佐倉 実は私は日本と韓国のハーフなので、韓国に行ってみたいんですけど、まったく韓国語は話せないんですよね。(笑) でも、とりあえず言っておけば叶うかもしれないし!個人的な目標としては、自分の本音が言えなかったり、自分に自信が持てなかったりするメンバーが多いので、みんなの話をたくさん聞けるような人になりたいです。そしてみんなのいいところを伝えてあげたいです。
柊 グループとしては、アイドル好きだったら誰もが知っているようなイベントに出演したいです。個人的には、一人の人間として充実した暮らしができるように、日々コツコツと丁寧な暮らしをするのが目標です。(笑) 下半期は気を引き締めていきたいです!
■最後に読者に向けて誰か代表してメッセージをお願いします。
桃乃 いつだって青い春。は、メンバーもみんな個性豊かだし、ライブもすごく楽しいので、ぜひ今作のCDをお聴きいただいて、ライブにも足を運んでいただけたら嬉しいです。それで私たちの雰囲気も知っていただきたいし、私たちはみなさんに青春を全力でお届けしますので、一緒に楽しんでいただけたらいいなと思います。
Interview & Text:土谷拓史
PROFILE
いくつになっても、今を全力で楽しんでいる、熱中している、 この瞬間が青春…。今を生きる全力青春系アイドル。アイドルの応援に、ライブに熱中してる今が青春だと言ってもらえるような空間を意図的に作り出し、ファンとメンバーが共に青春を謳歌する。見ている人にプラスのエネルギーを与え、その人の背中を押せるような、道を照らすような、パフォーマンスを「圧倒的な熱量」でするアイドルグループ。
X:https://x.com/itudatte_aoharu
RELEASE
『SUMMER ON THE BEAT・青春Upper!・限りなく青春に近いブルー c/w 君ルセット』

通常盤(CD)
QARF-60320
¥1,200(tax in)
rockfield
7月22日 ON SALE