■そんななか小林さんは加入即メジャーデビューですけど、その前に何かやっていたんですか?
小林 何もやってなく、ここが本当に初めてのグループです。
■先輩たちが苦労してきた話は聞いていたんですか?
小林 一緒にご飯を食べに行ったときに聞かせていただいて。だから「申し訳ないな」っていう気持ちもあるんです。本当は思っちゃいけないのかもしれないですけど。でも、それよりも「ありがとう」っていう気持ちでいたいので、少しでもみなさんと同じラインに立てるように全力でがんばります。
■いきなりこのなかに入って、それはそれで大変ですよね。
涼掛 たったひとりで飛び込んできてくれたので、私たちも全力で支えたいなと思います!
小林 よろしくお願いします!
青山 杏実ちゃんは「Jewel☆Neigeに入りたい」と言って来てくれたので、私たちもすごくうれしくて。オーディションでは私たちも審査させていただいたんですけど、もう満場一致で杏実ちゃんに来ていただきたいって思ったんです。
■相思相愛だったんですね。
小林 ありがとうございます!うれしいです!
■そのメジャーデビュー曲になる“Snow Flake Remind”ですけど、雪がコンセプトのグループとはいえ、4月に雪の曲かと思いまして。(笑) 雪の曲しか歌わないんですか?
中川 そういうわけでもないんですけど、雪の曲をいっぱい歌いたいなっていう気持ちはあります。
涼掛 いまは雪強化中ですね。(笑) でも、この“Snow Flake Remind”は、暖かくなっていくような情景も映っていると思うので、冬から春にかけての季節の変わり具合も感じていただけると思います。
倉田 寝る前の子守唄のような、心が温かくなるような曲になっていて。どの季節に聴いても温かい気持ちになれると思います。
■パッと聴きでは恋の歌っぽいですけど、みなさんはどういう解釈で歌っているんですか?
青山 この曲は白い吐息によって、この歌詞の方だったら恋を思い出すんですけど、私たちはファンの方と一緒にJewel☆Neigeを作り上げてきた情景を思い出すんです。聴く方によって捉え方は違うと思うんですけど、寒くなって、白い息が出たときには、Jewel☆Neigeを思い出してほしいです。
■みなさん的には、ファンの人を思い浮かべる曲?
青山 はい。最初の「Snowflake 風に舞って/また君を思い出すよ」というフレーズから、私はファンの方を思い出しますね。
倉田 私のなかでは、この曲を聴いたら、私たちのことを思い浮かべてほしいなっていう気持ちもあります。
■みなさんにとっての「君」はファンの人たちで、ファンにとっての「君」はJewel☆Neigeのこと?
涼掛 そうであってほしい!
■2曲目の“re+blast”は、今後の活動に対する決意を表した曲なのかなと感じたんですけど、みなさん的にはどんな曲ですか?
倉田 “re+blast”は造語なんですけど、「再び突風を」という意味なんです。サビの歌詞にある「白き風を背にまとい」は、じぇるの!から進化して、Jewel☆Neigeとしてこれからがんばっていく決意を表していて。この曲をいただいたときも、レッスン中に泣き出しちゃったり、いろいろ辛いことがあった時期で。(笑) そういう経験も含めて、この新“re+blast”は、みんなで歌った曲だなって思います。
涼掛 初披露したのは去年の11月25日のワンマンライブで、いまとメンバーも歌割りも違っていたんですよ。それをメジャーデビューをきっかけに、かすみんが言ったように新“re+blast”という形で歌割りも大幅に変わったんです。
■泣き出しちゃったのは何が原因で?
倉田 固い決意を歌った曲なのに、そのときの私はふわふわ、ふにゃふにゃしていて、自分でツラくなっちゃったんです。
涼掛 この先の決意を歌っているのに、前を向いて立ち向かえるのかなとか、いろいろ考えちゃって、不安になったのかなって。
倉田 でも、それを乗り越えたからこそ、この曲を歌うときに力強さが出せているのかなと思うんです。ファンの方からも、かっこよくて、表情がいいと褒めていただけるので、ライブ中の表情にも注目していただきたいです。
涼掛 普段、メンバーがかわいい部分を見せることが多いのに対して、この曲ではかっこいいとか、強いとか、そういう面を楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。
■3曲目の“Ice Bird’s Eye View”は、完全にJewel☆Neigeのことを歌った曲ですよね?
和田 最初にもらったときに、「私たちのヒストリーや!」って思いました。
倉田 『何べんも諦めようとしました 全て投げ出したい夜もありました/その度 思い 直し タイミング逃したり/その全てに意味があった試練と知りました!「叶えるよ!」』っていうところが、本当に私たちそのものを表しているなと思うんです。いろんな場所から集まってきて、それでも諦めないで、諦めようとしたときも支え合ってここまで来たので、その気持ちがすべてこの歌詞に乗っていて。
■諦めようと思ったときっていうのは?
倉田 もうありすぎて。(笑) さっきも言ったけんか直前の時期だったり。あのときはみんな気持ちがバラバラだったので。でも、それがあったからこそ、このメンバーだからこそ、この歌詞が届くんじゃないかなって。ひとりひとり、夢をあきらめたくないという意志の強さが表れている曲だと思います。
■ちなみに歌詞にある「MI☆RA☆I」は、じぇるの!時代に“MI☆RA☆I☆へ!!”という曲があったからなんですか?
和田 それをわかってくださるのはうれしいです!
青山 「バラバラの結晶が集まって クリスタル完成!」という歌詞もあるんですけど、私たちはファンの方々をクリスターさんと呼んでいるんです。だから、ファンの方々も入った曲になって、とてもうれしいです。
■今回これをリリースして、いまJewel☆Neigeとしては何曲あるんですか?
青山 この3曲と、去年インディーズでリリースした3曲と、あと夏に歌った曲も2曲ありまして、Jewel☆Neigeとしては8曲あるのかな。
■ライブではじぇるの!時代の曲も歌っているんですか?
青山 はい。それこそさっき話に出た“MI☆RA☆I☆へ!!”も歌っています。
■ライブのときは、どこに注目してほしいですか?
中川 一体感を出すことは心がけていますね。あと表情とかも、個々でいい顔をするんですよ。切ない顔が得意な子がいたり、笑顔がすごいかわいい子がいたり、かっこいい顔が上手な子いたり。表情にも注目していただけたら、より楽しんでいただけるんじゃないかなって思います。
■この曲のこの人の表情を見てほしいというポイントはありますか?
中川 基本みんないい顔するんですけど、かっこいい曲の凛ちゃんの顔は、ギャップでいいなと思います。
倉田 わかる!
中川 普段はふわふわしたかわいい顔をしているんですけど、かっこいい曲のときは「あ、こういう顔もあるんだ!」っていうファンの心になりますね。
涼掛 恥ずかしい。(笑) ギャップという意味では、たとえば(松田は)最年少でかわいらしいけど、“re+blast”で落ちサビを力強く歌っているとか、そんなところも魅力だと思います。
■ちなみに小林さんがJewel☆Neigeに一目惚れしたときは、何の曲だったんですか?
小林 最初は“白い雪とマーガレット”のMVを見たんですけど、そのときのほのちゃんが本当にかわいくて。「ひ〜びいて〜」って指をくるくる〜って動かすところがあるんですけど、そこで「はぅぅぅん!」ってなりました。(笑) あと、切ない顔が多いMVなんですけど、ほのちゃんが一回くしゃっと笑ったところがあって、「キタァ!」って。(笑)
涼掛 推しメンなんだよね?
小林 そうなんです!推しメンなんです!
■急にテンション上がりましたね。(笑) Jewel☆Neigeとして、今後の目標は?
倉田 私たちは毎年「さっぽろ雪まつり」に出演させていただいているんですけど、雪のアイドルとして全国に名前が届くように、これからもそういう活動をしていきたいです。
■雪のイベントに出まくる?
倉田 雪のイベントならなんでも出演させていただきたいです!
涼掛 寒いところでのライブは得意です!
中川 この衣装で雪まつりにも出たので。
倉田 素手でマイクを持ってね。
涼掛 あと、1stワンマンライブは新宿BLAZEでやらせてもらったので、次は(営業終了が予定されている)マイナビBLITZ赤坂でやらせてもらえたらうれしいなと思ってます。なくなる前に!そして大きな目標としては日本武道館に立ちたいので、そこに向かってこれからも全力でがんばります!
Interview&Text:タナカヒロシ
PROFILE
涼掛凛、中川梨来、松田あゆな、倉田かすみ、和田帆乃夏、青山玲奈、小林杏実からなる7人組のアイドルユニット。2017年10月に、3年間活動してきた「じぇるの!」から改名、原石から輝く宝石「Jewel」となった。雪、純粋、純白を意味するフランス語「Neige」を冠し、“煌めくジュエルは希望の光“をキャッチフレーズに純粋に輝くジュエルのようなアイドルグループとして活動をスタート!2018年4月にリリースした1stシングル『白い雪とマーガレット』はオリコン総合ウィークリー5位を獲得。
https://jewel-neige.jp/
RELEASE
『Snow Flake Remind』

TYPE A
KICM-1931
¥1,200(tax in)

TYPE B
KICM-1931
¥1,200(tax in)

TYPE-C
KICM-1933
¥1,200(tax in)
KING RECORDS
4月10日 ON SALE