けっぱって東北 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

オリコンデイリーランキング1位!どの曲もふるさとへの愛と私たちがみんなへ届けたい想いが詰まっている。

関東を拠点として活動する東北出身メンバーが、奥羽山脈のてっぺんを目指して、ライブやSNSなどを通して「ふるさとへの恩返し」をテーマに、東北を、日本を元気にすべく活動しているけっぱって東北が、5月20日にメジャーリリースシングル『あぶきゅーに乗って/岩手讃歌/東北えがお』をリリース。“あぶきゅーに乗って”は、「あぶきゅー」の愛称で親しまれている福島と宮城を結ぶローカル列車「阿武隈急行」をテーマにしたハートフルナンバー。“岩手讃歌”は、岩手出身の志田結華が作詞を担当し、岩手をテーマにした「ふるさと楽曲」となっている。そして、福島出身のシンガーソングライターMANAMIがけっぱって東北のために書き下ろした、自身のヒット曲“福島えがお”のDNAが入った“東北えがお”も収録。今回は福島ゆか、小日向あおい、佐藤櫻子、水谷花鈴、志田結華の5人に、いろいろと語ってもらった。

■まずは自己紹介と一緒に、みなさんの趣味と特技を教えてください。

水谷 秋田県出身、きりたんホワイト担当の水谷花鈴です。趣味はアニメ鑑賞とスマホで漫画を読むことです。特技はセミの鳴き声です。(笑)

小日向 宮城県出身、ずんだグリーン担当の小日向あおいです。趣味はサウナと居酒屋めぐりで、ビールが大好きです。昨日もひとりで居酒屋さんに行きました。特技は目隠しをしたまま人にカンチョーできることです。(笑) TikTokでよくやっているのでチェックしてみてください。

福島 福島出身、赤べこレッド担当の福島ゆかです。私は福島出身なんですけどアイドル星人なので、地球人ではないんです。趣味は川下りと天気図を見ることで、特技は幸福島ウインクと上手く言葉に出来ない時に歌で気持ちを表現することです。

■なんだかいろいろとツッコミどころが満載ですね。(笑)

佐藤 山形県出身、チェリーピンク担当の佐藤櫻子です。趣味は野球観戦で、ヤクルトスワローズと楽天イーグルスが好きです。特技はクラシックバレエをずっとやっていたので、体がすごく柔らかいです。

志田 岩手県出身、三陸ブルー担当の志田結華です。趣味はホラー映画鑑賞と、温泉と雑貨屋さん巡りです。特技は子供とすぐに仲良くなれることです。実はもともと保育士をしていまして、子供が大好きなんです。

■みなさんが最近ハマっているものや、気になっているものを教えてください。

水谷 砂肝です!私は人と話すのがあまり得意ではなくて、居酒屋さんにも行けないので、コンビニでいつも調達するんですけど、特にファミマの砂肝が一番好きです。ローソンの砂肝はちょっとガーリックが効いているので、ライブの前とかには食べられないです。(笑)

小日向 私は寝る前にASMRの動画を見るのにハマっています。最初は全然興味なかったんですけど、たまたま流れてきた動画を見たら、マイクにいろんな物を近付けて音を鳴らしていて、その音をずっと聴いていたらすごく心地よくて、今ではすっかり寝る時の相棒になっています。

福島 私はスポーツ観戦が大好きなんです。アイドル活動とスポーツマンシップ、本番で出し切る力というのは合い通ずるものがあると思うので参考になります。最近は櫻子ちゃんと楽天戦を観に行ってパワーをもらいました!私は運動神経というものを一切持っていないので、憧れ目線でもありますね。

佐藤 私はポケモンカードにハマっていて、アプリのポケポケもやっているんですけど、小さい頃からポケモンマスターで、ポケモントレーナーとして大会に出て、バンダナを巻いて戦っていたんですけど、大人になるにつれて気弱な人間になってしまって……。でもアイドル活動をするのには強い気持ちが大事なので、その強い気持ちを養うために、最近はポケモンカードをやっているんです。

志田 私は筋トレが好きで、日々のストレスを器具にぶつけてトレーニングしています。始めの頃はバーベルのバーだけでも15キロあるので、バーだけしか持ち上げられなかったんですけど、今は重りをつけても上げられるようになりました。おしりの筋トレでは60キロも持ち上げられるようになったんです。最近は筋トレをして筋肉痛がこないとダメな体になってしまって、筋肉を壊して筋肉痛になることにハマっています。(笑)

■けっぱって東北さんは、「ライブやSNSを通して東北を!日本を!元気にすべく活動中」とのことですが、東北の良いところをそれぞれ自慢してください。

水谷 一言では言い表せないんですけど、東北はご飯も空気もおいしいし、景色が綺麗なのはどの県にも共通しているんですけど、秋田には歴史を感じさせる建造物がたくさんあって、重要無形民俗文化財の数が日本一の県は秋田県なんですよ。

小日向 やっぱり東北は米が美味しいです。宮城で言ったら「ササニシキ」や「ひとめぼれ」が有名です。東京に来てみて、やっぱり東北のお米はおいしいんだなと再確認しました。今もお米は両親から送ってもらって、東北のお米を毎日食べています。見た目もそうですけど、香りも全然違うので、東北のお米が一番だと思います!

福島 私が一番に思い浮かんだのは、東北の人はめっちゃ優しいということです。芸能界の荒波に揉まれていると、何を信じていいのかわからなくなってきていたんですけど、けっぱって東北に入ったら、関わってくれる人たちが過去最高に優しい人たちばかりで、性格も穏やかで、本当に素晴らしいなと感じました。こうして素晴らしい人たちに恵まれてやってこれて、本当に良かったなと思います。自分が一番性格悪いかも……。(笑)

佐藤 ちょっとゆすちゃん(福島)と被ってしまうかもしれないですけど、東北の人たちはすごく謙虚な人が多くて、けっぱって東北に入ってから、メンバーみんなそれぞれ「すいません」とか謝ってばかりだし、何かを決める時にも、みんな他の人の意見を尊重したいから、誰も自分から意見を言わなくて。でもそれが上の人を少しイラつかせてしまったりすることもあるんですけどね。(笑) でもみんな本当に謙虚で、自分より他の人のことを優先してあげたい気持ちの人ばかりなので、私はそれが東北のいいところだなと思います。

志田 東北の6県は、何県に関わらず、絆がすごくあるなと感じます。このけっぱって東北に入ってすごく思うんですけど、田舎って玄関の鍵をかけないんです。私たちもそうで、楽屋にすべての荷物を広げておいてもなんの心配もないくらいすごく平和なんです。それが東北のいいところだと思います。

■でも東京でそれをやっていたら危ないから、家の鍵は絶対に閉めないとダメですよ!(笑) 今はみなさん関東を中心に活動中とのことですが、逆に上京してみて東北とは違っていいなと思ったことはありましたか?

水谷 すごく過ごしやすいです!冬に雪が降らないってこんなにいいもんなんだなと思いました。長靴も履かなくていいですし。(笑) 秋田は山に囲まれているのと、天気が悪いので、日照時間が日本一短いんですよ。東京に来てから気候がこんなにも違うんだとびっくりしました。

小日向 東京に来てからは、お腹を出す服を着ていても怒られないです。地元だったら「なんだその格好は!」って怒鳴られます。(笑) なので、好きな服装でいられるのが幸せです。

福島 友達が作りやすいです。やっぱり福島はどこか引っ込み思案な県民性だったりするんですけど、東京の人って私が変なことを言っても、多様性がすごくて、みんな普通に仲良くしてくれるのが素敵だなと思います。私はアイドル星人なので、福島だとやっぱり浮くんですよね……。(笑)

佐藤 電車がすぐに来るところです。やっぱり山形は1時間とか2時間に1本しか電車が来ないから、その間の時間の潰し方とかを考えないといけなかったんですけど、東京だと5分おきくらいに電車が来るので、1本逃しても遅刻の心配もないですし、そういったところで余裕が持てるのがいいですね。

志田 まずTVのチャンネルの数が多いなと思ったのと、「休みの日にどこに行こう?」と悩まなくていいくらい、たくさん楽しいところがあることです。

■たくさんあって悩むんじゃくて、岩手では行くところがなくて悩んでいたんですか?(笑)

志田 岩手にももちろん観光スポットとかあるんですけど、やっぱり正直言って東京の比じゃないというか、若い人たちが楽しめるスポットがたくさんあるのがいいところだなと思います。

■みなさんのトリプルAサイドシングル『あぶきゅーに乗って/岩手讃歌/東北えがお』がいよいよメジャーリリースとなりますが、今作が出来上がった感想を教えてください。

水谷 “あぶきゅーに乗って”は、阿武隈急行とコラボした作品だったので、それをメジャーでリリースできるのが嬉しかったし、これからもっともっと大きくなっていきたいという期待感があります。 

小日向 メジャーリリースと聞いて、今までけっぱって東北としてこうして活動してきて本当に良かったし、嬉しいなと思いました。それに、こうやっていろいろな媒体さんに取材してもらったりして、もっといろいろな人たちにも知ってもらえたらいいなと思いました。これから先がすごく楽しみです。今回の3曲には、私たちのふるさとへの想いもそうですし、地元のみなさまの想いもたくさん込められているので、これを聴いてもらえれば、東北の良さも、けっぱって東北の魅力も全部伝わると思うので、ぜひたくさんの方に届いてくれたらいいなと思います。

福島 けっぱって東北は結成当初から、驚異的なスピードでお祭りとか、イベントとか、メディアに出させてもらって、そういった面での目標達成はありがたいことにすごくスピーディで早かったんですけど、地域のみなさまに支えられながら、このまま地域密着型のグループとして、地元で曲は盛り上がるけど、「メジャーの場所やオリコンとかのフィールドで勝負はできるのかな?」という思いがずっとあったんです。でもやっぱり音楽をやる身としては、心のどこかで勝負してみたいという思いがあったので、今回こうして勝負できる環境に立たせてもらえたのはすごく嬉しく思います。最初にこの話を聞いた時、ここまでたどり着けたのが本当に嬉しかったし、少しホッとしました。そしてオリコンで1位を取りたいなと思いました。

佐藤 まず私は岩手の曲が出来たのがすごく嬉しくて、今まで他の5県の曲はあったんですけど、こうしてやっと東北6県全部の曲が揃ったのが嬉しいし、それをメジャーリリースさせていただけるというのがすごく嬉しかったです。私たちは東北への愛が半端ないので、こうしてさらに伝えていけるいい機会だと思うし、オリコン1位という大きな目標を持って頑張っていけるのがまた大きなスタートだなと感じます。もっともっと頑張ろうと思いました。

志田 私が初めて作詞した岩手の曲も含め、東北を歌った曲がメジャーリリースできると聞いて、すごく嬉しいという思いと、武者震いというか、少し不安な気持ちもあって。もちろん嬉しさの方が何倍も大きいんですけど、メジャーリリースと聞いて、岩手県内もそうですし、東北、そして全国各地にこの曲たちを轟かせていけたらいいなと強く思いました。

■それでは収録曲それぞれの魅力を語ってもらおうと思います。まずは1曲目の“あぶきゅーに乗って”ですが、こちらは阿武隈急行をテーマにした曲になっていますが、この曲の聴きどころを教えてください。

福島 阿武隈急行線は福島県と宮城県を繋いでいるローカル線なんですが、その「あぶきゅー」をテーマにした曲なので、MVも実際にその列車内で撮影させてもらいました。歌詞は穏やかな中にも、夢を追いかけて次に進んでいく人の背中を押してくれるような曲で、夢への道とレールがかかっているような感じなんです。ローカル線は全国にもいろいろとあると思うんですけど、見つけてもらって初めて観光客の人が乗りに来てくれると思うので、「確実にそのきっかけにしていくぞ!」という気持ちで歌っています。全世界に届けていきたい楽曲です!

■みなさん阿武隈急行を「あぶきゅー」と呼んでいるんですね。

福島 地元では「あぶQ」と記載しているところも多くて、すごく親しまれています。

■2曲目の“岩手讃歌”ですが、こちらは岩手出身の志田さんが作詞を担当したそうですが、どんな思いを込めて歌詞を書いたんですか?

志田 先ほども言ったんですけど、私が初めて作詞に挑戦した楽曲で、実はサビのメロディラインも私が作ったんです。作詞している時から、みんなで歌っている映像が頭に浮かんできて、「これだ!」と思ったメロディをi Phoneのボイスメモに声を録って、楽曲を作ってくださった方に送って制作していただいたんです。岩手県外の方たちにもこの曲を聴いて岩手に足を運んでみたいなと思ってもらえたらいいなと思って、岩手の名所や名物とかもたくさん入れ込んで作詞しました。私たちが我武者羅に頑張る姿を見て、「明日も頑張ろう」とファンの方たちに思ってもらいたくて、一つ一つのステージに立っているので、そんな想いも楽曲の中に盛り込みました。それに岩手にはまだ被災地の爪痕が大きく残っている場所もたくさんあって、心の傷が癒えていない方たちも多いので、そういう人たちにも希望を持って頑張ろうと思ってもらえるようにという気持ちも込めて作詞しました。

■なるほど。すごく想いが伝わりました。そして3曲目は“東北えがお”ですが、こちらの曲の注目ポイントも教えてください。

小日向 “東北えがお”は、福島県のシンガーソングライターのMANAMIさんに楽曲提供していただいた曲で、東北6県の名産とか方言も入っているんです。さらにメンバーそれぞれの特徴や個性も盛り込んでいただいたので、この曲を聴けば、東北はもちろんだし、けっぱって東北のメンバーのことも知ってもらえる曲になっています。それぞれの笑顔にも特徴があると思うので、ジャケットとかMVにも注目して見ていただければと思います。

■MVはちょっとファーストテイクっぽい感じの映像になっていましたよね。(笑)

小日向 そうなんです。ファーストテイク風なんです。1発録りとかじゃないですけど。(笑)