■ちなみに「上等じゃん?わちゃわちゃ騒げ!」と、めっちゃいい声で言っているのは誰ですか?
YUKI 僕です……。(笑)
YOU-TA なんかあの辺とか、「ボンバラマ~ン!」と叫んでいるところもそうですけど、僕たちはこれまで曲にわかりやすいフックを置くことがあんまり無かったので、今回は思いっきりそれをやろうということになりました。サビで「騒げー!」と叫んでるのもいいですよね。全然いつもと違う感じで作りました。
■今作はYUKIさんが中心となって作詞されたそうですね。バズりたいという感じで情報収集をされたんですか?
YUKI 僕自身、正直普通の人間なので、SNSを見ている人の気持ちがなんとなくわかると思っているんですよ。それで、そこに刺さるワードだったり、歌い方だったりをちょっと入れてみようということでやりました。ベースでは今流行りのものをみんなで考えて入れています。コンセプトはちゃんとしていないといけませんから。ただ「ボンバラマン」自体は、よくわからなくて、人それぞれに考え方があると思うんですが、このツッパリ系みたいなのは、後々のグッズ展開のようなもののことも考えて作りました。(笑)
■すごく面白かったです。(笑) ちなみに「going dance」じゃなくて「強引ダンス」にしたのは誰のアイデアなのでしょうか?
YOU-TA 僕です。(笑) もう語感ですね。「going」より「強引」の方が、後から見た時に面白いと思うし……というのもありました。
■確かに面白かったです。歌詞全体を見ても、何かを言っているような、言っていないような、言ってみれば冒頭の英語くらいで全部説明してしまっているような……。(笑)
YOU-TA あの英語はもともとは入っていなくて、YUKIが冒頭に「何か入れた方が良い」と言って、入れることになりました。
■その感じから「ボンバラマ~ン!」に流れるのは予想外すぎました。(笑)
SHIN そこも最初は違うセリフがあったんですよ。だけどサビに意味が繋がらなかったので、もう「ボンバラマ~ン!と叫ぶしかないよね」となりました。(笑)
YOU-TA YUKIの口癖の「何でそうなるん?!」を入れたら面白いんじゃないか、みたいな案もあったんですけどね。(笑) 他にもいくつか案があって。
■でも「ボンバラマ~ン!」のインパクトには勝てませんよね。LINさんのラップも印象的でしたね。いつもはクールなのに。(笑)
LIN もともとは違うのでいこうとしていたんですが、この曲、実は結構難産だったんですよ。それでメンバーともいろいろと話し合って、「結局どうする?」となった時に、適当なラップでいいような気がしたんです。なので、結局5分くらいで書いて、そのまま現場に行って録りました。これはあんまり関係ない話なんですが、今回からスタジオを変えていて。僕はバンド全員が入れるような、ドラムセットもあるすごく広くてデカいスタジオにひとりで入って、一発目にこれを録ったんです。(笑) もうそれでなんか掛かっちゃって。(笑) ちょっとテクニカルなことやろうかと思っていたけど、今思うとこれで良かったんだと感じます。どれだけ小節を無駄にできるかの大喜利です。(笑)
■それに対して、YUKIさんのラップはちゃんと自己紹介もしていて正統派という感じですね。
YUKI なんというか、曲全体のバランスで作っていますけど、それが逆に良くて。その前からのくだりがあるから、正統派なラップになりました。
■それでは逆にLINさんが正当派なラップだったら、はっちゃけていたんですか?
YUKI でもフックって何個もあるとどこを聴いていいかわからなくなるし、「ボンバラマン」というのがやっぱり一番のフックだから、そこよりもいい塩梅で目立たないようにするのも一つだし。今回は作曲や編曲、ダンスパートでフックを作ったり、この後にも盛り上がりがあったから、ここはそんなに盛り上がらなくてもいいのかなと思いました。
■そして今回は振り付けもちょっといつもと違う気がしたんですよ。
SHIN 今回は振り付けを作ってくれる先生もいつもと違っていて。TikTokでバズる振りをするえりなっちさんという方にお願いしました。とても“ボンバラマン”に合った振り付けになったと思います。最後の「パリラリ」のところの振り付けは、KAƵUKIの案が採用されています。(笑)
KAƵUKI やっぱり衣装や曲のテーマを考えた時に、こういう(手首をねじる)振り付けって、誰でも真似できるんじゃないかなと思って。それで、それをえりなっちさんに「こういうのどうですかね?」と言ったら、ほぼそれを元に振りを作ってくれました。だから、僕は今作でMADKIDで初めて振り付けデビューをしました。(笑)
■そしてMVですよ!これは……何なんですかね?(笑) いや、ストーリー自体はなんとなくわかったんですが、ストーリーにおけるMADKIDの立ち位置がよくわからなくて。(笑)
KAƵUKI 重要なポイントで僕らが「バーン!」と降り立って、ボンバラマンとして登場!みたいな感じですね!!
■MVを見ていて思ったんですが、総勢何人ぐらいで作っているんですか?
YOU-TA キャストさんは結構いましたね。たぶん30人前後来てくださったと思います。
■撮影中に一番盛り上がったシーンはどこでしたか?
LIN 僕はバイクですかね。いっぱい集まった時に、「うわーすげえ!」と思いました。(笑) うちの親父が昔ヤンチャしていたんですが、「同じだ!」と思いました。(笑) あと、初めてホストをやっている方と話したんですが、いろいろ喋っちゃいましたね。(笑) メンバーの中で僕だけ喫煙者なので、喫煙所で喋ったんですが、普段は全然喋らないのに、自然とお話してしまいました。やっぱり(話術が)すごいですね。
SHIN 僕はデコトラです。初めて近くで見させていただいて、デコトラを作っている方ともお話したんですけど、すごく愛を持って1台1台作り込んでいらっしゃって。その愛に感動しました。
KAƵUKI 僕はもう出演してくださったつーちゃん(塚原舜哉)です。キャスティングを誰にしようかと話していた時点から、僕はつーちゃんに出て貰いたかったんです。それが実現できて、ちょっと仲良くしてもらって、めちゃめちゃ嬉しかったです。ちょっと初めは怖かったけど、すっごく良い人でした。(笑) 人の良さが話で伝わるというか、僕が「ずっと出て貰いたかったんです」と言った時に、ちょっとはにかんでくれて。(笑) それが一番嬉しかったですね。
YOU-TA 最初に挨拶した時、マジで怖かったんですよ。(笑) ちょうどキャバクラの奥の暗いところにいて、ドシンと構えている感じで、「怖っ!」と思ったんですが、すごく人の良さがわかって安心しました。僕はバイクに乗っている特攻服を着た人たちとの出会いが嬉しかったですね。あの方たちは、ああいうバイクを作っているカスタムショップの方たちなんですが、普段からバイクに乗っていて、リーゼントで……という感じなんです。その方たちもパッと見めっちゃ怖いんですが、話してみたらマジでいい人たちで。ノリノリでいろいろやってくれたり、一緒にTikTokを撮らせてもらったり、なんならその人たちの中で、僕らのリリースイベントにまで来てくれた方もいらっしゃったりして。すごく嬉しくて印象に残っています。
YUKI 僕もびっくりしたのはホストの人ですね。ホストクラブに初めて入ったのにもびっくりしました。MVの一部にジンジャエールでシャンパンタワーをやっているシーンがあるんですけど、そこで掛け声というかコールをやっているのを見て、「本当にこんな世界が存在するんだ!」と感動しました。(笑)
■なんだかすごく面白いですね。みなさん役者さんだと思っていたので、リアルの方が出演されていると聞くとまた見方が変わってきます。それでは最後に、今作を聴いて下さる方にメッセージをお願いします。
YUKI 今回のシングルは2曲の差が激しいですけど、そんなことは気にせず、「なんかいろんな面が見れるぞ」って意味で聴いてください。個人的には“Unbroken”も今までの僕らのタイアップの曲とまた違う雰囲気になってると思うので、両方とも新しいMADKIDの曲として楽しんでいただけると嬉しいです。
KAƵUKI ホントに僕らの新たな挑戦でもあり、勝負の一番になったかなと思いますので、「きっかけ、きっかけ」っていつも言ってますけど、ホント知ってくれるきっかけになってくれたら嬉しいです。皆さんにどんどんライブに来ていただいたり、ファンにするのは僕らの仕事なので、この1枚で知ってくれた方もライブに遊びに来ていただけたら嬉しいです。
SHIN この“ボンバラマン”に関しても、今TikTokで頑張ってるので、知らない人たちにも聞いてもらえるといい楽曲になってますし、また“Unbroken”に関してはアニメのタイアップということ、ここからMADKIDを知った人たちがライブに来てくれたら嬉しいです。これからももっともっと多くの人にMADKIDの魅力を伝えられるように頑張っていきたいです。
YOU-TA 12年やってきて、いつもいつも「今までで一番新しいMADKIDを見せて来た」とか言ってましたけど、今回がおそらく今までで一番新しい一面を見せてきた両A面になってます。こういう楽しい曲がもっとウケたら、こういうのももっと出していきたいなって思ってたりもして。ライブでもめっちゃ盛り上がるし、お客さんも楽しめる曲になってるので、ぜひライブで一緒に楽しんでくれたら嬉しいです。
LIN “Unbroken”はもちろん“ボンバラマン”もいつもの通り真面目にしっかり作っておりますので、ぜひ楽しんで聴いていただけたらと思います。よろしくお願いします。
Interview&Text:安藤さやか
PROFILE
2ラッパー3ボーカルで構成される5人組グループ。2018年メジャーデビュー。2019年2月にリリースしたシングル『RISE』が TVアニメ「盾の勇者の成り上がり」オープニングテーマに起用され、YouTubeでの総再生回数は約3400万回を突破。その後、アニメタイアップ作品のリリースを重ね、アニソン界唯一の男性ダンスボーカルグループとして多くの支持を集める。2025年1月〜2月にはアメリカ、カナダ、メキシコの11都市でツアーを開催するなど、グローバルに活躍する。今年10月10日より、名古屋、大阪、東京でツアーを開催する。
https://columbia.jp/madkid/
RELEASE
『Unbroken / ボンバラマン』

Type-A (CD+16P BOOKLET)
COCA-18337
¥2,090(tax in)

Type-B(CD)
COCA-18338
¥1,650(tax in)
日本コロムビア
10月14日 ON SALE






