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「甘く儚いオルタナティブ・ロック系メンズアイドル」として活動中のMelty×Mellowが、メジャーデビューシングル『NEW DAYS』を8月29日にリリース。Melty×Mellowとは一体どんなグループなのか、その素顔にせまってみた。秋山元樹、加藤匡真、小笠原雄人、陽向唯大、如月莉音、朝比奈来知、瀬乃かなた、7人に話を訊いた。
■まずは、グループ結成の経緯から教えてください。
秋山 2020年9月29日にMelty×Mellowを結成したので、もうすぐ活動を始めてから丸3年になります。メンバーは秋山、小笠原、加藤、陽向の4人が活動当初からのメンバーで、そこへ如月、朝比奈、瀬乃の3人が加入しました。7人になってからは、約1年半の日々を過ごしています。
■3月に新宿BLAZEでのワンマン公演を行いましたよね。この時……?
秋山 初めてのワンマンライブになります。
小笠原 いろいろなことがあって、ようやく辿り着いた形でした。
秋山 本来はもっと前にワンマン公演をやる予定で進めていたのですが、いろんな事情があり、「今がベストなタイミングじゃない」という話になり、一度延期になりました。そしてその時が「ベストなタイミング」ということで、2023年3月にようやくワンマンライブを行いました。それを踏まえての今回のメジャーデビュー、シングルリリースといい流れが作れたなと思っています。
小笠原 メジャーでのリリースは求めていたことだったから、いい流れを作れたのもありますけど、7人でやっとまとまってきたところで今回の作品をリリースできることが嬉しいです。だからこそ、「もっともっと力をつけていかなきゃな」という気持ちもあります。
■7人になってからの1年半の日々は濃い感じでしたか?
陽向 全国ツアーを行ったりなど、結構濃かったと思います。
秋山 7人になってからの方が、外向けの動きはいろいろ作れてきたと思います。コロナ過を乗り超えて、ようやく求める動きが出来るようになってきました。
小笠原 Melty×Mellowは、活動が思いっきりコロナ過でのスタートだったので、アイドル活動経験者たちが集まって結成したとはいえ、コロナ過の中で、やり方や進め方を上手くつかめず、よくみんなで会議室に集まっては「どうしたらいいのか……」「でもやるしかない!」と、試行錯誤をしつつも、自分たちなりに活動を進め続けてきた形でした。
秋山 だからこそ、今はようやく伸び伸びとライブがやれるようになってきたし、いろんなことが緩和されてきているので、そこはありがたいです。
■この1年半の中で、動きが積極的になってきた形だったんですね。
秋山 とくに昨年行った「地元凱旋ツアー」はそうでした。メンバー7人とも地元が全員バラバラなので、「じゃあ、それぞれのメンバーの地元にライブしに行こう!」と、当時は計画をしました。
■みなさんはどちらの出身なんですか?
小笠原 僕は青森です。
朝比奈 僕は大阪です。
秋山 僕は東京です。
如月 僕は静岡です。
瀬乃 僕は神奈川です。
陽向 僕は京都です。
加藤 僕は茨城です。
■東京と神奈川は、あまり凱旋という感じはしないですよね。(笑)
瀬瀬乃 この2人(瀬乃、秋山)の地元公演は、確かにいつも通りでした。(笑)
■この1年半の日々、もしくは結成からの約3年間活動してきた中で、それぞれ何が一番印象に残っていますか?
加藤 自分の中で大きかったのは、やっぱりワンマンライブが開催できたことです。初期活動の体制の時に、「ワンマンライブを開催しよう」という話が出ながらも、一度経ち消えになり、気持ちが落ちてしまった時期も正直ありました。でも、新しいメンバーが入ってきてくれたことで、グループの絆もしっかりと固まったからこそ、ようやく開催することが出来ました。しかもベストな環境で開催できたワンマンライブだったので、そこが自分のターニングポイントにもなりました。
■ワンマンライブを経験すると、成長の度合いは違いますか?
加藤 違いましたね。自分たちの経験値もそうですし、自信にも繋がりました。何より「これからもっともっと頑張っていこう」と、新たな目標を作ることにも繋がったので。
■次は、唯大さんお願いします。
陽向 キザな言い方かも知れないですけど、「今が一番です。」7人で「やりたいね」と求めていたことが今は出来ているし、毎日忙しく新しいことを7人で考え、学びながら進んでいる状況なので。その日々を味わうことで、自分でも「成長し続けているな」と感じられていますし、そう思えるのもこれまでの積み重ねがあってのこと。これまでやってきたことを活かしながら毎日頑張っているからこそ、今が一番だと僕は日々感じています。
■続いて、かなたさんお願いします。
瀬乃 昨年の10月に、自分はアイドル人生で初めて生誕祭を行わせていただきました。それが一番印象に残っているライブです。それまでもずっと、「自分が主役の舞台をやってみたい」という気持ちから、生誕祭に憧れがあって。でも、なかなかその機会がありませんでした。それをついに実現できたことがとても嬉しかったです。実際にやってみて楽しかったんですけど、次はもっと大きい会場でやって、さらにたくさんの人たちに来て欲しいという願望を抱くきっかけにもなりました。
■生誕祭は主役がいろいろと考えてやっているのでしょうか?
瀬乃 そこはいろんなパターンがあります。僕の場合は、他のグループさんとコラボレートをさせていただきました。
秋山 各々のやりたい事があれば、それを披露をしたり、普段は共演できない人たちとのコラボレートをしたりなど、やり方は各自の自由なんです。
■次は、莉音さんお願いします。
如月 Melty×Mellowは今、30曲弱の楽曲を持っています。この曲数の多さが、自分の中で自信になっています。一時期は毎月新曲を出している期間もありました。正直忙しい日々でしたけど、それも「毎日楽しいな」と思ってやっていました。
■続いては、元樹さんお願いします。
秋山 自分的にはずっと楽しい日々です。メンバーの中で、前歴も含め自分が一番アイドルとしての活動が長いんですけど、今までいろいろと活動をしてきた中で、どんな瞬間も大事だったなと思います。「あの時のあれがなかったら……」、「あの時のあの経験がなかったら……」と、それらの経験のすべてが今の自分たちを作るための軌跡だったし、この7人が集まれたことも奇跡に近いなと思っています。僕らはすごく仲が良いんですよ!常にどんな時も。ワンマンライブを成功させた時も、落ち込むようなことがあった時でも、普段一緒に遊んでいる時も、その経験がすべてが印象に残っています。これからもそこは変わらないと思います。どれだけ成果が出ない時期だったとしても、それも今の自分たちを作る大事な期間だったと受け止めているので、すべての経験が大切な1ページなんです。
■次は、奈来知さんです。
朝比奈 僕が一番印象に残っているのは、全国ツアーですね。いろんな地域を回るって、普通に暮らしていたらなかなか出来ないことですし、僕は旅行にも行かない人なので、青森とか遠くへ出かけ、このメンバーたちと一緒にライブをすること自体がすごく刺激的でした。各地でファンの人たちのいろんな想いを受け止めたうえで、次々と各地を回る。それって普通にすごい事だなと思いました。地元の大阪に凱旋した時はめっちゃ嬉しかったです。僕はもともと大阪を中心に、関西でアイドル活動をしていました。だからこそ、大阪で凱旋ライブをした時も、京都でライブを行った時もすごく楽しかったです。全国ツアーを回りながら、京都だったら浴衣を着てライブをやったりなど、そういう遊び心も取り入れてやれたのも楽しかったです。
■青森でのライブはどうでしたか?
朝比奈 この界隈のグループで、青森でライブをやるなんて僕らくらいだったから、とても印象的でした。(笑)