■最後は、雄人さんお願いします。
小笠原 一番嬉しかったのはこの7人になれたことです。奈来知、かなた、莉音は途中で入ってきたメンバーたちですが、加入するに際して、「オリジナルメンバーたちがどんな人たちなのか?」、「もしかしたら怖い人たちなのかな?」と、想像もしたと思うし、そこを探りながらも加入したと思うんですけど、結果、この7人なったらなったでマジで毎日が面白くて。メンバーでもちょいちょい遊ぶんですけど、みんな本当にいじりがいがあるのですごく楽しいです。
秋山 いじりがいって。(笑)
小笠原 Melty×Mellowって、男子高校生たちのような雰囲気なんですよ。言いたいことも言えますし、ホントに「ザ・男のグループ」で良かったなと思っています。昭和のメンバーはいませんが、見事に昭和、平成、令和をミックスしたような感じで。(笑) もともと体育会系の経験をしてきたメンバーもいれば、かなたのような体育会系とは無縁な「マルチメディア研究部」出身という部活を経験してきたメンバーもいて。
如月 パソコンでゲームを作るという部活でした。
小笠原 いろんな性格の人たちをミックスした男子校みたいな環境だからこそ、毎日が面白いんです。飯を食っていても、ずっと面白いもん。(笑)
■でも、グループ活動をしている以上、気持ちの切り替えは必要ですよね?
小笠原 上手く切り換えられているかはわからないですけどね。(笑) 切り替えられない時は、ほんと切り換えられていないですからね……。一度ふざけたら止まらないんです。
秋山 本当に仲が良いからこそ、一度ふざけてしまうと長いので……。(笑)
小笠原 ライブのMCにもそれぞれのキャラクターがよく反映されているんじゃないかな?うちは。
■ライブ中と、MC中のギャップは?
秋山 かなりあると思います。バチバチに真剣に楽曲を歌いながらも、MCではめちゃめちゃふざけたりもしているので。(笑)
小笠原 かなたとかは普段はめちゃめちゃしゃべるのに、MCになると逆にしゃべらない。楽屋では一番面白い奴なのにね!(笑)
瀬乃 ステージに立つと「マルチメディア研究部」感が出ちゃうので……。
■匡真さんはクールそうな印象ですけど?
加藤 クールですね。
小笠原 匡真はシンプルに面白くないです。(笑)
加藤 あんまりMCでリードしてしゃべる方じゃないんですよ。でも、俺が出ていくと笑いが起こるんですよね。
小笠原 起きてない、起きてない!
秋山 助けてあげたことの方が多いから。
小笠原 お前のトークで船が沈没しかけているところを、俺たちが一生懸命支えてあげているんじゃないか。(笑)
加藤 確かにそんなに騒がない性格だけど、そんな自分でもここが一番はっちゃけられる場所なんです。
■ここからは最新シングル『NEW DAYS』の話と、それぞれがお勧めのカップリング曲について語っていただいても良いでしょうか?
秋山 了解しました。先に概要を伝えると、今回収録した4曲は比較的新しい曲たちなんです。一番古い曲が“ぼくじゃらし”になります。
小笠原 ちょうど莉音が加入した時のライブで、新曲として発表した曲が“ぼくじゃらし”でした。
如月 それがちょうど1年半くらい前になりますね。
小笠原 切ないバラード調でアイドルが表現する儚さを表している楽曲です。“ぼくじゃらし”はいい曲ですね。この曲を歌う度に、朝まで気持ちが滾っちゃいます。やっぱり始発まで相手を帰らせたくない時ってありますよね……。詳しくは曲を聴いてください。(笑) “ALIVE”は、新宿BLAZEのワンマン公演の時に初披露した曲です。その後に“NEW DAYS”が生まれ、“Honey Tune”へと続きました。
■なぜその中で“NEW DAYS”が表題曲に?
小笠原 “NEW DAYS”とは、「新しい日々」のこと。僕たちにとっては、今回のリリースイベント自体が初めての経験で、挑戦でもあるし、これから先もいろんな経験を重ねたいという思いです。今応援してくれている人たちといろんな景色を見たいし、これからもいろんな日々を一緒に過ごしていきたいという意味を込めて、「この曲を今の自分たちの推しにしていこう」となり、“NEW DAYS”が表題曲になりました。カップリング曲でお勧めを語るなら、僕は“ALIVE”ですね。“NEW DAYS”も“ALIVE”も、僕が作詞を担当しています。“ALIVE”はワンマン公演に向けて作った曲で、「ALIVE」=「生きる」という意味を持っています。日々暮らしていく中で、気持ちが落ちてしまう時ってあるじゃないですか。そういう人たちに向けて、「あなたの隣では生きる意味も輝いて見えた」など、そういう想いをみんなに届けたいと思ったのと、みんなにもそう思っていて欲しいという気持ちもあって、歌詞の中にそれらのワードを入れました。他にも、「死ぬ意味さえ霞んで見えた」や、「生きる意味も輝いて見えた」など、直球だけど心に響く前向きな歌詞を詰め込んでいます。僕は“ALIVE“を歌うたびに、「いい曲だな」ってなります。それに“ALIVE”はライブでめちゃめちゃ映える曲なんです。ぜひライブで聴いてみてください。
■次は、来知さんお願いします。
朝比奈 先にカップリング曲の話をすると、僕のお勧めは“Honey Tune”です。Melty×Mellowはロックな曲調の楽曲が多いんですけど、“Honey Tune”は、歌詞でも歌っているように「甘くとろける」曲で。歌詞の中にもチョコレートに例えた甘い言葉も出てくるし、めちゃくちゃかわいい曲なんです。今流行りの音を取り入れているところにも注目してください。とても聴き心地よくて、歌詞のかわいさにも注目です。この曲はファンの方たちに向けて歌っています。そして“NEW DAYS”は、すごく王道な楽曲で、みんなが元気になってもらえる曲だと僕はとらえています。
■元樹さんは、どの曲がお勧めですか?
秋山 先に“NEW DAYS”の話をしますと、Melty×Mellowにはロックなテイストの曲が多い中で、“NEW DAYS”はまた新しい表情の曲だなと思っていて、うちには王道のアイドル曲ってそんなにないんですよ。でも、“NEW DAYS“は親しみやすい王道の楽曲で、その中にもしっかりとMelty×Mellowらしさも反映されていて。曲の中で匡真はゴリゴリにラップをしていますし、そこも聴きどころです。本当にいろんな魅力が詰まっています。MVもぜひ観てみてください。そしてカップリング曲でお勧めするなら、“ぼくじゃらし”ですね。マジでめっちゃ好きで。普段はなかなか使わないような言葉を使っているし、アイドルとして外せないかわいらしさもあるけど、一番は切ない感じがあって、そこに共感できる部分があると思っていて。“ALIVE”もライブで輝く曲ですけど、“ぼくじゃらし”もライブで輝く曲なんです。ダンスも特殊な構成をしているからこそ、見ても聴いても楽しいんです。ほんと大好きな楽曲です。もちろんみんなにもじゃれて欲しいし、僕らもみんなをじゃらしたいです。(笑)
■次は莉音さんお願いします。
如月 “NEW DAYS”は歌詞がすごく前向きだし、歌い踊りながらも、「あっ、いいなぁ」と思うことが多い楽曲です。“NEW DAYS”には、Melty×Mellowの持つロックっぽさがしっかりと活かされているし、ラップパートもある。その上めちゃくちゃ踊れる楽曲なんです。Melty×Mellowの曲はどれもダンスが難しいんですけど、“NEW DAYS”は、ダンスの面でもMelty×Mellowらしさを活かしている楽曲だなという印象です。カップリング曲のお勧めは“ALIVE”です。この曲をライブで歌い始める瞬間、身体をグッと下に下げるんですけど、そこで“ALIVE”の世界に気持ちが一撃で入るというか。前にやる曲がどんな曲でも、“ALIVE”が始まった瞬間に気持ちが切り替わります。それくらいインパクトの強い楽曲です。
■続いては、かなたさんです。
瀬乃 先に“NEW DAYS”のことを語りますと、自分の中で“NEW DAYS”の歌詞は、未来へ向けた明るいイメージがあります。「踏み出した僕らの旅路は」と歌いだすように、「僕らの未来はこれからどうなっていくんだろう」と表現しているところが、僕は好きなんです。実際に今、Melty×Mellowの中でもいろんな変化が起きていて、その最中で歌っている歌詞という理由もあるからか、「“NEW DAYS”の歌詞が今の自分たちにすごく似合うなぁ」と、余計に強く思うんですよね。だからこそ、ぜひ歌詞に注目して欲しいです。カップリング曲でお勧めなのが、僕も“ALIVE”です。“NEW DAYS“が光の曲だとしたら、“ALIVE”は闇寄りの曲で。ただし闇の中から上を目指していく曲という印象もあって、ロックな曲調も自分たちのグループに合っていると思うし、ライブで歌うのが似合う楽曲です。
■次は、唯大さんお願いします。
陽向 “NEW DAYS“は、Melty×Mellowっぽさも強く出ている王道のアイドルソングで、僕は今が一番成長している時期だと感じているからこそ、大事な瞬間や、新しい日々に向けてのことを歌っているこの曲の歌詞が好きなんだと思います。カップリングでお勧めなのは、僕も“ALIVE”です。カッコいい曲調だし、メンバーはみんな割りとかわいい顔をしているのに、カッコいい曲を通してギャップを見せられるのでそこがいいんです。カッコいい曲調も、Melty×Mellowらしくて僕は好きです。
■最後は、匡真さんお願いします。
加藤 “NEW DAYS”は、「表題曲を何にする?」と、みんなで話しあった時に、みんなの意見が「王道系で行こう」と一致したことで『NEW DAYS』になったわけですけど、歌詞とダンスすべてを含めて、とても完成度の高い楽曲が出来たと思っています。ライブで“NEW DAYS“を歌うたびに楽しくなれるし、すごく前向きな気持ちにもしてくれる。応援してくれる方たちからも、「いい曲ですね」とみんな言ってくれているのも嬉しいです。 カップリング曲でお勧めなのは“ぼくじゃらし”です。この曲は、自分の感情を最大限に込めてライブで歌っていると、泣きそうになるんですよ。「すべてが崩れ落ちるから」の歌詞に合わせて実際に崩れ落ちそうになります。そこから顔を上げて「僕をじゃらしてよ 目をあわせなくてもいい」と歌うと気持ちが込み上げてきます。歌詞と振りと感情が一致しすぎるあまり、“ぼくじゃらし”の世界観にどんどん感情が入り込んでいき、いつも泣きそうになるほど気持ちが高ぶっていくんです。だから、自分は“ぼくじゃらし”がめっちゃ好きです。でも“Honey Tune”を歌っている時は、みんなから「かわいい」と言ってもらえて嬉しいです。(笑)
■Melty×Mellowは、3月に新宿BLAZEでワンマン公演を行いましたが、次のワンマン公演が10月26日のEX THEATER ROPPONGIに決まっていますね。
秋山 Melty×Mellowを結成した時から、ずっと「ワンマン公演をやりたい」と言っていた場所がEX THEATER ROPPONGIでした。理由は、当時他の人たちがあまりやっていない場所だったということと、それと……。
加藤 もう一つの理由は、ジャニーズJrさんたちの聖地だからです。「そこに立てたらいいよね」と、当時からよく話していました。
秋山 EX THEATER ROPPONGIでワンマン公演行うのは楽しみなんですけど、動員面で頑張らなきゃという焦りも正直あります……。もちろんそこに似合うステージを見せられるように頑張ります。
小笠原 ライブが決まった当初は、余裕ぶっこいていましたけど、今頃になって、ちょっと怖さも出始めています……。近々になったからこそ出てくる怖さも正直あります。もちろん会場を埋めつくすつもりだし、お客さんたちには絶対にいい景色を見せます。
加藤 大きい会場だからこそ、今の自分たちの理想をどこまで具現化できるのか、そこも楽しみにしていてください。
秋山 3月の新宿BLAZE公演の時に、「これは次のワンマンライブの時に形にしよう」と決めている演出のアイデアも取ってあるので、また新しい一面もこの日にお見せできると思います。
■改めてこれからに向けての想いをどなたか代表で語っていただけますか?
陽向 僕たち7人全員が目指した場所に向かって毎日頑張っている中で、その一つの場所がEX THEATER ROPPONGIになります。この日はMelty×Mellowにとって大事な大事なライブになります。このグループとして見せたい景色をこの時に描こうと思っています。だからこそ、この日のライブをみんなも楽しみにしていてもらえたらなと思います。僕たちがなりたいアイドル、なりたい自分、ステージの上でキラキラ輝いている僕たちをしっかりと見せますので。
■最後にそれぞれの今後のビジョンも教えてください。
加藤 今、EX THEATER ROPPONGIという一つの大きな目標に向かっていますけど、その次はZeppに立てたらいいなという想いもあります。そこは自分たち次第なので、とにかくこれからも頑張っていきます。個人的には、アイドル活動もやりつつ、アイドル以外のことなどいろんなことにもマルチに挑戦していけたらなと思っています。
陽向 EX THEATER ROPPONGIは夢じゃなくて目標の場所。夢は東京ドームに立つことです。僕らは日本一のアイドルグループになるので。
瀬乃 今、僕らのことを知っている人たちって、こういう(メンズアイドル)業界に興味のある人たちばかりだと思うので、もっともっといろんな人たちにも知ってもらえるようになりたいと思っています。うちの親世代とかにも知ってもらえるようになるのが、まずは理想です。
如月 お茶の間に出て、「あっ、あの人カッコいい」と思ってもらえるようなグループになりたいです。
秋山 グループとして行けるところまで行きたいのはもちろんですけど、このグループに携わってくれている人たちが、みんないい方向に進めたらいいなと思っています。それと、「る~るる」したいので、「徹子の部屋」に出たいです。
朝比奈 みんなで行けるところまで行きたいですけど、アイドル活動にも年齢の限界があると思うので、アイドル活動が出来ない年齢になる頃には、誰もが知っている存在になっていられれば、その経験を踏まえて次に進んでいけるマルチな人間になれたらいいなと思います。
小笠原 この7人誰一人欠けることなく、出来たら死ぬまで一緒にいたいですね。(笑) 僕は全員の死に際を見届けるまで仲間でありたいです。個人的な目標としては、2.5次元系の舞台やミュージカルにも出たいです。あとは、Da-iCEさんと共演したい。有名な人にもMelty×Mellowの存在がひっかかって噂になりバズるなど、たなぼたでもいいから売れたいです。(笑)
Interview & Text:長澤智典
PROFILE
甘く儚いオルタナティブ・ロック系メンズアイドル。「甘くとろける」ような時間を僕達と過ごして欲しいという気持ちを楽曲に込め、楽しさから切なさ、そして僕達と共に生きて欲しいという沢山の思いを込めた歌を歌っている。2023年8月29日、メジャーデビューシングル『NEW DAYS』をリリース。
https://meltymellow.net/
RELEASE
『NEW DAYS』

Type-A(CD)
QARF-69163
¥1,200(tax in)

Type-B(CD)
QARF-69164
¥1,200(tax in)

Type-C(CD)
QARF-69165
¥1,200(tax in)
rock field
8月29日 ON SALE