ラフ×ラフ VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

曲の中で大喜利をする中、その場で与えられたお題をどう大喜利していくのかは見どころです。

『ゴッドタン』など、さまざまな人気バラエティー番組を手がけてきたテレビプロデューサー佐久間宣行が総合プロデュース。歌やダンスの審査のみならず、バラエティー企画も含めた、さまざまなオーディションを乗り越えて選ばれた9名によって誕生したのが、ラフ×ラフ(rough×laugh)。グループ名は、「粗削りという意味合いの”ラフ”と、笑いの”ラフ”」を掛け合わせている。現在、『100億点』を含め、3曲が配信リリース中。ラフ×ラフとはどんなグループなのか。その魅力について、佐々⽊楓菜、⾼梨結、永松波留、夏目涼風、林未梨、⽇⽐野芽奈、藤崎未来、吉村萌南の8人に話を訊いた。 
※「お笑い担当」でリーダーの齋藤有紗は、仕事のため欠席。

■みなさん、いろんな担当を担っていますが、まずは担当名とラフ×ラフの魅力を一人一人教えてください。

吉村 私は「暗記担当」で、世界各国の国旗を覚えたり、百人一首を読んだり、資格を取るために暗記を頑張ったりなどの企画をYouTubeでの番組で挑戦してきました。これからは、ファンの人たちみんなの顔もしっかり暗記していきたいなと思っています。ラフ×ラフは「みんなを笑顔にすること」をコンセプトに活動しています。そんなラフ×ラフの魅力は、メンバーみんな仲が良いこと。プロデューサーがバラエティー番組を多く手がける佐久間さんということもあって、バラエティー的な挑戦もいろいろ経験させていただいています。ただし、みんなメンタルが強いわけではなく、私を含めまだまだメンタル面での弱さもあります。それでもメンバーが頑張っている姿を見て応援してくださるファンの方々も多いように、どんな挑戦にも、みんなが団結しながら一丸にとなってぶつかっていく、その姿が今のラフ×ラフの魅力だと私は感じています。

永松 「歌声担当」の永松波瑠です。正直、自分の中ではまだまだ納得のいくレベルまで到達はしていないですけど、ラフ×ラフを私の歌で引っ張っていけるように頑張っていきたいと思っています。ラフ×ラフの魅力ですが、9人グループって人数としては多く思われるかもしれませんが、一人としてキャラクターが被っていないところがラフ×ラフの魅力です。みんな本当に個性が豊かで、それぞれ好きなものも違うけど。そのぶん、一人一人の個性が際立つことで、グループの魅力も際立たせています。でも、パフォーマンスなど、みんなで揃えるところではしっかりと一つに揃える。一体感があるのに、個々のキャラクターが立っているところが、今のラフ×ラフの魅力だと私は思っています。

高梨 私は「広報激辛担当」です。辛い食べ物が大好きで、プライベートでもよく激辛料理を食べに行っています。この前も、YouTubeの番組で「激辛料理に挑戦」しまして、きついどころか、すごく楽しかったです。

日比野 だってテレビ番組でも紹介されるような激辛のお店での挑戦だったのに、その中でも一番辛い料理を平気な顔で食べていましたからね。(笑)

高梨 でも美味しかったです。(笑) ラフ×ラフの魅力は、メンバーそれぞれ個性がかぶっていないところです。(吉村)萌南も言ってたように、9人ってアイドルグループとしてはちょっと人数が多いのかも知れないけど、私たちメンバー自身もそうだったように、一人一人のことを知れば
知るほど、個性もキャラクターも被っていないことが見えてくるので、ファンの人たちもそこを楽しんでくださっています。結果、グループ全体のことを好きになり、箱(グループ)推ししてくださるファンの方も多いです。グループとして愛してくださる方の多いところが-[トルツメ]、わたしはラフ×ラフの魅力だと思っています。

夏目 私は佐久間プロデューサーいわく「珍回答」担当なんですが、私自身はとくに自覚はなくて……。(笑) 自分では「笑顔担当」だと思っています。メンバーの中で唯一の黒髪ボブヘアーなので、その髪型を通して私のことを覚えてください。グループの魅力は、みんなも言っているように9人それぞれに個性があるところ。私たちの持ち曲で、曲の途中で突然指定されたメンバーが大喜利をするという楽曲があります。大喜利に関しては得意なメンバーもいますけど、私のように苦手だけど頑張って挑戦しているメンバーもいます。大喜利に必死に挑む様も含め、いろんな課題に頑張って挑戦している姿を見て、「勇気をもらえているよ」と言ってくださる方々も多いから、そこも魅力だと思います。ラフ×ラフはファンの方々と一緒に成長して夢に向かって進んでいくグループで、そこも魅力だし、佐久間さんがプロデュースしていることで、いろんなバラエティー企画にも挑戦できるところも、ラフ×ラフだからこその魅力や見どころです。

■大喜利への挑戦って、すごく大変じゃないですか?

日比野 うちのリーダーでもあり、「お笑い担当」の齋藤有紗は、毎日Tik Tokに大喜利を投稿しているくらい大喜利が大好きだし、得意としています。私は「おじ趣味担当」で、ゴルフやラーメンなど「おじさんっぽい趣味」が好きなだけなんです。よく一人でラーメンの食べ歩きをしては、ラーメン専門に作ったブログに、いつも2000文字くらいにまとめてレポート投稿をしています。あとTik Tokにもラーメンを食べている動画をアップしているので、ぜひそちらも見てください。私のラーメン好きが高じて、オススメのラーメンを語るのみならず、悩み相談に対して「この問題はこのラーメンのように……」と応えているくらい、ラーメンを通して人生を語れます。(笑) 大喜利などのバラエティー面に関しては、私はまだまだ努力中ですけど「これから私は面白くなっていくんだろうなぁ」と、自分で今後の成長を楽しみにしています。それにバラエティーのお仕事って重要だと思っていて、一人の発言がイマイチでも、それをみんなで補っていけばいい。そういうチームワークもラフ×ラフはしっかり取れていますし、そこがラフ×ラフの魅力だと私は捉えています。

佐々木 私は「癒し担当」なんですが、自分ではそういう自覚がなかったんです。SNSでよく大好きなグミのことを投稿しているから、私自身では「グミ担当」だと思っています。実は大好きなグミのことを頻繁にツイートしていたら、なんと日本グミ協会の方の目に止まり、名誉会員に選んでいただけたんです。なので、これからも好きなグミのことをいろいろとアップし続けていきたいと思ってます。ラフ×ラフの魅力は、まだ始まったばかりのグループだからこそ、グループとしてもそうだし、メンバーそれぞれの魅力も発展途上なところです。今、いろんな挑戦をしながら、個々の持ち味を魅力として伸ばしているところだし、いろんな挑戦を通してそれぞれの新しい魅力も発見しています。一緒にラフ×ラフのことを追いかけながら、メンバーそれぞれ成長していく姿も楽しんで欲しいし、みなさんもメンバーそれぞれの好きな分野に興味を持ったり、好きになってもらえたら嬉しいです。

藤崎 「バラエティー担当」の藤崎未来です。私もバラエティー担当になった覚えはないどころか、メンタル面が弱い方だから、今はバラエティー担当に相応しくなれるように、毎回の課題に対して一生懸命に頑張っているところです。私は大のアニメやゲーム好きで、自分でアニメのレポートを書いてSHOWROOMなどでその魅力を伝えるなど、自分の好きなものをいろいろと発信しています。ラフ×ラフはダンスが得意なメンバーもいれば、アイドル活動を始めたことで初めてダンスを覚え始めたメンバーもいるから、得意なメンバーが苦手なメンバーに教えながら一
緒に成長し続けています。そうやってみんなで得意と不得意を補い合いながら活動していけるという、その絶妙なバランス感こそラフ×ラフの魅力だと思います。

 最後に私ですね。グループの中では最年少で、「切り込み担当」の林未梨です。中学生のころから剣道をやってきたせいか、あまり怖いものがないので、グループ内ではいつも率先して切り込んでいく役割を担っています。さっきメンタルが弱いという話も出ていましたが、そういうメンバーが多い中、私はメンタルが強い方です。

日比野 とにかく度胸があるからね。あの佐久間さんにもガツガツと突っ込んでいけて。初めてお会いする方にでもどんどんと声をかけていくんですよ。しかも、あまりテレビを観ないというのもあって、芸能活動をしていく中で、「あの人は何々で有名な方」と言われても全然ピンとこないんですよね。(笑) 逆に知らないからこそ気にせずガツガツいけるところも、切り込み担当らしさだなと思います。

 私は緊張するということがほとんどないから、どんな場合でも、相手がどんな人でもガツガツといっちゃう性格なんです。ただ、小学生の頃から乃木坂46さんが大好きで、一度乃木坂のメンバーの方にお会いした時は、もうガチガチで何もしゃべれませんでした……。本当に好きな人を目の前にするとしゃべれなくなるみたいです。(笑) グループの魅力は、佐久間さんがプロデュースをしてくださっていることで、私たちのやっているYouTubeの番組にも、各局の有名なプロデューサーの方たちがゲストで出演してくださるんです。それで、いろんなお仕事の裏側のお話を聞けるのが楽しいです。そういう方々からの会話や挑戦企画を通して、メンバーそれぞれの持ち味や魅力を発見できるので、それをラフ×ラフの魅力にしています。実際、(夏目)涼風ちゃんは、バラエティー企画を通して「おバカキャラ」という面を発掘され、テレビ出演まで成し遂げました。そういうチャンスを掴んでいけるところも、佐久間さんがプロデューサーだからこそ出来ることだし、そこもラフ×ラフの魅力に繋げていける面だと思います。

■みなさんの中でも、佐久間プロデューサーの存在は大きいんですね。

 とても大きいです。

永松 佐久間さんを通してラフ×ラフのことを知って、好きになってくださった方々も多いから、本当に大きな存在だと感じています。

日比野 有名なプロデューサーさんなのに、メンバーとの距離感はすごく近い人なんですよ。

■でもさすがにライブ中に佐久間プロデューサーが乱入してくることはないですよね……?

日比野 あります。(笑) ファンの方たちの中には、佐久間さんの団扇を作って持ってくる方もいるし、企画の一環として佐久間さんが舞台の上に上がると、私たちの時よりも大きい歓声が聞こえてきますから。(笑) でも、佐久間さんは「主役は君たちだから」といつも気を配ってくださるんです。その優しさも佐久間さんの魅力だと私たちは受け止めています。

高梨 早く私たちが佐久間さんを超えるくらい人気を掴まないとね。なかなかハードルが高そうだけど。

日比野 早く私たちが有名になって、佐久間さんを日本武道館に連れていきたいんです。それが今のラフ×ラフの夢であり、目標です。

■ラフ×ラフって、気になるポイントが多いグループですよね。良ければ「ラフ×ラフのここを見て欲しい」というポイントを、それぞれみなさんに教えてもらってもいいですか?

吉村 ラフ×ラフは毎週のようにYouTubeに番組をアップしています。そこではバラエティー的な挑戦をいろいろとやっています。その番組を定期的に見ていただけると、私たちの成長ぶりが見えてきます。ラフ×ラフは成長過程のアイドルグループだからこそ、その成長ぶりを見続けてもらいながら、一緒に盛り上がっていけるのがラフ×ラフのいいところだと感じます。

永松 YouTubeの配信でやっているバラエティー企画も見どころですけど、ちょくちょくドキュメンタリー番組も配信しています。その内容はドキュメンタリー映画のように濃い内容で、そこでは私たちの楽しんでいる姿ばかりではなく、涙ありじゃないですけど、表立ってはなかなか見せない、いろんな面を映し出しています。それこそオーディションの時からずっと追いかけていてくれて、定期的にギキュメンタリー作品としてアップしているから、これまでに私たちがどんなことをやってきたのか、活動の裏側では私たちはどんな日々を過ごしてきたのかなど、その時のメンバーみんなの気持ちもその映像からは見えてきます。私も見返すたびに初心に戻れるし、これまでのラフ×ラフの活動はこのドキュメンタリー映像を見ていただければよくわかると思います。

高梨 私がラフ×ラフの中で見て欲しいのは、良い意味でメンバーみんなのギャップのある姿です。YouTube配信の中でも、バラエティー企画で見せている明るい姿や、それぞれがSHOWROOM配信を通して見せるニコニコしながらおしゃべりをする姿はもちろん、ドキュメンタリー映像からは、表には出さないメンバーたちの表情や気持ちが見えてきますし、ライブしている姿からは、私たちのカッコいい姿や可愛い姿も見えてきます。そういう「楽しい」面と「真剣」な面を見られる場を作っているから、そこから見える二面性も魅力として感じて欲しいなと思います。

夏目 ラフ×ラフの魅力は、「ラフり隊」と呼んでいるファンの人たちとの距離が近いことです。ライブでの特典会やSHOWROOMでの配信など、応援してくださるみなさんとメンバーそれぞれが、一緒に「好き」を共有していけるところで、ラフ×ラフが持つ身近なアイドルらしさを感じてもらえたらなと思います。変な壁がなく、お互いを近い距離で感じられるので、その温かい関係をこれからも魅力にしていきたいし、見て欲しいところです。

日比野 ラフ×ラフとして活動していく中で、SNSでエゴサをしていると、佐久間さんがきっかけでラフ×ラフのことを知ってくださったという書き込みも多く見かけます。今は佐久間さんのプロデュースがあるからこそ充実した活動が出来ていますけど、まずは私たちの存在が先に見えてくるグループにしていくことを目標に活動をしています。そしていつか、私たちが佐久間さんを連れていく形で日本武道館の舞台に立ち、佐久間さんが『100億点』のMVで見せたダンスを、あの日本武道館のステージの上で踊ってもらうという夢を持っています。そういう物語を、YouTubeやライブを通して私たちは見せたいんです。ラフ×ラフに触れることで、その物語をぜひみなさんにも感じてもらいたいと思っています。

佐々木 私たちはライブのみならず、YouTubeやテレビ番組への出演など、いろんな形でアイドル活動を行っています。それもあって、YouTubeやテレビ番組を通してラフ×ラフのことを知り、そこからラフ×ラフやアイドルのことを好きになった人たちもいます。そうやって、いろんな人たちに知っていただける窓口を幅広く持っているところがラフ×ラフなんです。ラフ×ラフを好きになってもらうこともそうですけど、私たちをきっかけにアイドル自体を好きになってもらえたら嬉しいです。そういう窓口の広さこそ見て欲しいといいますか、注目してもらいたいところです。

藤崎 ラフ×ラフはまだ何色にも染まっていないグループだと私は思っています。ライブを行うのはもちろん、みんなも言っているように、バラエティー企画にも挑戦するし、いろんな表現の間口を持っています。楽曲面でも、配信中の『100億点』『ワタシイロ光る』『laughing!』のように、いろんな方向にアプローチをしています。だから、ジャンルにとらわれず、いろんな音楽が好きな方たちに刺されば、出会いの機会も多く作れそうだと思います。何より一人一人の個性が異なるから、メンバーを好きになる間口も広いんです。それだけたくさんの人たちに刺さる可能性を持っているところに注目して欲しいです。

 ここに集まったメンバーみんな、いろんなドラマを持ってアイドルになっています。そういう過程のお話なども、YouTubeで配信しているドキュメンタリー番組で見ることができます。一人一人のアイドル活動を目指したバックグラウンドを知った上で私たちに接していただけたら、より深くグループやメンバーそれぞれの魅力にハマっていけると思うし、そこが今のラフ×ラフの見て欲しいポイントです。