≒JOY VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

“体育館ディスコ”は、聴くだけでも、観るだけでも、どちらでも楽しくて元気が出る楽曲。

指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ=LOVE(イコールラブ)、≠ME(ノットイコールミー)に続く、第3のグループ≒JOY(ニアリーイコールジョイ/通称 ニアジョイ)が、6月12日に1stシングル『体育館ディスコ』をリリース。表題曲の“体育館ディスコ”は、江角怜音がセンターを務め、一緒に踊ればみんな幸せになること間違いなしのアップテンポな青春ソングに仕上がっている。
今回は初のシングルとなる『体育館ディスコ』の制作についてや、学校を舞台としてメンバーが学生生活の日常の枠を超えて特別な1日を作り出すストーリーのMVについて、天野香乃愛、髙橋舞、藤沢莉子の3人に詳しく話を訊いた。

■VANITYMIXとしては、前作のデビュー・ミニアルバム『きっと、絶対、絶対』以来の取材になりますが、その時の取材メンバーは今回いらっしゃらないですが、天野さん、髙橋さんは6th Song『大空、ビュンと』の時以来、藤沢さんはお久しぶりの4th Song『スイートシックスティーン』の時以来となります。まずは最近ハマっていることや、注目しているものを教えてください。

天野 私は最近カラーコンタクトが好きで、暇さえあればWEBサイトでずっと調べています。

髙橋 私はアニメを一気見することに最近はハマっています。

藤沢 私は最近カクテキが好きなのと、靴を買うことが好きでよく探しに行っています。

■前作のデビュー・ミニアルバム『きっと、絶対、絶対』でメジャーデビューをしてから約5ヶ月経ちましたが、周りの環境だったりとか、自分の意識的なこととか、デビューしてから何か変わったことはありますか?

天野 デビュー・ミニアルバム『きっと、絶対、絶対』をリリースしてから、CDショップに私たち≒JOYの販売ブースを作って頂けて、今までになかったことなので、メンバーでCDショップに行った時にも、「メジャーデビューしたんだな」と、とても実感しました。1stシングル『体育館ディスコ』も、たくさんの方に手に取ってもらいたいと思いました。

髙橋 私はメジャーデビューしてから、メディアなどいろいろなところで私たちの情報が流れているのを見た時に嬉しくなります。街頭ビジョンを見た友達からも「街中で見たよ!」と言ってもらう機会が増えました。自分としてもありがたいですし、地元の友達にも自分の活動を喜んでもらえて嬉しかったです。デビューしてからは背筋が伸びる思いとともに「メンバー全員でこれからも頑張ろう」という気持ちが大きくなりました。

藤沢 この間友達と一緒にカラオケに行った時に、店内で“無謀人”が流れていて、ビジョンにもMVが映っていました。友達から「莉子が映っているよ!」と言われましたが、実感がまだなくて、なんだか不思議な気持ちになりました。デビューするとこんなこともあるんだと思ってとても嬉しいです。家族も街中で≒JOYの写真を見つけるたびに連絡してきてくれることや、街頭ビジョンのランキングでデビュー・ミニアルバム『きっと、絶対、絶対』が1位になった情報を見た時はとても嬉しかったです。ランキングなどを見ると、今後も頑張らないと、という気持ちにもなります。

■メジャーデビューしてから東京国際フォーラムでの≒JOY 2周年コンサート「≒JOY 2nd ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」や、ライブイベントへの出演もあり、ライブもかなり積極的にやられていますが、メジャーデビュー後にやったライブやイベントで何か印象的だったことはありますか?

髙橋 私は5月1日に出演させていただいた「≒JOY × OCHA NORMA」が印象に残っています。OCHA NORMAさんとのツーマンイベントだったのですが、ツーマンイベントってこんなに燃えるものなんだなと思いました。私たちのパフォーマンスでお客さんをどれだけ盛り上げられるかがとても大切ですし、やっぱり楽しんで帰ってもらいたいので、バトルではないですが「絶対に負けないぞ!」という気持ちで臨みました。今回はカバー曲の披露もあったのですが、プレッシャーを感じながらもご本人へのリスペクトも込めて頑張ろうと、とても気合が入りました。また会場が野外で、しかも大雨だったんです!でも「雨もニアジョイの演出みたいでカッコよかった!一番燃えた!」と、ファンの方に言ってもらえました。その時のセットリストはとてもハードだったのですが、終わった後の開放感がすごく「これまでのアイドル人生で今が最高」と思えたとてもいいライブでした。

藤沢 私はデビュー後に行った≒JOY 2周年コンサート「≒JOY 2nd ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」が印象に残っています。デビューまでにテレビ番組やリリースイベントなどで、たくさん“無謀人”を披露する機会があったのですが、パフォーマンスの回数を重ねるごとにレベルアップしている“無謀人”を、東京国際フォーラムの大きな会場で披露したということもあり、私としてはその日にパフォーマンスした“無謀人”がとても好きで、いただいた映像で何回も見返しましたし、何度見ても心が燃えます。メンバーの「やるぞ!」という気持ちが集まったパフォーマンスが最高にカッコよかったと思いますし、当日観に来ていた家族からも「みんなの顔つきが前とは変わった」と言ってもらえて、とても自信がつきました。

天野 私も「≒JOY × OCHA NORMA」と2周年コンサートが印象に残っているのですが、舞も言った通り、「≒JOY × OCHA NORMA」は最近で一番楽しかったライブでした。2周年コンサートは、舞台の転換など、今までやったことのない演出がたくさんあり、不安な気持ちもあったのですが、結果とてもいいライブになりました。今、莉子の話を聞いてびっくりしたのですが、私もお気に入りの映像を何回も見返していて。カバーさせて頂いた、ももいろクローバーZさんの“行くぜっ!怪盗少女”と≠MEさんの“薄明光線”がとてもお気に入りで、この2曲は客席で見たかったと思いました。2周年コンサートは本当に素敵な楽曲ばかりだったので、みなさんにも機会があったらぜひ見ていただきたいです。

■今作の1stシングルの表題曲は“体育館ディスコ”ですが、みなさんの世代だと、「ディスコ」と聞くとどんなものを想像しますか?

髙橋 バブル?バブリー?

藤沢 羽の扇子を振り回すとか?とてもギラギラしたイメージがあります。(笑)

天野 ミラーボールとか?あまり想像つかないのですが、莉子ちゃんが言っていた扇子を振り回しながら、「パーティー!」という感じですかね。(笑)

■そんなイメージなんですね。(笑) 今作の“体育館ディスコ”を初めて聴いた時の感想はいかがでしたか?

天野 聴いてみたらとても新しい曲調で一瞬フリーズしました。(笑) 仮音源を聴いた時と、レコーディングをしてメンバーの声が入った音源を聴いた時とではまったく違う曲に聴こえました。いつもそうなのですが、曲自体が良くて、そこにメンバーの声が乗るともっと良さが出て、「ニアジョイの楽曲になったな」という感じがします。1stシングルでディスコ調の曲というのは新たな挑戦でしたが、“体育館ディスコ”で良かったなと、あらためて思いました。

髙橋 私は先に歌詞だけ見たのですが、「体育館がDISCO」「うちらなら 世界中がDISCO」という歌詞の世界観に少し驚きました。(笑) 私たちは年齢が近いメンバーが揃ったグループなので、学生らしさが全面に出ている曲だなというのが第一印象でした。これからたくさんの人たちに知ってもらうための1stシングルと考えたら、何か印象に残るインパクトがないといけないと思うので、とても耳に残りやすいですし、歌詞も「なんだろう?」と気になるような曲だと思うので、すごい曲だと思いました。それに間奏が長かったので、「これは踊る曲だな…きっとダンスが難しい曲だぞ」と思いました。(笑) 

藤沢 私は元々ダンスを習っていたので、アップテンポな曲を聴くと自然と体でリズムをとってしまうクセがあるのですが、“体育館ディスコ”を初めて聴いた時にリズムをかなり感じ、自然と体が動いていました。パフォーマンスをしていて思うのですが、歌っても踊っても楽しい曲です。歌詞に英語が多いというのが第一印象だったのですが、それもテンションが上がりましたし、リズムがどんどん頭に入ってきて、覚えやすかったので、きっとみなさんの耳にも残るんじゃないかなと思いました。

■“体育館ディスコ”の歌詞で気に入っているフレーズや、この歌の聴きどころ、ぜひ注目してもらいたいところを教えてください。

天野 全体的にとてもポジティブ思考の明るめな歌詞がいいなと思います。イントロの英語の歌詞は私のお気に入りで、みなさんにも口ずさんでいただきたいです。また、MVが公開されてからコメント欄に書き込みがあったのですが、「第一ボタン 放課後は開けちゃって 先輩には内緒だよ」という歌詞の、先生ではなく先輩というところに、実際に学校に通っている学生さんたちは共感するそうで、また新たな視点で、そこが一番印象深かったです。歌詞を書いてくださった指原さんは本当に偉大な人だなと感じました。

髙橋 私は2番の「君の人生! 主役は君! 全力 生きるだけ」という歌詞が好きなのですが、ストレートな歌詞がとても刺さり共感できます。ファンの方に聴いて頂きたいフレーズがあるのですが、歌詞にはない追っかけメロがあるんです。ぜひ見つけていただいてライブの時に一緒に歌ってもらえたらとても盛り上がると思うし嬉しいです。(笑)

藤沢 私はこの曲の歌詞が全部好きで選べないのですが、Dメロの「君から見える景色〜」から「〜Let’s groove」までがとても好きです。「ほうきをベースに変えて」も学校ならではの歌詞で、これは指原さんにしか書けない歌詞だと思うので本当に大好きです。青春を表していて、とてもニアジョイらしさを感じるのでぜひ注目して聴いて欲しいです。

■この曲の舞台となっているのは体育館ですが、なにか体育館での思い出やエピソードはありますか?

藤沢 私は生徒会の委員を務めていたので、集会で司会や発表などをして舞台上に立っていることが多かったです。MVでは舞台の下でメンバーと踊っていることが不思議な感じがしましたし、新鮮でした。

天野 歌詞にある「終業式 巻きで終われ!」というのが、実際に学校に通っている学生さんたちからしたら、とても共感できると思います。終業式が終わったら、みんなでどこに遊びに行こうかなというワクワクした感じも伝わるので、この歌詞がお気に入りです。

髙橋 私は学生時代チアリーディング部に所属していました。いつもは剣道場で練習をしていたのですが、剣道部が使う時は体育館の舞台の上で練習していました。舞台がとても高くて、落ちたらと思うととても怖かったですが、舞台の上に立つと体育館全体の景色が見えて、「みんな放課後に部活動を頑張ってるなー!」と、とても青春していました。(笑)

■それはいい眺めでしたね。(笑) 今回のレコーディングで苦労した点や大変だったことも教えてください。

藤沢 今回の曲はキーが高くなかったので、比較的歌いやすかったのですが、プリプロの段階ではキーが低い分、私の声だとテンションが低く聴こえてしまいました。本番のレコーディングの時は一生懸命手振りをつけながら、テンションを上げて歌うように心掛けました。また、この曲は最後の方にフェイクをするところがあり、今回私がレコーディングをした時はフェイクがまだ決まっていなくて、私が最初にやってみたフェイクでその後のフェイクも決まったんです。その場でいきなりフェイクをしなければいけなかったことが難しかったです。何十回も録って、かなり時間もかかって大変でした。

髙橋 この曲はリズムが少し難しくて、「僕が消してあげる〜」も今はサラッと歌えるのですが、レコーディングの時は、私も一生懸命手でリズムをとって歌いました。(笑) また私は声が小さいので、一緒に歌う人の声の大きさに合わせながら頑張って声を張って歌いました。

天野 私はキーが高い曲が苦手なので、この曲は歌いやすく歌詞も覚えやすかったのですが、「先輩には内緒だよ」のパートを「ニュアンスを変えて歌ってみて」と、初めてのレコーディングの日に言われ、歌い慣れていなかったので結構苦戦して時間がかかってしまいました。2サビ前のセリフ部分も「イントネーションを変えて歌ってみてほしい」と言っていただき「どうしても〜」のところが難しくてなかなか上手くいかなかったです。今回は1音1音気にしながら録音して練習しました。