≒JOY VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

3rdシングル『ブルーハワイレモン』は、とても≒JOYらしさ溢れるかわいい夏曲。

指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ=LOVE(イコールラブ)、≠ME(ノットイコールミー)に続く、第3のグループ≒JOY(ニアリーイコールジョイ/通称 ニアジョイ)が、6月11日に3rdシングル『ブルーハワイレモン』をリリース。表題曲は、好きなあの子にまどわされながらも毎日がときめく、不思議で甘酸っぱい恋心をかき氷にたとえた、夏にぴったりな爽やかなラブソングとなっている。
今回は天野香乃愛、市原愛弓、大西葵、髙橋舞、藤沢莉子、村山結香の6人に、新曲の制作についてや、MV撮影の裏話、8月からスタートする≒JOY 全国ツアー2025に向けての意気込みなど、いろいろと語ってもらった。

■前作シングル『“初恋シンデレラ』”以来の取材になりますが、まずはみなさんがこの夏やりたいことを教えてください。

天野 私がこの夏やりたいことは花火大会に行くことです。今まであまり行ったことがなかったので、この夏はいろいろと調べて行ってみたいです。

市原 この夏やってみたいことはシーウォークです。海の中を専用のヘルメットを被って散策して、魚と戯れたいです。まだやったことがないので、ぜひやってみたいです。

大西 この夏こうしたいという目標は、体調を崩さず、毎日を健康に過ごしたいです。

村山 実は昨年調べて気になっていたのですが、埼玉県に流しそうめんが食べられる場所があり、今年はそこに行ってみたいなと思っています。

藤沢 今年の夏は沖縄かハワイのどちらかに行きたいです!夏のイメージが強い場所に行ってみたいです。

■ニューシングルが『ブルーハワイレモン』ですから、せっかくならハワイがいいんじゃないですか?(笑)

藤沢 確かにそうですね。ハワイにします!(笑)

髙橋 私はグランピングをやってみたくて、BBQをすることや、海にも入りたいので、この夏は海の近くでグランピングがやりたいです。

■先日、GWに『OCEAN MARKET FES「≒JOY野外ワンマンライブ」(横須賀市三笠公園 特設野外ステージ)』が行われましたが、そちらでのライブはいかがでしたか?

天野 野外でのライブはそんなに頻繁にできるわけではないので、みんなもすごく楽しみにしていたのですが、海がすごく近くて素敵なロケーションでライブができたので、すごく楽しかったです。お客さんもすごく楽しんでいただけていたので、良かったなと思いました。

市原 その日は昼と夜で1部、2部の公演をやらせていただいたのですが、1部と2部とで衣装も変えて、ファンの方たちもすごく盛り上がってくださったので嬉しかったです。それに昼と夜とでは雰囲気も全然違っていて、会場である公園の後ろの方が丘になっていたんですけど、特に夜はみなさんがペンライトを振ってくれているのがすごく綺麗でした。

大西 その丘には名称があって、「高まりの丘」と言うのですが、その名の通りにみなさんのテンションがすごく高まっていて、“Overture”の時からすごい熱気で、いつもよりお客さんの声が大きく聞こえてすごかったです。それに応えようと、私たちのテンションもどんどん高まっていけたので、すごく熱いライブでしたし、楽しい思い出になりました。

村山 すごくファンのみなさんの熱気も伝わりましたし、イベントの外にはキッチンカーも出ていたので、ファンの方たちが「1部と2部の間にいろいろとキッチンカーで売られていたものを食べたよ!」という声もあったので、まさに夏が始まるなという感じがしましたし、そんな素敵なゴールデンウィークをみなさんと過ごせてすごく楽しかったし、嬉しかったです。

藤沢 1部と2部に着させていただいた衣装が、どちらも以前の夏のライブで着させていただいた衣装だったので、すごく懐かしい気持ちにもなりましたし、夏を感じられました。さっき言ってくれたように、本当にみなさんの声がすごく大きくて、外だからなのか、いつも以上に盛り上がってくれていたように思いましたし、すごく楽しかったです。それに2部は、とくに夏の始まりの香りのようなものも感じられて、それが海風に乗って広がっていったので、これから夏が楽しみだなという気持ちになりました。

髙橋 野外ライブということもあって、みなさんもいつも以上にボルテージが上がっていて、熱量のぶつけ合いで、私たちもパフォーマンスに熱が入りますし、ファンの方たちもペンライトを振ってすごく熱く盛り上げてくれたので、すごくいいライブができました。ファンの方たちも「すごくいいライブだった!」と言ってくれている方が多かったので、すごく思い出に残るいいライブになりました。

■それでは今作の3rdシングル『ブルーハワイレモン』についてもお話を聞ければと思いますが、その前にみなさんのかき氷にまつわる思い出と、みなさんがお気に入りのかき氷の味を教えてください。

天野 かき氷の思い出といえば、昔行った地元の夏祭りのかき氷屋さんです。近所の顔見知りのご家族がされているお店だったので、毎年たくさん食べていました。私が一番好きな味はやっぱりブルーハワイ味です!

市原 私はかき氷をあまり食べなくて、思い出が少ないんですよね……。(笑) ブルーハワイ味のかき氷も今まで食べたことがなかったんです。今回のMV撮影の時に初めて食べて、すごく美味しいなと思いました。なので、今年の夏はいろいろな味を開拓してみたいと思います。でもやっぱり今のところ一番好きなのはいちご味のかき氷ですね。

大西 私は去年、初めてかき氷専門店でおしゃれなかき氷を食べたんです。かき氷なのにケーキみたいで、生クリームも乗っていてとても美味しくてびっくりしました!値段もそれなりにしたのですが、ハマっちゃいそうだなと思いました。でも私は寒がりで、涼しくなってきたら行けなくなってしまうので、今年も暑いうちに食べに行きたいなと思います。好きな味は、乳酸菌飲料のかき氷が好きです。

村山 私は地元が福岡県なのですが、老舗のかき氷屋さんがあって、物心つく前から家族が連れて行ってくれて、そこのかき氷が大好きです。氷自体は割りと粗めでガリガリしているのですが、かき氷と言えば私はそこのかき氷を思い出します。すごく地元でも愛されていて、夏になるとお店の前を通る度に家族でよく食べに行ったのが思い出です。今は上京してなかなか食べる機会がなくなってしまったので、夏になると恋しいです。そこのお店にはたくさんの味の種類があったのですが、私が一番お気に入りなのは抹茶味です。

藤沢 小さい頃はよく夏になると家のベランダにテーブルを出して、家族でご飯を食べたのですが、いつも最後のシメにかき氷機で氷を削ってかき氷を食べていた思い出があります。でも最近はあまりかき氷を食べる機会がなくて、私もMV撮影で久しぶりにかき氷を食べましたし、ブルーハワイ味は初めて食べました。昔よく食べていた味はいちご味だったので、いちご味が一番好きです。

髙橋 小学生の時に受験勉強で行き詰まって落ち込んでいると、お母さんが息抜きでかき氷を作ってくれていたのがすごく印象に残っています。そうやって暑さとかプレッシャーに負けそうな時は、休憩するためにかき氷を出してくれたのが思い出ですね。私が好きなのは、いちご練乳味とブルーハワイ味です。

■ちなみに今回の歌詞にも出てきましたが、ブルーハワイって何味だと思いますか?

髙橋 何味かと言われるとよくわからないですよね……。

市原 ソーダのような味ですか?

藤沢 そもそも「ブルーハワイ」って何だろう……?(笑)

■そうなりますよね。(笑) 僕も今まで気にしたこともなかったんですけど、今回気になったので調べてみました。一般的にはサイダーやラムネのようなさっぱりとした爽やかな味で、名前の由来はハワイの海をイメージした青色のカクテル「ブルーハワイ」で、オレンジ風味のブルーキュラソーをレモンジュースとパイナップルジュースで割ったお酒だそうです。

全員 へぇーーーー!

藤沢 確かにラムネのような味がしますね。初めて知りました。

■そうらしいですよ。では、今作の『ブルーハワイレモン』を初めて聴いた時の感想をそれぞれ教えてください。

天野 私たちにとって「いかにも夏っぽい曲」という楽曲がめずらしかったので、そろそろ夏が来るんだなと思って、楽しみになりました。ライブでやってもすごく盛り上がりそうな曲ですし、イントロでは爽やかですが、サビにいくまでは割りと低めな音程で、だんだんと盛り上がっていく感じがすごく素敵だなと思いました。

市原 「シングルも3枚目となるとどんな曲が来るんだろう?」と思っていたのですが、初めてこの曲を聴いた時に、「すごく爽やかで可愛い曲だな」と思いました。

大西 私も「もうすぐ夏か!」と思いました。夏は特にライブをする機会が多いので、すごく嬉しかったです。「今年の夏はこの曲でライブを盛り上げるぞー!」と思いました。

村山 初めて聴いた時に、繰り返される歌詞が特徴的だなと思いました。サブリミナル効果みたいに頭にも残るし、気がついたら口ずさんでいるような、そんな曲だなと思いました。歌詞の中にも夏をイメージさせるフレーズがたくさんあるので、爽やかな気持ちにもなるし、この夏はこの曲と過ごせるのが楽しみだなと感じました。

藤沢 最初に聴いた時は、歌詞を見ずに曲だけを聴いていたのですが、それだけで「MVはこんなところでこうやって撮るのかな?」と想像できるような気がしました。「天気が良くて、緑があって、海の近くで、爽やかなイメージ」を勝手に想像していたのですが、実際のMVもまさにそういう雰囲気のMVになっていてびっくりしました。曲を聴いただけで想像ができるのはすごいなと思いましたし、みなさんにも楽しんでもらえるんじゃないかなと思うので、みなさんの前で歌うのが今から楽しみです。

髙橋 私は3rdシングルの作曲が杉山勝彦さんと尾上榛さんだと聞いて、私は杉山さんのバラード曲の切ないメロディラインがすごく好きだったので、「どんな曲が来るんだろう?」とワクワクしていたのですが、アップテンポな夏曲だったので驚きました。イントロからすごく好きな曲調だったので、この曲が歌えるのがすごく嬉しかったですし、歌詞もすごくかわいくて、耳に残りやすいなと思いました。聴いていても涼しげで、すごく素敵な曲だなと思います。

■今回も作詞はもちろん指原莉乃さんですが、『ブルーハワイレモン』の歌詞で気に入っているフレーズや、共感できるフレーズを教えてください。

天野 私は2サビの「もう やばい やばい やばいって」のところが、振りともすごく合っていて、リズムも良くて、気づいたら口ずさんでしまうような感じですごく好きです。あとはDメロも他とは違う感じのフレーズですし、ラスサビに近づいていく感じがお気に入りです。

市原 私は1サビ前の「君は 『悪いことをしよう』って 一体絶対なんだって!!」のパートから、「バイトサボりは 僕のせいだよ」の歌詞が繋がっているのかな?と気になっていて、ストーリー性があってすごく素敵な歌詞だなと思いました。

大西 今回の歌詞は、全体的に男の子が振り回されている印象です。「イニシアチブはもう 君が握ってそうだ」のパートなど、男の子の感情がグラグラ揺さぶられている感じが印象的でした。あとは、最初の「独り占めかな?」や、サビの「どこに向かうの?」、落ちサビの「伝えたいけど…」のパートなど、一歩踏み出せない感じの男の子の描写がすごく初々しくてかわいいなと思いました。

村山 私は「氷は溶けて行って 恋に染み渡る」という歌詞がすごく好きで、かき氷と恋心の比喩がすごいなと思いました。「氷が溶けていくように、感じている恋心が胸に染み渡ってジーンときたんだな」ということが、この1行からすごく伝わってきてキュンキュンしました。それがラスサビでは、「僕に染み渡る」に歌詞が変わっていて、Dメロのところで「キスしよう!」と勇気を振り絞った辺りから、気持ちの変化があったんだろうなということがわかるので、素敵な歌詞だなと思いました。恋心をかき氷に例えて、こんなに想像を膨らませる歌詞の深さに、指原さんの書かれる歌詞がやっぱり好きだなと感じました。

藤沢 私は歌詞をいただいた時から歌いたいと思っていたパートがあって、「教えてくれた香水 鮮明すぎる匂い」の部分なのですが、実際に「鮮明すぎる匂い」は私のパートになったので嬉しいです。香水が好きということもあるのですが、ここの歌詞はすごくジーンと来るんです。

髙橋 「気付けばシフトだって 一緒だと嬉しくて 店長、僕まだまだ行けます!」の歌詞が私は好きです。バイトはすごく大変じゃないですか。でも好きな子に会えるからと、バイトのシフトをたくさん入れちゃうという、夢中過ぎる男の子の心情が描かれている様子が素敵だなと思いますし、好きが止まらなくて無茶してでも会いたいんだろうなという、ピュアな初恋がすごく可愛いと思ったので、ここのフレーズがお気に入りです。

■ちなみにこの曲の歌詞の最後はまだ曖昧な関係で終わっているんですけど、この続きはどんなストーリーになると思いますか?男の子は告白するんでしょうか……?

天野 振り回すことが多い女の子だと思うので、男の子はたくさん振り回されるのですが、結局はどっちつかずで遊ばれている感じがずっと続いていき、それを楽しんでいる感じかなと私は思います。(笑)

市原 私の想像ですが、この後、男の子が頑張って勇気を振り絞って告白して、オッケーをもらうのですが、付き合ったら、今度は男の子の方が女の子を頑張って振り回すという展開がいいなと思っています。(笑) 

大西 この直後は付き合わないのですが、最後の歌詞に「きっと一生 忘れないから」とあり、素敵な夏の経験はきっと忘れられないと思うので、大人になってからこの二人がどうなっているかはわからないですが、二人ともこの夏を一緒に過ごした時間はキラキラした思い出として、きっと忘れないでいるんじゃないかなと思います。

村山 私も「きっと一生 忘れないから」と言っているので、結果として付き合えるかはわからないですが、夏の時期になって、友達とかき氷を食べる時などに彼女の事を思い出して、ずっと頭の片隅に記憶があるでしょうし、このまま付き合えなかったとしても、少しレモンの甘酸っぱさを噛み締めてかき氷を食べるという、まっすぐな男の子を想像します。(笑)

藤沢 私もこの後は付き合えなかったという想定で、その男の子が学生時代の青春の写真などを見て、それを思い出してこの歌詞を書いているという姿が浮かびました。結局思わせぶりでフラれてしまい、ずっと忘れられなくて、未練があり、その頃の写真を見ながらこの歌詞を書いたイメージです。(笑) みんなの想像の話を聞きながら、ずっと考えていてニヤけてしまいました。(笑)

髙橋 私も妄想なのですが、ここで結ばれたら少し面白みはないので、ライバルが出てきて欲しいです。ライバルは逆に積極的な男の子で、主人公の男の子はあたふたしてしまうのですが、最後は女の子から選ばれて、結ばれてハッピーエンドがいいです。結ばれて欲しいですが、結ばれる前にひと悶着あってほしいです。(笑)

天野 少女漫画みたい!(笑)

■みなさんいろいろと考えてくださってありがとうございます。(笑) 今回のレコーディングで苦労した点や、逆に自分なりに工夫して上手く出来た点をそれぞれ教えてください。

天野 今回の曲はキャッチーなのですが、歌ってみると音程が難しくて、特に1Aとか1Bは音程がなかなか取れずに、すごく苦戦しました。曲を何回も細かく聴いて、音の違いに気をつけて歌いました。

市原 この曲は音程が高くてリズムも早いので、途中で噛んでしまい苦戦しました。特にサビ終わりの「ブルーハワイかき氷 ちょっとレモン」のパートがすごく高くて、何回も録り直した記憶があります。

大西 私もテンポが早くて噛んでしまったりしました。私のパートでいうと、Dメロの最後を歌わせていただいているのですが、音で聴くと結構長くてそこが大変でした。今までのパートはワンフレーズなどが多くて、長いフレーズを歌わせてもらうことはあまりなかったのですが、Dメロの盛り上がっているところから、落ちサビの静かになるところまでの繋ぎの部分なので、どう歌ったらいいのかを考えて、いろいろなパターンを録りました。

村山 私も今回はテンポが早くて音程も複雑だったので苦戦しました。自分のパートでいうと「昨日までのメイクとは どこか違うんだけど 知らんぷり1人ドギマギ」のところなのですが、「初めはどこか違うという気づきがあったけど、心の中で考えてドギマギしているという気持ちの変化を、歌に乗せるにはどうしたらいいんだろう?」と、録音してみては「もう少し明るい方がいいのかな……?」など思い、録り直して、「ワクワクした感じも入れてみようかな?」と思い、今度はそう歌ってみるなど、いろいろなパターンを模索して最終的に今の形になりました。

藤沢 私は2サビの「だ〜め」の後の「もう やばい やばい やばいって」のところが、個人的にすごく好きなパートなのですが、「だ〜め」なんて言われたら、可愛くて心が打ち抜かれますし、惑わされることがわかるじゃないですか。実際に私がレコーディングをする前に杏佳(山田)がレコーディングで何回も「だ〜め」を録っていて、それをずっと聴いていたので、撃ち抜かれた気分になって、目を瞑って胸に手を当てながら揺れている感情を込めて歌いました。後で聴いてみたらすごくいい感じになっていたので、みんなで歌っているパートなので分かりづらいですが、ぜひ聴いてみてほしいです。

髙橋 私はDメロの「近付いてる唇に」のパートが、自分的に「ここは頑張らなければ」と思ったポイントです。今回はボイストレーニングの先生と3rdシングルの課題を決めていて、「Dメロのパートを歌う」ことを目標にしていたので、実際にDメロに私のパートがあって嬉しかったです。音程が低くなる難しいパートだったのですが、何回も繰り返し練習してレコーディングに臨みました。