Offshore VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■公開されたショートムービーの好きなシーンはどこですか?

Arata 僕は夜道でちょっと散歩しながら曲を聴いているシーンがあるんですけど、このシーンがすごくこの曲と合っていると思っていて。実際に夜に散歩している時に“青の約束”を聴いてみると、マッチした部分もあって、なんかすごくエモーショナルで、若者言葉で言うと「うわ!エモっ!」って思いました。(笑)

なる 僕は映像の合間、合間で白いキャンバスにだんだんと色が塗られていくシーンがあるのですが、これがまさに「出会って別れていく人間たちからの影響」というイメージが湧くシーンになっていて、お気に入りです。曲のメロディがだんだんと熱くなってくる時に男女が喧嘩をして、彼女が部屋を出て行っちゃって、っていうのがなんかグッと来ました。

■大島さんはいかがですか?

大島 ガラケーにインカメラが無いから、わざわざひっくり返して自撮りしているシーンがあって……。

Arata そこ?!(笑)

■あ~!そういえば当時は引っくり返したり、鏡を使ったりした自撮りが多かったですよね。(笑) みなさんはギリギリで「令和あるある」も、「平成あるある」も分かるぐらいの世代だと思うのですが、今回のショートムービーや、併せて公開された統計に関して「わかる!」と思ったことと「わからん!」と思ったことはなんですか?

なる ガラケーはもうわかんないです。フリック入力しかできない。(笑)

KAI 好きな人をSNSで探したことは無いですね。ネットで人と知り合ったことはあるけど、恋人はなんだか抵抗があります。

なる 僕は抵抗無いな……。

Arata 僕は携帯メールがなんだか懐かしいなって思いました。もちろん今でも仕事の連絡はメールでするんですけど、友達とのやりとりって今はメッセージアプリになっちゃうじゃないですか。でも、ムービーを見て「全部の連絡がメールだったよな……」と思って。返信が続いていくと件名が「Re: Re: Re: Re:……」って長く続いていったりして、それが懐かしかったです。

■わー懐かしい!ありましたよね、「Re: Re: Re: Re:……」っていっぱいついたメール。(笑)

なる 世代がギリギリすぎる。俺それ知らん……。

Arata マジで?

なる そもそも携帯持つのが遅くて、最初からスマホだったので、ガラケーでのメールのやりとりとか知らないんです。友達ともメアドとか交換したことないし。

KAI 赤外線で連絡先交換とかもあったよね。携帯を持つことによって、初めて学校外で友達とコミュニケーションができるってことで、小学校の時に衝撃を受けて、めちゃくちゃ嬉しかったですね。

大島 あのムービーを見ていると、平成のシーンと令和のシーンで飲食店での支払金額が500円くらい増えているんですよね。その辺は現実的だなと思いました。(笑)

■気付かなかった。値上げと消費税がムービー内で反映されているってことですね。(笑) 食事の時の支払いについても「男性が多く払うor割り勘」で、世代間ギャップがあるそうですが、みなさんは多く払いますか?割り勘ですか?

KAI 僕は割り勘したことないですね。親からそう育てられました。「お会計が1,031円とかになった時でも、女の子に31円だけ払ってもらうようなことは絶対するな。1円でも払わせたら割り勘になるから、絶対に女の子には金を出させるな」っていう昭和の教えです。(笑)

なる え、僕はもう全然割り勘ですね。自分が端数ちょっと多めに払うとか、相手に「細かいのは出して」って時はあるんですけどね。

Arata なるくんはZ世代なので。(笑) こういう所で「自分たちってちょっと平成側なんだな……」って思います。

なる 何回も会う女友達とかだと、普通に「ごめん!ちょっと多めに出しといて、後でPayPayで返すわ」みたいなのもあります。

■みなさんはほぼ同い年なのに意外と違いが出ましたね……。“青の約束”は記憶に残る出会いと別れについて歌った楽曲ですが、みなさんが最も衝撃的だった出会いはなんですか?

Arata 僕は「ギター」ですかね。ちっちゃい頃から舞台に出たりして、音楽と関わる経験は多かったんですけど、中学校の軽音部でエレキギターを弾き始めた時、こんなに楽しい楽器があったのかとすごく衝撃的でした。ギターに興味を持つのはもちろん、音楽自体の見方も変わったというか、ちょっとポップになった感じがします。

KAI 僕は小学校の3、4年生ぐらいの時に、急に母親に「出かけるよ」と言われて、ポルノグラフィティさんのライブに連れて行かれたんです。こんなに広いところで、こんなにデカい音で、何人かの人たちの演奏を大勢の人たちが観に来ていて……っていうのを見て、なんかもうその時に「自分はコレをやる!」ってなって。それが一番衝撃的でしたね。

大島 自分はメチャメチャ衝撃的な経験は特に無いんですけど、こうやってOffshoreのメンバーに選ばれたことが衝撃でした。

■それは人生にとっても大きなことですよね。なるさんはいかがですか?

なる あの……くだらないことなんですけど、プラスチックのストローで、蛇腹になっていて、曲げられるヤツがあるじゃないですか。あれと僕は相性が悪くて、90度に曲げると咥えようとする時にいつも口から逃げちゃうんですよ。

■はいはい。たまに逃げちゃうこともありますよね。

なる それでアレとの出会いは幼少期、親にディズニーランドに連れて行ってもらった時でした。飲み物を持ってきてくれたお姉さんが、そこに刺さっていた曲がるストローを、なんと「S字」に曲げたんです。そうするとストローは口から逃げなくなって……。あれ以来ずっとストローはS字に曲げています。

■……ストローを曲げたから口から逃げるなら、初めから曲げないままで飲めば良いのでは?

なる ごもっとも!(笑) 別に伸ばさなくてもいいじゃんって思いますよね。なんですけど、S字に曲げちゃうんです。それぐらい衝撃的でした。もう15年ぐらいずっとS字に曲げています。

■そのうちスタッフさんにS字に曲げたストローを用意されるようになるかもしれませんね。(笑) 最後に、みなさんの次の目標と叶えたい夢を教えてください。

Arata 次の目標はどんどん新曲をリリースしていくことと、ライブをいっぱいやっていくことです。叶えたい夢は……やっぱり大きい会場でたくさんの人たちに聴いてもらうっていうのが夢ですね。

KAI アルバムやシングルを出すのが身近な目標で、おっきい目標は横浜スタジアムでいつかライブをやりたいです。「日本で1番どこでライブをやりたいか?」っていったら、横浜スタジアムでやりたいです。

なる 目標はやっぱり新しい曲を出すことですね。夢は自分のアクリルスタンドを作りたいです。

■アクスタですか?個人として作れるところもあるのでは?

なる 違うんですよ!「みんなに欲しいって言われたから」っていう理由で作りたいんです。(笑) 大勢の人たちに望まれて作りたい。(笑) 「グッズで出すとしたら何がいいですか?」って適当にポストして、「アクスタが欲しい!」って言われて、需要が生まれてから供給していきたいんです。「アクスタを求められるようなドラマーになりたい!」って書いておいてください。(笑) バンドとしての目標は「海外公演」です。大きい所で何万人も聴きに来てくださることが夢です。

■なるほど。アクスタは聞いてみると結構納得のいく理由でした。(笑) 大島さんはまだ加入したばかりではありますが、いかがですか?

大島 ……僕もアクスタ作って欲しい。(笑)

Arata メンバーの中で一番でかいやつね!(笑)

大島 そう。(笑) それとすごく小さい夢なんですけど、ドラムセットのなるくんと一緒に早くライブがしたいなと思っています。カホンのなるくんとはライブしたことあるのですが、ドラムセットではまだなので。

なる 可愛いこと言うやん!

■それでは次にお会いする時にはアクスタができていたらいいですね。(笑) ありがとうございました。

Interview & Text:安藤さやか

PROFILE
2019年夏、洗足学園音楽大学の同期で結成されたロックバンド『Offshore』。ボーカル Arata の儚くも力強い芯のあるエモーショナルな声を軸にした煌びやかなサウンドや、重厚感のあるグルーブが特徴。その年齢からは想像できない演奏テクニックでも注目を集めている。
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RELEASE
『青の約束』

デジタル配信リリース
https://linkco.re/y3RvZda5

“ホンモノ”をマネージメントする創造クリエイティブ集団“NRS”所属
NOW ON SALE

LIVE
Green Juice
25th Anniversary Live
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